築浅マンションイメージ

長く住むつもりで購入した新築マンションも、転勤や介護、離婚といった事情によって、住み始めて数年で売却することもあります。

築浅マンションは設備も比較的新しく、新築マンションに引けを取らない人気がある一方で、築浅だからこその注意点も。

築浅マンションを売却する時の注意点、失敗しないための知識をまとめました。

実は幸運なタイミング! マンション価格は高騰している

国土交通省発表のデータをみると、マンション価格の相場が分かります。

不動産価格指数(全国)

不動産価格指数(全国)2019年9月

「不動産価格指数」とは

不動産価格指数とは、純粋に不動産相場の価格変動を見ることができる指数。

国土交通省がヘドニック法という統計計算手法で、年間30万件の不動産売買成約価格から築年数や立地などの余計な要素を取り除き、純粋な価格変動をまとめたもの。

都市部のマンションは、この6年半で45%も値上がりしています。

家博士家博士

エリア別のデータを見ても、首都圏、名古屋圏、近畿圏いずれもマンション価格は同じ動きなんだ

ハウスくんハウスくん

首都圏だけでなく、全国的に値上がりしてるんだね

家博士家博士

ただ、この先もこの相場が続くかどうかは微妙なところ。
そろそろ潮目が変わると考える専門家も多いんだ。
その理由が、相場上昇のきっかけにもなった日銀の金融緩和。
金融緩和の出口がきっかけで、マンション価格が下がり始めると予想されているよ。

ハウスくんハウスくん

ということは、まだ価格が上がるだろう…と売却を先延ばしするのは危険なのか。

家博士家博士

いずれ売るなら、急いだ方がいいかもね。
それから、立地によっても価格は変わるから、まず不動産会社に査定してもらうことが大切だよ。


築浅マンションの明確な定義はない

ところで築浅マンションとは、具体的に築何年まででしょうか?

実は、築浅の明確な定義はありません。

一般的には築10年未満を築浅と考える人が多いので、今回は「築10年未満」を築浅と定義して話を進めます。

ハウスくんハウスくん

新築は決まっているの?

家博士家博士

新築には『築後1年未満』で『誰も入居したことがない未使用のもの』という、しっかりした定義があるよ。
これは品確法と公正競争規約という2つの法律と規約によって、定義されているんだ。

ハウスくんハウスくん

築後1年未満でも誰かが入居したら、それはもう『新築』とは言えないってことだね

築浅マンションを売る時の注意点

築浅マンションを売る場合の注意点はこれ!

それぞれ詳しく解説します。

1.安値で売ってしまわない

築浅マンションは、人気があり売りやすいのですが、何も知らずに適当に売ると安値で売って失敗することも。

安値で売ってしまい失敗する人の共通点はこちら。

  • マンション売却実績の少ない不動産会社に依頼した。
  • 不動産会社1社だけしか話を聞かずに、売却を依頼した。

あなたが築浅マンションを安値で売って失敗をしないためには、安値で売って心配した人とは逆の行動をとれば大丈夫です。

安値で売らないためのコツ

  • マンション売却実績の豊富な不動産会社に売却を依頼する。
  • 不動産会社は複数(3〜6社)に査定を依頼し、話を聞き比べて、売却を依頼する。

築浅マンション売却の成否は、8割が不動産会社選びで決まると考えて下さい。

売却にかけられる時間があまりないからといって、適当に不動産会社を選び、安値で売ってしまうことは避けましょう。

不動産会社を選ぶときは、査定価格を確認するのはもちろんですが、販売戦略など価格面以外の部分もよく話を聞いて比較するのが重要です。

ハウスくんハウスくん

複数の不動産会社に査定依頼するのって、なかなか大変そう…

家博士家博士

そんな時は一括査定サイトを使うと便利だよ!
一括査定サイトなら、複数の不動産会社に同時に査定をお願いできるからね

ハウスくんハウスくん

なるほど! 一括査定サイトを使えば、自分で不動産会社を探して査定依頼する必要もないんだね

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいバリュー
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国840店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国840店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

不動産会社は1社と専任媒介契約がおすすめ

不動産会社に家を売ってもらう方法として、

  1. 不動産会社による即時買取
    →相場の6〜8割に安くなる
  2. 不動産会社による売却保障(3ヶ月売って売れなければ買取)
    →買取では相場の6〜8割に安くなる
  3. 不動産会社の仲介で普通に売る

