悩むイメージ
「一戸建てを売りに出しているけれど、いつまで経っても売れない…」

家が売れないと不安ですね。

でも解決する方法はあるので安心してください。

なぜなら家が売れないのには、必ずどこかに「理由」があるからです。

この記事では、

  • あなたの家(一戸建て)が売れない理由が分かります。
  • 家(一戸建て)が売れるための解決策と具体的な解決方法が分かります。

(※マンションについては、こちらの別記事をお読み下さい。
マンションが売れない場合のチェックポイントと売るための対策

では早速解説します。

売れない場合のチェックポイント

チェックポイントイメージ
売りに出している一戸建てがなかなか売れない!

そんなときは、次の5つのポイントを参考にその原因を探ってみましょう。

1. 価格が相場より高くなっていないか

まずは価格について。

あなたの家の売り出し価格が、相場より高くないかチェックします。

まずポータルサイトをチェック

相場を確認するためには、まず不動産ポータルサイトをチェックします。

「そんなの当たり前では…」と思われるかもしれませんが、売り出す前に一度チェックしただけでそれから見ていなかったり、1サイトしか確認していない人も多いもの。

最低でも、SUUMO、HOME’S、at homeの3サイトは確認しましょう。

ポータルサイトで確認するのは次のポイント。

    ポータルサイトで確認するポイント

  • あなたの家と同じ条件で、売り出し価格が安い競合はいないか。
  • あなたの家と同じ価格で、条件が良い競合はいないか。

具体的には、次の条件で絞り込んで確認します。

ポータルサイトで絞り込む条件

最寄り駅
 あなたの家と同じ最寄駅
 (競合が少ない場合は近くの隣も含む)
間取り
 あなたの家と同じ間取りで確認
 (競合が少ない場合は、±1部屋)
駅からの距離
あなたの家と同じ条件(徒歩10分以内など)
築年数
あなたの家と同じ条件(築20年以内など)

家を探している人も、この様な条件で絞り込むことが多いので、まずこの検索一覧をチェックしましょう。

この一覧の中であなたの家がどう見られるかにより、あなたの家の詳細を見てもらえるかが決まります。

判断の目安として、こんな場合は売り出し価格を見直したほうが良いかもしれません。

  • あなたの家より良い条件又は価格の安い競合が3戸以上ある。
  • あなたの家より良い条件又は価格の安い競合が類似物件の1/3以上ある。

競合の動きをチェックすると動きが分かる

あなたの家より安い競合、又は条件が良い競合がいれば、いつ売り出したのかをチェックしましょう。

もし競合が4ヶ月以上前に売り出している場合は、その価格でも高すぎる可能性があります。

そしてこの後、できれば1週間毎にポータルサイトで競合をチェックします。
もし競合が売れていれば、次はあなたの家が売れるかもしれません。

逆に競合も2〜3ヶ月売れていない場合は、エリア全体で売る人が多いのに買う人が少ない「受給バランスが崩れている状態」の可能性もあります。

需給バランスを確認するために、実際に売買が成立した成約価格をチェックしてみましょう。

成約価格で売れる価格が分かる

実は売り出した一戸建ての内、売れるのは半分以下というデータも。

不動産ポータルサイトで分かる価格は、あくまでも売り出し価格(売り手が希望する価格)なので、売れずに残っている価格の恐れもあります。

つまり実際に売買される価格(成約価格)も知っておかないと、売れ残る価格で家を売り続けることになりかねません。

成約価格が分かるのはレインズだけ

成約価格は、レインズという国内唯一の不動産データベースに記録されています。

しかし、残念ながらレインズは不動産会社しか見ることができません。

レインズとは
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営するデータベース。
過去の取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと

個人でもレインズ成約価格の一部データが見れますが、個人を特定できる詳細を除いた概要情報なので、参考程度にしかなりません。

個人で見られるレインズの成約価格
レインズマーケットインフォメーション

またレインズとは別に、国土交通省が不動産売買の記録をアンケートで集めたデータも個人で見ることができますが、こちらも詳細を除いた概要情報なので、参考程度になります。

国土交通省の不動産売買アンケートデータはこちら
土地総合情報システム

あなたは失敗パターン?

