「ゴミ屋敷を売るには、どうすれば良いの?」

ゴミ屋敷の売却でお悩みでしょうか?

ゴミ屋敷を売りたいけど、何から手を付けて良いか分からない…。
そもそもゴミ屋敷なんて売れるの?
簡単にサクッと売れたら理想的なのに…。

そんなあなたに、朗報です。
ゴミ屋敷は売れます!

ただしゴミ屋敷を売るためには、5つのコツを知った上で、最適な売却方法を選ぶ必要があります。

あなたはこの記事を読むことで、ゴミ屋敷の売却のコツと最適な方法が分かるでしょう。

あなたのゴミ屋敷売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。

ゴミ屋敷を売る5つのコツ

ゴミ屋敷を売るために、まず5つのコツを知っておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

コツ1. ゴミ処分は専門業者へ

ゴミ屋敷イメージ
ゴミ屋敷で大変なのが、溢れかえったゴミの処分。

ゴミ処理は自分でせずに、専門業者に依頼するのがコツです。

なぜならゴミ処理を自分ですると想像以上に大変で、何より大切なあなたの時間と心、人生を消耗する恐れがあるため。

自分で処理すると想像以上に大変

自分でゴミを処理すれば、費用はある程度抑えられますが、次の問題があります。

  • ゴミの分別が大変。
  • 燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ごみなど各回収日・時間に分けて出すのが大変。
  • 不燃ごみなど出せる日が少ない。
  • 家電リサイクル法の対象(エアコン・テレビ・冷蔵庫など)は自治体で回収できない。
  • 粗大ごみは自分だけで運び出せない恐れも。
  • 一度に大量のごみを出すと苦情が来る恐れも。
  • 自分の時間・手間と心が消耗して、途中で挫折しがち。

あなたの時間・手間と心を費用として考えると、専門業者に依頼した方が安いのではないでしょうか。

専門業者のゴミ処分費の目安

専門業者のゴミ処分費用の目安は下記で、ゴミの量によって費用は変わります。
間取り毎の費用目安

  • 1R: 30,000円〜80,000円
  • 2LDK: 120,000円〜300,000円
  • 3LDK: 170,000円〜500,000円

回収量の費用目安

  • 軽トラック: 20,000円〜40,000円
  • 2トントラック: 50,000円〜80,000円

またエレベーターが無く搬出が階段だと、人手が追加されるため数千円〜2万円程度余計にかかります。

専門業者に相見積もりを依頼する

専門業者に依頼するなら、数社に相見積もりを依頼して、安い業者を探しましょう。

専門業者を探す方法が分からなければ、一括査定サイト「エコノバ」を使うと良いでしょう。

エコノバ

エコノバでは、ゴミの処分をお願いしたい家の所在地と作業種別を選ぶだけで、対応可能な業者が一覧で表示されます。

あとは気になる業者にチェックして、連絡先や作業内容の詳細を入力して送信すればOK。

業者から連絡が来るので、相談・見積もりを取り「ここが良い」と思った業者に依頼すれば作業してもらえます。

無料見積もりを依頼するならこちら
エコノバ

コツ2. リフォームや解体前にプロの意見を聞く

ゴミを処理すると、内装の汚れや設備の老朽化が気になるもの。

しかしそのままでは売れないだろうとリフォームや解体する前に、まず不動産会社に意見を聞きましょう。

リフォームするとトータルで損になりがち

売却前のリフォームでは、リフォーム費用を売却価格に上乗せできないケースが多いことが国土交通省の調査でも分かっています。

詳しくは、こちらの記事で紹介しています。

仮にリフォームするのであれば、必要最低限にとどめることが成功のコツ。

どこまでリフォーム・修繕するかを決めるためにも、複数の不動産会社から意見を聞くようにします。

解体すると売れなくなる土地もある

建物を解体すると、再建築不可だったり、擁壁の再構築で数百万円かかるなど、売れなくなる土地になる恐れがあります。

解体せずに古家付き土地の方が売れる場合も多いので、まずはエリアの売買事情に詳しい不動産会社の意見を聴く方が良いでしょう。

解体についてはこちらの記事で解説しています。

コツ3.心理的瑕疵は買主へ通知する

ゴミ屋敷だったことは、建物本体に何らかの欠陥がなくても「心理的瑕疵」になる恐れがあります。

心理的瑕疵になる場合は、隠さずに買主へ通知しましょう。

ただし心理的瑕疵は「気にする人もいれば、気にしない人もいる」という非常にあいまいなもの。

瑕疵になるかどうかの判断が難しいため、複数の不動産会社の意見を聞いた方が良いでしょう。

瑕疵については、こちらで解説しています。

コツ4.買取と仲介を使い分ける

ゴミ屋敷を売却する方法には、大きく分けて2種類の方法「買取」と「一般の売買(仲介)」があります。

あなたの事情によって、向いている方法を選びましょう。

買取と一般の売買(仲介)の違い

仲介と買取のイメージ

仲介
(普通の売買)
買取
買主 一般の人 不動産会社
(買取業者)
売却期間 場合による
(目安3〜6ヶ月程度)
最短1週間
売却価格 ほぼ相場通り 相場より
2〜4割安い
ゴミの残置 不可 業者による
買取は安くなるが手間をかけず確実に売れる

