「訪問査定と机上査定、どちらが良いの? 違いは何?」
不動産の査定方法についてお悩みですね。
確かに机上査定(簡易査定)は簡単で良いけど、査定がいいかげんになりそう。
逆に訪問査定(現場査定)はしっかり査定してくれそうだけど、不動産会社が家に来るから面倒。
どちらの査定方法を選ぶべきか、サクッと分かれば理想的ですね。
そんなあなたのために、訪問査定と机上査定の違いとどちらが良いかを解説します。
さらに、査定価格を高くする方法についてもまとめました。
査定方法を上手に使い分けることで、家の売却が成功する可能性は飛躍的に高くなるでしょう。
家を高値で売却することは、豊かで安定した暮らしにつながります。
あなたの家の売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
机上査定(簡易査定)とは
机上査定(きじょうさてい)は、不動産会社が家に来ないで、レインズや登記情報など分かる範囲で査定をする方法。
簡易査定とも呼びます。
査定結果は、郵送、メールや電話などで受け取る事ができます。
まず机上査定の特徴をまとめました。
机上査定のメリットと注意点
机上査定のメリット
- 手軽で簡単
→書類なども用意せずネットで数分で依頼でき、結果も数日以内に分かる。 - コロナの感染リスクが少ない
→家に第3者を入れることもないので安心。 - マンションでは、ある程度精度も高い
→同じマンションの取引事例が複数あれば、査定精度は高くなります。 - 将来売却するときの相談窓口ができる
→売却の相談できる窓口ができるので、何かと便利です。
机上査定の注意点
- 査定精度が低くなるケースもある
→一戸建てや土地には向かない。 - 不動産会社を選ぶには訪問査定が必要
→売却を依頼する不動産会社を選ぶなら訪問査定で話を聴き比べる必要がある。
こんな人が向いている
机上査定が向いているのはこんな人です。
机上査定が向いている人
買取と売却保証については、後ほど解説します。

家に来ないなんて、なんか適当に査定されそうだけど

そんなことないよ。
不動産会社は家に行かなくても、多くの情報を集めることができるからね。
家に来なくても、多くの情報から査定できる
不動産会社が机上査定をするとき、次の情報から査定をします。
机上査定で使われる査定情報
- 売主からの基本情報(築年数・間取り・面積等)
- (レインズより)過去の成約事例←これが大切
- (レインズより)今売り出し中の競合物件
- (Googleマップや住宅地図により)所在地と接道、日照など
- 路線価図と公示価格による評価額
- (オンラインの情報取得により)登記情報
- (自社の売却実績や営業情報から)相場の動き
国内唯一のデータベースで、過去の不動産取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営。
不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと

家に来なくても、いろんな情報が分かるんだね。
でもAI査定とかの方が良いんじゃないの?

