共有名義イメージ
「共有名義の不動産を売却したいけど、どうすれば良いの?」

共有名義の不動産売却でお悩みでしょうか?

共有名義で登記するときは、まさか売るとは思っていなかったけれど、結局売ることに。

不動産を売るとなると、共有名義の影響で契約や税金など複雑で難しそうで心配。

そんなあなたのために、共有名義の不動産を売却する4つの方法について解説します。

またそれぞれ高く売るコツや注意点を分かりやすくまとめました。

あなたの共有名義の不動産をスムーズに売却するために、この記事がお役に立てば幸いです。

共有者の賛否次第で売り方は変わる

共有名義の不動産を、第3者へ売却するためには、共有者全員が売却に賛成しなくてはいけません。

もし売却に反対する人がいて、どうしても説得できない場合は、特殊な売却方法を選択することになります。

共有名義の不動産は、共有者の賛否次第で売り方が変わるのです。

共有者全員が売却に賛成している場合

一番話が早いのが、共有者全員が売却に賛成している場合。

この場合は、

後で注意点や高く売るコツを解説します。

売却に反対している共有者がいる場合

売却に反対している共有者がいる場合は、話が難しくなります。

売却に反対する共有者がいる場合、売り方の選択肢は次の3つ。

それぞれ後で詳しく解説します。

分筆とは
土地を所有者ごとに分けて、単独の所有者として登記すること。
分筆して売却すれば、自分の所有する土地に関して他の人は関係なくなります。
ただし分筆するにも費用がかかり、どう分けるかも難しいというデメリットもあります。
詳しくは後で解説します。

ハウスくんハウスくん

共有者が反対すると大変そうだね


家博士家博士

3つの選択肢の中から、折り合いの付く方法を見つけるしかないね。


反対する人を説得する方法については、こちらで解説しています。

それぞれの方法を解説します。

方法1. 共有名義のまま不動産を売却する

専門家イメージ
共有名義のまま不動産を売却する方法は、単独名義の不動産売却と基本的に同じです。

単独名義での不動産売却方法は、こちらで解説しています。

ここでは、共有名義独特の注意点について解説します。

全ての名義人の意思を統一する

共有名義のまま不動産を売却する場合は、全員が売却に同意し、細かい点でも一致する必要があります。

例えば、

  • エアコンを残置するか
  • 売却諸費用の合計金額
  • 設備の修理費の負担
  • 測量費用の負担
  • 売却価格の交渉と最終金額

特に金額については、「聞いてなかった」と売買契約当日にモメるケースもあります。

必ず契約前に、不動産会社の見積書と契約書一式に、名義人全員が目を通しておきましょう。

ほんのわずかな認識のズレが感情的なもつれになり、後でトラブルになることも多いのです。

売買契約には全員出席が基本

売買契約の手続きには、名義人全員が出席するのが基本。

なぜなら、契約当日に気付いた細かい条件を、後から契約書に手書きで書き加えるケースもあるため。

どうしても出席できない場合は、代理人に出席してもらうという方法もありますが、できれば出席した方がトラブルにはなりにくいでしょう。

もし代理人を立てるなら委任状と添付書類(印鑑証明書や本人確認書類など)が必要です。

代理人については、こちらで解説しています。

売却益は持分比率で分ける

売却によって得られた代金は、不動産の持分比率で分けることになります。

売却にかかった費用も同様に、持分比率に応じてそれぞれが負担します。

ハウスくんハウスくん

持分比率が分からない場合はどうするの?

家博士家博士

持分比率は、不動産会社が調べてくれるけど、自分でも登記で確認できるよ。
登記・供託オンライン申請システムなら、オンラインで送付請求ができる。

【参考】法務局・登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です

登記については、こちらで詳しく解説しています。

所得税は1人3,000万円まで非課税

共有名義の不動産を売却した利益は譲渡所得となり、所得税・住民税の課税対象となります。

ただし居住していた家の場合は「3,000万円の特別控除」があるため、これを利用すれば税金はほとんどかかりません。

ハウスくんハウスくん

3,000万円の特別控除は不動産1件あたりなの?

