不動産の買取で高く売るコツと注意点
「不動産の買取で高く売るコツは?」

不動産の買取でお悩みですね。

買取を利用したいけど、価格が安くなるのは嫌…。
もし買取で、簡単に高く不動産が売れたら理想的なのに…。

そんなあなたのために、不動産の買取について、プロ投資家がポイントをまとめました。

買取は最短1週間程度で売れますが、相場より安くなってしまいます。

しかし今なら、買取でも高値で売れるかもしれません。

この記事では、買取で高く売る3つのコツ、買取の注意点を解説します。

この記事を読むことで、初めてでも安心して不動産会社へ買取を依頼できるでしょう。

あなたの不動産の買取が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。

不動産の買取とは

まず不動産の買取について、簡単に説明します。

仲介と買取の違い

仲介と買取のイメージ

仲介は相場価格で売れるが、時間がかかる

仲介とは、不動産会社の仲介で一般の人に売るもの。

不動産の売買は仲介が標準です。

仲介ではほぼ相場価格で売れますが、買主を見つけるため、売却には時間がかかります。

売却期間の目安は、適正価格で売り出せば3ヶ月〜6ヶ月と考えると良いでしょう。

ただし人気物件なら数日で売れることもありますし、田舎の過疎地など需要が少ないと長期間売れないこともあります。

買取は最短1週間で売れるが安くなる

一方で買取では、不動産会社が直接買い取ります。

買取では、不動産会社が買主なので、最短1週間程度で買取り可能。

しかしデメリットとして、価格が相場より2〜4割安くなってしまいます。

ここまでをまとめると次の表になります。

仲介
(普通の売買)
買取
買主一般の人不動産会社
(買取業者)
売却期間場合による
(目安3〜6ヶ月程度)
最短1週間
売却価格ほぼ相場通り相場より
2〜4割安い

ハウスくんハウスくん

えー、買取は2〜4割も安くなるの?


家博士家博士

その代わり、手間がかからず最短1週間で売れるからね。
その手間と時間を不動産会社が引き受ける代わりに、安く買い取るんだよ。

買取では不動産会社は転売して利益を得る

買取では、不動産会社は転売して差額を利益にします。

そのため少なくとも相場より2割程度は安くないと買取りません。

家を買取った不動産会社は、必要に応じリフォームをしてから、リフォーム費用と利益を上乗せして、一般の人へ再販売(転売)します。
買取イメージ

家博士家博士

不動産会社は転売して利益を得るから、安く買わないと商売にならないんだ。

仲介では仲介手数料が利益

ちなみに仲介では、不動産会社は仲介手数料で稼ぎます。

仲介(普通の売買)のイメージ
仲介手数料は、『売買価格×3%+6万円+消費税』。
(※売買価格400万円以上の場合)

