「マンション売却では、どこの不動産会社が良いの?」
マンション売却の不動産会社選びでお悩みですね。
マンション売却に強い不動産会社に依頼したいけど、よく分からない。
どこが強いのか、サラッと簡単に分かれば理想的なのに…。
そんなあなたに朗報です。
マンション売却に強い不動産会社は、売却実績を見れば明らか。
むしろあまりの実力差に驚くかもしれません。
この記事では、売却実績を元にマンション売却に強い不動産会社をまとめ、その理由を解説しました。
この記事を読めば、高値でスムーズにマンションを売却する方法が分かるでしょう。
高値で売って資産が増えれば、将来の安心や理想の住み替えにもつながります。
あなたのマンション売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
マンション売却に強い不動産会社はここ!
マンション売却に強い不動産会社は、売却実績を見れば明らかです。
売買仲介件数ランキングで明らか
売買仲介件数ランキング上位30社
(2020年3月)

大手でもこんなに差があるんだ!

あまり知られていないけど、不動産業界では一部の大手が圧倒的に強いんだ。
しかもシェアが年々大きくなっているよ。
大手3社(首都圏では大手4社)が圧勝
日本の不動産業界は、大手が圧勝!!
「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」の3社は、仲介件数が2万件を超えており、圧倒的です。
また首都圏では4位「野村の仲介」も含めて、大手4社と考えると良いでしょう。
詳しくは次章『大手不動産会社が強い5つの理由』で解説しますが、マンションの売却は大手ほど有利になる仕組み。
これら大手トップ3(首都圏では大手トップ4)は、最低限おさえておきたい不動産会社です。
大手4社にまとめて査定を依頼できる『すまいValue』
これらの大手トップに、それぞれ連絡しても良いのですが、何回も訪問したり電話するのは手間も時間もかかり大変。
しかし、一括査定サイトの「すまいValue」なら、わずか数分でこれらの大手トップ4社にまとめて無料査定を依頼できます。
すまいValueは、大手トップ4社を含む大手6社が共同で運営する一括査定サイト。
大手トップ4社にまとめて査定を依頼できる一括査定サイトは、すまいValueしかありません。
売買仲介件数ランキング上位の不動産会社
1位 三井のリハウス
- 仲介件数 42,818件(1位)
- 店舗数 282店舗(1位)
(首都圏184、関西圏44、中部圏26、札幌7、東北7、中国8、九州8) - 従業員数 4,323名
三井のリハウスは、売買仲介件数34年連続1位という圧倒的な実績を誇る業界No.1企業。
人気の理由は、やはり圧倒的な知名度の高さにあります。
テレビCMの最後に流れる『みついのリーハーウースー』というフレーズでおなじみですね。
知名度が高いので、購入希望者の問い合わせが多く、物件も早く売れるという好循環が加速しています。
結果として、1日あたり117件もの物件を仲介。
売主の67%が2ヶ月以内に成約しています。
また三井のリハウスは、担当者の平均レベルが高く、外れが少ないことにも定評が。
やはり業界のトップ企業だけあって、給与・待遇が良く、優秀な人材が集まっています。
私の担当だった営業さんも優秀でしたし、やはり忙しいそうで『給与を使う暇が無く、貯まる一方だ』と言っていました。
首都圏はもちろん、札幌から福岡まで各エリアで店舗数が多いため、担当者がエリアに精通していることも強みでしょう。

首都圏だけで184店舗か。さらに札幌から福岡まで手厚いね。

ここまで幅広いエリアでこの店舗数が営業できるのはさすがだね。
2位 住友不動産販売(住友の仲介・Stepステップ)
- 仲介件数 37,715件(2位)
- 店舗数 269店舗(2位)
(首都圏152、関西圏72、中部東海18、北海道9、東北5、中国7、九州6) - 従業員数 3,624名
住友不動産販売は、仲介件数も、店舗数も業界2位。
1位の三井のリハウスに追いつけ追い越せで頑張っていますが、なかなか追いつけずにいます。

