「マンションのAI査定は良いの? 使うならどこ?」
マンションのAI査定をお探しですね。
AI査定で、手軽にマンションを査定したい…。
AIは最新技術だから信頼できそうだし…。
そんなあなたのために、マンションのAI査定について分かりやすく解説します。
(筆者は大学院でAI技術の論文執筆経験あり)
最近はマンションのAI査定が次々とリリースされており、気軽に利用できるようになりました。
しかし一方でマンションのAI査定には致命的な問題があり、利用には注意が必要です。
この記事では、2023年現在のAI査定の定番をまとめました。
またAI査定で失敗しないために、AIが抱える致命的な問題も合わせて解説。
あなたのマンション価格が正確に分かり、最高の結果を得るために、この記事がお役に立てれば幸いです。
AIとは
AIとは人工知能 (Artificial Intelligence)のこと。
コンピューター上で、人間の脳と同じ様に情報を処理する技術です。
考え方は1900年代から在りましたが、近年コンピューターの処理能力が向上したことで、一気に実用化が進み注目されています。
学習してパターン化し、答えを出す
AIを作る手順は、子供が生まれて成長する過程と同じ。
次の流れで作られます。
-
1. 大量の元データを学習
-
2. パターンを推測
-
3. 答え(価格診断)を出す
例えば『日本語と英語の翻訳』でAIを使う場合、まずAIに膨大な量の単語・文章を英語と日本語で学習させます。
同じ単語でも文脈によって意味が変わるため、AIはこうしたルールやパターンを学習。
AIは学習したルールやパターンを使って、英語と日本語を翻訳します。
AIは人間に不可能な量を学習できる
AIのメリットは、人間が学習できないほど大量のデータを学習し、パターンを推測、答えを出せること。
そのため特定の分野では、AIが人間を上回るケースも増えてきました。
例えば囲碁や将棋の分野では、すでにAIが人間の世界チャンピオンに勝っています。
しかし学習したことしか答えられない
しかしAIの致命的な欠点として、学習した内容しか答えられない問題があります。
例えば、日本語と英語の翻訳を学習したAIは、中国語を翻訳できません。
また囲碁で世界一となったAIでも、将棋は指せません。
AIの能力は、学習データの内容で決まるのです。
データが少なくてもダメ
またデータの数が少ない場合も、AIの能力は低くなります。
なぜならデータが少ないと、パターンの推測が十分にできないため。
AIが正しく動くためには、AIの学習に『十分な量』かつ『正確な』データが必要。

じゃあマンションのAI査定も同じなの?

そうだね。AIの学習に最適で十分な量かつ正確なデータがないと、AIは正しく査定できないんだ
マンションAI査定の致命的な問題
中古マンション価格のAI査定は、致命的な問題を抱えています。
レインズが利用できず査定精度が低い
マンション価格のAI査定が抱える致命的な問題とは『査定精度が低い』ということ。
なぜならAI査定では、AIの学習にレインズのデータが使えないため。。
規約によりAI査定はレインズを使えない
AIがマンションを査定するためには、過去の売買記録を学習する必要があります。
しかしレインズの規約により、AIの学習にはレインズが使えません。
過去に不動産が売買された記録は、レインズにしか記録されていないため、AIは学習に必要な過去の売買記録が使えないのです。
国内で唯一の不動産情報データベース。国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営。
不動産会社しか利用できず、過去の不動産取引事例や現在の売り出し物件が登録されている。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと

レインズの規約により、レインズの情報は外部に公開できないんだ
成約情報はもちろん、集計・加工・分析したものも同様に公開を禁止されています。
AI査定も、元をたどればデータを集計・分析したものなので、レインズは利用できません
使えるのはネット上の無料情報と自社データ
マンションのAI査定はレインズが使えないため、仕方なく次の2つを使っています。
- 誰でも見れるネット上の無料情報
- (不動産会社のAI査定では)自社の売却データ
しかしどちらもAIの学習には問題があります。
ネット上の無料情報は誤差が大きい
ネット上で誰でも見られる無料情報は、誤差が大きくAIの学習には向いていません。
なぜならほとんどが売り出し価格で、実際に売買される成約価格ではないため。
最大30%以上の誤差がある
売り出し価格と成約価格は誤差が大きく、築年数によっては30%以上の誤差になります。
売り出し価格と成約価格の差を、築年数別にまとめたものがこちら。
築年数別のマンション売出し価格と成約価格
(2021年・首都圏)

最低でも1割、多いと3割以上も違うんだ!
なんでこんなに違うの?

