マンションイメージ
「築10年のマンションを売却したいけど、注意点は? 高く売る方法はあるの?」

築10年のマンション売却でお悩みでしょうか。

まだローンも沢山残っているし、なるべく高く売りたい。
新築マンション価格が高騰しているから、今は売り時?
築10年のメリットを最大に活かして、マンション売却を成功したい。

そんなあなたに、築10年のマンション売却について、分かりやすく解説します。

新築マンションの高騰により、築10年頃の中古マンションは人気があり、価格も高騰しています。

しかし人気があり売りやすい築10年のマンションでも、売り方を間違えてしまうと、思わぬ安値で手放す恐れも。

なぜならマンション売却には、いくつか落とし穴があり、何も知らない人はこの落とし穴にはまりやすいためです。

この記事では、築10年のマンション売却で、知っておくべき注意点と高く売るコツを分かりやすくまとめました。

あなたのマンション売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。

築10年のマンション売却での6つの注意点

築10年のマンション売却では、次の6つの注意点があります。

それぞれ解説します。

注意点1. 売却前に大規模リフォームは不要

築10年のマンション売却では、売却前のリフォームは不要です。

なぜなら、リフォームにかけた費用を売却価格に上乗せできないため。

築10年でリフォームをする場合、どうしても必要以上に過剰なリフォームになってしまいます。

買主が希望する以上のグレード・範囲でリフォームをしても、買主には割高な印象になってしまうだけ。

同じ価格なら買主は築5年未満のより新しいマンションを選ぶので、割高な築10年リフォームマンションは売れません。

国土交通省の調査でも、個人がリフォームしてもトータルで損をすることが分かっています。

もちろん築10年のマンションなら、微妙な痛みや設備の劣化はあるでしょうが、売主と買主では感じ方が違うもの。

売主目線でリフォームするより、買主が予算に合わせてこだわりの部分をリフォームする方が効率が良いのです。

ハウスくんハウスくん

でも壊れてるとこや目立つキズや汚れは、どうすればいいの?


家博士家博士

最低限のリペアやクリーニングは、した方が良いよ。

最低限のリペア(補修)やクリーニングは必要

ただし築10年のマンションでも、部分的なリペア(補修)やハウスクリーニングが必要になることはあります。

費用の具体的な目安としては、ザックリ30万円程度までなら費用以上に効果があるでしょう。

買主の第一印象が良くなることで、内覧からスムーズに成約まで話が進みやすくなります。

リペアやクリーニングの具体的な範囲は、不動産会社がアドバイスしてくれます。

マンション売却経験が豊富な不動産会社のアドバイスを参考にしましょう。


家博士家博士

例えば、水回りなど自分でキレイにするのが難しい部分は、ハウスクリーニングで印象が良くなる。
詳しくは不動産会社に相談した方が確実だよ


注意点2. 売るなら大規模修繕の前

築10年のマンションを売却するなら、大規模修繕の計画前の方が良い場合があります。

なぜなら、大規模修繕をきっかけに、修繕積立金の不足が発覚し、毎月の修繕積立金が大幅に増額される恐れがあるため。

修繕積立金が大幅に増額されると、購入者にはマイナスの印象になり、マンション価格は下がります。

実際に値上げされる前でも、管理組合の議事録で値上げの予定が決まれば、売却価格に影響します。

1回目の大規模修繕の時期は築12〜15年頃なので、その計画が始まる築10年前後であれば、まだ影響ありません。

ハウスくんハウスくん

でも修繕積立金が不足するか予想する方法はあるの?


家博士家博士

長期修繕計画を見れば、ある程度は分かるよ。
ただ一般の人が、確実に判断するのは難しいけどね。

長期修繕計画が見直されていない場合は要注意

築10年のマンションであれば、マンション毎に長期修繕計画があり、25年〜30年間の大規模修繕工事が計画されています。

修繕積立金も、この長期修繕計画に基づき計画的に積み立てられているため、本来は不足することはありません。

しかし次のような理由から、修繕積立金が不足するマンションが増えています。

修繕積立金が不足する事例

  • 本来5年毎などに長期修繕計画を見直す必要があるが、新築時から一度も見直されていない。
  • 近年の工事費高騰や消費税増税などを考慮していない。
  • そもそも長期修繕計画が甘く、当初の修繕積立金が安すぎた。
  • 管理組合が機能せず管理会社任せになり、大規模修繕工事の工事費が割高になった。
  • 外壁タイルなどの補修が予想以上に増えたため。