レインズの成約情報は不動産会社しか見ることができません。

つまり正確な相場を知るためには、結局不動産会社に聞くしか方法がありません。

「でも媒介契約をする前に、不動産会社に査定価格を聞いたけど…」と思われるかもしれません。

実は、不動産会社に無料査定を依頼しても失敗する場合があります。

この様なパターンの場合です。

例)失敗するパターン

  • 不動産会社1社にしか査定を依頼していない。
  • 複数に依頼したが、話を聞かずに一番高い査定価格の不動産会社と媒介契約を結んだ。

もしあなたが今の売り出し価格を決める際に、このパターンだった場合は、もう一度複数の不動産会社へ査定を依頼し直した方が良いでしょう。

不動産会社へ無料査定を依頼する正しい方法とは

不動産会社へ無料査定を依頼して、正しい査定結果を知り、信頼できる不動産会社を見つける正しい方法はこちら。

成功する正しい方法

  • 一戸建て売却の実績が豊富な不動産会社に査定を依頼する
  • 複数の不動産会社(3〜6社)に無料査定を依頼して、話を聴き比べる

もし不動産売却の実績が豊富な不動産会社の心当たりがない場合は、一括査定サイトを利用すると良いでしょう。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいバリュー
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国840店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国840店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

2. エリアの需給バランスが崩れていないか

シャッター街イメージ
エリア内で家を購入する人が少ないのに、売り出す人が極端に多い場合は、普通に売ってもなかなか家は売れません。

具体的には、この様なエリアです。

需給バランスが崩れている例

  • 地域を代表する工場や企業が撤退したエリア
  • 郊外のニュータウンや一部の地方などの過疎化・高齢化が進んでいるエリア
  • 最寄り駅から遠いエリア

地域を代表する工場や企業が撤退したエリア

具体的にはこの様な例があります。

例1) 東京都日野市の日野自動車
東京都日野市は、人口:18.5万人、世帯数:8.8万世帯。
この日野市を代表する日野自動車が、2020年までに本社工場を閉鎖することを2011年に発表。
従業員の家族2300世帯と数多くの下請け企業が移転する見込み。
例2) 埼玉県狭山市のホンダ狭山工場
埼玉県狭山市は人口15.1万人、6.8万世帯。
ホンダ狭山工場は2021年度内に閉鎖予定と2018年に発表。
従業員の家族4600世帯と数多くの下請け企業が移転する見込み。

人口減少と高齢化が急激に進む日本国内では、多くの企業が工場や物流センターを次々と閉鎖・統合しているため、この様な例は今後ますます増えるでしょう。

郊外のニュータウンや一部の地方などの過疎化・高齢化が進んでいるエリア

例えば多摩ニュータウンのある八王子市、町田市、稲城市を含む多摩中央部南地区では、65才以上の人の割(老年人口比率)が、

  • 2000年 13.7%
  • 2005年 17.0%
  • 2015年 25.1%
  • 2025年 27.9%

と急激に増えています。

さらに多摩ニュータウンといっても、入居時期が早かったエリアでは、老人人口比率が、和田 50.2%、東寺方 43.1%などすでに30%を大きく上回っています。

多摩ニュータウンの入居開始年次と高齢化率

最寄り駅から遠いエリア

都市部でも地方でも、最寄り駅から遠いエリアの家を買う人が減っており、価格が下がっています。

国土交通省が毎年まとめている地価公示がこちら。

公示地価の推移(3大都市圏)

最寄り駅距離別の公示地価変動率(3大都市圏・2018年)

公示地価の推移(地方圏)