売主が高値狙いで試しに売り出すマンションが多いからだよ。
ネット上の売出物件は、半分以上が売れずに売り止められるんだ。
自社の売却データは正確だが数が少ない
一方で自社の売却データは、AIに利用できますが、今度は数が少ないことが問題に。
自社の売却データは、レインズに比べると数が少なすぎて、AIの学習には足りません
例えばAIに必要なデータ数の目安として、1000万件という報告があります。
【参考】Ian Goodfellow, Yoshua Bengio,and Aaron Corville, MIT press

国内最大手クラスでも1社だと年間4万件なので、1000万件だと約240年分が必要。
その他中堅だと件数は1/10以下なので、とても使える数ではない。
その他のネット無料情報も詳細が不明
最近増えているのは、国土交通省の価格調査アンケートの結果とレインズマーケットインフォメーションを利用したAI。
しかしいずれもAIの学習データには使えるレベルではありません。
なぜならこれらは、マンション価格に大きく影響する要素(階数・眺望・向き・リフォームの程度・買取など)が全て隠されているため。
マンション売主と買主の個人情報を保護するため、データからどのマンションか特定できないようになっているのです。

マンションの最上階と1階の違いが分からないんだ!

それどころかフルリフォームしたのか、業者買取か仲介かも分からないよ。
マンションAI査定で問題となる「学習データの不足」は、AI研究者の間でも「Garbage In, Garbage Out(ゴミからはゴミしか出てこない)」といわれ、AIの精度を左右する大きな問題となっています。

結局、自社査定などに誘導する集客ツールに
結局、マンションAI査定は精度が低く、残念ながら多くは自社査定など別サービスへ誘導する集客ツールとなっています。
AI査定は大きな可能性のある技術ですが、残念ながら日本の不動産業界では活かせていません。
今後は米国のように売買情報を全て公開し、AI査定で利用できるルール改正が望まれます。

じゃあ、精度の高い査定結果を知るためには、どうすれば良いの?

不動産会社に無料査定を依頼するのが一般的だね。
不動産会社に依頼すれば、レインズのデータを利用した査定価格が分かるから。
正確な査定価格を知るなら不動産会社の無料査定
正確なマンションの売却価格を知るためには、不動産会社に無料査定を依頼する方法が定番です。
不動産会社に無料査定を依頼するときのポイントは、次の2点。
- あなたのエリアで売却実績が豊富な不動産会社を選ぶ
- 3〜6社に無料査定を依頼する

なぜ1社じゃなくて、3〜6社なの?