Ai査定など匿名の査定ではレインズを使えないから、簡易査定の方が精度は高いよ。
ネットのAI査定や匿名査定よりは、簡易査定の方が精度は高い
匿名価格診断、いわゆる「マンションのAI査定」などは、所在地やマンション名を入れるだけで売却価格を査定できますが、査定精度は低くなります。
なぜなら匿名査定では、レインズの成約価格を利用できないから。
匿名査定では、仕方なくネット上の無料情報をベースに査定するため、査定精度が低くなってしまいます。
多少は売買を考えているなら、机上査定を依頼した方が、参考になる価格を知ることができるでしょう。
マンションは査定精度が高め
一般的に、マンションは机上査定でも査定精度が高め。
理由として、次の2点があります。
- 新築時の図面や価格表が「東京カンテイ」という民間の有料データベースで分かるため。
- 同じマンションの過去の取引事例があれば、価格の比較がしやすいため。
1979年以降のマンションであれば、東京カンテイにデータが登録されている可能性が高くなります。
ただしマンションでも精度が悪くなるケースも
マンションでも次のようなケースでは査定精度が悪くなります。
- 小規模マンションで売買事例がないケース
- 最近、目の前に新しいマンションが建った
- 近隣トラブルや嫌悪施設の存在
- 最近フルリフォームした
この様なマンションは、査定を依頼するときに説明するか、又は訪問査定を依頼した方が良いでしょう。
土地・一戸建ては精度が低い
土地・一戸建ては机上査定の査定精度が低い傾向にあります。
特に精度が悪くなるケースとして例えば次の2つ。
- 建物状態の差が大きい築10〜20年程度の物件
- (田舎で)Googleマップで外観が確認できない場合
戸建では築20年〜25年を過ぎると建物価値を新築時の1割程度に考えることが一般的。
しかし築10年〜20年の建物価値は、ハウスメーカーやメンテナンスの違いで大きく差が付きます。
また最近は一戸建ての近隣を調査するのに、不動産会社もGoogleマップを使うことが増えています。
もちろん近隣エリアだと直接外観を見に行くこともありますが、地方だと机上査定ではそこまでしない不動産会社もあります。
不動産会社によって、どこまでしっかり査定してくれるか差が出るでしょう。
不人気で売りにくい不動産も精度は悪くなる
不人気で売れない不動産は、査定価格が低くなります。
ひどい場合は不動産会社に査定を依頼しても、無視されることも。
なぜなら不動産会社にとって査定はあくまで営業活動だからです。
不動産会社にとって仕事にならない不動産、扱いたくない不動産では、相場より大幅に安い価格で適当に査定されることもあります。
こうした不人気で売りにくい不動産の査定を依頼する場合は、予想より大幅に安い見積もりでもあきらめずに、きちんと扱ってくれる不動産会社を探しましょう。
訪問査定(現場査定)とは
訪問査定とは、不動産会社が家に訪問して、家の状態をチェックした上で価格を査定する方法。
「現地査定」や「実査定」ともいいます。
不動産会社によっては、訪問前に机上査定を済ませて、訪問時にその査定価格を修正するだけのこともあります。
訪問査定のメリットと注意点
訪問査定のメリット
- 査定精度が高い
→実際に物件を見て査定するため、机上査定より精度が高い。 - 売却に役立つ情報が得られる
→リフォームやリペアの必要性など、必要な情報を聞くことができる。 - 信頼できる不動産会社を選ぶことができる
→話を聴き比べることで信頼できる不動産会社が選びやすい。
訪問査定の注意点
- 時間と手間がかかる
→家に来るので対応に手間がかかる - 不動産会社は媒介契約が目的
→その場で媒介契約を結ぶ流れに誘導されがちですが、即答は断りましょう - 査定を依頼する不動産会社は3〜6社程度にする
→比較のために最低3社、じっくり話を聴き比べるために多くても6社程度まで
こんな人が向いている
訪問査定が向いているのはこんな人です。
訪問査定が向いている人
- 具体的に売却を考えている人
- 買取でなく普通の仲介で売却を考えており、信頼できる不動産会社を探したい人
- まだ売却を決めていないが、相続や借地権など売却に影響する問題について不動産会社に意見を聴きたい人

不動産会社と話すのは、なんだか怖いなぁ。

最終的な決定権は、売主が持っているんだから、納得できないことは断れば大丈夫。
それよりも時間をかけて、不動産会社から貴重な情報を聞き出そう
時間をかけてなるべく多くの情報を聞き出す
訪問査定では、なるべく多くの質問をして、最新の相場環境や不動産に関する知識を吸収しましょう。
不動産会社は、次のような貴重な情報を持っています。
- ●最近の相場の動き
- 新型コロナの影響、購入希望者の傾向など実際に売買している担当者の情報が一番早くて信頼できます。売買実績が豊富な不動産会社ほど、情報は確かでしょう。
- ●想定される売却戦略
- 希望する売却期間で売るために、売り出し価格と価格修正のタイミングをある程度決める必要があります。また広告方法、売れやすくするための工夫(最低限のリフォーム、インスペクションなど)についても聞くと良いでしょう。
- ●会社独自の売却サポート
- 一部の大手不動産会社では、家を売りやすくする売却サポートがあります。具体的には、建物保証や設備保証、売却保証、買い換えサポート、最新の3D画像技術での広告など
同じ質問でも、不動産会社や担当者によって答えが違う場合もあります。
特にリフォームやリペアの必要性は、不動産会社によって意見が分かれがち。
複数の不動産会社の意見を聞いておくことで、実際に不動産会社1社に売却を依頼して売り出した後も役に立ちます。
不動産会社によって、利用できるサービスが違うため、複数の不動産会社の話を聞いておいたほうが安心です。

複数の不動産会社に話を聞くのは大変だなぁ。
同時にまとめて話を聞いたらどうなの?

仲介で普通に売るなら、同時に訪問査定を受けるのはお勧めしない。
面倒でも、じっくり1社ずつ話を聞いたほうが良いよ。
同じ日に複数の訪問査定を受けるのは仲介ではNG
複数の不動産会社にまとめて訪問査定してもらうことは、買取ではアリですが、仲介ではおすすめできません。
買取で、他の不動産会社同士が現地で顔を合わせることはよくある話です。
依頼する際に「同日で他社にも依頼しています」と一言断っておくと良いでしょう。
逆に仲介の場合は、じっくり1社と話をした方が良いでしょう。
最低でも1時間、可能であれば1時間30分程度の時間を作っておくとしっかり話ができます。

なんでそんなにじっくり話を聞くの?