といっても、業界2位の実績は十分スゴいけどね。
住友不動産販売の特徴は、やはり住友系だけあって、体育会気質で熱心な営業スタイル。
私が査定を依頼したときも、その日の内に物件を下見して、熱心にアドバイスしてくれました。
もちろん担当者のレベルも高いので、あとは話してみて相性次第で選ぶと良いでしょう。
3位 東急リバブル
- 仲介件数 26,437件(3位)
- 店舗数 190店舗(3位)
(首都圏127、関西圏39、名古屋8、札幌6、仙台6、福岡4) - 従業員数 3,634名
東急リバブルは、東急電鉄グループの不動産会社。
すでに業界3位の地位を確立し、2位に迫る勢いで全国展開していることから、他の電鉄系不動産会社とは違う異色の存在です。
東急リバブルの特徴は、他の不動産会社に先駆けて革新的なサービスを次々にスタートするチャレンジ精神。
今では大手各社で当たり前となったサービスも、東急リバブルが始めたものが多くあります。
具体的には、一定期間売って、売れなければ買い取ってもらえる『売却保証』。
1983年に東急リバブルが初めて導入しました。
また建物と設備を引き渡しから一定期間保証する『建物保証・設備保証』。
これも2012年に東急リバブルが初めて導入し、すでに利用実績が6万件を突破しています。
2017年にスタートした新サービス『アクティブ売却パッケージ・アクセル君』は、売主の負担なしでマンションをリフォームして売却できるもの。
まだ他社はどこも始めていません。
また東急リバブルの売却保証は、転売して高く売れたら差額が還元される『利益還元』あり。
利益還元は、大手4社で東急リバブルと野村の仲介+だけです。
売主に嬉しいサポートが豊富なので、一度話を聞いてみることをオススメします。
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4位 野村の仲介
- 仲介件数 9,515件(4位)
- 店舗数 92店舗(4位)
(首都圏83、関西圏8、名古屋1) - 従業員数 1,617名
野村の仲介+は、店舗数が少なく首都圏が中心なので、仲介件数では上位3社に及びませんが、サービスの質には定評があります。
そのサービスは、オリコン顧客満足度調査で『不動産仲介 売却 戸建て部門』で5年連続1位という実績。
マンション部門でも昨年まで4年連続1位でした。
また自社サイト『ノムコム』は広告力が高く、不動産会社の自社サイトではNo.1の利用者数(月間260万人)。
売却保証で転売した利益を還元する利益還元制度があるなど、4位とはいえ上位の3社に劣らぬ実力を備えています。

でもなんで大手トップとその他でこんなに差があるの?

大手が売却に強いのには理由があるんだ。
大手不動産会社が売却に強い5つの理由
大手不動産会社がマンション売却に強い5つの理由はこちら。
大手不動産会社がマンション売却に強い5つの理由
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
理由1. 購入希望者を多く抱えている
大手不動産会社がマンション売却に強い理由として、1つ目はマンション購入希望者を多く抱えているため。
直接営業は成約しやすく即決も
購入希望者を多く抱えている大手不動産会社は、これらの購入希望者に直接営業できます。
この直接営業では、わずか数人へ営業するだけで、数万人へ広告を出すより成約しやすいとされます。
直接営業が成約しやすい理由は、すでに購入意欲が高い顧客へ、クローズド(限定)の情報で伝わるため。
購入希望者は、迷っていると他の客に先を越されると焦るため、多少割高でも購入を即決するのです。
実際に大手では、売却を依頼した当日に、希望価格で売れることもよくある話。
大手不動産会社は、条件が合う購入希望者へメールを流すだけで、マンションを売ることができるのです。
条件が違う客にも紹介してもらえる
さらに探しているマンションの条件が違う客にも、優先してあなたのマンションを紹介してもらえます。
マンションを購入する人は、その多くがあらかじめ予算や築年数などの希望条件を決めているもの。
しかし不動産会社の担当者と相談していくうちに、予算や希望条件を見直す人が大半です。
マンション購入希望者(Aさん)が次のマンションを探していたとします。
- 予算2,500万円
- 築10年以内
Aさんは不動産会社の担当者に希望を伝え物件を探してもらうでしょう。
ここで担当者は「予算2,500万円であれば、築15年くらいまで検討してみてはどうですか?」とアドバイスします。
一方で、例えばあなたが売却するマンションがこちらとします。
- 売り出し価格2,500万円
- 築15年以内
あなたが売却するマンションに条件が一致しますね。
このときに「例えば、こちらの物件などはいかがでしょう」と優先的に紹介してもらえます。
大手は物件が多いからこそ、売却成功を後押ししてもらえるのです。

でも本当にそこまで優先して紹介してくれるかな?