今の相場の動きは、プロでも判断に差が出るんだ。
今はマンション価格が高騰しています。
不動産価格指数(全国)
不動産価格指数とは
不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。国土交通省がアンケートで集めた年間30万件の成約価格を元に、ヘドニック法という統計計算でまとめたもの。3ヶ月前までのデータが毎月末頃に公表される。
マンションは、約10年で82%も値上がりしています。
マンション価格の高騰で、プロですら査定が難しい状況に。
さらにコロナ禍が査定の難易度を上げています。
あなたのマンションの査定価格を正確に知るためには、エリアで売却実績が豊富な不動産会社3〜6社程度の査定価格を知ったほうが良いでしょう。
不動産会社の心当たりが無ければ、一括査定サイトを利用すると便利です。
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
- その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)
- 地方(人口密度が少ない地域)
代表的なマンションAI査定
AI査定も、精度はあくまで参考レベルですが、試してみると面白いのは確かです。
マンションのAI査定は続々と増えています。
代表的なAI査定について以下をまとめました。
- 査定可能物件
- 査定可能エリア
- 登録の有無および登録事項
- 特徴
それぞれ解説します。
1. SRE不動産(旧ソニー不動産)マンションAIレポート
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
- 登録の有無:なし
- ⇒公式サイト
特徴
ソニーグループのAI技術とSRE不動産の不動産査定ノウハウを活用して開発したもの。
マンションの推定価格と賃料相場、さらに築年数や間取りに応じた推定価格の推移なども紹介。
各地域におけるマンション売却高額ランキングも掲載されています。
提携する不動産会社なら全国のマンション・土地・戸建てが可能
SRE不動産と提携する不動産会社を使えば、マンション・土地・戸建てがAIで査定できます。
SRE不動産は2,714社(2022年12月時点)と契約し、契約先の成約価格を学習データに利用。
他のAI査定に比べると、高精度の査定が期待できます。
提携している不動産会社として次があります。
(提携1)おうちクラベルの一括査定
対応エリア:全国(※一部のエリアは対象外)のマンション・土地・建物
おうちクラベルで無料査定を依頼すれば、同時にAI査定できます。
ただし不動産会社に査定を依頼するため、後日不動産会社から査定結果と連絡がきます。
おうちクラベルは、SRE不動産が運営する一括査定サイト。
元は「おうちダイレクト」というyahoo!のサービスでしたが、ヤフーとの提携解消により2022年7月からSRE不動産が単独で運営しています。
(提携2)近鉄不動産
対応エリア:東京都・千葉県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・広島県
ただし査定には個人情報の登録が必要で、担当者から連絡が来ることがあります。
【参考】近鉄のAI査定
(提携3)三菱UFJ不動産販売
対応エリア:首都圏・関西圏・愛知・福岡・北海道・宮城
ただし査定には会員登録が必要です。
【参考】三菱UFJ不動産販売のAI不動産査定
(提携4)三井住友トラスト不動産
対応エリア:全国のマンション
ただし査定には名前とメールの登録が必要です。
【参考】三井住友トラスト不動産AIマンション査定
2. HOME’Sプライスマップ
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:全国対応
- 登録の有無:なし
- ⇒公式サイト
特徴
マンションの参考価格が地図上で閲覧できるサービス。
全国60万棟以上、1,300万戸分のマンション参考価格が一目で分かります。
地図上に情報が表示されるため視覚的に参考価格を知ることができ、駅や地域毎の価格相場も簡単に知ることができます。
売却価格のほか、賃貸した場合の賃料の参考価格も確認できます。
3. HowMa(ハウマ)
- 査定可能物件:戸建て・マンション
- 査定可能エリア:全国対応
- 会員登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
【マンションの場合】- マンション名および部屋番号
- 居住の状態
HomMaにあらかじめ登録されているマンションであれば、住所や建築年といった詳細情報の入力は不要。
未登録のマンションのみ、住所や建築年、専有面積、階数(所在階および総階数)などの情報を入力します。【戸建て住宅の場合】
- 郵便番号
- 建築年
- 延床面積および土地面積
- 居住の状態
郵便番号を入力すれば、住所(町名まで)は自動で入力されます。
町名以降の情報は手動入力です。
マンション・戸建て住宅ともに、最後にメールアドレス又はFacebookで登録すれば、結果が表示されます。
特徴
全国対応で戸建て住宅の査定もできるAI査定。
日本全国の世帯数の約95%をカバーしています。
Howmaの価格推定技術は、東急リバブルやパナソニック、みずほ、明和地所などに提供。
特許(第6288735号)を取得していますが、AI査定の特許ではなく、オンラインで不動産を売り出すシステムの特許です。
4. IESHIL(イエシル)
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
- 登録の有無:なし
- ⇒公式サイト
特徴
東証PRM上場の株式会社リブセンスが運営するIESHIL(イエシル)。
マンション単位だけでなく、部屋ごとの価格も分かるサービスです。
参考価格のほか、災害リスク(地震や洪水、液状化、避難場所等)や保育園・学区の情報も公開。
会員登録なしでも利用できますが、全ての情報を見るには無料会員登録が必要です。
メールアドレスで登録するほか、YahooやFacebook、Googleのアカウントでも登録できます。
査定情報を整理する方法で特許(第6837739号・第6837740号・第6744702号)を取得しています。
5. RENOSY(リノシー)
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
特徴
東証GRT上場企業の株式会社GAtechnologies(ジーエーテクノロジーズ)が提供するRENOSY(リノシー)。
AI査定をするためには、個人情報をすべて入力しなくてはいけません。
AI査定の後は、RENOSYスマート売却という不動産売却サービスの訪問査定を依頼できます。
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:全国
- 登録の有無:なし
- ⇒公式サイト
特徴
マンション一括査定で有名なマンションナビ。
ザックリとマンション価格が分かるAI査定を見ることができます。
査定の細かい条件を入力するためには、メールアドレスの登録が必要です。
7. すむたす買取
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:関東エリア・関西エリア・東海エリア
