「家を売る前に、外壁塗装はするべき?」
「外壁塗装業者が営業で来たけど、売却前でも塗装した方が良いの?」
戸建ての売却前に外壁塗装をするべきか、お悩みでしょうか。
確かに外壁塗装をすると、見た目の印象がアップするため、家が売れやすくなります。
しかし、外壁塗装にかった費用を売却で回収できなければ「やるだけ損」になってしまう恐れも。
外壁塗装すべきか判断するためには、劣化の具合、売却価格へ上乗せできるかなど、専門的な知識と経験が必要ですが、普通の人には難しいのが現実です。
もしあなたの家が、売却前に外壁塗装をするべきか、自信をもって正しい判断ができれば理想的ですね。
この記事では、売却前にあなたの家を外壁塗装するべきか、正しく判断する方法を解説します。
また外壁塗装をする場合の注意点もまとめました。
あなたの家の売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
売却前に外壁塗装するべきか判断する方法
売却前に外壁塗装が必要かどうかを判断するためには次のポイントを総合的に判断する必要があります。
売却前に外壁塗装をするべきか判断するポイント
- 外壁がどの程度劣化しているか
- 買主はどの程度のコンディションまで許容するか
- 今売りに出ている競合物件や過去の成約物件ではどうだったか
- 外壁塗装費用を上乗せした価格で売れるか
- 今の建物価値はいくらか、塗装するだけの価値があるか
- 耐震改修する必要はないか
- 解体して更地で売る可能性はないか

こんなの分からないよ!

普通の人には判断が難しいよね。
だから専門家の力を上手く借りるんだ。
実績豊富な不動産会社3〜6社の意見を聴き比べる
あなたの家を売却する前に外壁塗装すべきか判断するためには、プロの意見を聞いた方が早くて確実です。
具体的には次の手順で進めます。
- あなたのエリアで売却実績が豊富な不動産会社を選ぶ
- 3〜6社程度の不動産会社に無料査定を依頼して意見を聴き比べる

外壁塗装は、プロでも判断が分かれることが多いため、必ず3〜6社程度の意見を聴き比べよう

そんなに不動産会社を知らないよ

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
-
おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 77万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国875店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国875店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
-
おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
- その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)
- 地方(人口密度が少ない地域)
売却前の外壁塗装は成功することが多い
売却前に外壁塗装することで、売却価格が塗装費用以上にアップする可能性は十分あります。
ここが内装リフォームとは大きく異なる点。
ちなみに売却前の内装リフォームは、逆に失敗するケースが多くなります。
内装リフォームでは、かかった費用を売却価格に上乗せできない場合が多いのです。

リフォーム費用を上乗せできないのは、国土交通省の調査でも分かっている事なんだ
売却前のリフォームについては、こちらで解説しています。
家を売る前にリフォームは必要? 売却前のリフォームについて、国土交通省の調査結果から検証します。

なんで内装リフォームは上乗せできないのに、外壁塗装は上乗せできることが多いの?

外壁塗装が成功する理由は3つあるんだ。
売却前の外壁塗装が成功する3つの理由
外壁塗装が成功する主な理由として、次の3点が挙げられます。
外壁塗装が成功する理由
- 個人による好みの違いが少ないため
- 躯体を保護するために必要な補修だから
- 費用対効果が高いため
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
理由1. 個人による好みの違いが少ないため
外壁は、個人による好みの違いが少ないという特徴があります。
あなたの自宅の周りの戸建て住宅を思い出してみてください。
多くの戸建て住宅で、似たような色味であることに気付くのではないでしょうか。
実は外壁に関して言うと、定番の色がほぼ決まっているのです。
濃淡など多少の違いはあるものの、白やベージュ、茶系あたりが定番と言えます。

確かに、どこ家も似たような外壁かも

赤系や青系などたまに特徴的な外壁の家もあるけれど、全体的にはかなり少数派なんだ
内装は個人の好みが大きく分かれる
一方の内装リフォームでは、個人による好みが大きく分かれます。
特に『リフォームでどこを優先するか』は個人の好みによって大きく違います。
そもそも内装リフォームでは、限られた予算で、内装の一部を優先してリフォームすることが一般的。
なぜなら全てを最新にリフォームすると1,000万円以上と高額になってしまうからです。
キッチンを最新のアイランドタイプにするのか、ユニットバスを入れ替えるのか、フローリングを無垢材にするのか、壁紙はペット対応にするのか。
売主の好みと買主の好みがズレることで、不必要な部分に余計な費用がかかり、売却価格の上乗せが難しくなります。
理由2. 躯体を保護するために必要な補修だから
外壁塗装は、価値を高める目的だけでなく、躯体を保護するために必要な補修です。
内装は多少古くなっても使い続けられますが、外壁の劣化は放置できません。
なぜなら、外壁塗装の劣化を放置すると、目地やクラック(ひび割れ)から雨水が侵入し、躯体が傷んでしまう恐れがあるからです。
売却前に、傷んだ外壁の塗装をしておいた方が、『しっかり維持管理された家』として、買主からの印象が良くなるのです。

定期的にするべき維持管理だから、済ませておいた方が良いんだね

そうだね。
外壁塗装の目的は、高く売るためだけでなく、維持管理だから済ませておくというあるんだ
理由3. 費用対効果が高い
外壁塗装は費用対効果が高いというのが一般的です。
なぜなら外壁は、建物を見たときに最初に目に入ってくるもので、きちんと塗装されているかどうかで、見た目の印象が全く変わるため。
心理学で『初頭効果(しょとうこうか)』といいますが、人は第一印象が良いと、その後もすべて良い印象に感じる傾向があります。
外壁の塗装がはがれている・汚れているような家と、手入れされて綺麗に塗装されている家。
あなたならどちらの家に住みたいと思いますか?