最寄り駅距離別の公示地価変動率(地方圏・2018年)

最寄駅から500メートル以内の土地の価格(地価)は、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)と地方圏、ともにプラスで推移。

しかし、5キロ以上離れてしまうと、三大都市圏も地方圏も1%のマイナスで推移しているのです。

駅から遠い物件の場合は、広告の部分でも書いた通り「バス本数が多い」ことなどを併せて明示するなどの工夫が必要になります。

3. 内覧でイメージが悪くなっていないか

内覧イメージ
実際に物件を確認できる内覧は、購入の決め手になるとても大事なもの。

ここでイメージが悪くなってしまった結果、なかなか売れない…なんてことにもつながるのです。

内覧のイメージが悪くなってしまう原因としては、次の4点が考えられます。

・物が多くスッキリ感がない
住みながらの売却では仕方のない部分もありますが、物が多いと部屋も狭く感じてしまいます。
トランクルームを利用して一時的に物を減らすのもオススメです。
・水回りなどの汚れが気になる
これも人が住んでいる以上は仕方のないことですが、出来る限りきれいに掃除して清潔感を出しておくのが重要です。
リフォームまでは不要ですが、ハウスクリーニングは有効。
普通の掃除では落ちない汚れもきれいにしてもらえます。
・内覧のスケジュールを相手に合わせていない
意外に感じるかもしれませんが、内覧のスケジュールを相手に合わせることも実は大事なポイント。
「内覧したい」と申し出てくれるということは、あなたが売ろうとしている一戸建てに興味を持ってくれているということ。
せっかく都合をつけて部屋を見に来てくれるわけなので、可能な限り、相手のスケジュールに合わせるようにしましょう。
・内覧者との受け答えに問題がある
一戸建てを買うために内覧に来てくれる内覧者は、部屋を見ながらいろいろな質問をしてきます。
その時の受け答えによって印象が悪くなっている可能性もゼロではありません。
内覧時は不動産会社の担当者も立ち会ってくれるので、やり取りもしっかり聞いてくれています。
受け答えに問題なかったかどうか内覧終了後に担当者に確認して、アドバイスをもらうようにすると良いでしょう。

内覧については、こちらで詳しく解説しています。

家博士家博士

このほかにも、既に空き部屋となっていて内装がきれいな部屋の場合は、ホームステージングなども内覧時には有効だよ

ハウスくんハウスくん

ホームステージング?

家博士家博士

空き部屋を家具や調度品で飾って、印象を良くするためのサービスだよ。新築住宅のモデルルームのような感じで、購入後の暮らしをイメージする手助けをしてくれるんだ。ライバル物件との差別化が期待できるよ

