ローンイメージ
「家の買い替えでダブルローンになるけど、どうすれば借りれるの?」

「ダブルローンを利用する場合の注意点は?」

家の買い替えのダブルローンでお悩みでしょうか?

確かに、家の買い替えで新しい家を先に購入すると、住宅ローンを2重に借りるダブルローンになってしまいます。

しかしダブルローンを避けて先に家を売ると、仮住まいが必要になるなど、余計な費用とご家族への負担をかけることに。

もし家の買い替えでダブルローンを利用して、売却に縛られずに新たな家を購入し、住み替えがスムーズにできれば理想的ですね。

そんなあなたに朗報です。

一部の金融機関では、ダブルローンを使って、あなたの理想の住み替えを実現できます。

さらにあなたの属性が良ければ、ダブルローン期間中は元本の返済を猶予できることも。

ただし条件次第では、ダブルローンが利用できなかったり、ダブルローンで損をする恐れもあります。

この記事を読めば、あなたのダブルローンに対するモヤモヤがスッキリ解決するでしょう。

ご家族想いのあなたに、ダブルローンを利用して、家の買い替えを成功する方法を分かりやすくまとめました。

あなたの家の買い替えが成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。

ダブルローンとは住宅ローンを2件借りること

ダブルローンとはその名の通り、2つの住宅ローンを同時に借りること。

この様なイメージです。

家の買い替えでダブルローン使うイメージ

家の買い替えのダブルローンイメージ

ハウスくんハウスくん

いきなり細かいなぁ! 分からないよ!


家博士家博士

とりあえず今は、ザックリとだけ知っておけば大丈夫だよ。


このダブルローンを利用するためには、絶対必用な2つの条件をクリアする必要があります。

ダブルローンに絶対必用な2つの条件

ダブルローンを利用するために絶対必要な条件は次の2つ。

ダブルローンを利用するために必要な条件

  • 条件1. 今の金融機関がダブルローンを認めてくれること
  • 条件2. 売却代金などで今の住宅ローンが返済できること

それぞれ解説します。

条件1. 今の金融機関がダブルローンを認めてくれること

ダブルローンを借りるためには、今の金融機関の了承が必要です。

なぜなら、住宅ローンは基本的に同時に1つしか借りることができないため。

住宅ローンでダブルローンが認められるのは、家の買い替えの期間限定で、特別に認められるケースだけ。

裏技の様な位置づけです。

ダブルローンを借りる前に、まず今のローンを借りている金融機関に予め話をしておきましょう。

ハウスくんハウスくん

ダメな場合もあるの?


家博士家博士

2つ目の条件をクリアしていれば、ほぼ大丈夫だよ

金融機関に無断で住宅ローンを2つ借りるのは危険

「住宅ローンを組むのは自分だし、金融機関に言う必要もないのでは?」

そう思うかもしれませんが、金融機関に黙って住宅ローンを2重で借りるのは危険です。

これはローン契約違反になるため、最悪の場合はローンの一括返済を迫られる恐れも。

「言わなければ分からないだろう」と思うかもしれませんが、多くの場合は信用情報で分かります。

信用情報とは
クレジットカードやローンなどの信用取引に関する情報。金融機関は信用情報を信用情報機関(JICCCICなど)に登録して、互いに信用情報を共有しています。

たまに「ダブルローンでも何も言われなかった」と言う話もありますが、ただ運が良かっただけです。

断られることは少ないので、問題にならない様に必ず事前に金融機関へ話を通しておきましょう。

条件2. 売却代金などで今の住宅ローンが返済できること

ダブルローンを利用するためには、今の家を売却した代金などで、今の住宅ローン残債を全額返済できることが条件になります。

もし売却代金だけで住宅ローン残債が全額返済できない場合でも、不足分を預貯金等で返済できれば大丈夫です。

売却には、売却費用が売却価格の3〜5%程度かかるので、これも考慮しましょう。

次のイメージです。

ダブルローンを利用できる売却代金とローン残債の関係

ハウスくんハウスくん

住宅ローン残債は、銀行から送ってくる返済表で分かるけど、家の売却価格はどうやって調べるの?