外壁塗装に係る費用は、通常の戸建で70~150万円程度。
でも、外壁塗装することでこれ以上の効果も期待できるんだ
高く売るためのインスペクションなどにも有利
外壁塗装が劣化していると、インスペクションで是正事項となってしまいます。
なぜなら外壁は「雨水の侵入を防止する部分」に該当するからです。
躯体を保護するために外壁は重要であることから、劣化していると「早めに補修するのが望ましい」とされるのです。
住宅の健康診断のようなもの。
インスペクションを実施することで、専門家から住宅の劣化状況や欠陥の有無を診断してもらえます。
インスペクションについて詳しくはこちら
インスペクションの説明が宅建業法改正で義務化され、注目されています。売り主の立場でインスペクションについてどう対応するべきか、最新の状況をまとめました。
高く売るためにおすすめなのが、インスペクション・瑕疵保険・安心R住宅とセットにすること。
これらをセットにすることで家の状態や品質が把握でき、買主にとっても安心して購入できる家になるのです。
瑕疵保険は中古住宅の瑕疵について保証してくれる保険のこと。
瑕疵保険について詳しくはこちら
既存住宅売買かし保険は売却に有利ですが、2022年改正で税制メリットは消滅。さらに4つの注意点があり、無料で利用できる大手の保証の方が利用者は多いのが現実です。詳しく解説します。
住宅における瑕疵とは、特に重要な構造上の主要部分(基礎や土台、柱、壁など)と、雨水の侵入を防止する部分(屋根や外壁など)に重大な欠陥があることを意味します。
購入後にこうした部分の欠陥が見つかれば補修することになりますが、瑕疵保険に加入していれば補修費用を保険金で賄えるのです。

インスペクションを実施して耐震性があることも認められれば、広告に『安心R住宅』のマークが付けられるんだ。マークがついていることで、安心して購入できる中古住宅であるという目印になっているんだよ
外壁塗装の注意点
外壁塗装では2つの注意点があります。
注意点1. 必ず相見積もりを取る
外壁塗装の業者を選ぶ際は、必ず3社以上へ相見積もりをとりましょう。
なぜなら、外壁塗装工事には定価がないので、業者によっては倍以上高い金額を請求される恐れがあるため。
3社以上の理由は、2社だと「どちらが高いか(安いか)」しか分からず、判断しにくいため。
3社以上であれば相場の分かりやすく、見積もりの内容が適切かどうか、判断しやすくなるからです。
訪問営業は断るか相見積もりで
外壁塗装では訪問営業がよくありますが、絶対にその場で即決せず、断るか相見積もりをとりましょう。
なぜなら訪問営業では1社だけの見積もりなってしまい、工事費が割高になるため。
「今ならモニターキャンペーンでお得に外壁塗装できます」と勧誘してくる業者もいますが、ほとんどが割高です。
相見積もりをとれば、キャンペーンとは名ばかりで逆に相場より高い工事費だと分かるでしょう。
悪質な業者になると、「外壁の劣化が進んでいるので、塗装しないと大変なことになる」と脅すことも。
数週間で大変なことにはなりませんので、焦らず相見積もりをとって、業者を選びましょう。

業者を選ぶ目安はあるの?

まず実績を聞くことと、最低でも指定団体に登録していることだね。
住宅リフォーム事業者団体登録制度の団体に登録している業者を選ぶ
見積を依頼する会社選びの基準は、少なくとも住宅リフォーム事業者団体登録制度の団体に登録していること。
【参考】住宅リフォーム事業団体
この制度は消費者が安心してリフォームが行えるよう、2014年9月に国土交通省によって創設されました。
2019年4月26日時点で15団体が住宅リフォーム事業者団体に登録。
制度に登録している団体とその団体に所属するリフォーム事業者かどうかは、マークの有無で分かるようになっています。
一括査定サイトが便利
塗装業者の心当たりがなければ、一括査定サイトの「外壁塗装の窓口」が便利です。
- 対応エリア:全国
- 比較社数非公開
- 登録数:4,000社
ホームページ月間訪問者数30万人。
外壁塗装の窓口の登録会社は、わずか9.8%という厳しい審査を通過した優良企業だけ。
いずれも自社施工の塗装会社なので、中間マージンのない分だけ、安値で発注できます。
外壁塗装の窓口にはイエローカード制度があり、利用者のクレームや評判が悪い塗装会社は登録解除されるため、どの会社に依頼しても安心。
その信頼性から、業界紙のリフォーム産業新聞にユーザー数No.1で掲載されたことがあります。
見積もりを取った後の業者へ、お断りする連絡も代行してくれます。
外壁塗装の一括見積もりサイトを徹底比較し、オススメそして各サイトの特徴をまとめました。さらに見積の比較や業者選びで注意したいポイントも解説。この記事を読めば、スムーズに外壁塗装ができるでしょう。
注意点2. 不明な見積もりは相談する
相見積もりを取っても、見積書の中身を判断するのは難しいもの。
見積書で不安を感じる場合は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「リフォーム見積チェックサービス」を活用しましょう。
無料で見積書の内容をチェックし、事業者に確認すべきポイントやリフォームを進めるうえでの注意点などアドバイスしてもらえます。
まとめ
ここまで『一戸建ての売却前に外壁塗装はすべき? 間違えず正しく判断する方法とは』として、解説してきました。
家の売却前に外壁塗装すべきか判断するためには、まず3〜6社の不動産会社の意見を聴き比べましょう。
もし外壁塗装するなら、必ず相見積もりをとり、不明な見積もりは『リフォーム見積もりチェックサービス』でチェックしてもらいましょう。
あなたの家の売却が成功することを、心よりお祈りしております!
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
-
おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 77万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国875店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国875店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
-
おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。