という3つの方法がありますが、築浅マンションは人気があるので、なるべく「3.不動産会社の仲介で普通に売る」を選びましょう。

築浅マンションなら、適正価格であれば、今の市場なら3ヶ月で売れます。

普通に売る場合、不動産会社との媒介契約には3種類あります。

【媒介契約の比較】

項目一般媒介契約専任媒介契約専属専任
媒介契約
特徴自由な契約一般的な契約厳しい契約
こんなタイプの人向き不動産の売却経験がある人普通の人多少損でもお任せしたい人
実際の契約の多さ
(2015年東日本の実績)
29%46%
一番多い
25%
他社との媒介契約××
自分で見つけた相手との直接契約×
契約の有効期間制限なし
(行政指導により3ヶ月が一般的)
最長3ヶ月最長3ヶ月
指定流通機構(レインズ)への登録×
登録義務なし

契約から7日以内

契約から5日以内
業務処理状況の報告義務規定なし14日に1回以上7日に1回以上

初めてマンションを売る場合は、1社と専任媒介契約を結ぶのが良いでしょう、

理由は、1社だけに任せることで、いろいろ相談に乗ってもらえるし、積極的に売却活動をしてくれるから。

他の方法として、一般媒介契約で複数の不動産会社に売ってもらう方法をすすめる意見もありますが、不動産売却の経験がある人以外は避けた方が良いでしょう。

なぜなら、一般媒介契約では、不動産会社に質問や相談をしても、専任媒介のお客を優先して忙しいので答えてくれません。

売り出し価格の設定、価格調整のタイミング、広告方法の相談、内覧の注意点など、不動産会社からのアドバイスが一切不要な人は、一般媒介契約で複数の不動産会社に依頼する方法も良いでしょう。

