「マンションナビの査定はどうなの? 本当に良いの?」
マンションナビを使うかお迷いですね。
確かにマンションナビは売却と賃貸が同時に査定できるため、売却と賃貸で迷っている人に便利な一括査定サイトです。
ただしマンションナビには3つの注意点があるので知っておきましょう。
この記事では、マンションナビの5つのメリット・3つの注意点、そして利用時の入力項目について紹介します。
あなたのマンション売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
マンションナビの5つのメリット
マンションナビのメリットはこちら。
それぞれ解説します。
メリット1. 売買と賃貸を同時査定
売買と賃貸を迷っている人には便利
マンションナビは、マンションの売買と賃貸を同時に査定できるので、売買と賃貸を迷っている人に便利。
売買では、『普通の売却(仲介)』と『買取』のいずれか、賃貸では貸した場合の賃料相場が分かります。
例えば転勤になったけれど、また戻ってくるかもしれないとき。
こんなときは、売却と賃貸で迷うもの。
マンションナビなら同時に査定依頼ができます。

他の一括査定サイトは、同時に査定できないの?

主要な一括査定サイトでは無いね。
でも賃貸だけなら、賃貸専門の一括査定サイトで査定できるよ。
賃貸専門の一括査定サイトもある
ちなみに賃貸だけ査定できる一括査定サイトもあります。
NTTデータグループのHOME4Uは賃貸の管理会社を探せる一括査定サイト。
賃貸の実績が豊富な不動産会社が全国70社以上登録。
あなたの条件に応じて、サブリースや定期借家なども相談できます。
賃貸については、こちらの別記事も合わせてお読み下さい。
マンションを8年間貸した経験を元に、あなたがマンションを貸すべきか・売るべきか簡単に分かる診断チャートを用意しました。また賃貸と売却のそれぞれについて、知っておきたい知識から具体的な試算例まで網羅し、分かりやすくまとめています。
メリット2. マンション売却で4冠
マンションナビはゼネラルリサーチによる調査(2018年8月)の「マンション売却」で4冠を達成しています。
- 初めての方におすすめできる 第1位
- 希望額より高く売れた 第1位
- 不動産売却経験者がおすすめする 第1位
- 知人に紹介したい 第1位
こうした調査結果からも、マンションナビは安心して利用できるサイトだと分かります。

評価が高いってことだね。
ちなみにゼネラルリサーチって、どんな会社なの?

国内最大級の1538万人のモニターを抱える調査会社だよ。
調査はマンションマーケットが委託したものだけど、さすがにウソではないと思うよ。
メリット3. マンション特化で不動産会社のハズレが少ない
賃貸には強くても売却に不慣れな不動産会社も多い
マンションナビはマンションに特化した一括査定サイトで、不動産会社のハズレが少ないこともメリット。
なぜなら不動産会社の中には、賃貸に強くてもマンションの売却には不慣れな会社も多いため。

マンションの売却に不慣れな会社はダメなの?

相場や売り方を知らない不動産会社に売却を依頼すると、なかなか売れずに安値で手放すハメになりかねない。
中古マンションの売却実績が豊富な不動産会社を選ぶ
マンション売却で不動産会社を選ぶときは、中古マンションの売却実績が豊富な会社を選びましょう。
よくある失敗は、新築時の売買を担当した不動産会社に依頼してしまうケース。
新築の分譲仲介が得意な不動産会社では、中古マンションの売却実績が少ない恐れがあります。
その点、マンションナビはマンション専門で登録されている不動産会社はマンションの売却が得意な会社ばかり。
安心して不動産会社を選べます。
不動産会社についてはこちらで詳しく解説しています。
マンション売却はどこの不動産会社がいいか? 売却に強い不動産会社を2023年最新ランキングで解説します。マンションを売る前に知っておきましょう。
メリット4. 最大9社から査定結果が届く
売却で最大6社、賃貸で最大3社
マンションナビでは「売買」で最大6社、「賃貸」で最大3社、合計最大9社に査定を依頼できます。
ちなみにサービス開始直後は、売却・買取・賃貸のそれぞれで最大3社でした。
しかし売却や賃貸に比べ買取のニーズが少ないため、現在の「売買(売却・買取)」で最大6社になっています。

