「最新の3Dや360度パノラマで家を売る方法はあるの?」
どうせ家を売るなら、最新の技術で売りたいですね。
3D技術を使えば、まるで現地を見学しているような感覚で物件を閲覧できます。
さらにCGでリフォームしたり、家具を配置したモデルルームのように演出も可能。
家を魅力的に見せることで、問い合わせを増やして、家が早く売れやすくなります。
内覧を減らせば、手間もコロナ感染リスクも減りますね。
この記事では、最新3D技術を導入している不動産会社とその特徴をまとめて紹介。
あなたの家の売却が成功するために、この記事がお役に立てれば幸いです。
この記事のもくじ
不動産の360度パノラマと3D技術の現状
ここ数年で急速に普及し、コロナで加速
360度パノラマは、まるで部屋の中に立っているように部屋全体を見渡せるもの。
最新の3D技術は、さらに部屋から部屋へ移動したり、仮想空間でリフォームや家具を配置して家を演出できます。
これらの360度パノラマや3D技術は、ここ数年で急速に普及しており、コロナで内覧が難しくなったことで、さらに加速しました。

360度パノラマは、リコーのTHETAという360度カメラの発売をきっかけに増え始めたんだよ
リコーTHETAで広まった360度パノラマ
360度パノラマは、2013年にリコーがTHETAという360度カメラを発売したことで広まりました。
RICOH(リコー) THETA(シータ)
公式サイト
⇒RICOH THETA

360度カメラ?

誰でも手軽にボタン一つで360度撮影ができるカメラだよ。
価格も3万円程度からと安いから、中小の不動産会社でも導入できるようになったんだ
THETAが発売される以前(2013年以前)は、3Dや360度パノラマを作成するには、高額な費用がかかりました。
これが現在ではTHETAをはじめとしたツールの登場により、誰でも気軽に作成できるようになったのです。
中小はまだTHETAすら使っていない会社も多い
しかし中小不動産会社の中には、まだ時代に追いついていないところも多く、未だに個人のスマホで写真をとるところも。
また少し頑張っている不動産会社でも、広角レンズを使うのが精一杯だったりします。
360度パノラマはチョット…という不動産会社もまだ多いのが現状です。
大手不動産会社は360度パノラマよりさらに進化
一方で大手不動産会社では、360度パノラマよりもさらに進化した3D技術が標準になりつつあります。
それは次の3つ。
- 3Dウォークスルー
- CGリフォーム
- バーチャルステージング
それぞれ解説します。
1. 3Dウォークスルー
ネット上で内覧が体験できる
3Dウォークスルーでは、実際に物件内を歩いているかのような体験がウェブ上でできます。
また、真上から俯瞰した状態で物件を閲覧。
ミニチュアモデルのように立体的に物件を閲覧できます。
2. CGリフォーム
仮想空間上で家具を消し、リフォームできる
CGリフォームでは、今の部屋の写真を元に、家具を消して室内をリフォームします。
実際の室内写真
空室リフォームイメージ

スゴいね! これが3Dの仮想空間なんだ!

さらにバーチャルステージングもあるよ。
3. バーチャルステージング
仮想空間上でモデルルームの様に演出できる
さらにバーチャルステージングでは、モデルルームのように家具や調度品で演出された部屋を、仮想空間で作成します。

ええ! この家具が全部本物じゃなくてイメージなの?

今の最新技術はここまで進んでいるんだ。
360度パノラマや3D技術の効果は?
問い合わせが増え、無駄な内覧が減る
360度パノラマや3D技術の効果は、次の3つです。
- (ネットで目立つため)アクセス数(集客)が増える
- (その結果)問い合わせが増える
- (ネット上でイメージがよく分かるため)無駄な内覧が減る
実際に東急リバブルの実績では、
- CGリフォームイメージ専用の特集ページやアイコンを設置することで、約8割の物件がCGリフォームイメージ利用後にアクセス数が約30%アップ
- リフォーム後の住むイメージができることで、物件が魅力的に見えるため、サービスを利用していない物件に比べ、お問合せされる物件が約80%アップしました。
した。
という結果があります。
今からマイホームを売り出すのであれば、ぜひ利用したいサービスといえるでしょう。
ポータルサイトでは絞り込み条件になっている
また3Dビューは、大手不動産ポータルサイトで絞り込み条件になっていることからも、注目されていることが分かります。
例えば大手ポータルサイトのSUUMO(スーモ)では、「3Dビュー付」というこだわり条件の項目があります。
また大手ポータルサイトのHOME’S(ホームズ)では「パノラマ画像あり」という項目も。
物件をしっかり確認したい購入検討者は、こうした絞り込み条件で物件を探すケースも。
3Dや360度パノラマを導入すれば、こうした前向きな購入検討者に興味をもってもらえます。