2.売却理由で損をしない

売却理由がマンション自体の問題でないことをはっきりさせて、買い主が安心して購入できるようにしましょう。

築浅マンションが売りに出されていた場合、買い手側がまず考えるのが「新しいマンションなのに、なぜ売りに出されているのか?」ということ。

  • 設備面に不備があったり、近隣に何か問題があるのではないか
  • 長く住むには不向きな物件ではないか

このように、マンションに問題があるのでは?と考える人も少なくありません。

転勤や離婚、介護など様々な理由があっても、個人的な理由なら正直に話した方が売却にはプラスになります。

買い主が納得し安心して購入できる理由をきちんと説明した方がよいでしょう。

瑕疵になる事は重要事項説明書に記載する

もしマンションに本当に問題がある場合は、重要事項説明など文章に明記して、買い主にも伝えなくてはいけません。

マンションの問題とは具体的には、水漏れや雨漏りが多発したり、外壁タイルの落下が頻発するなど。

このような問題があることを隠してマンションを売却しても、買い主は引き渡し後に契約を破棄できる場合があります。

もし今悩んでいる問題が瑕疵になるかどうか微妙な場合は、複数の不動産会社の意見を聞き比べると良いでしょう。

実は瑕疵にあたるかの判断は、裁判でも地方裁判所と高等裁判所で判決が違うほど微妙な問題。

だから瑕疵かどうか迷ったら、念のため重要事項説明に記載して、瑕疵の対象から外しておいた方が安心です。

例えば、

  • 台所や浴室の水漏れ
  • 給排水設備の不具合
  • ドアの開閉の不具合

こうした不備や不具合を伝えなかった場合、後日、買い主から修繕対応を求められることもあります。

マンションに問題がある場合は、売れなくなるのではないか…と不安になるかもしれません。

しかし、幸い築浅マンションの場合は、問題の程度に応じて売却価格は下がりますが、必ず買う人がいるので安心して下さい。

心理的瑕疵もきちんと説明する

心理的瑕疵も瑕疵として買い主に説明する必要があります。

心理的瑕疵とは、一般的には死に関すること(病死や孤独死、自殺、他殺など)をイメージしますが、次のような内容も含まれます。

  • 近くで火災や事件、事故があった
  • 近くに悪臭や騒音、大気汚染などを引き起こす可能性のある施設がある
  • 近くに反社会的組織の事務所がある

瑕疵については、こちらで詳しく解説しています。

3.設備を残すかなど詳細は不動産会社を決めてから

マンション入居時に自分で購入した家具や家電・設備(照明やエアコン、棚など)については、残すという選択肢もあります。

ただし、自分の判断だけで残すのでなく、必ず不動産会社に相談するようにしましょう。

他にフローリングや壁紙のキズ補修など、色々細かい点は気になるかもしれません。

こういった細かいことは、不動産会社を決めたあとで、不動産会社に相談して決める方が確実です。

まずは不動産会社選びに集中して、信頼できる不動産会社を探しましょう。

4.値下がりしている場合は住宅ローン返済に注意

不動産会社に査定してもらった結果、査定額が予想以上に低かった場合は、住宅ローンが全額返済できるか確認しましょう。

もし住宅ローンを完済できず、抵当権を抹消できない場合は、マンションを売ることはできません。

売却価格がローン残高より安くなってしまう状態を「オーバーローン」といいます。

オーバーローンの解決方法は、次のいずれか。

オーバーローンの解決方法

  • 1.不足分を貯金など他の金融資産を充てるか親族に借りるなどして補う。
  • 2.家を買い換える場合は、「住み替えローン」で新しい住宅ローンに不足分をまとめる。
  • 3.不足分を無担保ローンとして借り換える。

特に2,3の場合は、なるべく早く銀行に相談する必要があります。

できれば今の銀行で、住み替えローンや無担保ローンを借りるほうが、手続きや金利面で有利でしょう。

家博士家博士

引越し先で新しい住宅を購入することが決まっているなら、住み替えローンがオススメだよ。

住み替えローンはほとんどの銀行で用意されているので、先ず相談してみましょう。

オーバーローンで損失があった場合、税金が戻ってくる場合もあるので、不動産会社に聞いてみて下さい。

5.値上がりしている場合は税金に注意

査定してもらった結果、大きく値上がりしていた場合は税金に注意が必要。

マンションを売却すると譲渡所得が発生します。

譲渡所得は課税対象なので利益が出ると税金が発生しますが、ほとんどの場合は「3,000万円の特別控除」により非課税となります。

3,000万円の特別控除とは

マイホームを売却した場合は、売却した利益(譲渡所得)が3,000万円まで非課税になるという税法の特例。
夫婦で共有している自宅なら、最大6,000万円まで非課税になります。
【参考】国税庁・No.3302 マイホームを売ったときの特例


ただし、買い換えの場合は少し事情が変わります。

買い換えの場合は、次のマンション(または戸建て)を購入する際にローンを組むのが一般的。

この場合、住宅ローンを組むと「住宅ローン控除」が受けられますが、これは売却時の3,000万円の特別控除と併用できません。

そのため、3,000万円の特別控除と住宅ローン控除を比較し、お得な方を選ぶことになります。

さらに税率が所有期間(売却した年の1月1日時点の所有期間)が5年を境に、ほぼ半分に減ることも知っておきましょう。

【譲渡所得の税率】
所有期間短期譲渡所得
(1月1日で5年以下)
長期譲渡所得
(1月1日で5年超)
長期の軽減税率特例
(1月1日で10年超で特例を選択する場合)
税率
(所得税)
30.63%15.315%6千万円以下分:10.21%
6千万円超分:15.315%
税率
(住民税)
9.0%5.0%6千万円以下分:4.0%
6千万円超分:5.0%
税率
(合計)
39.63%20.315%6千万円以下分:14.21%
6千万円超分:20.315%
ハウスくんハウスくん