4. 広告がきちんとされているか

広告イメージ
不動産の売却では、広告がきちんとされているかも大事なポイントになります。

家博士家博士

不動産広告は、購入希望者が物件を知るきっかけにもなるもの。どのように物件の広告が出されているか、確認しておこう

ポータルサイトなどに広告が出ているか確認する

手軽な物件探しに便利な不動産のポータルサイト。

ここできちんと広告が出ているかどうか、確認しておきましょう。

絞り込み条件も利用して、検索結果から漏れていないかどうかも確認しておきたいポイントです。

折込チラシやオープンハウスなどを依頼してみる

インターネット上の広告以外にも、近隣に直接アピールできる折込チラシや実際に物件を見てもらえるオープンハウスを依頼してみる方法もあります。

近隣で物件を探している人にとっては非常に効果が高くなります。

広告が悪く魅力が伝わっていない可能性も

どんなに広告を出せていたとしても、内容が悪ければ見づらく、魅力も伝わりません。

例えば、使われている写真が少なければ、見ている人もどんな物件なのかイメージしづらいもの。

暗い写真が多ければ、日当たりが悪い家なのでは?と思われてしまうかもしれません。

写真の数自体を増やしたり、明るい写真を利用したりするだけでも印象は良くなるものです。

また、一見すると欠点になるようなところも、伝え方次第では魅力になることも。

例えば駅から遠い物件の場合。

バスの本数が多いことを明示すれば、決して不便な場所ではないとアピールできます。

同時に「閑静な住環境」とアピールすれば、ある程度の利便性がありつつ、静かに暮らすのに最適な家だということを伝えられるわけです。

また、築年数が古い家でも「○○年に外壁塗装済み」など、修繕履歴を明示してみるのも効果的。

きちんと手入れされている家だということをアピールできます。

5. 不動産会社に問題がないか

問題がある不動産会社イメージ
依頼している不動産会社はしっかり売却活動をやってくれているはず…と思いたいものですが、場合によっては不動産会社に問題があることも。

次のポイントをチェックしましょう。

  1. レインズに正しく登録され、他の不動産会社に情報が伝わっているか
  2. 媒介契約の種類を間違っていないか
  3. 不動産会社が囲い込みをしていないか

ハウスくんハウスくん

レインズに正しく登録されているかって、自分で確認できるの?


家博士家博士

2016年から、売主もレインズで取引状況が確認できるようになったんだ。
不動産会社から受け取った『登録証明書』に書かれたIDとパスワードでアクセスして、取引状況が『公開中』になっているかどうか確認しよう


ハウスくんハウスくん

『公開中』以外になっていたらどうするの?


家博士家博士

『公開中』になっていないと、他社から問合が来ないんだ。
特に理由もなく『公開中』でない場合は、不動産会社に聞いてみよう。


またレインズには、販売図面や写真を登録した方が、問い合わせが増えます。

販売図面や写真は売り主から見えないため、きちんと不動産会社がレインズにこれらを登録しているか、口頭で念押ししておきましょう。

また、媒介契約の種類にも注意が必要です。

後で詳しく解説しますが、媒介契約には3種類あり、次のようなケースは売れにくくなります。

  • 一般媒介契約でレインズに登録していない。
  • 一般媒介契約で相場より高めの価格で売り出している。
  • 専任媒介契約・専属専任媒介契約だが、販売実績の少ない不動産会社へ依頼してしまった。

一般媒介契約については、こちらで詳しく解説しています。

専任媒介契約・専属媒介契約で、販売実績の少ない不動産会社へ依頼した場合、囲い込みをされると全く売れません。

囲い込みとは、不動産会社が買い主から仲介手数料を得るために、他社が見つけた買い主を拒否する不正行為。

地方では少ないのですが、都市部では一部の不動産会社でいまでも残っているといわれます。

囲い込みについて、詳しくはこちらで解説しています。

売却にかかる期間とは

不動産を売る期間イメージ
「家がなかなか売れない!」と感じるかもしれませんが、そもそも、家の売却にはどれくらいの時間がかかるものなのでしょうか。

公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によると、レインズへの登録から成約までにかかった日数は91.0日(2017年度首都圏)。

平均しても3ヶ月はかかるのです。

成約から引き渡しまではさらに1ヶ月ほどかかるため、合計4ヶ月はかかることになります。

さらにレインズ新規登録件数と推定売却件数から計算すると、一戸建ての半分は売れずに売却をあきらめたり、不動産会社に捨て値で買取されています。

ハウスくんハウスくん

思っていた以上に売れないものなんだね…

家博士家博士

もちろん、中には冷やかしで売っているような売主もいたりするけどね。
それにしても、必ず売れるわけではないんだ

ハウスくんハウスくん

じゃあ、どうすれば売れるの?

家博士家博士

家を売るための対策を紹介しよう!