売却は6社も査定しないとダメなの。

仲介(普通の売買)と買取で違うね。
売買の査定は仲介(普通の売買)と買取で違う
売買の査定は、買取と仲介(普通の売買)で違います。
仲介 (普通の売買) |
買取 | |
---|---|---|
買主 | 一般の人 | 不動産会社 (買取業者) |
売却期間 | 場合による (目安3〜6ヶ月程度) |
最短1週間 |
売却価格 | ほぼ相場通り | 相場より 2〜4割安い |
買取は最短1週間で売れますが、価格が相場より2割以上安くなってしまいます。
よほど急ぐ事情がない限り、仲介で売る方が良いでしょう。
仲介では3社〜6社が最適
3社以上ないと相場を判断しにくい
仲介では3社〜6社に査定を依頼します。
なぜなら少なくとも3社以上でないと、査定価格が正確か相場を判断しにくいため。
今はマンション価格が高騰し、コロナの影響もあってプロでも査定が難しい状況です。
不動産価格指数(全国)
不動産価格指数とは
不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。国土交通省がアンケートで集めた年間30万件の成約価格を元に、ヘドニック法という統計計算でまとめたもの。3ヶ月前までのデータが毎月末頃に公表される。2010年の平均を100として算出。
中古マンションは約12年で102%も値上がりしています。
不動産会社の担当者にも当たり外れがあるので、3社以上に査定を依頼して、話を聴き比べましょう。
話を聴き比べるのが大変なので多くて6社程度
仲介では、話を聴き比べるのが大変なので多くて6社程度が限界。
なぜなら仲介では不動産会社に1社ずつ話を聴き比べ、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切だから。
仲介の査定価格は、『売れるであろう予想価格』にすぎず、不動産会社が売れると保証するものではありません。
最高値の査定価格でなく、信頼できる不動産会社を選ぶことで、マンションの売却を安心して任せられます。
他の主要一括査定サイトでも、査定会社数は最大6社が標準です。
【参考】他の主要サイトの査定会社数
買取はなるべく多く、10社以上に
買取ではなるべく多く、10社以上に査定を依頼した方が良いでしょう。
なぜなら買取では、査定価格がそのまま買取価格になるため。
買取では相場より2割以上安くなってしまいますが、多くに査定を依頼すれば、中には社内事情や査定ミスで相場に近い会社が見つかる可能性があります。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトをいくつか併用すると良いでしょう。
不動産の買取は最短1週間で売れますが価格は安くなりがち。しかし今なら高値で買取できるかもしれません。買取で高く売る4つのコツ、失敗しないための注意点を解説します。
期間限定で仲介で売る買取保証もある
数ヶ月の時間がかけられるのであれば、買取保証という選択肢も。
買取保証とは期間限定で売出し、期間内に家が売却できないと不動産会社が買取ってくれる保証のこと。
売出し期間中は高値で売出すチャンスもあり、売れ残っても「買取保証額」で買い取ってもらえるため安心です。
不動産会社の買取保証(売却保証)は期間限定で家を売り出すもので、売れ残る心配がありません。ただし注意点もあります。買取保証の5つの注意点、代表的な不動産会社と選び方を解説します。
ただしマンションナビでは査定を依頼できない
ただし買取保証は一部の大手しか扱っておらず、マンションナビではまとめて査定を依頼できません。
また小田急沿線であれば、小田急不動産、東京都心ではSRE不動産(旧ソニー不動産)もあります。
買取保証のある大手に無料査定を依頼するなら
買取保証のある大手にまとめて無料査定を依頼するなら、すまいValueが便利。
すまいValueは大手6社で共同運営する一括査定サイトで、買取保証の大手3社にまとめて査定を依頼できるのはすまいValueしかありません。
すまいValue(すまいバリュー)はホントに安心なの?という疑問に、マンション20戸以上を売却したプロの投資家が注意点や評判を解説します!
SRE不動産は、個別に無料査定を依頼すればよいでしょう。
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。
メリット5. 実績が豊富
マンションナビは利用者数・査定依頼数ともに多く、一括査定サイトとしての実績が豊富。
利用者累計500万人、月間査定依頼数は1,000件を超えています。
多くの人が利用しているということは、それだけ多くの人から支持されているということ。
初めて利用する人でも安心ですね。
ちなみにマンションナビはマンションだけでこれだけの実績。
他の主要サイトはマンションナビより利用者数・査定件数が多いですが、戸建てや土地も査定しています。
【参考】他の主要サイトの利用実績
ここまでマンションナビのメリットを解説しました。
次に注意点を解説します。
マンションナビの3つの注意点
一方で、マンションナビには次の注意点があります。
それぞれ解説します。
注意点1. マンション以外は査定できない
マンションナビはマンション専門の一括査定サイトで、マンション以外は査定できません。
土地や戸建てなどを査定するときは、他の一括査定サイトを使いましょう。