家博士家博士

3,000万円の特別控除は1人ずつ利用できるんだ。
だから、1人につき3,000万円の特別控除が利用できると考えておこう

不動産売却の譲渡所得について、詳しくはこちらも合わせてお読み下さい。


ただし家を買い替える場合は、新しい家の住宅ローン控除と併用できないので注意が必要です。

家を買い替える場合の特例については、こちらで詳しく説明しています。

また、相続によって得た不動産を売却した場合も同様の特例あり。

相続によって空き家になった不動産を相続人が売却した場合、適用条件を満たせば譲渡所得から3,000万円を控除可能です。

相続の特例について、こちらで詳しく説明しています。

売却前に共有名義から単独名義にする必要はない

そのままで良いイメージ
「共有名義だと大変だから、売る前に単独名義にしてすると良いのでは?」

そう考えるかもしれませんが、単独名義にする必要はなく、むしろ共有のままの方が良いのです。

単独名義にすると手続きがスムーズになる一方、次の注意点があります。

それぞれ解説します。

注意点1. 所有権移転登記・不動産取得税などの費用がかかる

共有名義から単独名義に変更する際には、所有権移転登記が必要。

所有権移転登記には登録免許税(国税庁・No.7191 登録免許税の税額表)、司法書士費用(4万〜6万円)がかかります。

また不動産取得税(東京都・不動産取得税)もかかります。

注意点2. 相応の金額を支払わないと贈与税の対象になる

「とりあえず単独名義にしておけばよいだろう」と、売買せずに(無償で)名義変更してしまうと、贈与とみなされ贈与税の対象に。

贈与税には110万円の控除があるものの、税率が高いため結果的に損してしまう恐れがあります。

ハウスくんハウスくん

ということは、単独名義にするなら贈与でなく売買した方が良いんだね


家博士家博士

そうだけど、売買するなら身内でも売買契約が必要だよ


この他にも、後で想定外の価格で売れた場合にトラブルになりやすいという心配もあります。

注意点3. 税金の特例が1人分しか使えない

共有名義の不動産を売却した場合は、共有者それぞれに特例が適用されます。

たとえば、3人で共有している不動産を売却した場合は、3,000万円×3人で9,000万円相当の控除が受けられるということです。

しかし、単独名義にしてしまうと、特例が受けられるのは名義人1人だけ。

3,000万円相当の控除しか受けられません。

ハウスくんハウスくん

とにかく、売却前に単独名義にせず、共有名義のまま売却した方が良いよ

共有名義のままの不動産を高く売るコツ

高く売るイメージ

コツ1. 査定依頼時に名義人全員が賛成している旨を説明する

不動産会社へ査定を依頼するときに、名義人全員が売却に賛成していることを伝えましょう。

なぜなら、不動産会社にとって共有名義の不動産は、売却手続きに手間がかかり負担が増えるため、不動産会社は身構えてしまうもの。

不動産会社の中には「共有名義で手間がかかりそうだ」と考え、査定価格を低めに出す場合があります。

ひどい場合は、不人気物件だと査定すらしてもらえないこともあります。

不動産会社の心理的負担を軽くするために、共有名義だけど売却はスムーズにできることを説明しましょう。

不動産会社にとっては、全員が売却に賛成していることが分かるだけでも、売却活動の見通しが立てやすくなります。

コツ2. 優秀で信頼できる不動産会社を選ぶ

共有名義の不動産売却が成功するかは、不動産会社選びで8割が決まります。

売却を成功するためには、優秀で信頼できる不動産会社を選びましょう。

優秀で信頼できる不動産会社を選ぶ手順は、

  1. エリアで売買実績が豊富な不動産会社を選ぶ
  2. その中から3〜6社の不動産会社へ無料査定を依頼して、話を聴き比べる



ハウスくんハウスくん

売却実績が豊富な不動産会社はどうやって探せば良いの?