買取とは不動産会社に売ること。

不動産会社が買取ってくれるので買主を探す手間はかからず、最短1週間程度で確実に売れます。

しかし買取では、価格が相場の6~8割と安くなる点が大きなデメリットです

一般の売買(仲介)は時間がかかるが、高く売れる可能性がある

一方の一般の売買(仲介)は、不動産会社に仲介してもらって一般の人に売ること。

一般の売買では、買主を探す手間がかかるので、売却には一般的に3~6ヶ月(平均すると約4ヶ月)もの時間がかかります。

ただし一般の売買(仲介)では、価格は相場通りの価格で売れます。

買取では不動産会社によって対応に差がある

買取では、不動産会社によって「ゴミを処分しないと買い取らない」というところと、「そのまま買取ってくれる」ところに分かれます。

また売買が少ない不人気エリアでは、買取しても転売できないと考え買取を断る不動産会社も。

買取を希望する場合は、とにかく多くの不動産会社へあたってみると良いでしょう。

買取についてはこちらの記事で解説しています。

一般の売買(仲介)では不動産会社と専任媒介で

一般の売買では、不動産会社に売却活動を依頼するため、不動産会社と『媒介契約』を結びます。

媒介契約には3種類ありますが、ゴミ屋敷を売るなら、信頼できる1社と専任媒介契約を結び、相談しながら売却を進める方が良いでしょう。

媒介契約はこちらの3種類。

【媒介契約の比較】

項目 一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任
媒介契約
特徴 自由な契約 一般的な契約 厳しい契約
こんなタイプの人向き 不動産の売却経験がある人 普通の人 多少損でもお任せしたい人
実際の契約数
2022年実績
33% 51%
一番多い
16%
他社との媒介契約 × ×
自分で見つけた相手との直接契約 ×
契約の有効期間 制限なし
(行政指導により3ヶ月が一般的)
最長3ヶ月 最長3ヶ月
指定流通機構(レインズ)への登録 ×
登録義務なし

契約から7日以内

契約から5日以内
業務処理状況の報告義務 規定なし 14日に1回以上 7日に1回以上

他の方法として、一般媒介で複数の不動産会社に依頼する方法もありますが、一般媒介では不動産会社との関係が薄くなるため、不動産会社からのフォローは期待できません。

一般媒介についてはこちらで詳しく解説しています。

コツ5.複数の不動産会社に査定を依頼する

5つ目のコツは、複数の不動産会社に査定を依頼すること。

ただし買取にするか仲介にするかで、査定を依頼する会社の数が違います。

買取ではとにかく多くの不動産会社に机上査定を依頼する

買取の場合は、10社、20社と可能な限り、なるべく多くの不動産会社に机上査定を依頼しましょう。

査定を依頼するときに机上査定を選ぶと、ゴミ屋敷に来ないで、メールや郵送で査定価格が分かります。

まず机上査定で査定価格の高い不動産会社3〜6社程度に絞ってから、細かい話を聞くと手間もかかりません。

不動産会社の心当たりがない場合は、一括査定サイトをいくつか併用すると多くの不動産会社へ依頼できます。

査定依頼の際に、備考欄に「ゴミ・残置物多数あり、買取希望」と記入しましょう。

家博士家博士

1つのサイトで査定依頼できるのは、せいぜい最大6社。
それだと少ないから、いくつかの一括査定サイトを併用するといいよ。


一般の売買(仲介)では3〜6社程度に訪問査定を依頼

仲介の場合は、3~6社程度の不動産会社に訪問査定を依頼します。

なぜならゴミ屋敷の売却では、話を聴き比べて優秀で信頼できる不動産会社を選ぶことが大切だから。

心理的瑕疵やリフォームの判断など、豊富な経験がないと判断できません。

ハウスハウス

一番高い査定価格の不動産会社じゃあ、ダメなの?