他の一括査定サイトでは、売却と賃貸を別に査定することになるけどね。
賃貸の一括査定サイトは、前に「賃貸専門の一括査定サイト」で解説したHOME4U賃貸経営が良いでしょう。
売却の一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
注意点2. 運営会社は他に比べて小規模
マンションナビの運営は、マンションリサーチ株式会社。
2011年に設立され、不動産関連の事業を展開している会社です。
上場企業の運営も多い
他の主要一括査定サイトでは、運営者が大手で上場している企業もあります。
例えば
またリクルートが運営する
ただし運営会社の規模はあまり気にしなくてもOK
マンションナビの運営会社が小さいと、本当に大丈夫なのか不安に思うかもしれません。
しかし一括査定サイトに関しては、運営会社の規模はそこまで気にする必要ないでしょう。
なぜなら売主となるあなたと、売却をサポートする不動産会社を繋ぐこと(マッチング)が、一括査定サイトの役割だから。
運営会社の規模ではなく、利用した人が満足できるようなマッチングができるかどうかが何よりも大事なこと。
その点では、マンション売却で4冠のマンションナビなら心配ないと言えるでしょう。
注意点3. 登録は店舗数2500店とやや少ない
マンションナビに登録されている不動産会社は、全国に約2500店舗とそれなりの数。
しかし店舗数なので、会社数では約700社と推測されます。
なぜならフランチャイズ経営の不動産会社では、1社でハウスドゥ(600店舗以上)やCENTURY21(900店舗以上)など数百店あるため。
他の主要サイトに比べると少なめです。
【参考】他の主要サイトの登録社数
マンションに特化している影響もある
ただマンションナビの登録会社数が少ないのは、マンションに特化している影響もあります。
他の一括査定サイトはマンションだけに限らず、一戸建てや土地の売却が得意な不動産会社も登録されています。
こうした意味では「厳選された不動産会社が登録されている」と考えても良いでしょう。
もしマンションナビで提案される不動産会社が少ない場合は、 他の一括査定サイトを併用して下さい。

他の一括査定サイトはどこがオススメ?

マンションナビと併用するなら、大手3社が登録されている「すまいValue」かな。
大手3社にも査定を依頼するなら「すまいValue」
売買仲介件数ランキング上位36社
(2024年3月)
不動産売却の実績は、大手3社に偏っています
三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブルの3社は、仲介件数が2万件を超えており、大手の中でも圧倒的。
都市部で査定を依頼するなら、これら大手3社を中心に考えると良いでしょう。

大手3社は別格だね。

3社もそれぞれ特徴があるから、解説しよう。
【大手1】三井のリハウス
38年連続で売買仲介件数1位
(首都圏174、関西圏45、中部圏25、札幌9、東北6、中国9、九州9)
三井のリハウスは、38年連続で売買仲介件数1位と業界を代表する不動産会社。
独自の査定システムは精度が高く、売主の約76%がほぼ提案価格(提案の95%以上)で成約しています。
多くの購入希望者を抱えるため早く売れることも強みで、売主の65%が2ヶ月以内に成約するほど。
また担当者のレベルが高いことにも定評があり、顧客満足度は96%と高評価です。

業界を代表する会社だから、初めての売却ならまず話を聞いてみると良いよ。
他と比較する基準にもなるからね。
⇒三井のリハウス
三井のリハウスは36年連続で不動産売買の仲介件数第1位の大手不動産会社。ただし注意点もあります。あなたが家の売却を任せて大丈夫か、注意点と評判を分かりやすく解説します。
【大手2】住友不動産販売
熱心な営業スタイルに定評
- 店舗数 203店舗
(首都圏114、関西圏55、中部東海10、北海道8、東北3、中国7、九州6)
住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)は、営業マンの熱心な営業スタイルに定評があります。
現在の購入希望者の登録数も公開しており、常に2万人を超える希望者が登録。
自社ホームページの月間来訪者数は300万件以上、登録物件数は2万8千件以上と十分なスケールメリットもあります。