売主にとっては、約4%程度の仲介手数料を支払っても、相場通りの価格で売れる仲介の方が手元に残る金額は大きくなります。

一般の売買の流れやコツについて、こちらで詳しく解説しています。

ハウスくんハウスくん

買取と仲介のメリットだけ、合体できればなぁ。


家博士家博士

完全ではないけど、買取保証なら買取と仲介の両方のメリットがあるよ。

買取には即時買取と買取保証がある

『即時買取』は最短1週間で買取

即時買取は、不動産会社が最短1週間で買取るもの。

不動産の買取とは、普通この即時買取をいいます。

買取時期は、売主の都合にあわせて調整できます。

『買取保証』は3ヶ月だけ仲介で売り、売れないと買取

買取保証イメージ
買取保証(売却保障)とは…

  • 3ヶ月間だけ、普通の売買(仲介)で売り出し
  • 3ヶ月で売れなければ、不動産会社が買取

というもの。

買取保証のメリットは…

  • 仲介期間中なら相場通りの価格で売れる可能性がある。
  • 売れないと買取ってもらえるので、スケジュールが組みやすい。

一方で買取保証の注意点は…

  • 一部の大手不動産会社しか対応していない。
  • 築年数が古い家や不人気エリアは利用できない。

買取保証について、詳しくは次章「買取で高く売るコツ」で詳しく解説しています。

ハウスくんハウスくん

買取保証は良さそうだね!
でも3ヶ月待てなければ、即時買取しかないのか。


家博士家博士

買取でも今なら相場に近い高値で売れる可能性があるよ

今なら買取でも高く売れる可能性がある

しかし今の不動産市況では、買取でも相場に近い高値で売却できる可能性があります。

理由として、次の2つがあります。

  1. 不動産相場の高騰
  2. 買取業者の乱立で競争が激化

それぞれ解説します。

高く売れる理由1. 不動産相場の高騰

今は都市部を中心に不動産相場が高騰しています。

不動産価格指数(全国)

不動産価格指数(全国)2021年8月

「不動産価格指数」とは

不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。

年間30万件の成約価格を元に、国土交通省がヘドニック法という統計計算手法で純粋な価格変動をまとめたもの。

3ヶ月前までのデータが毎月末頃に公表される。

マンションは、約8年半で61%も値上がりしています。

一戸建ては高騰していないように見えますが、都市部の一戸建てが値上がりした分を、地方の一戸建ての値下がりが打ち消しているため。

一戸建ても、都市部では大きく値上がりしています。

今の相場なら1〜2割値下げしても高値

今は相場が高騰しているので、買取で2割値下げしても、数年前の相場価格で売却できるでしょう。

都心部で2013年以前に購入した家なら、購入時より値上がりしているかもしれません。

業者が値上がりを見込んで買取る場合も

また買取業者が転売時の値上がりを見込んで、今の相場に近い価格で買取る場合もあります。

今の相場を知るためには、まずいくらで売れるか今の売却価格を確認してみると良いでしょう。

ハウスくんハウスくん

確かにこれだけ相場が高騰していると、少しくらい安くなっても利益がありそうだね。


家博士家博士

こんなに値上がりしたのは、バブル以来初めてだよ

高く売れる理由2. 買取業者の乱立で競争が激化

この数年で買取再販業者が乱立しているため、業者間の仕入れ競争が激化しています。

そのため不動産の買取に価格競争が起き、以前より相場に近い価格で買取られることも増えてきました。

再販件数は6年で+49%増

買取再販業者の勢いは、売主が宅建業者の件数を見れば分かります。

売主が宅建業者の件数(レインズ新規登録件数)は、

  • 2013年 331,379件
      ↓
  • 2019年 492,223件(+49%)

この6年で+49%も増えています。
(出典:公益財団法人不動産流通センター・不動産業統計集

ハウスくんハウスくん

買取業者が増えて競争しているから、買取価格も高くなってるんだね


家博士家博士

そうだね。特に古いマンションを安く買取ってリノベーションする会社が増えているよ。


このように今は買取でも高く売れる可能性があるといえます。

では次に、買取で不動産を高く売るためのコツについて解説します。

買取で高く売る3つのコツ

高く売るイメージ
買取で高く売るためには3つのコツがあります。

コツ1. なるべく多くの不動産会社に査定を依頼

買取で高く売るためには、なるべく多くの不動産会社へ査定を依頼しましょう。

今は買取再販業者の競争が激化しているため、買取物件が不足しています。

買取業者の中には、仕入れ不足や決算などの社内事情によって、赤字覚悟で買取るところも。

10社、20社となるべく多くの不動産会社へ査定を依頼すれば、そういった会社が見つかる可能性が高くなります。

ハウスくんハウスくん

そんなに多くの不動産会社へ依頼するのは大変だね。
どうやって不動産会社を探せば良いの?