不動産の売却は不動産会社選びで8割決まるから、ここに時間をかけたほうがいいんだ。
不動産会社選びで売却の成否が8割決まる
不動産の売却が成功するかどうかは、不動産会社選びで8割が決まります。
じっくり話を聞いて不動産会社を選ぶために、依頼先は3〜6社程度にしておきましょう。
10社程度に机上査定を依頼して、良さそうな3〜6社程度に絞るという方法も良いでしょう。
査定を依頼する不動産会社の選ぶ基準は、エリアで売却実績が豊富な不動産会社であること。

売却実績が豊富な不動産会社はどうやって探すの?

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを使うと便利です。
首都圏や都市部では、大手不動産会社6社が共同で運営しているすまいValueが良いでしょう。
売却実績トップ3の大手不動産会社(三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル)にも、まとめて査定を依頼できます。
すまいValueが利用できないエリアであれば、HOME4Uやイエウール、HOME’Sといった一括査定サイトを利用すると良いでしょう。

不動産会社はどこでも同じじゃないんだ。

不動産会社によっては驚くほど結果に差が出るんだ。
訪問査定では、その場で媒介契約を迫る不動産会社もあるけど、必ず査定を依頼した全ての不動産会社の話を聞いてから決断しよう。
その場で契約せず、かならず全ての不動産会社の話を聞く
不動産会社が訪問査定に来る目的は、もちろん査定するためですが、媒介契約を取ることも目的。
訪問査定では、その場で媒介契約を結ぶ流れに誘導されてしまいがちです。
しかし必ず全ての不動産会社の話を聴き比べてから、不動産会社と媒介契約を結びましょう。
信頼できる不動産会社かどうか判断するためには、話を聴き比べることが大切です。
複数の不動産会社の話を聴き比べて、納得して選ぶことによって、売却をスタートした後も自信を持って正しい判断ができます。
不動産会社を面談するイメージで、気になる点や知りたいことは聞いておきましょう。
答えの内容や態度によって、その不動産会社が信頼できるかどうかも判断できます。
不動産会社の選び方については、こちらで詳しく解説しています。
実際に売却を担当する人を確認する
不動産会社によっては訪問査定時に2人でやってくる事もあります。
一般的には担当者となる人が1人で来ることが多いのですが、新入社員+支店長という組み合わせの事も。
こういった場合は、媒介契約後にどちらが担当になるのか確認しておきましょう。
どんなに実績が豊富な不動産会社でも、新入社員など経験が浅い人が担当者になることは、避けたほうが良いでしょう。

先から買取と仲介で違うような話だけど、そんなに違うの?

買取と仲介は全く別だと考えよう。
机上査定と訪問査定の選び方は売却方法で違う
机上査定と訪問査定の選び方は、不動産の売却方法が『仲介(普通の売買)』か『買取』かによって変わります。
『買取』と『仲介(普通の売買)』の違いとは
『買取』と『仲介(普通の売買)』の違いはこちら。
『買取』と『仲介(普通の売買)』のイメージ
仲介(普通の売買)では一般の買い主に売る
仲介(普通の売買)では、不動産会社の仲介で一般の買い主に売ります。
一般の買い主なので、売値は相場通りの価格で売れます。
しかし売却期間は平均3ヶ月程度から、運が悪ければ半年以上かかる場合も。
価格を相場より下げることで、売却期間を短くすることができますが、あくまで運次第です。
売買が成立した後に、成功報酬として不動産会社に仲介手数料(売買価格×3%+6万円+消費税)を支払います。
買取では不動産会社が買い取る
買取では、不動産会社が直接買取ります。
不動産会社は、買取った後に一般の買い主へ転売し、差額を利益に。
そのため買取では、価格が相場の6〜8割に安い価格になってしまいます。
ただ期間は最短1週間程度で買取ってもらうことも可能。
価格よりも手間や期間を省きたい方に向いている売却方法です。
注意したいのは、売却を依頼した不動産会社経由で別の買取業者へ仲介されると仲介手数料が発生してしまうこと。
買取では自社で買取ってくれる不動産会社へ直接依頼する方が、仲介手数料が不要になるためお得です。
買取については、こちらで詳しく解説しています。
期間限定で仲介して売れないと買取の『売却保証』
最近は一部の大手不動産会社で、3ヶ月など限定で仲介として売却し、売れなければ買取になる『売却保証』があります。
詳しくはこちらで解説しています。
買取はまず机上査定、本命だけ訪問査定
「買取」の場合は、次の手順で査定をしましょう。
買取での査定方法
- まず机上査定でなるべく多く(10社以上)の不動産会社に査定を依頼する。
(このとき買取と仲介の両方の査定価格を依頼する。) - 机上査定で買取価格が高かった本命の不動産会社3社程度に訪問査定を依頼する。
- 訪問査定で最も買取価格が高かった不動産会社又は買取条件が良かった不動産会社に買取ってもらう。