こういった場合、大規模修繕工事で業者から見積をとり、長期修繕計画と比較することで、初めて修繕積立金の大幅な不足に気づくのです。

外壁タイルのマンションは剥離でトラブルになる恐れも

また特に近年問題になっているのが、外壁タイルの剥がれ。

そもそも新築住宅には、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」によって、10年間は売主側に修繕等の責任があります。

ただし対象となるのは「構造耐力上主要な部分(構造躯体)」と「雨水の侵入を防止する部分」のみ。

外壁タイルは対象外となるため、何らかのトラブルがあった時も管理組合(所有者側)の責任で修繕する必要があるのです。

外壁タイルの交換費用は3〜5%程度で見積もるのが一般的。

しかし、打音検査の結果次第では20%程度に増えるケースもあります。

このように、当初の見積額と実際の補修費用が大きく変わることで積立金が不足し、増額されることも多いのです。


ハウスくんハウスくん

なんだか難しくて、予想できないかも。


家博士家博士

普通の人でも判断できるのは、長期修繕計画が5年毎に見直されているか、それくらい管理組合が積極的に活動しているか、程度かもしれないね。

注意点3. オーバーローンでは売り方を工夫する

築10年のマンションでは、売却代金だけで住宅ローン残債を返済できない『オーバーローン』の場合があります。

そもそもマンションを売るためには、売却代金+貯金などで、住宅ローンを完済(完全に返済)しなくてはいけません

なぜなら、ローンを完済しなければマンションの抵当権を抹消できないため。

抵当権とは、ローンが返済できなくなった場合に「購入したマンションがローンを組んだ金融機関のものになる権利」のこと。

マンションを売却するためには、抵当権を抹消する必要があるのです。

オーバーローンの3つの解決策

オーバーローンの場合、次の3つの解決策のどれかを選ぶことになります。

オーバーローンの3つの解決策

  • 貯金などで不足分を補う。
  • 不足分を無担保ローンで借り換える。
  • 住み替えローンを利用して、新しい住宅ローンにまとめる。

いずれにしても、早めに銀行へ相談した方が良いでしょう。

新しい家を購入して住み替える場合は、今の住宅ローンの不足分を新しい住宅ローンとまとめる『住み替えローン』が便利です。


また家を買い替えず、売却するだけなら、住み替えローンは利用できません。

それ以外の2つの選択肢を選ぶしかないでしょう。


ハウスくんハウスくん

住替えローンは、どこに申し込めば良いの?


家博士家博士

不動産会社に相談すれば、提携している金融機関を紹介してもらえるよ。

注意点4. 買取でなく、なるべく仲介で売る

築10年のマンションを売却するときは、不動産会社の買取でなく、なるべく仲介で一般の買主に売りましょう。

なぜなら不動産会社による買取では、価格が相場の6〜8割に安くなってしまうため。

買取と仲介の違いはこちらのイメージです。
買取と仲介のイメージの違い

買取の場合、不動産会社は買取ったマンションを一般の買主(エンドユーザー)に転売して差額を利益にするため、相場より安くしか買い取りません。

仲介では、不動産会社の仲介で一般の買主に売却するため、相場通りの価格で売れますし、上手く売れば相場より高値で売れる可能性もあります。

買取を選ぶメリットは、売却の手間と時間がかからないということ。

しかし築10年のマンションは需要が多いため、相場より少し価格を下げるだけで、アッという間に売れてしまいます。

買取価格より高値でも、仲介で簡単に売れるので、あえて損する買取を選ぶ必要は無いでしょう。

ハウスくんハウスくん

買取価格まで値下げするなら、仲介で簡単に売れるってことだね。


家博士家博士

そうだね。
もし売却を急ぐなら、3ヶ月だけ期間限定で売る方法もあるよ。

3ヶ月だけ売り出す『売却保証』という選択肢も

一部の大手不動産会社では、3ヶ月だけ売り出して、売れなければ査定価格の90%などで買い取る『売却保証制度』があります。

さらに転売で利益が出れば、売り主に利益を還元する不動産会社もあるので、仲介で売れるか不安な方は話を聞いてみましょう。

詳しくはこちらで解説しています。

注意点5. 築10年の売却相場をザックリ知る

築10年のマンション売却で失敗しないためには、ザックリで良いので売却相場を知っておきましょう。

まず中古マンション相場全体の動きについて知っておきましょう。

今は中古マンション価格が高騰している

今は中古マンション価格が高騰しています。

不動産価格指数(全国)