家博士家博士

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトをいくつか利用すると簡単だよ。


一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいValue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    40万件
    不動産会社数:
    大手6社・全国900店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年に設立した一括査定サイト。
    6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2021年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトです。
    簡易査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小が強い場合もあるので、3位のHOME4Uも確認した方が良いでしょう。
    しかし都市部では「すまいバリュー」が定番です。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. SRE不動産(旧ソニー不動産)

    SRE不動産
    実績4.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス株式会社

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
    あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。

    管理人のコメント

    大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼することがポイント。まずメールで概算価格を査定してくれます。

  4. 【公式サイト】SRE不動産

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社4.0
    査定実績:
    累計45万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,800社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数45万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため全国どこでも幅広く依頼ができます。
    机上査定を選ぶと、郵送やメールで査定可能。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

自社買取なら仲介手数料が不要

査定価格を比較するときに注意したいのは、自社買取なら仲介手数料(売却価格の3%+6万円+消費税)が不要だということ。

買取できる不動産会社には次の3種類があります。

  1. 買取を専門にする不動産会社
  2. 自社で買取も仲介も両方する不動産会社
  3. 1に仲介する不動産会社←これは要注意



ハウスくんハウスくん

どれを選べば良いの?


家博士家博士

1か2だね。
3だと仲介手数料が余計にかかるんだ


それぞれ解説します。

タイプ1. 買取を専門にする不動産会社

不動産の買取・転売を専門にしている不動産会社は「再販業者」「転売業者」などと呼ばれています。

具体的には、カチタスフジ住宅インテリックスなどが販売戸数で上位。

タイプ2. 自社で買取も仲介も両方する不動産会社

一般の不動産会社でも、多くが買取を手掛けています。

一般の不動産会社で実績が多いのは、大京穴吹不動産、オークラヤ不動産などがあります。

転売実績のランキングはこちら

タイプ3. 1に仲介する不動産会社

このタイプは、仲介手数料を余計に支払うことになるので要注意。
自社買取と提携業者買取の違い
仲介専門の不動産会社で買取を利用すると、余計に仲介手数料がかかります。

仲介手数料は、売却価格×3%+6万円+消費税。
(※売却価格400万円以上の場合)

仲介手数料を計算すると次になります。

仲介手数料の早見表
家の売買価格
(税抜)
仲介手数料
(税込)
1,000万円396,000円
2,000万円726,000円
3,000万円1,056,000円
4,000万円1,386,000円
5,000万円1,716,000円

仲介で売れずに買取するときは要注意

また買取で注意したいのは、不動産会社に仲介を依頼し、なかなか売れずに買取に切り替えるケース。

仲介を依頼した不動産会社が、かなり安い価格で買取業者へ売る恐れがあります。

なぜなら仲介を依頼した不動産会社が、買取業者に安い価格で売り、代わりに転売時に仲介する「ダブル両手」があるため。

ダブル両手とは
買取再販業者が再販売するときも同じ仲介不動産会社へ依頼すること。
仲介不動産会社は仲介手数料を4倍(両手×2)受け取るメリットがあります。
手数料4倍イメージ