家を売るための対策

対策イメージ
家を売るために対策として、次の方法があります。

対策1. 今の不動産会社と相談

最初にできる簡単な対策は、とにかく今、契約している不動産会社に相談すること。

次のようなポイントについて相談してみましょう。

内覧があるなら購入に至らなかった理由をヒアリング

内覧は来るものの購入には至らない…

そうした状況であれば、不動産会社経由で理由を確認してみましょう。

理由が分かれば対策も出来ます。

そもそも内覧があるということは、購入希望者にとって興味のある物件だということ。

物件に対する反応自体は悪くないので、購入に至らなかった理由の部分をしっかり解決し、買主が「買いたい!」と思う家にすることを目指しましょう。

最低限のリフォームを試す

内覧が数件あったけれど、購入申込みがなかった場合、劣化や汚れが目立つ部分を、最低限の範囲でリフォームするのも効果的です。

イメージとして、壁紙やトイレの交換など、30万円以下でできるリフォームです。

キッチンや風呂など数百万円をかけるリフォームは、元がとれないのでやめておきましょう。

金額の目安は、例えばリクシルPATTOリフォームなどをチェックすると分かります。

【参考】リクシルPATTOリフォーム

売り出し価格の見直し

内覧自体がないのあれば、売り出し価格の見直し(値下げ)を検討します。

見直す際には、500万円や1,000万円のラインを超えて下げるのがポイント。

たとえば、現在の売り出し価格が4,000万円であれば3,900万円にするといった感じです。

ハウスくんハウスくん

できれば値下げしたくないのが正直なところだけど…

家博士家博士

その気持ちも分かるけれど、問合せや内覧がなければ売れないからね。
家に限らず、一定のラインを超えた値段設定は有効なんだ。
1,000円より980円の方が買いやすいと感じるけれど、それと同じだよ

対策2. 家の付加価値を高める

そのまま売るのではなく、少し工夫して家の付加価値を高めるのも有効です。

  • インスペクション、耐震診断、フラット35適合証明、安心R住宅、既存住宅売買瑕疵保険などを検討する
  • 大手不動産会社が瑕疵保証をつける

また、家の新しい売り方としてリフォームプランをセットにして売る方法もあります。

マンション築20年以上、戸建て築15年以上ならリフォームプラン付きで売る方法も

首都圏・中部圏・近畿圏限定ですが、パナソニックが新しく始めたリフォームプラン付きの売却「Riarie(リアリエ)」なら、競合物件との価格競争を避けて、高く早く売れる可能性があります。

riarie

リアリエでは、複数のリフォームプランを3次元のコンピューターグラフィック(3DCG)で作成するため、家の魅力が大幅にアップ。

さらにリフォーム予算・補助金・減税メリットなどが明確なので、購入者の心理的ハードルが下がり、家が早く高く売れます。

パナソニックのリアリエについて詳しくはこちら
リアリエはリフォームプラン付きで家が早く売れる! 試すなら急ぐべき理由とは

リアリエの無料査定を試すならこちら
ReaRie(リアリエ)