どちらがお得か比較するのは難しそう…

家博士家博士

税金は専門的な知識が必要だし、個人で計算するのはかなり大変!
税理士や不動産会社に聞いた方が早いから、不動産会社を選ぶときに相談してみると良いよ

ハウスくんハウスくん

不動産会社は良き相談相手でもあるんだね!
そう考えると、価格以外の部分で不動産会社の話を聞き比べることの大切さも分かる気がするよ

築浅マンションを高く売るためのコツ

さらに築浅マンションを高く売るために知っておきたい、3つのコツはこちら。

1.ハウスクリーニングや補修サービスを利用する

いくら築浅マンションとは言っても、人が住んでいれば多少の汚れやキズがあって当然です。

しかし、築浅マンションを購入する人は、清潔感や新築感を求めている人が多いもの。

特に浴室や洗面台、トイレ、キッチンといった水回りは気にする人が多い部分です。

この対策として有効なのが、ハウスクリーニングを利用すること。

ハウスクリーニングを利用すれば、自力では対処できない汚れもピカピカにしてくれます。

また壁紙やフローリングのちょっと目立つキズなどは、補修サービスを利用すると低価格で補修できます。

これらのサービスは、自分で手配しても良いのですが、大手不動産会社などでは、まとめて依頼することが出来ます。

家博士家博士

最低でも水回りだけは、ハウスクリーニングで綺麗にしてもらうのがオススメだよ。ハウスクリーニングを利用することで、自分自身の負担も減らせるからね

ハウスくんハウスくん

プロにやってもらうと仕上がりも違うよね!

2.ホームステージングを利用する

ホームステージングとは、売却する家(ホーム)をインテリアや調度品を使って演出(ステージング)し、見栄えを良くするサービス。

新築マンションのモデルルームをイメージすると分かりやすいかもしれません。

日本ではあまり聞き慣れないホームステージングですが、アメリカでは一般的な中古住宅の販売手法。

自宅を「より早く」「より高く」売るために活用されています。

築浅マンションは設備等の経年劣化も少ないため、ホームステージングによって新築マンションのモデルルームのような見栄えにすることも可能。

日本ではまだあまり利用されていない事もあってライバルが少ないことから、かなり効果的といえます。


ハウスくんハウスくん

効果的なサービスなら利用しない手はないね!
どうすれば利用できるの?

家博士家博士

大手不動産会社の中では、オプションサービスとして利用可能なところもある。
不動産会社を選ぶときに、ホームステージングが利用できるかどうかもチェックしておくと良いよ。

大手不動産会社では、住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介などでホームステージングが依頼できます。

これらの不動産会社にマンションの価格査定を依頼するならすまいValueを利用すると、まとめて一度に査定を依頼できます。

3.自分のマンションのメリットを知っておく

築浅マンションには、築浅だからこそのメリットがいくつもあります。

10年間の瑕疵保証

新築住宅には、品確法によって引渡し日から最低10年間の瑕疵保証があります。

  • 構造耐力上必要な部分(構造躯体など)
  • 雨水の侵入を防止する部分

これらに関する欠陥(雨漏り等)については、最低10年間はそのマンションの売主が責任を負ってくれるのです。

築5年(7年)までは税金の軽減措置あり

新築マンションでは、5年または7年間、固定資産税が半額になる軽減措置があります。

軽減措置の期間中であれば固定資産税が安くなるため、売却時にはメリットとしてアピール可能です。

都市計画税については原則、軽減措置はありませんが、市町村によっては条例で軽減措置を設けている場合もあります。

家博士家博士

税金については難しい部分も多いから、不動産会社に相談するのがおすすめだよ

購入時のパンフレットもチェック

マンションを購入した時のパンフレットが手元に残っているなら、それもよくチェックしてみましょう。

築浅マンションの場合は、住宅性能や耐震性など機能性が高いものが多いので、それもメリットになります。

長期優良住宅
固定資産税の軽減措置が7年間になり、登録免許税や不動産取得税も軽減されます。
低炭素住宅
光熱費削減が期待できます。
住宅性能表示
専門的な知識がなくても住宅の性能が分かるため、査定に有利に働く可能性も期待できます。
免震や制震など
首都直下地震や南海トラフ地震など、どこに住んでいても地震対策は必須。
地震に対してどういった構造になっているかも重要なポイントとなります。