不動産会社も両手仲介の方が売上が増えるから、優先して紹介してくれるんだ。
不動産会社は両手仲介で手数料収入が2倍になる
不動産会社が、自社のお客に優先して紹介する理由は、両手仲介で手数料収入を2倍稼ぐ目的もあります。
売り主だけでなく、買い主を自社で見つけることで、2倍の仲介手数料を稼ぐ方法。

自然に両手仲介になるのは、大手ではよくあること。
悪いことではありません。
両手仲介の問題として、価格交渉で買主と売主の板挟みになるという問題はありますが、売主が両手仲介を理解していれば問題ありません。
両手狙いの囲い込みは要注意
不動産会社が両手仲介を目的に、『囲い込み』(他社の見つけた購入希望者を勝手に拒否)すれば、売主への裏切り行為。
売り主にとっては、せっかく見つかった購入希望者が知らない間に断られていたことになります。
最近の大手不動産会社では、コンプライアンス(法令遵守)が重視されているので、囲い込みされる心配は少ないでしょう。
どちらかといえば、イケイケな中小不動産会社の方が、囲い込みの心配があるかもしれません。
悪質な不動産会社の行為は、こちらで解説しています。

なるほど。
不動産会社は早く売れるし、両手仲介になるし、一石二鳥なんだね。

売主にとっても、早く売れるから助かるしね。
この大手有利の状況は、売出し物件が多いことで、さらに大手に有利に。
売出し物件が多い大手が有利
大手不動産会社では、売り出し物件の数が格段に多いため、問い合わせの数も非常に多くなります。
問い合わせを受けた大部分の購入希望者は、大手不動産会社に希望条件を伝えて、購入希望者として登録。
結果として大手不動産会社には、常に大量の購入希望者が登録されるサイクルになるのです。
大手を指名して物件探しを依頼する顧客も
また大手の信頼感から、会社を指名してマンション探しを依頼する購入希望者も多くいます。
やはり一生で一度の買い物ですから、万が一のトラブルを考えると信頼できる会社に仲介して欲しいもの。
大手では、会社独自の建物保証・設備保証があるため、この保証が付いたマンション限定で探す購入希望者も多いのです。

なんだかズルいくらいに、大手が有利だね。

良いか悪いかはともかく、大手が有利なのは現実だね。
理由2. 査定価格の精度が高い
大手不動産会社は、査定価格の精度が高いため、マンション売却に有利です。
多くの問い合わせで相場観が磨かれる
大手不動産会社の営業マンは、普段から担当エリアで多くの問い合わせを受けることで、相場観が磨かれています。
例えばマンションを査定するときに、今そのエリア・価格帯のマンションを探している顧客が、数人思い浮かぶのです。
近隣エリアの類似マンションを多く売り出している担当者ほど、査定で有利なのは間違いありません。
仲介の査定価格は予想価格
そもそも仲介(普通の売買)の査定価格とは、売れるであろう予想価格にすぎません。
不動産会社がその価格で売れると保証するものではないのです。
ですから不動産会社の中には、媒介契約を取るために『売れない高値』の査定をする悪質なところも。
こういった悪質な不動産会社に売却を依頼しても、売れずに時間が過ぎるだけ。
数カ月後に値下げして、結局相場通りの価格で売ることになり、数ヶ月の時間の無駄になります。
不動産会社を選ぶときは、査定価格が高い不動産会社でなく、査定の精度が高い不動産会社を選びましょう。

査定価格って高値で選びがちだけれど、精度が大事なんだね

そうだね。
だから複数の不動産会社に査定を依頼して、査定価格の根拠を聴き比べよう。
聴き比べると、どこが信頼できそうか分かるんだ
理由3. “売り方”を知っている
顧客が多い大手不動産会社は、中古マンションの“売り方”をよく知っています。
- 売り出し価格をどれくらいに設定すれば良いか
- どの程度の補修や部分リフォームが必要か
- アピールすべきポイントはどこか
- 内覧時の対応方法
普段から購入希望者の声を聞く機会が多いため、こうしたポイントがよく分かっています。