家博士家博士

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ。


一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいvalue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国870店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国870店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


首都圏・関西圏ならSRE不動産(旧ソニー不動産)も

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、関西圏(大阪・兵庫)の場合は、SRE不動産(旧ソニー不動産)もおすすめです。

HOMES

SRE不動産は、あのソニーが始めた不動産会社。

アメリカ式エージェント制度を取り入れ、完全に売り主の立場で家の売却をサポートしてくれます。

ソニー不動産について詳しくはこちら
SRE不動産(旧ソニー不動産)の評価・口コミ、利用するときの注意点とは

SRE不動産では、メールで査定結果を教えてくれるので、とりあえず査定価格の取り寄せだけでも試す価値はあります。

SRE不動産の無料査定依頼はこちら
SRE不動産

共有者全員が売却に同意していない場合は、3つの売り方から最善と思われるものを選びます。

まず『あなたの持分を共有者へ売る方法』から見ていきましょう。

方法2. あなたの持分を共有者へ売る

持分売買イメージ
持ち分を共有者へ売る場合は、まず価格をいくらにするか決めるのが難しいという問題があります。

価格をいくらにするか

自分の持分を共有者へ売る場合、最も難しいのが価格をいくらにするのかという点。

基本は不動産会社の査定価格を平均する

正しい不動産価格を知るためには、不動産会社の査定価格を利用する方法が一般的です。

具体的な手順はこちら。

  1. 複数(3社以上)の不動産会社へ無料査定を依頼
  2. 各社の査定価格の平均値を正しい価格とする
  3. その価格を持分比率で割る

人によっては、不動産会社に査定を依頼すると、営業電話などが面倒だと思われるかもしれません。

しかし不動産会社に相談すると、売却に反対する共有者を説得してもらえる可能性もあります。

また思わぬ高値の査定価格で、共有者の気が変わり、売却することになるかもしれません。

不動産会社は、こういった権利関係について経験豊富なので、不動産会社に査定を依頼すると同時に、相談してみましょう。

不動産会社の心当たりが無ければ、一括査定サイトを利用すると便利です。

ポータルサイトの売出し価格は、売残り価格で参考にならない

不動産ポータルサイトなどから、近隣の売り出し価格を見て価格を決めるのは間違いです。

ポータルサイトなどで掲載されているのは「売り出し価格」であくまで売主の希望価格、簡単に言うと「売れ残っている価格」です。

実は、不動産の売却では、売り出してもその半分以上が結局売れずに売却を諦めるもの。

売却できた不動産も、多くが価格交渉の結果、売り出し価格より安い価格で売買されます。

つまり正確な不動産価格を知るためには、実際に売買が成立した「成約価格」を知る必要があるのです。

ところが成約価格が登録されたデータベース「レインズ」は、不動産会社しか使えません。

レインズとは
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営するデータベース。
過去の取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと

不動産鑑定士の価格調査という方法もある

不動産会社を利用したくない場合は、費用がかかりますが不動産鑑定士に価格調査を依頼する方法もあります。

費用の相場は、戸建て住宅で13万円〜、マンションで15万円〜。

ただし不動産鑑定士はレインズを見ることができず、実際の不動産売買には詳しくないため、実売価格とは多少誤差があります。

詳しくは、こちらで解説しています。

土地は地価公示と路線価でも推定できる

土地だけなら、地価公示と路線価で、ある程度は価格が推定できます。

土地の価格を知る方法について、詳しくはこちらの記事も合わせてお読み下さい。

価格が市場価値と違いすぎると贈与税の対象になることも

共有者へ売るときに、市場価値より安すぎる場合は贈与とみなされてしまい、贈与税の対象になる事も。

適切な価格かどうかを判断するのは容易ではないのです。

家博士家博士

特に高額な土地では、税理士などに相談した方が良いよ。

税務署は法務局(登記する所)から不動産の所有権移転情報を入手しています。

特に親子や兄弟姉妹の間の移転については、時価と乖離(かいり)した売買が行われがちなので、念入りにチェックされます。

金額が大きな場合や不安な場合は、税務署や税理士に相談しましょう。

所有権移転登記、各種税金はある

共有者間での売買であっても、所有権移転登記や税金があります。

所有権移転登記の費用や税金として、次のものがあります。

所有権の移転登記で必要なのが、登録免許税と司法書士費用。

印紙税は、売買契約書に貼る印紙の費用です。

不動産取得税は、売買後6ヶ月〜1年くらいで都道府県から納税通知が届きます。

所得税・住民税は、売買翌年の2月中旬〜3月中旬に確定申告して、納税します。

ハウスくんハウスくん

共有者に自分の持分を売る場合は、不動産会社は使わないの?