まず机上査定で広く査定を依頼して、本命だけに訪問査定を利用するんだね

買取で高く売るためには、なるべく多くの不動産会社に依頼しよう。
買取で高く売るためには
買取で査定価格を高くするポイントは、なるべく多くの不動産会社へ机上査定を依頼すること。
最低でも10社、多ければ多いほどよいでしょう。
なぜなら、多くの不動産会社に査定を依頼することで、高く買取ってくれる不動産会社が見つかる可能性があるため。
買取価格は相場の6〜8割に安くなる
買取では、価格が相場の6〜8割に安くなるのが一般的です。
なぜなら不動産会社は、あなたの家を買取った後に他の一般人(エンドユーザー)へ転売して利益を得るため。
不動産会社は、相場より安く買わないと利益が無くなってしまうため、買取の査定価格が相場を上回ることはほぼありません。

じゃあ、多くの不動産会社に査定を依頼しても、相場より安い価格にしかならないってこと。

どころが、相場に近い価格で買取る不動産会社もいるんだ
相場に近い価格で買取る不動産会社が見つかる可能性も
数多くの不動産会社へ査定を依頼すると、中には相場に近い価格で買取る不動産会社が見つかることがあります。

なぜ相場に近い価格で買取ってくれるの?

不動産会社にもいろんな事情があるんだ。
相場に近い価格で買取る不動産会社には、次の様な理由があります。
- 単純に相場を高く読み間違った
- コスト管理や売却のノウハウが豊富で、高値で買取っても利益が出る
- 他社との厳しい競争で、買取価格を挙げざるを得ない
- 社内事情により、たまたま一時的に利益より買取件数を優先している

特別な事情で高く買取る不動産会社がいるんだね。
でもそんな不動産会社をどうやって探せば良いの?

なるべく数多くの不動産会社に、査定を依頼するしかないね。
なるべく多くの不動産会社に机上査定を依頼する
買取では、相場に近い価格で買取る不動産会社を探すために、なるべく多くの不動産会社へ机上査定を依頼しましょう。
10社以上、多ければ多いほど、相場に近い価格で買取る不動産会社が見つかる可能性が高くなります。

そんなに多くの不動産会社知らないよ。

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると簡単だよ。
主要な一括査定サイトは、こちらでまとめています。
ここまで『買取』で査定を依頼する方法について解説しました。
次に『仲介(普通の売買)』で査定を依頼する方法です。
仲介(普通に売却)は売却の可能性で使い分ける
仲介で普通に売却する場合は、売却する可能性によって査定方法を使い分けます。
売却を決めているなら訪問査定
すでに売却を決めているなら、訪問査定を選びましょう。
なぜなら売却を決めている場合、査定価格を知ると同時に、売却を依頼する不動産会社を選ぶ必要があるため。
不動産会社を選ぶためには、机上査定でなく訪問査定でじっくり話を聞いた方が選びやすいのです。
売却を検討している段階なら机上査定
売却するか検討するため相場を知りたいのであれば、机上査定の方が良いでしょう。
なぜなら、机上査定はとにかく簡単で手間がかからないため。
どうしても査定価格は大雑把になりますが、複数の不動産会社の査定価格を知ることで、精度の誤差は抑えられます。
売却するかどうか決断するレベルの査定精度であれば、机上査定で十分でしょう。
売却を決めたら、改めて訪問査定を依頼しましょう。
仲介で高く売る方法とは
仲介で家を高く売る方法はこちら。
仲介で家を高く売る方法
- エリアで売却実績が豊富な不動産会社に絞る
- 3〜6社の不動産会社へ査定を依頼して査定価格と話を聴き比べ、信頼できそうな不動産会社を選ぶ
査定価格と話を聴き比べるためには、最低3社は欲しいところ。
ただしじっくり話を聴き比べるためには、多くても6社程度にした方が良いでしょう。