不動産価格指数(全国)2020年3月

「不動産価格指数」とは

不動産価格指数とは、純粋に不動産相場の価格変動を見ることができる指数。

国土交通省がヘドニック法という統計計算手法で、年間30万件の不動産売買成約価格から築年数や立地などの余計な要素を取り除き、純粋な価格変動をまとめたもの。

3ヶ月前の売買実績を毎月末に公表するが、4月以降はコロナ禍で更新停止中。

マンションは、この約7年で45%も値上がりしています。

2013年の日銀による金融緩和をきっかけに、マンション価格は大きく上昇しました。

ハウスくんハウスくん

じゃあ、中古マンションは大人気なんだね。


家博士家博士

ところが中古マンションを買う人はほとんど増えずに、売り出す人が増えているんだ。

中古マンションの売買件数(成約件数)と売り出し件数(レインズ新規登録件数)
(首都圏2019年)

東京都中古マンションの新規登録と売出し戸数
中古マンションの売買件数(成約件数)と売り出し件数(レインズ新規登録件数)をみると、この6年間で

  • 売り出した人(レインズ新規登録件数): +20%
  • 購入した人(成約件数): +5%

と、圧倒的に売り出す人が増えていることが分かります。

中古マンションは大人気でなく、売り出す競合が増えて売りにくくなっているのです。

ハウスくんハウスくん

じゃあなんで中古マンション価格が値上りしているの?


家博士家博士

新築マンション価格が高騰したからなんだ。

中古マンション価格は、新築マンション価格を元に決まる

中古マンション価格は、新築マンション価格を元に決まります。

【マンションの築年数と価格の関係】
(2018年)

マンション築年数と価格(2018年)

新築マンション価格は、日銀の金融緩和発表以降、大きく値上りしています。

新築マンション価格の推移

新築マンション価格の推移

新築マンション価格が高騰している主な理由は、日銀の金融緩和の影響で住宅ローンが超低金利で借りやすいこと。

例) 35年ローンで月々の支払いが12万円の場合

  • 金利2.0%: 借り入れ総額 3,622万円 
  • 金利0.5%: 借り入れ総額 4,622円(+27%UP!) 

低金利だと、月々の支払いが同額でも、より多くの金額を借りられるようになります。

多くの人が、高い価格でも新築マンションを購入することから、新築マンション価格の高騰が続いているのです。

ハウスくんハウスくん

相場はなんとなく分かったけど、どうやってマンションの価格を調べれば良いの?


家博士家博士

マンション売却実績が豊富な不動産会社に無料査定を依頼することだね

築10年のマンション価格を正確に知る方法は、複数(3〜6社程度)の不動産会社に無料査定を依頼する方法が一般的。

今の急激な相場の変動で正確な価格を知るためには、マンション売却実績が豊富な不動産会社を選びましょう。

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利です。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいValue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    36万件
    不動産会社数:
    大手6社・全国870店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国870店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2020年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトになりました。
    緊急事態宣言の解除で各社営業も再開。簡易査定を選ぶと郵送やメールで概算価格が分かります。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    簡易査定と訪問査定が選べる点も便利。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. SRE不動産(旧ソニー不動産)

    SRE不動産
    実績4.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス株式会社

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
    あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。

    管理人のコメント

    大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼するのがオススメ。まずメールで概算価格を査定してくれます。

  4. 【公式サイト】SRE不動産

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社4.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U

注意点6. 1社だけでなく複数に話を聞いて決める

築10年マンションの売却前に不動産会社に話を聞くときは、1社だけでなく必ず複数の不動産会社の意見を聴きましょう。

不動産会社といっても、会社によって方針が違いますし、担当者の当たり外れもあります。

さらに今のマンション相場は、価格の変動が急激なので、売買実績が豊富な不動産会社ですら、査定が難しいほど。

判断を間違えないためには、最低3社、できれば6社程度の不動産会社に無料査定を依頼して、話を聴き比べる方が良いでしょう。

ハウスくんハウスくん

そんなに多くの不動産会社に話を聞くのは面倒だな。


家博士家博士

マンションの売却では、不動産会社を選ぶまでが大変なんだ。
売り出したら後は売却活動のほとんどが不動産会社にお任せだから、最初だけ時間と手間をかけよう。

築10年マンションを高く売る4つのコツ

築10年のマンションは、売り方さえ間違えなければ適正な価格で売れます。

高く売るコツはこちら。

築10年マンションを高く売る4つのコツ

  • 売り急がず、売却期間に余裕を持つ
  • 販売力の高い不動産会社3〜6社の話を聞き比べる
  • 一般媒介契約で複数の不動産会社と契約することも考える
  • 不動産会社選びで8割が決まると考え、じっくり時間をかける