家博士家博士

仲介の査定価格は、あくまで売れるであろう予想価格。
査定価格で判断するのではなく、査定根拠や売却戦略もよく聞いて判断した方が良いね。


じっくりと話を聴き比べるためには多くても6社程度が限界。

かといって少なくとも3社程度は話を聞かないと、比較ができません。

ハウスハウス

話を聴き比べるのは面倒だなぁ。


家博士家博士

仲介では、不動産会社選びで売却の成否が8割決まるんだ。
良い不動産会社さえ選べば、後はお任せできるから、ここだけ頑張ろう。

不動産会社の心当たりが無ければ一括査定サイトを利用する

不動産会社は、エリアで売却実績が豊富な不動産会社に絞り、3〜6社を選びます。

不動産会社の心当たりが無ければ一括査定サイトを利用すると良いでしょう。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue
    おすすめ1位
    すまいValueバリュー
    査定実績:
    77万件(2016年開始)
    不動産会社数:
    大手6社(全国875店舗)
    運営会社:
    大手6社共同運営
    三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル野村の仲介+小田急不動産三菱地所の住まいリレー
    実績 5.0
    不動産会社 4.5
    運営会社 5.0

    大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国875店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
    2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
    簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
    さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細

    管理人のコメント

    地方では大手より中小が強いエリアもあるため、HOME4USUUMOが良い場合もあります。
    しかし都市部では「すまいバリュー」が現状で最強の一括査定サイトでしょう。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。営業マンの質もワンランク上です。

  2. 【公式サイト】すまいValue


  3. SRE不動産
    おすすめ2位
    SRE不動産(旧ソニー不動産)
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス(東証PRM)
    実績 4.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 5.0

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
    あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
    さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細

    管理人のコメント

    エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。

  4. 【公式サイト】SRE不動産


  5. HOME4U
    おすすめ3位
    HOME4Uホームフォーユー
    査定実績:
    累計50万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    2,100社
    運営会社:
    NTTデータ・スマートソーシング
    実績 5.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 4.0

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
    不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
    さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
    ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
    あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

各エリアで最適な組み合わせ



エリア別のオススメ一括査定サイト

あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。

  • 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)

    →まずすまいValueで大手に、あわせてエージェント制のSRE不動産にも話を聞くと良いでしょう。

  • その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)

    →まずすまいValueで大手に、あわせてHOME4Uでエリアに特化した中小にも話を聞くと良いでしょう。

  • 地方(人口密度が少ない地域)

    →まずHOME4Uで探し、数が少なければSUUMOHOME’Sも使ってみると良いでしょう。

ゴミ屋敷を売却する4つの方法

ゴミ屋敷を売却する方法として次の4つがあります。

売却方法を選ぶ基準は、あなたがゴミ屋敷に「どれだけ手間をかけられるか」、「どれだけのお金を手元に残したいか」で決まります。

あなたに合った方法を選びましょう。

詳しく解説します。

方法1.ゴミを残したまま買取

1つ目はゴミを処分することなく、今の状態のままで不動産会社へ買取ってもらう方法です。

  • 売却の手間:一番楽で簡単
  • 手元に残る金額:かなり少ない
家の売却価格 = 不動産価値 × 60~80% - ごみ処分費用

今回紹介する中で最も楽な売却方法ですが、価格は捨て値レベルに安くなってしまいます。

立地が悪いと買取ってもらえない恐れもあります。

【手順】

  1. なるべく多くの不動産会社へ無料査定を依頼
  2. 一番高い買取価格を提示した会社へ売却

方法2.ゴミを処分してから買取

2つ目は自分で片づける又はごみ搬出業者に依頼してゴミを処分し、不動産会社に買取ってもらう方法です。

  • 売却の手間:すこし大変
  • 手元に残る金額:少ない
家の売却価格 = 不動産価値 × 60~80%

ゴミを処分する費用はかかりますが、ゴミを残したままよりは高く売れるため、手元に残る金額は増えます。

ハウスハウス

ゴミを残したままでも処分費用がかかるから、あまり変わらないような気もするけど

家博士家博士

ゴミを残したままだと不動産会社が選んだ業者がゴミを処分することになるから、業者によっては割高になる事もあるんだ。
先に処分すれば自分で業者が選べる分、費用を抑えることもできるよ

【手順】

  1. 複数のゴミ処分業者へ見積依頼
  2. 一番安い業者にゴミを処分してもらう
  3. なるべく多くの不動産会社へ無料査定を依頼
  4. 一番高い査定価格の不動産会社に買取してもらう