買取業者は、少しでも安く買うためになるべく同業者との競争を避けて、こういった仕入れルートを築いているのです。

ハウスくんハウスくん

売主はメリットがないけど、仲介する不動産会社はメリットが大きいんだ。


家博士家博士

買取なら自社で買取する不動産会社を選ぼう。

コツ2. 買取保証(売却保証)で3ヶ月だけ売り出す

3ヶ月だけでも余裕があるなら、3ヶ月だけ期間限定で売り出し、売れなければ買取という『買取保証(売却保証)』が良いでしょう。

買取保証なら、上手く行けば相場以上の価格で売れる可能性もあります。

ただし買取保証には次の注意点があります。

注意点1. 一部の大手不動産会社のみ

買取保証があるのは、一部の大手不動産会社に限られます。

代表的なのは、次の4社。

一括査定サイトの『すまいValue』なら、これらの4社にまとめて査定を依頼することができます。

すまいValueの公式サイトはこちら
すまいValue

注意点2. エリアや築年数の制限がある

不動産会社によって詳細は違いますが、築年数の古い物件、地方の物件では買取保証を利用できない傾向があります。

買取保証については、こちらの記事で詳しく解説しています。

コツ3. 仲介(普通の売買)の見積り査定とも比較する

買取する予定でも、買取価格だけでなく普通に仲介で売る価格も確認しましょう。

なぜなら買取価格の目安は、仲介で普通に売る価格の2割〜4割引だから。

買取価格が妥当なのか、仲介の価格と比較すると判断しやすいのです。

相場より1割下げれば仲介でも短期間で売れる

もし相場より2割以上安い買取価格になる場合は、相場より1割程度値下げして普通に売っても良いでしょう。

需要がある程度ある物件なら、数日で売れるかもしれません。

正確には、売買契約から引き渡しまでさらに1ヶ月程度はかかりますが、買取でも遅い業者ならそれくらいかかります。

査定を依頼するときの備考欄に記入する

仲介と買取の両方で査定価格を知るためには、査定を依頼するときに、備考欄へ『買取と仲介の両方の査定価格を教えて下さい』と記入します。

ここまで、買取で高く売るための3つのコツについて解説しました。

次に改めて、買取のメリットと注意点を整理しましょう。

買取の7つのメリットと3つの注意点

メリットイメージ

買取の7つのメリット

買取を選ぶべきか判断するために、まず買取のメリットから見てみましょう。

詳しく解説します。

メリット1. 短期で確実に売れる

買取の場合は、不動産会社と価格が決まれば数日で現金化されます。

もし、家の買い替えや相続などで売却を急ぐ場合、「買取」はとても助かる手段といえるでしょう。

仲介で普通に売る場合、3ヶ月〜6ヶ月が目安。

不動産会社の査定価格は3ヶ月で売れる予想価格です。

ちなみに首都圏における2020年の平均売却期間は、マンション約4.5ヶ月、戸建住宅約5.5ヶ月。

平均売却期間(首都圏2020年)

売却期間イメージ

ハウスくんハウスくん

不動産を売るのに、こんなに長くかかるんだ…

引き渡しスケジュールは自由

買取の場合は、引き渡しの時期を調整できます。

例えば、子供の学校が終わる3月まで引き渡しを待ってもらったり、転勤の都合で数ヶ月待ってもらうことも可能。

一般の売買では、買主が見つかったら約1ヶ月で引き渡します。

引き渡しを何ヶ月も先にすることもできますが、家が売れ残る原因になりかねません。

メリット2. (自社買取なら)仲介手数料が不要

自社買取の不動産会社であれば、買取の仲介手数料は不要です。

ただしそれ以上に買取価格は安くなるので、トータルでは仲介の方が手元に多く残ります。

また買取業者に仲介する不動産会社だと、買取で安くなる上に、仲介手数料までかかるので注意しましょう。

メリット3. 契約不適合責任が免除される

買取の場合は、「契約不適合責任(瑕疵担保責任)」がないため、あとから余計な費用を請求されるリスクががありません。

一般の売買では、引き渡しが終わった後も、売主に契約不適合責任があります。

ハウスくんハウスくん

契約不適合責任ってなに?