クールな営業より人情深く熱心な営業が好みなら、他より出会える可能性が高いかも。
住友不動産販売「すみふの仲介 ステップ」は、売買仲介件数が業界2位の大手。家の売却ならぜひ候補に入れたい1社ですが、注意点もあります。住友不動産販売のメリットと注意点を分かりやすく解説、そして利用者の評判を紹介します。
【大手3】東急リバブル
東急沿線や大型案件に強み
- 店舗数 220店舗
(首都圏141、関西圏45、名古屋11、札幌10、仙台6、福岡7)
東急リバブルは東急電鉄系の不動産会社ですが、全国に店舗を持つのが特徴。
東急電鉄沿線はもちろん、法人営業や投資物件にも強みを持っています。
東急リバブルは不動産の売買実績でトップ3の1社。しかし注意点もあります。東急リバブルを利用する前に知るべき注意点・メリット、そして実際に利用した人の評判をまとめました。
大手にまとめて査定を依頼するなら「すまいValue」
大手3社にまとめて無料査定を依頼するなら、一括査定サイトの「すまいValue」が便利。
すまいValueは、大手上位6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・小田急不動産・三菱地所の住まいリレー)が共同運営する一括査定サイトです。

大手以外だと、どこがオススメ?

私鉄沿線なら電鉄系の不動産会社も良いね。
あとは両手仲介がないSRE不動産(旧ソニー不動産)も話を聞くと良い。
両手仲介なしのSRE不動産(旧ソニー不動産)
ソニーグループのSRE不動産なら、大手で唯一のエージェント制で売主だけを担当。
両手仲介がないので、大手と話を聴き比べると参考になります。
ただし営業エリアは、首都圏と関西圏限定です。
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。

地方では大手より地域No1が強い場合も多いよ。
地方では地域No.1を探す
地方は大手の営業エリア外になるため、地域で実績No.1の不動産会社を中心に選びましょう。
実績No.1の不動産会社は、実績をアピールしているのですぐに分かります。
マンションナビで良さそうな会社が見つからなければ、他の一括査定サイトをいくつか併用すると良いでしょう。
全国対応の主要な一括査定サイトとして次があります。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
マンションナビの入力項目
マンションナビの入力項目は次の通りです。
- 所在地
- 建築年(だいたいでOK)
- 専有面積(だいたいでOK)
- 現在の状況
- 自身・親族が居住・使用している/空室になっている/賃貸で貸している
- 物件の所有者
- 本人が所有/親族が所有/その他
- 売却/賃貸の時期
- できるだけ早く/〜3ヶ月以内/〜6ヶ月以内/〜1年以内/査定額によって時期を検討/売却・賃貸の意思はない
- 査定理由(複数選択可)
- 広さが足りない/建物老朽化/相続対策/金銭的な理由/資産整理・財産分与/空室率の上昇/転勤・住み替え/ライフスタイルの変化/その他
- 名前
- 年代(年齢)
- 連絡先住所
- 電話番号(携帯電話可)
- メールアドレス
- 査定会社への要望(任意・自由記述)
まとめ
マンションナビは実績が豊富で、中古マンションの売却と賃貸に特化している一括査定サイト。
中古マンションに特化しているから不動産会社のハズレが少なく、賃貸を含めて最大9社から査定結果を受け取れます。
マンション売却と賃貸を考えているなら、一度使ってみると良いでしょう。
ただしマンションナビの注意点として次の3つがあります。
マンションナビを使うなら、合わせて実績豊富な大手3社にも査定を依頼すると良いでしょう。
都市部なら大手3社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル)が実績豊富。
とりあえず1社だけ査定を依頼するなら、38年連続で実績1位の三井のリハウスが良いでしょう。
⇒三井のリハウス
大手にまとめて査定を依頼するなら、大手6社が共同運営するすまいValueが便利です。
大手と比較するなら、首都圏・関西圏は両手仲介のないSRE不動産(旧ソニー不動産)
首都圏・関西圏以外の都市部で大手と比較する場合や、大手の営業エリア外の地方では、一括査定サイトを利用すると良いでしょう。
全国対応の一括査定サイトとして定番はこちら。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
あなたの不動産売却が成功することを、心よりお祈りしております!