※一部エリアは対象外 - 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
- マンション名
- 郵便番号
- 専有面積
- 間取り
- 部屋の階数
- メールアドレス
特徴
すむたす買取は、査定だけでなく最短2日で買取もできるサービス。
ただし買取なので普通の売却(仲介)の相場より2割以上安くなります。
査定には過去の売出し価格データを中心に、景気や人口増減、株価予想も加味。
2019年3月からは不動産仲介会社向けにもサービスの提供を開始しています。
すむたす買取は、安くても良いのでとにかく早く現金化したい人に向いているサービスです。
8. 三井のリハウス リハウスAI査定
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:全国18都道府県
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
- マンション名
- 所在階数
- 部屋番号
- メールアドレス
利用にあたっては、三井のリハウスへの登録が必要です。
特徴
1986年から2021年の36年連続で、仲介取扱実績No.1の三井のリハウス。
三井のリハウスの実際の取引事例をもとに価格を算出していますが、事例数が非常に多い分、精度も高くなります。
注意点としては、主な都市部(18都道府県)が査定可能エリアですが、全てのマンションで利用できるわけではありません。
あらかじめ登録されているマンションのみが対象です。
9. 住友不動産販売 ステップAI査定
- 査定可能物件:マンション・戸建て・土地
- 査定可能エリア:全国
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
- マンション名
- 所在階数
- 専用面積
- 名前
- メールアドレス
利用は、マンション所有者限定です。
特徴
不動産売買仲介件数で実績2位の住友不動産販売が、2022年3月に開始。
残念ながら、AI査定の詳細情報は公開していませんが、毎月価格を更新して、メールで最新価格を受け取れます。
10. 東急リバブルのスピードAI査定
- 査定可能物件:マンション・戸建て・土地
- 査定可能エリア:全国
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
- マンション名
- 所在階数
- 部屋番号
- 専有面積
- 名前
利用にあたっては、東急リバブルの「Myリバブル」へ登録されます。
特徴
不動産売買仲介件数で実績3位の東急リバブル。
2020年10月からマンションのAIスピード査定を開始、2021年7月からは戸建て・土地も査定可能になりました。
過去10年間で市場に売り出された物件の売り出し価格データと、直近1年間で実際に同社が行った査定データを統合してAIが査定価格を算出。
データは毎週更新されるため、常に最新の査定価格を確認できます。
また査定結果に加えて、賃貸物件として貸し出した場合の想定賃料も表示されます
11. 明和地所の仲介 クイックAI査定
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:東京・神奈川・札幌他
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
- マンション名
- 所在階数・部屋番号
- 専有面積・間取り
- 建築年・居住の状態・検討状況
- 名前
特徴
明和地所の仲介では、売却相場と賃貸した場合の賃料相場、表面利回りが分かります。
AI自体はHowMa(ハウマ)の技術提供なので、営業エリア外であればHowMaを利用しても良いでしょう。
12. 大京穴吹不動産 マンション自動AI査定
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:全国対応
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
- 住所・部屋番号
- 専有面積
- 最寄駅
- 氏名
- メールアドレス
特徴
築1年以内のマンションは非対応。
情報入力から約5分、メールで査定結果が届きます。
13. 10秒でDo!
- 査定可能物件:マンション、戸建て、土地
- 査定可能エリア:全国対応
- 登録の有無:あり
- ⇒公式サイト
- 登録事項
10秒でDo! では、必須入力の項目と任意入力の項目があります。
必須項目だけ入力しても利用できますが、任意項目まで入力すると査定精度が上がります。【マンションの場合】
- 必須項目・・・物件住所、現在住んでいる住所、専有面積、築年数、氏名、メールアドレス
- 任意項目・・・駐車場、利用用途、構造、方位、間取り、所在階、階建、日当たり、リフォームの有無および実施年月・内容
【一戸建ての場合】
- 必須項目・・・物件住所、現在住んでいる住所、土地面積、建物面積、築年数、氏名、メールアドレス
- 任意項目・・・駐車場台数、利用用途、構造、方位、間取り、階建、土地の形状、主要接道およびその他接道、建物の敷地境界からの距離、日当たり、リフォームの有無および実施年月・内容
【土地の場合】
- 必須項目・・・売却物件住所、現在住んでいる住所、土地面積、氏名、メールアドレス
- 任意項目・・・方位、土地の形状、主要接道およびその他接道、日当たり
特徴
10秒でDo! は、スマートフォンで利用できる無料アプリ。
スマホで利用できるので、いつでも簡単に査定価格が確認できます。
査定結果は3件まで保存OK。
より詳しい査定価格を知りたくなったら「お問い合わせ」ボタンから簡単に正式査定の申し込みができます。
14. スピードAI マンション査定(リニュアル仲介)
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:全国
- 登録の有無:なし(詳細は個人情報登録あり)
- ⇒公式サイト
特徴
全国600社が加入するネットワークを運営する不動産会社リニュアル仲介のAI査定サービス。
ただしAI査定の中身はマンションレビューが提供するAI査定を使っています。
また公式サイトでは、成約事例が見れる様な表現ですが、全て売出し事例なので注意しましょう。
個人情報不要となっていますが、査定の細かい条件を入力するためには、メールアドレスを登録しなくてはいけません。
15. マンションAI自動査定(MIRAIAS)
- 査定可能物件:マンション
- 査定可能エリア:東京・神奈川・埼玉・千葉
- 登録の有無:なし
- ⇒公式サイト
特徴
2018年設立のベンチャー企業ミライアス株式会が提供するAI査定
登録無しでマンション名だけで概算の売却価格と賃貸価格が見られます。
まとめ
AI査定は手軽にマンション価格が分かる便利な方法です。
しかしレインズが使えないため、査定の精度は参考程度。
結果として、現在のAI査定は自社査定などに誘導する集客ツールとなっています。
もし売却の可能性が少しでもあるなら、複数の不動産会社に査定依頼した方が良いでしょう。
注意点も知ったうえで、AI査定を上手に活用してください。
あなたの不動産の価格が正確に査定でき、安心して正しい選択ができることを心よりお祈りしております!
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。