家博士家博士

例えば、雨漏りや排水管の詰まり、設備の故障などがあった場合に、売主が費用を負担することだよ


契約不適合責任の期間は、通常は3ヶ月程度が一般的。

築年数が古い戸建てでは、免責(責任を負わない)とすることも可能です。

民法改正で名前が代わり、瑕疵担保責任→契約不適合責任になりました。

契約不適合責任(瑕疵担保責任)について詳しくはこちら。

メリット4. リフォームが不要

買取では不動産会社がリフォームする前提で買取るので、リフォームする必要は一切ありません。

さらにゴミや不要な家具などもそのままで買取してもらえます。

個人では難しい築古不動産の売却も、買取ならスムーズに売れます。

売却前のリフォームは難しい

仲介では、内外装に傷みが目立つと、ある程度リフォームや修繕をした方が売りやすくなります。

ただしリフォーム費用をそのまま売却価格に上乗せできない恐れも。

個人のリフォームは、工事単価が高いこともあり、リフォームするほど損する恐れがあるのです。

売却前のリフォームについて詳しくはこちら

メリット5. 資金計画が立てやすい

買取の場合は、売却時期と売却価格がすぐに決まり、リフォーム不要、契約不適合責任もありません。
そのため資金計画が立てやすいというのも大きなメリット。

次に購入する家のつなぎ融資や、住宅ローンの2重払いといった心配もありません。

仲介では、実際に売れるまでいくらで売れるか分かりません。

ローンの残額があったり、次に家を購入する場合は、資金計画が大きく狂う恐れがあるのです。

メリット6. ご近所に内緒で売れる

買取の場合は、広告宣伝をしないため、ご近所に知られず内緒で売れます。

一方仲介でご近所に知られず売る場合は、広告が制限されるため、買い手を見つけにくくなることに。

売却期間が長期化して、結局値下げする恐れもあります。

内緒で売る方法について詳しくはこちらも参考に

メリット7. 内覧が不要

買取の場合は、売買の査定で一度内覧するだけ。
これもメリットのひとつです。

仲介では、購入希望者が何回も内覧をします。

買主が決まるまで、毎週末2組や3組の内覧があることも。

中には同じ人が何回も来たり、同じ様な質問を何度もされたり。

住みながら家を売る場合、内覧は大きなストレスになります。

ハウスくんハウスくん

買取は、なんにもしなくて良いから楽で良いね!


家博士家博士

ただ、楽な分だけ価格が安くなってしまうんだ。

買取の3つの注意点

詳しく解説します。

注意点1. 売却価格が安くなる(相場の6〜8割に)

最大のデメリットは売却価格が安くなること。

買取のメリットは、全て売却価格に反映されます。

最短1週間で売れる → その分安くなる
契約不適合責任なし → その分安くなる
リフォームが不要 → その分安くなる
と考えて下さい。

ハウスくんハウスくん

相場の6〜8割は安いなぁ…


家博士家博士

住宅ローンを全額返済できないと買取できないから要注意だよ

ローンを完済できないと買取できない

住宅ローンが残っている場合は、買取の代金などで住宅ローンを完済できないと買取できません。

なぜなら住宅ローンの抵当権を抹消しないと、家を買取ってもらえないため。

買取金額が住宅ローンの残債より安い場合は、貯金などで補う必要があります。

注意点2. 物件によっては買取りしてもらえない

不動産会社は転売が目的なので、転売して売れない不動産は買取りません。

仲介で売るのが難しい物件は、買取りで不動産会社を探すのも難しいのです。

ただし不動産会社によって判断は違います。

もし買取で1社に断られても、他に買取ってくれる不動産会社が見つかるかもしれないので、諦めずに何社か当たってみましょう。

どうしても売れない場合は、無料で譲るという選択肢もあります。

注意点3. 費用や税金はかかる

買取では、仲介手数料はかかりませんが、その他の費用や税金はかかります。

具体的にはこちら。

  • 印紙代
  • 抵当権抹消費用(住宅ローンがあれば)
  • 住宅ローン事務手数料など(住宅ローンがあれば)
  • 税金(譲渡所得があれば)
費用は多くない

印紙代は、売買契約書に貼る印紙の代金です。

印紙代

  • 売買価格100万〜500万円→   印紙代1,000円
  • 売買価格500万〜1,000万円の場合→  印紙代5,000円
  • 売買価格500万〜1,000万円の場合→  印紙代5,000円
  • 売買価格1,000万〜5,000万円の場合→ 印紙代20,000円
  • 売買価格5,000万〜1億円の場合→   印紙代30,000円