家博士家博士

不動産会社に無料査定を依頼するのが定番だね。

今の家の売却価格を知るためには、無料査定を依頼する

今の家の売却価格を正確に知る方法はこちら。

  1. エリアで売却実績が豊富な不動産会社に絞る。
  2. この内3〜6社に無料査定を依頼し、査定価格と査定根拠を聴き比べる。
  3. 次のどちらかを採用する。
    • 『最も信頼できそうな査定価格』
    • 『全社の平均』

ハウスくんハウスくん

不動産会社はどうやって探したら良いの?


家博士家博士

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトが便利だよ。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいバリュー
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国840店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国840店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

ハウスくんハウスくん

今の家を売っても、今の住宅ローンが返済できない場合はどうすれば良いの?


家博士家博士

住宅ローンが完済できない場合は、住み替えローンを使うと良いよ。
条件がクリアできない場合の対策を紹介しよう。

条件がクリアできない場合の対策

2つの条件がクリアできない場合は、いくつか対策があります。

金融機関が認めてくれない場合

金融機関が認めてくれない可能性はかなり低いですが、万が一認めてもらえなかった場合は、まず不動産会社に無料査定を依頼して、相談してみましょう。

まず不動産会社に相談する

金融機関がダブルローンを認めない場合は、まず不動産会社に無料査定を依頼して相談してみましょう。

なぜなら、不動産会社は数多くの金融機関と提携しており、金融機関の情報に詳しいため。

不動産会社も、なんとかしてあなたの買い替えを実現したいので、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。

家博士家博士

条件次第だけど、大手不動産会社の『つなぎ融資』や『売却保証』が使える可能性もある。
まずは不動産会社に相談してみよう。

つなぎ融資で売買のタイミングのズレをカバーする

つなぎ融資とは、先に家を買う購入資金を、不動産会社経由の金融機関から借りる方法。

つなぎ融資のイメージ

家の買い替えでのつなぎ融資

つなぎ融資の条件として、確実に家を売るために、不動産会社の売却保証とセットになっている場合が一般的です。

期間限定で売って、売れなければ買取ってもらえる売却保証

不動産会社の売却保証とは、3ヶ月などだけ期間を決めて普通に売り出して、売れない場合に不動産会社が査定価格の最大90%などで買い取る方法。

売却保証のイメージ

買取保証

つなぎ融資も売却保証も、いずれも資金が豊富な大手不動産会社でしか扱っていないサービスです。


条件は厳しいが、セカンドハウスローンや担保付きフリーローンという選択肢も

融資の条件は厳しくなりますが、セカンドハウスローンや担保付ローンという選択肢もあります。

セカンドハウスローンや担保付ローンには、次のようなものがあります。

三菱UFJ銀行 セカンド住宅ローン
自身が使用するセカンドハウスや別荘の購入・建築、居住用住宅の購入資金として利用できるローンです。
三井住友銀行 フリーローン(有担保型)
別荘の購入資金や相続税支払い資金など、様々な使い道があるフリーローン。
有担保型のローンなので、所有する不動産に抵当権を設定する必要があります。
みずほ銀行 セカンドハウスローン
こちらは自身や家族が利用するセカンドハウスの取得に利用できるローン。
別荘購入資金としての利用はNGとされています。

今のローンが完済できない場合は『住み替えローン』

今の家の売却代金などで今の住宅ローンが完済できない場合は、ダブルローンは使えません。

この場合は、『住み替えローン」』を利用する方法が一般的。

住み替えローンとは、今のローンの返済不足分を新しいローンにまとめること。

住み替えローンのイメージ

住み替えローンのイメージ

例)今のローン残高が2,000万円
旧宅の売却価格が1,700万円
新居購入費用が4,000万円
だった場合
ローン残高よりも売却価格が300万円安いが、住み替えローンなら300万円+4,000万円の合計4,300万円の借入ができる。
300万円は今のローンの返済に充て、残り4,000万円は購入資金とする。