それぞれ解説します。

コツ1. 売却期間に余裕をもつ

築10年の中古マンションを高く売るためには、売却時間に余裕をみておきましょう。

具体的には、競合の数次第ですが、なるべく6ヶ月は欲しいところ。

実際にマンションの売却期間は、平均で約4ヶ月(2019年首都圏)かかります。

特に一戸建てと違ってマンションの場合は、今売り出している競合、特に同じマンション内で競合がいると、どうしても売却期間が長くなる傾向があります。

まずはポータルサイトで、今売り出している競合の数をチェックしてみましょう。

やむを得ず買取するならなるべく多くに査定を依頼する

どうしても事情があって不動産会社による買取を選ぶ場合は、とにかく数多くの不動産会社に査定を依頼しましょう。

買取では、価格が相場の6〜8割になってしまいますが、今は買取業者が乱立して買取価格が高騰しています。

運が良ければ、相場に近い価格で買い取る不動産会社が見つかる可能性もあるでしょう。

一括査定サイトを複数利用して、10社、20社と無料査定を依頼してみると、少しでも良い条件の不動産会社が見つかるかもしれません。

買取については、こちらで詳しく解説しています。

3ヵ月程度の余裕があれば大手不動産会社の売却保証

3ヵ月程度の時間がかけられるのであれば、大手不動産会社の売却保証が便利です。

売却保証とは3ヵ月程度の一定期間内に家が売却できなかった場合、不動産会社が買取ってくれる保証のこと。

期限内であれば通常の売却物件として扱われるため、即時買取と比べて高く売れる可能性があります。

期限内に成約できなかった場合は事前に提示される「買取保証額」で買い取ってもらえるため、安心感が違います。

コツ2. 販売力の高い不動産会社を選ぶ

販売力の高い不動産会社は、中古マンションの販売実績を見れば分かります。

こちらが2018年の不動産売買仲介件数で上位28社のランキング。

不動産会社の上位28社ランキング

不動産会社の売買仲介件数ランキング2018

圧倒的に大手3社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル)が強いことが分かります。

マンション売却では、この3社を優先に考えた方が良いでしょう。

なぜ大手3社がここまで圧倒的な実績なのでしょうか。

次のような理由があります。

大手3社の実績が圧倒的な理由

広告の力が強い
大手不動産会社は主要な不動産ポータルサイトと提携しているため、広告料が安く、その分大量に広告を出せます。だから早く売れやすいという結果につながります。
相場の動きに詳しく、査定精度が高い
大手不動産会社は大量の広告を出しているため、常に購入希望者から多くの問合せを受けています。だから相場の動きをリアルタイムで知ることができ、査定の精度も高くなるのです。
大量の見込み客を抱えているため
大手不動産会社は、多くの問合せを受けているため、購入に至らなかったお客さんのリストを数多く持っています。売り出す時に、これらの購入意欲の高いお客さんへ確実に情報を伝える事ができるのです。
瑕疵保障などのオプションが豊富
大手不動産会社では、瑕疵を保証する「瑕疵保証」や期間内の売却を保障する「売却保障」など、売り主も買い主もメリットが多いオプションが豊富です。これも大手不動産会社が選ばれる理由の1つになっています。

3〜6社の不動産会社の話を聞き比べる

複数の不動産会社の話を聞き比べることで、後で迷ったり不安になることが防げます。

「本当にこの査定価格で良かったのだろうか…」
「リフォームした方が高く売れたんじゃないか…」

こういった迷いや不安があると、不動産会社のことが信用できなくなります。

しかし、複数の不動産会社の意見を聞き比べると、同じことを言っていたり、違う意見があったり、色々な気付きがあるもの。

査定価格にも自信が持てるので、たまたま問合せが少なくても、不安になることがありません。

不動産会社の数は、少なくとも3社、できれば6社くらいは査定を依頼して話を聞き比べましょう。

コツ3. 一般媒介契約で複数の不動産会社と契約することも考える

不動産会社を決めたら、不動産会社に家を売ってもらうために「媒介契約」を結びます。

媒介契約には3種類あり、契約の自由度が違います。

【媒介契約の比較】

項目一般媒介契約専任媒介契約専属専任
媒介契約
特徴自由な契約一般的な契約厳しい契約
こんなタイプの人向き不動産の売却経験がある人普通の人多少損でもお任せしたい人
実際の契約の多さ
(2018年実績)
18%44%
一番多い
38%
他社との媒介契約××
自分で見つけた相手との直接契約×
契約の有効期間制限なし
(行政指導により3ヶ月が一般的)
最長3ヶ月最長3ヶ月
指定流通機構(レインズ)への登録×
登録義務なし