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ。
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
-
おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2022年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制の大手不動産会社は他に無いため、話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
-
おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計45万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 1,800社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績45万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
- その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)
- 地方(人口密度が少ない地域)
さらに家の価値を上げるために
さらに査定価格を高くするために、家の価値を上げることを考えます。
家の価値を上げるためには、家の不明点をクリアにして良い点をアピールすること。
訪問査定の際に、次のような書類を用意しておくと良いでしょう。
訪問査定で用意した方が良い書類
- ◎: あると売却に有利
- ○: あると売却に有利になる場合がある
- △: 査定時に手間が省ける。売却には影響ない
- ×: 不要
書類 | マンション | 一戸建て | 土地 |
---|---|---|---|
境界確認書 隣地との覚書 |
× | ◎ | ◎ |
建築確認済証 検査済証 |
× | ◎ | × |
(あれば) 住宅性能評価書 既存住宅性能評価書 |
◎ | ◎ | × |
(調査をした場合) 耐震診断報告書 アスベスト使用調査報告書等 |
◎ | ◎ | × |
(調査をした場合) 土壌汚染調査書 |
× | × | ◎ |
過去の修繕履歴 | ◯ | ◯ | × |
建築設計図書(図面・仕様書) 地盤調査報告書 工事記録等 |
× | ◯ | × |
管理規約・使用細則、維持管理等の記録(管理費・修繕積立金・管理組合費・町内会費等の記録) | ◯ | × | × |
固定資産税と都市計画税の納税通知書・評価証明書 | ◯ | ◯ | ◯ |
(中古購入の場合) 購入時の売買契約書・重要事項説明 |
◯ | ◯ | ◯ |
登記簿謄本 公図 地籍測量図 建物図面 |
△ | △ | △ |
販売時のパンフレット | △ | △ | × |
手元にある範囲で構わないので、用意できるものは揃えておくと良いでしょう。
詳しくはこちらで解説しています。

でも、査定価格が一番高い不動産会社を選んで売却を任せたら良いんじゃないの?

仲介の査定価格は、高いから良いわけじゃないんだ
仲介の査定価格について、知っておきたい注意点があります。
【注意!】仲介の査定価格は予想価格にすぎない
仲介の査定価格は、あくまで「この価格なら売れるだろう」という予想価格にすぎません。

でも予想価格だから、その価格で売れないと責任は取ってくれるでしょ?

売れなくても不動産会社は責任をとらないよ。
だから査定価格が高い不動産会社を、単純に選んじゃダメなんだ。
仲介の高い査定価格には2通りある
高い査定には次の2通りがあります。
- 本当に高く売れると予想した場合
- 媒介契約を取るために、相場より高く売れない価格で査定する場合
1のケースであれば、問題ありません。
あくまで実績が豊富な不動産会社であれば、極端に相場を外すことはありません。
注意したいのは2のケース。
不動産会社は、媒介契約を取るために、明らかに売れない高値だと分かって査定しているからです。

売れない高値で査定しても、売れないんじゃないの?

そのままの価格では売れないね。
後で値下げして、相場以下の価格で売るつもりなんだ。
不動産会社のシナリオは、とりあえず高値で売り出した後、数カ月後に売り主を説得して値下げすること。
結局は相場通りか、さらに安い価格で売ることなってしまいます。
売り主にとっては、無駄に時間が過ぎるだけなので、迷惑な話です。

ひどいね!
どうすれば、そんなウソの高値査定を見抜けるの?

査定を依頼するときに、『買取』と『仲介』の両方の査定価格を依頼すれば見抜けるんだ。
ウソの高値査定を見抜く方法は、『買取』と『仲介』の両方を依頼すること
ウソの高値査定を見抜く方法は、査定を依頼するときに『買取』と『仲介』の両方の査定価格を依頼すること。
なぜなら『仲介』の査定価格をウソの高値査定にすると、『買取』の査定価格との価格差が大きくなるため。
買取では『査定価格=買取価格』でウソがつけません。
高い価格で査定すると、自社で高値で買取ることになってしまいます。
つまり、買取と仲介の査定価格の差が他社より大きい不動産会社は、仲介の査定価格が怪しいのです。
まとめ
不動産の査定で、机上査定と訪問査定の選び方は、売却方法によって違います。
『買取』であれば、まずは机上査定を依頼し、会社数を絞ってから訪問査定へと進みます。
『仲介』では、売却の可能性によって変わります。
とりあえず価格を知りたいなら机上査定、売却が決まっているなら訪問査定を選ぶと良いでしょう。
売却を成功するためには、不動産会社選びで8割が決まります。
じっくり後悔のないように、時間と手間をかけて、不動産会社を選んで下さい。
優秀で信頼できる不動産会社が見つかれば、あとはお任せできます。
あなたの家の売却が成功することを、心よりお祈りしております!
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2022年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制の大手不動産会社は他に無いため、話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計45万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 1,800社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績45万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。