住み替えローンのメリットは、借りるローンが1つだけで、ダブルローンと比べ返済の負担が小さくなる点。

一方で最大のデメリットですが、住み替えローンでは『今の家の売却』と『新しい家の購入』を同じ日に合わせなければいけません。

住み替えローンのイメージ

住み替えローンの手順

最悪の場合は、不動産会社による買取になってしまい、相場の6〜8割という安い価格で今の家を手放す恐れもあります。

住み替えローンについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。

ハウスくんハウスくん

ダブルローンができそうだったら、次に何に注意したら良いの。


家博士家博士

ダブルローンのメリットと注意点を知っておこう。

家の買い替えでダブルローンを使う3つのメリット

ダブルローンのメリットは主に3つあります。

ダブルローンの3つのメリット

  1. 家の売却に関係なく自由なタイミングで家が買える
  2. 仮住まいの手間と費用がかからない
  3. 空き家で売れば内覧が楽で、即入居可という差別化にもなる

それぞれ解説します。

メリット1. 家の売却に関係なく自由なタイミングで家が買える

ダブルローンを利用すれば、今の家を売る前に新しい家を買うことができます。

気に入った家さえ見つかれば好きなタイミングで購入できるため、ご家族に都合の良いタイミングで引っ越しできるのです。

もしダブルローンを使わずに家を買い替える場合は、家の売却代金を新しい家の購入資金に充てることが多いため、家の売却と購入のタイミングを合わせる必要があります。

しかし、売却は必ずしもスムーズにいくとは限らないため、タイミングを合わせるのは難しいのです。

買い替え特約付の購入申込は断られがち

ダブルローンを使わずに売買のタイミングを合わせる場合、一般的に『買い替え特約』を付けて新しい家の購入を申し込みます。

買い替え特約とは、もし今の家の売却が中止になった場合に、新しい家の購入を破棄できる特約。

買い替え特約は、新しい家の売主にとって不利な売買契約になるため、他に購入希望者がいる場合は断られます。

人気の中古物件ではライバルを優先されてしまい買えませんし、人気の新築分譲マンションでも後回しになってしまいます。

メリット2. 仮住まいの手間と費用がかからない

家の買い換えでは、家の売却代金が入ってから新居を購入するため、一時的な仮住まいへ引越しすることがあります。

こうなると、前の家から仮住まいへ、そして仮住まいから新居へと2回引っ越すことに。

仮住まいとなる家の家賃・敷金・礼金なども必要になります。

運良く家の買い主が了承してくれる場合は、新しい家を購入するまで古い家に住み続けることができる場合もありますが、あくまで運次第。

この点もダブルローンを利用すれば、前の家が売却できなくても新しい家を購入できるため、すぐに新居へ移ることが可能。

余計な出費なく家の買い替えができます。

ちなみに他に仮住まいを避ける方法は、こちらで解説しています。

メリット3. 空き家で売れば内覧が楽で、即入居可という差別化にもなる

家の売却に欠かせない内覧ですが、居住中の内覧は何かと大変なもの。

しかし、先に新居に引っ越して空き家の状態なら、いつ内覧者が来ても慌てることはありません。

また先に引っ越してしまうことで、即入居可の物件となり、競合と差別化することもできます。

住みながらの内覧についてはこちらで解説しています。

家の買い替えでダブルローンを使う3つの注意点

家の買い替えでダブルローンを使う注意点はこの3つ。

ダブルローンを使う3つの注意点

  1. 住宅ローン控除は2重で利用できない
  2. 買い替え前提の融資可能な金融機関は少なく、期限も限られる
  3. 売れずに値下げせざるを得ないリスクがある

それぞれ解説します。

注意点1. 住宅ローン控除は2重で利用できない

ダブルローンでは住宅ローン控除が2重で適用されるわけではありません。

「住宅ローン控除」が適用されるのはどちらか1つの住宅ローンのみとなります。

住宅ローン控除とは
毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうち、いずれか少ない方の金額の1%が10年間、最大400万円が所得税の額から控除されるもの。消費税増税後はさらに3年間の延長があります。
【参考】住宅ローン減税制度の概要