ハウスくんハウスくん

自分のマンションにどういったメリットがあるか知っているだけでも、価格アップにつなげられるんだね


家博士家博士

どれも、築浅マンションだからこそのメリット。こうした部分は上手に活用して、少しでも高く売ることを目指そう

賃貸よりも売る方がおすすめ

ここまで売却についての話をしてきましたが、中には「賃貸に出す」ことを考えている人もいるかもしれません。

しかし、結論から言うと賃貸に出すより売る方がおすすめです。

貸している間にも価格は下落する

築浅マンションの価格は、築年数の経過とともにどんどん下落します。

特に、築後20年までは5年ごとの平均で10%近く下落するなど、下落率も大きくなっています。

マンションの築年数と価格下落

マンションの築年数と価格下落率

レインズ2017年データ他より
築年数首都圏
平均m2単価
(下落率)
近畿圏
平均m2単価
(下落率)
新築86.4万円63.6万円
築0〜5年77.0万円
(-11%)
52.6万円
(-17%)
築5〜10年65.5万円
(-24%)
41.8万円
(-34%)
築11〜15年58.7万円
(-32%)
36.9万円
(-42%)
築16〜20年49.7万円
(-43%)
28.4万円
(-55%)
築21〜25年35.0万円
(-60%)
19.5万円
(-69%)
築26〜30年29.5万円
(-66%)
20.6万円
(-68%)
築31〜31.2万円
(-64%)
20.9万円
(-67%)

国土交通省の資料によると、新築マンションは人が入居した瞬間に中古マンションになり、その時点で価格は10%程度下落します。

その後も築20年までは5年間の平均で10%程度ずつ下落し、築20〜25年頃にほぼ底値となり、価格が落ち着きます。

築浅マンションは価格下落のスピードが早いため、いずれ売る予定なら1年でも早く売る方がお得な時期なのです。

一方で、千代田区・中央区・港区などの都心部を中心に、中古マンションであっても価格が上昇している物件も多数あります。

こうした物件では含み益が発生するため、売却によって含み益を実現し、次の住宅購入資金に充てることも可能。

ただし、この場合も価格は変動するので「できるだけ早く売る」ことがポイントになります。

居住者がいるまま売却すると収益物件となり価格が安くなる

仮に賃貸に出して入居者が見つかったとしても、結局は「やはり売却を…」と考えることがあるかもしれません。

入居者がいても売却できないことはありませんが、この場合は「収益物件」として扱われます。

物件を購入した本人が居住する居住物件と収益物件では、査定方法から異なります。

居住物件と比べて収益物件は価格が安くなるのが一般的です。

ハウスくんハウスくん

売却したいからと、居住者に退去を依頼すれば良いんじゃないの?

家博士家博士

残念ながら、立ち退きは簡単にはお願いできないんだ。
入居期間の定めがある定期借家契約という賃貸契約もあるけれど、デメリットも多いからあまりおすすめできないよ

参考:賃貸契約について

マンションを賃貸に出す場合、契約方法は一般賃貸契約か定期借家契約のいずれかを選びます。

一般賃貸契約の場合、正当な理由がない限り立ち退き依頼ができません。

「物件を売却したいから」というのは、正当な理由には当てはまらないとされています。

一方の定期借家契約は入居期間があらかじめ定められていて、契約更新もない契約方法です。

この契約なら契約期間終了後に居住物件として売却することもできますが、賃貸に出している間の家賃は安くなるのが一般的。

また、居住できる期間が限定されているため、入居者が見つからずに空室となるリスクも高くなります。

いずれにせよ、住宅ローンが残った状態であれば賃貸に出すよりも売却した方が正解なのです。

まずは複数の不動産会社に価格査定の依頼から

マンション売却は不動産会社へ査定依頼することから始まります。

大事なのは複数の不動産会社に査定依頼すること。

一括査定サイトを利用して、効率よく複数の不動産会社に査定をお願いしましょう。

家博士家博士

築浅のマンションでも売却が成功するかどうかは、どの不動産会社と契約するかにかかっている。
だから、査定サイトも提携している不動産会社に注目して選ぶのが大事。
すまいValueは大手不動産会社6社が運営しているサイトだから、利用できるならここが一番確実だよ。

あなたのマンション売却を成功させてください!

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいバリュー
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国840店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国840店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


首都圏・関西圏ならSRE不動産(旧ソニー不動産)も

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、関西圏(大阪・兵庫)の場合は、SRE不動産(旧ソニー不動産)もおすすめです。

HOMES

SRE不動産は、あのソニーが始めた不動産会社。

アメリカ式エージェント制度を取り入れ、完全に売り主の立場で家の売却をサポートしてくれます。

ソニー不動産について詳しくはこちら
SRE不動産(旧ソニー不動産)の評価・口コミ、利用するときの注意点とは

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