対策3. 期間優先なら即時買取や買取保証も検討する

とにかく早く売却したいのであれば、不動産会社による即時買取も選択肢の一つ。

即時買取なら、買取価格は相場の6〜8割になってしまいますが、確実に売れます。

一部の大手不動産会社では、3ヶ月だけ普通に売却して、売れなければ買取という「売却保証」という売り方もあります。

家博士家博士

即時買取や売却保証を利用するなら、とにかく数多くの不動産会社へ無料査定を依頼しよう。
査定価格がそのまま買取価格になるからね。

不動産会社による即時買取についてはこちら。

不動産会社の売却保証については、こちらの記事で詳しく解説しています。

対策4. 不動産会社を変更する

家の売却は、不動産会社選びで8割が決まるといわれます。

もし不動産会社の対応がイマイチであったり、売却活動に進捗がないのあれば、思い切って不動産会社の変更を考えてみても良いでしょう。

不動産会社を変更するタイミングは、次の2つ

  1. 媒介契約の契約期間終了を待たずに、途中で変更する
  2. 媒介契約の契約期間終了のタイミングで変更する

1.途中で変更する場合は、不動産会社とトラブルになる恐れもあります。

もし内覧などが全く無く、不動産会社も反論できないほど反響が無いなら良いのですが、中途半端に内覧や問い合わせがある場合は、不動産会社としても納得できないでしょう。

最悪の場合は、それまでにかかった広告費用などを請求される恐れもあります。

できれば、2.契約期間終了のタイミングで変更した方が良いでしょう。

媒介契約の期間は最長で3ヶ月なので、この契約期間終了で、他の不動産会社へ切り替えるか、一般媒介契約で同時に複数の不動産会社へ売却を依頼します。

契約期間終了のタイミングで変更する場合は、事前に不動産会社へ「今の契約期間が終了したら別の不動産会社へ切り替える予定だ」と通知しましょう。

今の不動産会社へ通知することによって、慌てて本気で売却活動を始めるケースもあります。

家博士家博士

不動産会社を変更する場合、いくつか注意点もあるんだ。契約期間や契約方法についてはよく確認しておこう

不動産会社との媒介契約は3種類。

【媒介契約の比較】

項目一般媒介契約専任媒介契約専属専任
媒介契約
特徴自由な契約一般的な契約厳しい契約
こんなタイプの人向き不動産の売却経験がある人普通の人多少損でもお任せしたい人
実際の契約の多さ
(2015年東日本の実績)
29%46%
一番多い
25%
他社との媒介契約××
自分で見つけた相手との直接契約×
契約の有効期間制限なし
(行政指導により3ヶ月が一般的)
最長3ヶ月最長3ヶ月
指定流通機構(レインズ)への登録×
登録義務なし

契約から7日以内

契約から5日以内
業務処理状況の報告義務規定なし14日に1回以上7日に1回以上

契約期間は3ヶ月間が一般的です。

不動産会社を変更する際は、

  • エリアで売却実績が豊富な不動産会社を複数選ぶ
  • 無料査定を依頼して、話を聴き比べる

ことがポイントになります。

不動産会社の心当たりがない場合は、一括査定サイトを利用すると便利です。

今後はますます売れなくなる!

一戸建てが思うように売れないと、売却を諦めたくなってしまうかもしれません。

しかし、長期的には不動産市場は下落傾向です。

なぜなら日本では人口が急激に減っていますが、新築住宅が次々と建てられているため。

日本人の人口・世帯数と住宅戸数

住宅戸数と世帯数の変化

結果として、空き家率は2013年時点で13.5%に。

さらに2025年には団塊の世代が75歳以上になり、多くの人が施設へ入居します。

そうなると空き家は一気に増加。

すでに現時点で東名阪エリアでは、65歳以上の高齢者だけが住む戸建て住宅とマンション(空き家予備軍)が336万戸あると言われています。

全国では持ち家3179万戸に対し、705万戸が65歳以上の高齢者のみの世帯。
実に22%もの住宅が「空き家予備軍」となっているのです。

これだけ空き家が増えると、家を売ろうにも供給過多で売れない可能性が高いでしょう。

シンガポール国立大学の研究によると、

  • 日本の住宅は2030年に空き家率30%、空き家戸数2,000万戸を超える。(1/3が空き家に)
  • 日本の住宅価格は2040年には、2010年比で平均46%下がる。(価格は半額に)

国土交通省の「国土の長期展望」によると、2050年には

  1. 6割の地域で、人口が現在の半分以下になる。
  2. 2割の地域で、無人化する。

ことが分かっています。

3大都市圏(首都圏・名古屋圏・近畿圏)では生産緑地開放による「2022年問題」があります。


郊外では既に売れにくいエリアもありますが、立地適正化計画によってある日突然、無価値になってしまうエリアも。

まずは出来ることから始めて、少しでも早く売却できるように対策を立てておきましょう。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいバリュー
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国840店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国840店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U