注意点2. 買い替え前提のダブルローン可能な金融機関は少なく、期限も限られる

買い替えを前提に、今の住宅ローンが無いものとして新たな住宅ローンを融資してくれる金融機関は限られます。

またダブルローンの期限も、6ヶ月や1年以内などに限られます。

最近では、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、きらぼし銀行などが使えました。

ただし、いきなりこれらの銀行に行くより、不動産会社を経由した方が良いでしょう。

なぜならダブルローンは特殊なので、銀行と提携している不動産会社経由で依頼する方が、融資を認めてもらえやすくなるため。

また銀行の融資条件は、結構な頻度である日突然変わるため、今一番条件が良い金融機関を不動産会社に確認した方が融資条件も良くなります。

条件次第では、ダブルローン中は元本猶予になる可能性も

あなたの属性にもよりますが、金融機関によってはダブルローン中の新しいローンの返済を金利のみ減らしてくれる場合もあります。

元本は猶予してもらえるため、金利によりますが返済金額が6〜7割減ることになります。

今の住宅ローンがフラット35以外ならフラット35という選択肢も

最近は今のローンをフラット35以外で借りている人限定で、フラット35でもダブルローンを認めてくれます。

フラット35は固定金利で、今の超低金利より金利は高くなってしまいますが、固定金利に抵抗がないなら1つの選択肢として覚えておきましょう。

注意点3. 家が売れずに値下げせざるを得ないリスクがある

家を売りに出してもなかなか売れないと、相場より安く値下げせざるを得ないリスクがあります。

もちろん相場より高値を狙って売り出すと売れにくいですし、相場通りの価格だとしてもすぐに売れるとは限りません。

例えば不況になると、家を買う人の数が減るため家が売れなくなります。

また、たまたま競合が一気に売りに出すと、相場通りの価格でもなかなか売れません。

このようになかなか家が売れないと、確実に売るために相場の8割以下など、思い切った値下げになる恐れもあります。

実際に売れるのは半分以下

こちらは首都圏のマンションと戸建てが、2017年に売り出されて(レインズ新規登録)、実際に売れた(成約した)割合。

マンションと戸建て住宅の成約率
(首都圏・2017年)

マンションと戸建て住宅の成約率(首都圏2017年)

レインズとは
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営するデータベース。
過去の取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと

成約率のグラフからも分かるように、レインズによるとマンションが売れる割合は4〜5戸に1戸程度。

実際には、レインズに登録していない成約実績もあるので、本当の成約率はもう少し高いと推測されますが、それでも半分以上は売れていないというのが現実。

相場通りの価格で家が売れないリスクも考えておきましょう。

そもそも売出し価格と成約価格は違う

そもそも家を売り出すときに設定する価格(売り出し価格)と、実際に売買契約が成立する価格(成約価格)はほとんどの場合違います。

売り出し価格と成約価格の差を「開差率」といい、築年数が古くなるほど大きくなります。

築年数と開差率
(2015年近畿圏)