購入希望者が何に注目しているか、普段から聞く機会が多い。だから何に力を入れるべきか、よく知っているんだ
理由4. 社内の営業ツールが充実している
大手不動産会社は資金力があるため、営業ツールも充実しています。
営業マンは、独自のAI査定ソフトや、社内情報検索システムで、効率よく最新の情報を入手。
残りの時間を、マンション売却に大切な売却戦略や売主のサポートに集中できます。
難しい法律の問題も、社内の専門チームに相談して、組織で解決できます。
また売主用のパンフレットや税金説明資料なども豊富なので、売主のサポートに漏れが無くなります。
マンションの売買は私たち一般人からすると、専門的で分かりにくいもの。
大手不動産会社は、営業ツールや資料が充実していることでも、売主・買主の双方に安心です。
理由5. 大手独自の売却サポートが充実している
大手不動産会社には、独自の売却サポートがあります。
その内容は、大手同士が競争することで年々充実する傾向に。
売主も買主も、この売却サポートで売買の不安や不便を解消できるため、ますます大手に集中しています。
例えば、大手不動産会社のサポートとして次があります。
サポート1. 建物保証・設備保証
マンションの給排水管や設備が故障した場合に、大手不動産会社が2年間保証するサービス。
(※不動産会社によって保証期間は多少違います)
買主が安心して購入できるので、マンションが売れやすくなります。
一般的に中古マンションの売買では、引き渡し後に判明した不具合(瑕疵)の責任は、
- 引き渡しから設備7日間、建物3ヶ月間は売主責任
- それ以降は買主責任
とします。
しかし大手不動産会社の建物保証・設備保証では、不動産会社が売主・買主の両方に対して修復費用をサポートします。
サポート2. 売却保証(買取保証)
売却保証は売主をサポートするサービス。
3ヶ月で売却できなかった場合に、不動産会社が買い取ってくれます。
(※不動産会社によって売却期間は違います)
買取価格は、査定額の最大90%。
東急リバブルと野村の仲介では、転売して利益がでたら、売主に利益を還元してくれます。
家を買い替えるときは、特に便利なサービスです。
サポート3. つなぎ融資
つなぎ融資は、家の買い替えで売買のタイミングがズレたときに利用できる融資。
利用するときは、先程のサポート2.売却保証とセットです。
買い替えでは、売却代金を新居の購入資金に充てられれば問題ありません。
しかし売却代金を受取る前に、新居を購入したいこともあります。
このときに、新居の購入資金を不動産会社に立て替えてもらうのが「つなぎ融資」です。
サポート4. ホームステージングや最新3D技術
ホームステージングとは、マンション内を家具や調度品で飾り、内覧のイメージを向上するサービス。
新築マンションでよくあるモデルルームのイメージです。
築浅や高級マンションで特に効果的といわれます。
また大手では、最新3D技術を使い、仮想空間でホームステージングやリフォームができます。
家の魅力をアップして広告することで、ムダな内覧を減らし、家が売れやすくなる効果があります。
サポート5. ホームクリーニングやリフォームなど
特に汚れが気になる水回りのクリーニングなど、不動産会社の負担で実施してもらえることも。
有償でも割引価格で利用できる特典があります。
リフォームも割引価格でお得に利用できます。
フルリフォーム後に売却保証付きで売り出すサービスも登場
東急リバブルでは、さらに一歩進んだ新サービス『アクセル君』をリリース。
『アクセル君』では、マンションをフルリフォームし、ホームステージングで演出。
3ヶ月で売れなければ査定価格+リフォーム費用で買取る保証付き。
費用は売却代金で支払うので、売主の初期負担・リスクなしで、マンションをアクティブに売却できます。
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大手不動産会社なら、こんなに色んななサービスが利用できるんだ!

こうしたサポートは、資金力がある大手不動産会社だからできる。
不動産の売買には誰しも不安があるから、サポートが充実した大手不動産会社に人気が集まるんだ。
中古マンションの売却は、年々難しくなっているからね。
マンションを売り出しても売れるのは半分以下
実はマンションを売り出しても、全てが売れるわけではありません。
成約する(実際に売れる)マンションの割合は半分以下。
こちらが首都圏のマンションが2019年に成約した割合を、築年数別にまとめた結果です。
【マンションの築年数別の成約率】
(2019年・首都圏)
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営するデータベース。
日本国内の過去の取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されているのはレインズだけ。
不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと
レインズによると、売りに出されたマンションが成約する割合は、
- 築20年以内→3〜4戸に1戸(約25〜30%)
- 築20年超→5〜6戸に1戸(20%以下)
とかなり少ない数字。
ただしこの結果には、少し誤差があります。
なぜなら売り主の中には、試しに高値で売り出してみる売主もいるため。
また不動産会社が登録義務を守らず、成約実績の一部をレインズへ登録していないこともあります。
それにしても、レインズのデータでは、半数以下しか売れていないのが現実。
もし不動産会社選びを間違えると、売れずに数ヶ月経った後、相場の6割〜8割で業者に買取られます。

なんでこんなに売れないの?