家博士家博士

自分の持分を売る時でも、不動産会社を使うことも多い。
価格設定が難しいこともあって、不動産会社の一括査定を利用するから、そのままお任せする人も多いんだ。

方法3. あなたの持分だけを専門業者へ売る

不動産会社イメージ
自分の持分だけを専門業者へ売却することもできます。

しかし、価格が大幅に安くなってしまうため、あくまでも最後の手段。

この場合、他の共有名義人の同意がなくても売却は可能です。

ハウスくんハウスくん

専門業者に売ることしかできないの?

家博士家博士

制約の多い共有名義の不動産を買う人は、まずいないと考えた方が良いね。

専門業者は、一括査定サイトで探すことができます。

また例えば、センチュリー21では「共有持分」を専門に扱っており、無料相談もあります。

詳しくはこちらの公式サイトから
相続や離婚で所有した共有不動産の無料相談

方法4. 土地を分筆して売る

売買契約イメージ
分筆とは、一つの土地を分けて、それぞれ単独の所有権を登記すること。

もともと共有名義の土地であっても分筆すれば個人の土地となるため、個人の意思で自由に土地を売却できるようになります。

分筆の注意点

分筆すれば個人の意思で売却も可能になりますが、分筆にあたっては注意点もあります。

注意1. 接道次第で土地の価値が変わる

土地の価値に大きく影響するのが、その土地に接する道路(接道)です。

なぜなら、接道の有無によって建物が建てられる土地かどうかが変わるから。

道路に接していない土地は建物が建てられないため、その土地は無価値に。

旗竿地にするといった工夫次第では建物が建てられるようになりますが、価値は低くなります。

注意2. とにかく分け方が難しい

持分比率に応じて土地を分けるのが望ましいところですが、面積は簡単に分けられたとしても、価値を比率に応じて分けるのは至難の業。

前に書いた通り、土地の価値は接道の有無だけでも大きく変わります。

どう分けるかが一番難しく、トラブルになりやすいのです。

注意3. 共有者の同意が必要

分筆した後の土地は個人の意思だけで売却できますが、分筆するためには共有者の同意が必要です。

「売却には反対だけど、分筆なら賛成」ということであれば良いのですが、そうでなければ説得するか別の方法を考えるしかありません。

注意4. そもそも分けられない土地もある

例えば多くの住宅地では、土地の最低限度が決まっており100m2以下に分筆できないため、人数×100m2未満の土地は分筆できません。

地域によっては100m2以上で最大200m2という最低限度の場合もあるので、市区町村役所の都市計画課や建築指導課へ確認が必要です。

すでに不動産会社が決まっている場合は、不動産会社が調べてくれます。

ハウスくんハウスくん

分筆も簡単にできるというわけではないんだね

家博士家博士

そもそも分筆するかどうかや、どう分けるかといった部分で揉める可能性もあるからね。
分筆することに同意が得られたなら、次の手順に沿って手続きを進めよう

分筆の手順

手順1. 測量及び境界確定

まずはどう分けるかを決めたうえで、測量と境界確定を行います。

測量や境界確定には費用がかかります。

手順2. 分筆登記申請

分筆登記申請には申請書の他、添付書類として筆界確認書(境界確認書や境界の同意書など)と地積測量図が必要です。

分筆したとはいえ土地自体はまだ共有名義のままなので、分筆登記は共有者全員で行います。

ハウスくんハウスくん

添付書類として筆界確認書や地積測量図が必要だから、事前に測量などを行うんだね


家博士家博士

そう。それから、分筆登記には登録免許税も必要。費用は、分筆登記後の筆数×1,000円だよ


例えば、分筆登記後に土地が三筆になれば、登録免許税は3,000円です。
なお、分筆登記は土地家屋調査士が行います。

手順3. 所有権移転登記

分筆登記が済んでも、分筆後の土地は共有名義のままの状態。

所有権移転登記を行うことで初めて、それぞれの土地が単独名義の土地となります。

所有権移転登記は司法書士が行い、登録免許税が必要です。

相続した不動産を共有名義で売却する場合

遺言書イメージ