抵当権抹消費用は、不動産価格によりますが5万円前後。

住宅ローンの事務手数料は銀行によって違うので、銀行へ確認が必要です。

銀行には遅くとも引き渡しの2週間以上前に連絡しておきましょう。

銀行への連絡のタイミングについてはこちら

税金は非課税がほとんど

税金は非課税がほとんどです。

なぜなら自宅の売却では「3,000万円の特例」があるため、利益が3,000万円までは非課税となるため。

ただし家を買い換える場合は、新しい家の住宅ローン控除と3,000万円の特例を併用できないので要注意。

家を買い替える場合の税金について詳しくはこちら

ちなみに不動産売却の利益を「譲渡所得」と呼びます。

譲渡所得がある場合は、確定申告をして、税金を納めなければいけません。譲渡所得の計算は少し面倒な計算になります。

譲渡所得イメージ
税金の計算について詳しくはこちら

また特例により税金がかからない場合でも、確定申告は必要ですので、売却の翌年2月中旬〜3月中旬に忘れず確定申告をしましょう。


ハウスくんハウスくん

なんだか税金とか難しいなぁ…


家博士家博士

信頼できる不動産会社と出会えれば、この程度の簡単な税金のことなら教えてくれるよ。

買取に向いているケース

買取イメージ
買取に向いているケースはこちら。

安くなっても良いから急ぐ、手間をかけたくない場合

価格が安くなっても良いので、事情があって売却を急ぐ場合や、手間をかけたくない場合は、買取が向いています。

買取なら、最短1週間で、家に残置物などがあっても買取ってもらえます。

遠方でも買取なら最小限の手間で売れるでしょう。

事故や瑕疵などで売りにくい家

火事、自殺などの事故があると、家の価格が大きく下がります。

家を売る時は、事故について告知する義務があるので、隠せません。

価格を下げてもイメージが悪く、なかなか売れないことも多いのです。

そういった家は買取を選択する方が良いケースもあります。

不動産会社は、建物を大幅にリフォームしたり、建替えたりすることで、上手く対処して転売します。

もちろん買取でも、事故について告知する義務はあります。

相続した家やゴミ屋敷など片付けが大変な家

買取では、家の中の残置物をそのまま残して買取してもらえます。

もし相続した家がゴミ屋敷になっていたりした場合、家の中の残置物が多く、片付けが大変です。

個人で片付けるのが難しい場合は、片付け専門業者へ依頼することになりますが、数十万円〜200万円近くかかる場合も。

片付けの立会いなどで時間も労力もかかります。

片付けた後も内装が傷んでいれば、大幅なリフォームが必要になり、さらに多くの費用がかかります。

家があまりにも大変な状況なら、買取を選ぶほうが良いでしょう。

家博士家博士

ゴミの処理費用分だけ、買取価格は安くなるけどね。

ゴミ屋敷の売却については、こちらで解説しています。

まとめ

ここまで『不動産の「買取」で高く売るコツ・注意点を分かりやすく解説』として不動産の買取について解説しました。

今は不動産価格が高騰しているため、買取で安くなったとしても高値で売却できる可能性があります。

また買取再販業者の乱立で競争が激化しているため、相場に近い価格での買取も期待できます。

買取で高く売るための3つのコツは、

  1. なるべく多くの不動産会社に査定を依頼する
  2. 買取保証で3ヶ月だけ売り出す
  3. 仲介の査定価格も確認する

あなたの不動産の買取が成功することを、心よりお祈りしております。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいValue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    40万件
    不動産会社数:
    大手6社・全国900店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年に設立した一括査定サイト。
    6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2021年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトです。
    簡易査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小が強い場合もあるので、3位のHOME4Uも確認した方が良いでしょう。
    しかし都市部では「すまいバリュー」が定番です。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. SRE不動産(旧ソニー不動産)

    SRE不動産
    実績4.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス株式会社

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
    あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。

    管理人のコメント

    大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼することがポイント。まずメールで概算価格を査定してくれます。

  4. 【公式サイト】SRE不動産

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社4.0
    査定実績:
    累計45万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,800社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数45万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため全国どこでも幅広く依頼ができます。
    机上査定を選ぶと、郵送やメールで査定可能。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U