契約から7日以内

契約から5日以内
業務処理状況の報告義務規定なし14日に1回以上7日に1回以上

初めてマンションを売る場合は、1社と専任媒介契約を結ぶのが一般的です、

理由は、1社だけに任せることで、いろいろ相談に乗ってもらえるし、積極的に売却活動をしてくれるから。

しかし築10年マンションでは、一般媒介契約で複数の不動産会社に売ってもらう方法も選択肢として有効です。

なぜなら、築10年マンションでは、競合が少ないタイミングを狙って短期間に売れば、高く売れる可能性もあるため。

一般媒介契約では、広範囲に早く情報が広がるため、短期間で売れる可能性が高くなります。

ただし一般媒介契約の注意点として、不動産会社に質問や相談をしてもあまり相手をしてもらえません。

ある程度は自分で勉強して、不動産会社に頼らない姿勢も必要になります。

コツ4. 不動産会社選びで8割が決まると考え、じっくり時間をかける

不動産の売却は、不動産会社選びで8割が決まると言われます。

ここに一番力を入れれば、あとは不動産会社にお任せで良いのです。

販売力の高い不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用するとよいでしょう。

賃貸に出すよりも売る方がトータルではお得

所有しているマンションを売るのではなく、賃貸に出すのもいいのでは?と考えるかもしれません。

しかし、結論から言うと賃貸に出すより売る方がおすすめです。

貸している間にも価格は下落する

築年数の経過とともにマンションの価格はどんどん下落します。

国土交通省の資料によると、新築マンションは人が入居した瞬間に中古マンションになり、その時点で価格は10%程度下落します。

その後も築20年までは5年で約10%程度のペースで下落し、築20〜25年頃にほぼ底値となり、価格が落ち着きます。

築10年頃は価格下落のスピードが早いため、いずれ売る予定なら1年でも早く売る方がお得な時期なのです。

都市部ではまだ価格が上昇する可能性もありますが、今後の景気次第で、先は読めません。

居住者がいるままの売却は価格が安くなる

入居者がいても売却できますが、この場合は「収益物件」となり、価格が安くなってしまいます。

居住物件と収益物件では、査定方法から異なります。

居住物件と比べて収益物件は価格が安くなるのが一般的です。

ハウスくんハウスくん

売却したいから、居住者に退去を依頼すれば良いんじゃないの?

家博士家博士

残念ながら、立ち退きは簡単にはお願いできないんだ。
入居期間の定めがある賃貸契約もあるけれど、デメリットも多いからあまりおすすめできないよ

参考:賃貸契約について

マンションを賃貸に出す場合、契約方法は一般賃貸契約定期借家契約のいずれかを選びます。

一般賃貸契約の場合、2年契約などになっていても、更新する義務があります。
正当な理由がない限り立ち退き依頼ができません。
「物件を売却したいから」というのは、正当な理由には当てはまらないとされています。

一方の定期借家契約は入居期間があらかじめ定められていて、契約更新の義務がない契約方法です。
この契約なら契約期間終了後に居住物件として売却することもできますが、入居者からはリスクが高いため敬遠されます。
定期借家契約では、家賃が安くなり、それでも入居者が見つからずに空室リスクが高くなります。

特に住宅ローンが残った状態であれば、賃貸に出すよりも売却した方がトータルでは得することが多いのです。

あなたのマンション売却が、成功することをお祈りしております!

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいValue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    36万件
    不動産会社数:
    大手6社・全国870店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国870店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2020年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトになりました。
    緊急事態宣言の解除で各社営業も再開。簡易査定を選ぶと郵送やメールで概算価格が分かります。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    簡易査定と訪問査定が選べる点も便利。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. SRE不動産(旧ソニー不動産)

    SRE不動産
    実績4.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス株式会社

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
    あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。

    管理人のコメント

    大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼するのがオススメ。まずメールで概算価格を査定してくれます。

  4. 【公式サイト】SRE不動産

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社4.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U