土地の所有者が亡くなり複数人で相続したような場合も、その土地は共有名義となります。

この場合、売買契約の前に済ませておかなければならないのが相続登記。

なお、遺産分割協議において相続した土地の売却が決まった場合は、複数の相続人がいたとしても代表者一人の名義で登記し、共有持分にあたる金額を他の相続人に支払う方法が一般的です。

ハウスくんハウスくん

一人の名義で登記すると、贈与とみなされる可能性があるんじゃないの?


家博士家博士

相続時に関しては、贈与とみなされることはないんだ。
ただし、遺産分割協議書などには便宜上、代表者一人の名義で登記していることなどを明記しておくのがオススメ。
税務署に対して、きちんとした理由があることを伝えておくのが安心だよ

複数名義にしておいた方が有利な場合もある

売却価格が高額な場合は、複数名義のままで売却する方が有利な場合もあります。

これは、複数名義のままなら「空き家の3,000万円の特別控除」も複数人で利用できるため。

一人の名義にしてしまうと控除額は3,000万円ですが、複数名義の場合は名義人それぞれ3,000万円の控除が受けられるのです。

家博士家博士

例えば、4人で共有している不動産であれば、3,000万円×4人で1億2,000万円相当の控除が受けられるよ

まずは不動産会社に査定を依頼して、いくらで売却できそうなのかを確認してみるのがオススメです。

離婚で共有名義不動産を売却する場合

離婚イメージ
離婚によって、共有名義の不動産を売却することもあります。

この場合、まず確認しておきたいのが売却価格と住宅ローン残高。

なぜなら、住宅ローンがオーバーローンになっているケースが多いからです。

オーバーローンのままでは売却できないため、不足分を他の共有財産で支払うか、無担保ローンで借り換える必要があります。

離婚で不動産を売却する場合は、こちらも合わせてお読み下さい。

なお、結婚前の貯金や親からの援助を不動産取得時の頭金にした場合、その分は財産分与の対象外となります。

これは結婚前の貯金や親からの援助は夫婦の共有財産ではなく、特有財産として扱われるため。

特有財産については、出した方に権利があります。

離婚での頭金については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まずは信頼できる不動産会社を見つけることから

不動産会社イメージ
共有名義の不動産を売る方法にはいくつかありますが、信頼できる不動産会社のサポートがあれば、それほど難しくはありません。

信頼できる不動産会社を探すには、エリアで実績が豊富な不動産会社3〜6社へ無料査定を依頼して、話を聴き比べると良いでしょう。

不動産会社の心当たりがない場合は、一括査定を利用すると便利です。

あなたの共有名義不動産の問題が片付き、売却が成功することを、心よりお祈りしております!

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいvalue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国870店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国870店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


首都圏・関西圏ならSRE不動産(旧ソニー不動産)も

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、関西圏(大阪・兵庫)の場合は、SRE不動産(旧ソニー不動産)もおすすめです。

HOMES

SRE不動産は、あのソニーが始めた不動産会社。

アメリカ式エージェント制度を取り入れ、完全に売り主の立場で家の売却をサポートしてくれます。

ソニー不動産について詳しくはこちら
SRE不動産(旧ソニー不動産)の評価・口コミ、利用するときの注意点とは

SRE不動産では、メールで査定結果を教えてくれるので、とりあえず査定価格の取り寄せだけでも試す価値はあります。

SRE不動産の無料査定依頼はこちら
SRE不動産