方法3.ゴミを処分&リフォームして売却

3つ目はマンションの場合に利用できる方法。

自分で片づける又はごみ搬出業者に依頼してゴミを処分し、必要最低限の補修・リフォームをしてから売りに出します。

  • 売却の手間:大変
  • 手元に残る金額:多い
家の売却価格 = 不動産価値 ± 20%

相場通りに売れるため、リフォーム費用を安く済ませられればマンションの場合はこの方法が手元に残る金額は最も多くなります。

【手順】

  1. 複数のゴミ処分業者へ見積依頼
  2. 一番安い業者にゴミを処分してもらう
  3. なるべく多くの不動産会社へ査定を依頼し、必要最低限のリフォーム箇所をヒアリング
  4. 一番信頼できそうな不動産会社と媒介契約し売り出してもらう
  5. リフォーム費用が高額な場合は、複数のリフォーム会社へ見積依頼
  6. 一番安い業者にリフォームをしてもらう
  7. 購入希望者が見つかれば売却

リフォーム業者探しも一括査定が便利

リフォーム業者の心当たりがなければ、一括査定サービスを利用するのが便利。

例えば、リショップナビならネットで簡単に見積り依頼でき、専門スタッフが窓口となって最大5社のリフォーム業者を紹介。
リショップナビ

もし紹介してもらったものの断りたい場合には、専門スタッフが代行してくれます。

月間利用者数3,000人、累計利用者数10万人と利用者も多く、安心・納得のリフォームができます。

試しに無料査定を依頼するならこちら
リショップナビ

方法4.ゴミを処分して建物解体後に更地で売却

最後4つ目は一戸建てに利用できる方法。

自分で片づける又はごみ搬出業者に依頼してゴミを処分し、建物を解体して更地にして売りに出します。

  • 売却の手間:大変
  • 手元に残る金額:多い
家の売却価格 = 不動産価値 ± 20%

相場通りに売れるため、戸建て住宅の場合はこの方法が手元に残る金額は最も多くなります。

【手順】

  1. 複数のゴミ処分業者へ見積依頼
  2. 一番安い業者にゴミを処分してもらう
  3. なるべく多くの不動産会社へ査定を依頼し、解体が必要かヒアリング
  4. 一番信頼できそうな不動産会社と媒介契約し売り出してもらう
  5. 複数の解体業者へ見積依頼
  6. 一番安い業者に解体してもらう
  7. 購入希望者が見つかれば売却

解体業者探しも一括査定が便利

解体業者の心当たりがなければ、一括査定サイトが便利です。

解体業者の一括査定サービスなら「解体の窓口」が良いでしょう。
解体の窓口

解体の窓口は、従来の一括査定サイトの問題を見事に解決した新しいサービス。

なぜなら解体の窓口では、

  • 依頼者が写真を撮影し、解体の窓口が各業者に対して匿名で見積りを依頼するから、個別の営業電話がない。
  • さらに業者同士がお互いの査定価格を見ながら安値を入札する逆オークションなので、競争で工事価格が安くなる。

サービス開始は2020年7月ですが、すでに登録業者数は1,300社、マッチング希望者が1万人突破(2022年7月時点)と利用者が急増。

解体の窓口は、今までにない画期的なサービスで、解体工事査定の新たな定番になっています。

無料で試してみるならこちらから
解体の窓口

その他の一括査定サイトは、こちらでまとめています。

買取できなければ無料で譲る方法も

田舎などで不動産会社に買取してもらえない場合は、無料で欲しい人に譲る方法もあります。

『みんなの0円物件』では、価値がゼロやマイナスの土地を、無料で欲しい人に譲れます。
みんなの0円物件
必ず譲れるわけではありませんが、マッチング率は8割と高い確率。

掲載は無料なので、試してみる価値はあるでしょう。

みんなの0円物件を試してみるならこちら
「みんなの0円物件」

相続後3ヶ月以内なら相続放棄という選択もある

まだゴミ屋敷を相続して3ヶ月未満なら、『相続放棄』という選択肢があります。

相続放棄する場合は、被相続人が亡くなってから3ヶ月以内に家庭裁判所へ申請しましょう。

【参考】裁判所・相続の放棄の申述

期間中に申請しなければ、相続放棄はできません。

ただし相続放棄は「特定財産のみ」はできず、相続される全ての財産について放棄することが一般的。

限定承認という方法もありますが、ゴミ屋敷だけ放棄することは難しいでしょう。

相続放棄については、こちらで詳しくまとめています。

ゴミ屋敷を放置するリスク

ゴミ屋敷を売却するのも大変です。

つい気持ちが折れて、放置したくなるかもしれません。

しかし面倒だからといってゴミ屋敷を放置すると、次のようなリスクもあります。

ゴミ屋敷を放置するリスク

  1. 近隣からの苦情
  2. 放火や火災のリスク
  3. 行政代執行が行われる
  4. 特定空き家に指定される
  5. 固定資産税・都市計画税が平均3.5倍になる恐れ