最近は360度パノラマも当たり前になってきたから、3Dウォークスルーやバーチャルステージングで差別化したいね。
最新のサービスを扱う不動産会社は一部の大手に限られるので、まずは不動産会社に相談してみると良いでしょう。
最新技術で家を売ってくれる不動産会社
ここからは、3Dウォークスルーやバーチャルステージングなど最新の技術を使って、あなたの家を売ってくれる不動産会社を紹介します。
三井のリハウス
三井のリハウスでは、次の3D技術が全て利用可能。
- 3Dウォークスルー(空室限定)
- CGリフォーム
- バーチャルステージング
3Dウォークスルーを導入した物件は、三井のリハウスのHP内で「バーチャルオープンハウス特集」として紹介されます。
対象物件:空室のマンションおよび一戸建て
マンションは2000年1月以降築かつ専用面積50平米以上
一戸建ては2000年1月以降築かつ延床面積70平米以上
対象条件:3ヶ月以上の専属専任・専任媒介の締結、規定の仲介手数料の支払い要
(首都圏)売却価格が4,000万円以上かつ査定価格の115%以内
(関西・中部)売却価格が2,500万円以上かつ査定価格の115%以内
対象物件:営業エリア内の自己居住用マンションおよび一戸建
マンション:2000年1月以降築かつ専用面積50平米以上
戸建:2000年1月以降築かつ延床面積70平米以上
対象条件:3ヶ月以上の専属専任、専任媒介の締結、規定の仲介手数料の支払い要
[首都圏]媒介価格が4,000万円以上かつ査定価格の115%以内
[関西・中部]媒介価格が2,500万円以上かつ査定価格の115%以内
[その他エリア]媒介価格が2,000万円以上かつ査定価格の115%以内
住友不動産販売
住友不動産販売では、CGリフォームとバーチャルステージングが利用可能。
対象物件:2000年1月1日以降建築された居住用マンション・戸建てで居住中であること
マンション: 専有面積(壁芯)50m2以上/戸建て: 建物面積80m2以上
査定価格1,000万円以上
適用条件:
媒介価格(売出価格)が査定価格の125%以内
専属専任・専任媒介契約(媒介期間3ヶ月間)
東急リバブル
東急リバブルでは、次の3D技術が全て利用可能。
- 3Dウォークスルー(空き家限定)
- CGリフォーム(バーチャルステージング含)(居住中限定)
- バーチャルインテリアルーム(空き家限定)
CGリフォーム利用者の声も紹介されています。
諦めていた売却も見事契約に
これまで何人かの方に内覧してもらったが、「家具が多すぎて、ここで生活するイメージが湧かない」と言われ、半ば売却をあきらめていました。
その中で、新しいサービスということで担当者から提案され、試しに利用してみました。
すると今まで苦戦していたのが嘘のように見事契約できました。
家具が多いお部屋でもマイナスイメージを払拭してくれる素晴らしいサービスだと感じました。引用元: 公式サイトより
ストレスを感じることなく売却ができました
自宅を売却するにあたって、いろんな会社のホームページを見ていた時に、東急リバブルのホームページでこのサービスを利用している物件を見て、「自分の家もこんな風に見せてもらいたい!」と思って、東急リバブルに販売を依頼しました。
知らない人にお部屋を見せるストレスを感じることなく売却ができました!引用元: 公式サイトより
ただしオプションメニューとして1つしか選べず、他のサービスを合わせた8種類から1つ選ぶことになります。
対象物件:営業エリア内の自己居住用マンションおよび一戸建で空き家のもの
対象条件:専属専任、専任媒介の締結、規定の仲介手数料の支払い要
対象者:個人・法人(宅建業者を除く)の売主
対象範囲:対象不動産室内の当社指定箇所
対象物件:営業エリア内の自己居住用マンションおよび一戸建で居住中のもの
対象条件:専属専任、専任媒介の締結、規定の仲介手数料の支払い要
対象者:個人・法人(宅建業者を除く)の売主
対象範囲:対象不動産室内の当社指定箇所
野村の仲介+
野村の仲介+では、3DウォークスルーとVRホームステージングが利用できます。
ただし詳しい利用条件は非公開。
また実際のホームステージングとセットでも「3Dウォークスルー」を提供。
ホームステージングを実施した後にスキャンカメラで室内を撮影。
ホームステージングは空室・居住中に関係なく利用できます。
居住中の場合は室内荷物の一時預かりも可能で、家具の設置期間は最長3ヶ月間です。
対象物件:野村の仲介+の営業エリアにある築後20年以内の居住用マンション・戸建
マンションは専有面積が50㎡以上。
戸建ては建物面積が80㎡以上であること。
適用条件:専属専任・専任媒介契約を締結(媒介期間:3ヶ月)し、規定の仲介手数料を支払えること。売出価格が査定価格の125%以内であること。
さらにVRゴーグルにも対応。
スマートフォンに専用アプリをインストールしてVRゴーグルにセットすることで、実際に部屋を歩いているような感覚で物件見学ができます。
3DウォークスルーとVRホームステージングを利用した物件は、ノムコムの特集で紹介してもらえます。
まとめて無料査定を依頼するなら
ここに紹介した4社の不動産会社にまとめて査定依頼するなら「すまいValue」が便利です。
すまいValueは大手不動産会社6社が共同で運営する一括査定サイト。
大手6社とは、三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+、小田急不動産、三菱地所ハウスネット。
いずれの会社も査定は無料です。
3Dや360度パノラマを活用して売却を有利に進めるなら、すまいValueでまとめて無料査定を依頼すると便利です。
大手4社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、大手4社にまとめて査定を依頼できるのはすまいValueしかありません。
まとめ
3Dや360度パノラマを利用した物件紹介は、競合物件との差別化になり、売れやすい効果が期待できます。
また内覧の手間と新型コロナ感染リスクを減らす効果もあるでしょう。
しかし現在利用できるのは、一部の大手不動産会社で条件も限られます。
まとめて無料査定を依頼するなら、すまいValueを使うと簡単。
まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
あなたの家の売却が成功することを、心よりお祈りしております。
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
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