他の先進国と違って、日本では新築住宅の規制が無いんだ。
だから新築マンションが増えて、中古マンションが売れ残っているんだよ。
次々と建てられる新築分譲マンション
新築分譲マンションは、中古マンションのレインズ成約件数と同じくらい建てられています。(首都圏・2019年)
- 売り出された中古マンション: 20.5万戸
- 成約した中古マンション: 3.8万戸
- 新築分譲マンション: 3.1万戸
※東日本レインズ他より
中古マンションを売り出す人が増えている
中古マンションが売りにくい理由としてもう一つは、中古マンションを買う人より、売り出す人が増えているため。
中古マンションの
成約と売出し戸数
(首都圏2013年→2020年)
首都圏の中古マンションは、2013年→2020年の7年間で
- 売出し件数は1.8万戸(+11%)も増えている。
- 成約戸数は増えていない。
中古マンションは、ますます売れにくくなっていることが分かります。

マンションが売れにくくなっているなら、価格も下がっているの?

ところが違うんだ。
中古マンションの価格は大きく上がっているんだよ。
中古マンション価格は上がっている
中古マンションの価格は大きく上がっています。
不動産価格指数(全国)

「不動産価格指数」とは
不動産価格指数とは、純粋に不動産相場の価格変動を見ることができる指数。
国土交通省がヘドニック法という統計計算手法で、年間30万件の不動産売買成約価格から築年数や立地などの余計な要素を取り除き、純粋な価格変動をまとめたもの。
3ヶ月前の売買実績を毎月末に公表。
マンションは、約8年で52%も値上がりしています。

中古マンションを買う人は増えていないのに、なぜ中古マンション価格は上がっているの?

原因は新築マンションの高騰なんだ。
中古マンション高騰の原因は、新築マンションの高騰
首都圏の新築マンション価格は、この7年で約30%も上昇しています。
- 2012年 平均4,540万円
- 2019年 平均5,980万円(+32%UP!)

新築マンションもすごい上昇だね。
なぜ新築マンションの価格が上がっているの?

新築マンション価格が高騰している原因は、次の4つなんだ。
新築マンション価格が高騰している理由
- 日銀の金融緩和で住宅ローン金利が下がり、月々のローン支払いが安いことから、高い価格でも売れる環境のため。
- (高くても売れるので)オリンピックや震災復興などで高騰した工事費を、販売価格に上乗せしているため。
- (高くても売れるので)以前より駅に近い好立地マンションが増えたため。
- (高くても売れるので)地価の上昇を販売価格に上乗せしているため。

日銀の金融緩和で、高くても売れる環境だから、マンション価格がドンドン上がっているんだ!

そうだね。
日銀の金融緩和が発表された2013年1月から、明らかにマンション価格が上がっているんだ。

じゃあ、なぜ新築マンション価格が上がると、中古マンション価格が上がるの?

中古マンションの価格は、新築マンション価格を元に決まるからだよ。
中古マンションの価格は、新築マンションの価格で決まります。
例として、首都圏のマンション価格の変化がこちら。
新築・中古マンションの価格の変化
(首都圏・2013年→2019年)

なるほど。
中古マンションの価格は、新築マンションの高騰にあわせて高騰している。
だけど、中古マンションを売るのは難しいんだ

そうだね。
売却を成功させるためには、正確に査定できる相場感覚が大切。
だからマンション売却に強い不動産会社を選ばないといけないんだ。
まとめ
「成約に至るのは半分以下」という中古マンションの成約状況を知って、心配になったかもしれません。
しかし、マンション売却に強い不動産会社さえ選べれば、売却成功率はグッと上がります。
ここまで見てきた通り、マンション売却に強い不動産会社は大手不動産会社。
特に「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」「野村の仲介+」の大手4社はおさえておきたいところ。
すまいValueを使えば、これら大手4社にまとめて査定を依頼できます。
あなたのマンション売却が成功することを、心よりお祈りしております!
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。
一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。
この3社以外についてはこちらにまとめています。
すまいValue
- 査定実績:
- 40万件
- 不動産会社数:
- 大手6社・全国890店舗
- 運営会社:
- 大手6社共同運営
大手6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年に設立した一括査定サイト。
6社といっても全国890店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
2021年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトです。
簡易査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。管理人のコメント
地方では大手より地域密着の中小が強い場合もあるので、3位のHOME4Uも確認した方が良いでしょう。
しかし都市部では「すまいバリュー」が定番です。
特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。SRE不動産(旧ソニー不動産)
- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス株式会社
すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。管理人のコメント
大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼することがポイント。まずメールで概算価格を査定してくれます。
HOME4U
- 査定実績:
- 累計40万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 1,500社
- 運営会社:
- 株式会社NTTデータ・スマートソーシング
日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数40万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
不動産会社は大小バランスよく登録されているため全国どこでも幅広く依頼ができます。
机上査定を選ぶと、郵送やメールで査定可能。管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U