ゴミ屋敷を放置することで、こちらの記事で紹介しているように放火される恐れもあります。

さらに、市区町村などの行政から指導を受け、指示に従わなければ、行政代執行により費用を請求される恐れも。

行政代執行とは
行政上の強制執行の一種。
義務者(ゴミ屋敷を片付ける義務のある所有者)が、義務をはたさない場合に、行政が変わりに行い(ゴミを片付け)費用を請求すること。
行政代執行では最初に是正を求める戒告が行われ、期限までに履行されなかった場合に代執行が行われます。
この時にかかった費用は請求され、支払いに応じなければ財産差し押さえ等により強制的に徴収されることになります。
ハウスハウス

実際に、ゴミ屋敷に対して行政代執行が行われたことってあるの?

家博士家博士

実際に行われているよ。
2018年8月に横須賀市で行われた代執行では、屋外やベランダなどに放置されている物の除去が代執行で行われたんだ

また、ゴミ屋敷は「著しく衛生上有害となるおそれのある状態」に該当します。

これは放置することが不適切な状態にあると認められる「特定空き家」の指定条件の一つ。

特定空き家に指定後、そのまま放置していると、最悪の場合は行政代執行により建物が解体され、費用を請求される恐れがあります。

例えば、野洲市のマンション解体では、解体費用1.2億円を所有者9人に請求。
【参考】野洲市・特定空家(美和コーポB棟)行政代執行の今後の予定について

行政は裁判無しで差し押さえができるため、解体費用を支払わないと資産が差し押さえられます。

また特定空き家に指定されなくても、その手前の管理不全空家の勧告を受けると、固定資産税。都市計画税の特例が解除され、平均3.5場に高くなります。

特定空き家については、こちらで解説しています。

まとめ

ここまで、『ゴミ屋敷を売却する5つのコツと4つの方法とは』として、ゴミ屋敷の売却について解説してきました。

ゴミ屋敷売却を成功する5つのコツはこちら。

  1. ゴミの処分は専門業者へ
  2. リフォームや解体前にプロの意見を聞く
  3. 心理的瑕疵はきちんと買い手へ通知する
  4. 買取と仲介を上手く使い分ける
  5. 複数の不動産会社に査定を依頼する

ゴミ屋敷を売却する方法はこちら。

  1. ゴミを残したまま買取
  2. ゴミを処分してから買取
  3. (マンションの場合)ゴミを処分&リフォームして売却
  4. (一戸建ての場合)ゴミを処分して建物解体後に更地で売却

売却方法を選ぶ基準は、あなたがゴミ屋敷に「どれだけ手間をかけられるか」、「どれだけのお金を手元に残したいか」で決まります。

あなたに合った方法を選びましょう。

ゴミ屋敷の売却が成功することをお祈りしております!

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue
    おすすめ1位
    すまいValueバリュー
    査定実績:
    77万件(2016年開始)
    不動産会社数:
    大手6社(全国875店舗)
    運営会社:
    大手6社共同運営
    三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル野村の仲介+小田急不動産三菱地所の住まいリレー
    実績 5.0
    不動産会社 4.5
    運営会社 5.0

    大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国875店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
    2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
    簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
    さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細

    管理人のコメント

    地方では大手より中小が強いエリアもあるため、HOME4USUUMOが良い場合もあります。
    しかし都市部では「すまいバリュー」が現状で最強の一括査定サイトでしょう。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。営業マンの質もワンランク上です。

  2. 【公式サイト】すまいValue


  3. SRE不動産
    おすすめ2位
    SRE不動産(旧ソニー不動産)
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス(東証PRM)
    実績 4.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 5.0

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
    あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
    さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細

    管理人のコメント

    エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。

  4. 【公式サイト】SRE不動産


  5. HOME4U
    おすすめ3位
    HOME4Uホームフォーユー
    査定実績:
    累計50万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    2,100社
    運営会社:
    NTTデータ・スマートソーシング
    実績 5.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 4.0

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
    不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
    さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
    ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
    あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

各エリアで最適な組み合わせ



エリア別のオススメ一括査定サイト

あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。

  • 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)

    →まずすまいValueで大手に、あわせてエージェント制のSRE不動産にも話を聞くと良いでしょう。

  • その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)

    →まずすまいValueで大手に、あわせてHOME4Uでエリアに特化した中小にも話を聞くと良いでしょう。

  • 地方(人口密度が少ない地域)

    →まずHOME4Uで探し、数が少なければSUUMOHOME’Sも使ってみると良いでしょう。