築年数と開差率

出典:近畿レインズ

購入希望者からは、ほぼ必ず値下げ交渉(指値)があり、築年数が古いほど値下げ幅が大きいことがわかります。

周りの家が高値で売り出しているからといって、高値で売れるわけではありません。

売り出し価格ではなく、成約価格を確認して、相場を把握しましょう。

成約価格を知るためには、成約情報が登録されているレインズをみる必要がありますが、レインズは不動産会社しか見ることができません。

そのため、不動産会社に無料査定を依頼するのが、正しい相場を知る唯一の方法なのです。

ダブルローンの流れと審査について

ダブルローンの流れ

家の買い替えでダブルローンを利用する流れはこちら。

① 今の家がいくらで売れるか確認する
まず今の家がいくらで売れそうか知るために、3〜6社の不動産会社へ無料査定を依頼します。家の売却代金などで住宅ローンが返済できることを確認しましょう。
② 今のローンを借りている金融機関へ相談
家の価格が分かれば、金融機関へ相談します。
金融機関の了承を得ることで、後のトラブルを避けることができます。
③ 不動産会社を決めて、ダブルローンを借りる金融機関を紹介してもらう
無料査定を依頼した不動産会社の中から、最も信頼できそうな会社を選び、媒介契約を結びます。このとき、ダブルローンを借りる金融機関を紹介してもらいます。
④ 新しく購入する家を見つけて買付申し込み
購入する家が見つかれば、まずは買付の申し込みをしておきます。
この際、ローン特約を付けておきましょう。
家博士家博士

ローン特約とは、ローンの審査に通らなければ契約の白紙撤回ができるというもの。万が一審査に通らずに購入できなくなっても、手付金が返却してもらえたりするんだ

⑤ 金融機関へ融資申し込み
買付申し込みが住んだら、2つ目のローンを借りる金融機関へ融資申し込みをします。
⑥ 新居の売買契約
新居の売主との交渉が住んだら、家の売買契約を結びます。
この時もまだローンの審査に通ったわけではないため、ローン特約を付けておきましょう。
⑦ 融資本審査合格
⑧ 新居の引き渡し・精算

ダブルローンの審査について

ダブルローンを利用するためには、そもそも住宅ローン審査に通る必要があります。

返済額に関する条件

金融機関によっても異なりますが、ローンの年間返済額が年収の30〜35%程度でなければダブルローンは利用できません。

この「年収に対してローンの返済額が何%か」を示す割合を「返済負担率」と言います。

フラット35の場合、

  • 年収400万円未満だと返済負担率30%以下
  • 年収400万円以上の場合は35%以下

でなければ借入ができないとされています。

返済期間に関する条件

こちらも金融機関によって異なりますが、70〜80歳までに完済しなければならないのが一般的。

若い人であれば時間的な余裕もありますが、定年近く(または定年後)になってダブルローンを組むと、返済期間も短くなってしまいます。

そうなると返済額が増えて返済負担率も上がってしまう結果に。

この辺りのバランスにも注意する必要があります。

滞納履歴や他の無担保ローンがあると厳しくなる

最後は信用情報に関すること。

滞納履歴や他の無担保ローンの借入があったりすると、審査にも通りにくくなります。

信用情報は金融機関で共有されているため、「ローンを申込む金融機関とは無関係のところだから大丈夫」というわけでもありません。

まとめ

ダブルローンを利用するにあたって、重要なポイントは次の4つ。

1.まずは売却価格を無料査定で確認する
金融機関へ相談する前に、まずは今の家がいくらで売れるのかを確認しておきます。
売却価格の目処がつかなければ予算計画も立てられません。
無料査定を依頼するときは、一括査定サイトの利用が便利です。
2. 今の金融機関に相談する
ある程度の予算計画が立ったら、今のローンを借りている金融機関に相談しましょう。
不明点などもここでよく聞いておくことが大切です。
3. 売却代金などでローン残債が完済できない場合は『住み替えローン』
今の家の売却代金などで住宅ローンが完済できない場合は、住み替えローンを検討しましょう。
4. 実績豊富な不動産会社の意見を複数聞き比べる
条件の良いダブルローンを借りるためには、融資の最新情報にくわしい不動産会社に聞いたほうが良いでしょう。このとき、1社だけでなく複数の不動産会社に話を聞くのがポイント。
ここでも一括査定サイトの利用が便利です。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいバリュー
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国840店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国840店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


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あなたの家の買い替えが成功することを、心よりお祈りしております!