「イエウールは本当に良いの? 評判は?」
不動産の売却で、イエウールを利用するかお悩みですね。
最近は人気Youtuberが『イエウール』を勧めたこともあり、話題になっています。
でも不動産の売却は金額が大きいから、失敗したくないもの。
きちんと不安を解消し、納得してから利用したいですよね。
そんなあなたに、イエウールについて、真実を分かりやすく解説しました。
結論からいうと、イエウールは正しく使えば、あなたの家の売却に役立つツールです。
ただしイエウールには、注意点もあります。
この記事を読めば、あなたがイエウールを使うべきか、さらに使う前に知るべき注意点が分かるでしょう。
不動産を高値で売却できれば、将来の安心につながります。
あなたの不動産売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
イエウールは新しく勢いのある一括査定サイト
イエウールは、マンションや戸建てなどの不動産を一括で不動産会社に査定依頼できる一括査定サイト。

実は同じ様な一括査定サイトは、主要なものだけでも10個以上ある。

そんなにあるんだ!

その中でもイエウールは比較的新しく、今実績を伸ばしている勢いのあるサイトだよ。
当サイトの独自調査による一括査定サイトのランキングはこちら。
イエウールにはどういった特徴や注意点があるのか、早速見ていきましょう。
イエウールのメリット・特徴
イエウールのメリットや特徴としては、次のような点が挙げられます。
全国1,600社以上が登録
イエウールに登録している不動産会社は、全国1,600社以上!
他の主要一括査定サイトと同等レベルで十分な数です。
主要サイトの登録社数
ただし、この数は正確には会社数ではなく店舗数。
センチュリー21など、フランチャイズ系の不動産会社は1店舗=1社としてカウントされています。

フランチャイズってどういうこと?

個人などで経営している小規模の不動産会社が、フランチャイズに加盟してセンチュリー21の名前で営業してるんだ。
小さな不動産会社でも、大手の信頼感が得られるから、加入店は急増しているよ。
利用者数が月間1万人以上
イエウールの利用者数は月間1万人以上。
多くの人が利用しています。
とはいえ、査定件数が月間1万件とは考えにくいので、おそらくサイト閲覧者の数ではないかと思われます。
それでも月間1万人というのは十分に多い実績です。
主要サイトの利用実績

査定実績だと、HOME4UとすまいValueが40万件か! スゴいね!

すまいValueは、2016年開始で累計40万件だから、ちょっと他と桁が違うね。
最大6社を選んで同時に無料査定を依頼できる
イエウールを利用すると、最大6社の不動産会社を選んで同時に査定依頼できます。
依頼できる会社数は一括査定サイトとしては平均的です。

何社くらいの不動産会社に査定依頼したら良いの?

オススメは3〜6社程度。
だから、イエウールの最大6社は十分だよ
査定できる不動産が幅広い
イエウールで無料査定を依頼できる不動産は、具体的にこちら。
- 分譲マンション
- 一戸建て
- 土地
- 一棟マンション、一棟アパート
- 区分マンション(収益)
- 一棟ビル
- 区分所有ビル(ビル一室)
- 店舗・工場・倉庫
- 農地
- その他

なんでも査定できるんだね!
簡単60秒で一括査定が可能
どこの一括査定サイトも同じですが、短時間で複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できます。
60秒は少し大げさかもしれませんが、かかっても数分で査定を依頼できるのは間違いありません。
不動産会社を探して、1社ずつ査定を依頼することを考えると、とても便利です。
厳選された不動産会社で悪徳企業は排除
登録される不動産会社を厳選しているのは、イエウールだけでなく、他の主要一括査定サイトも同じ。
不動産会社の判断基準は非公開ですが、クレームが多い不動産会社は排除されています。
また不動産会社向けに教育セミナーを実施するなど、サービスの質向上にも努力している様子。
不動産会社に何となく不審や不安を感じる人には、全く知らない不動産会社に飛び込むよりは安心でしょう。
一方で、一括査定サイトの信頼性は、運営会社の信頼性に大きく左右されます。
その点で、イエウールの運営会社Speeeは2007年設立のベンチャー企業。
信頼性は、HOME4U(NTTデータ関連会社)やLIFULL HOMES(東証1部上場)などに比べるとやや弱いかもしれません。

若いベンチャーが頑張っている新しいサービスって感じだね。

テレビCMもするなど、ドンドン売出し中で頑張ってるね。
ただ利用するなら、注意点も知っておこう。
イエウールの2つの注意点
イエウールの2つの注意点はこちら。
注意点1. 都市部ではトップ3が登録していない
都市部で圧倒的な実績を持つ不動産会社が、次のトップ3社。
- 三井のリハウス
- 東急リバブル
- 住友不動産販売
売買仲介の実績をみると、このトップ3社が圧倒的に多い事が分かります。
売買仲介件数ランキング上位30社
(2020年3月)
都市部で不動産を売却するなら、このトップ3社は押さえておきたいところ。
しかし、イエウールにはこのトップ3社は登録しておらず、査定依頼もできません。

イエウールではトップ3社に査定を依頼できないんだ!

トップ3社は、別に査定を依頼すれば良いから大丈夫だよ。
すまいValueで大手をカバー
トップ3社に査定を依頼するために、イエウールと合わせて利用したいのは一括査定サイト「すまいValue」。
すまいValueはトップ3社を含め、業界をリードする大手6社が登録している唯一の一括査定サイト。
登録会社数自体は6社と非常に少ないのですが、都市部での売却には欠かせない不動産会社ばかりです。

じゃあ、すまいValueだけで良いんじゃないの?

そうとも言えないかな。
エリアによっては、大手より市場に詳しい不動産会社もいるからね
すまいValueだけで安心かというと、そうとも断言できません。
例えば、都市部では沿線に強い電鉄系の不動産会社の話も聞いた方が良いでしょう。
こうした点から、すまいValue+イエウールを併用するのがオススメです。

実績豊富な大手3社を含むサイトと、電鉄系の不動産会社を含むサイトの両方を使うってことなんだね

そう。一括査定サイトもそれぞれ特徴があるから、併用するなど上手く使うことが大事なんだ
すまいValue + イエウール
を利用すると安心。
注意点2. 地方では会社数が少ないことも
イエウールに登録している不動産会社は全国1,600社。
確かに多いですが、さすがに全ての地方までは網羅できていません。
そのためイエウールと合わせて、地方に強いHOME4UやLIFULL HOMESも試すと、不動産会社の漏れを防げます。

地方だと、イエウールで依頼できる不動産会社が少ないの?

場所によっては2〜3社しか出てこないところもあるよ
この場合、他に不動産会社がないのではなく、他の不動産会社がイエウールに登録されていない恐れも。
もしかしたら、売却実績が豊富な不動産会社が漏れている恐れもあります。
こうした点を補うために、HOME4UとLIFULL HOMESも同時に試して、各社の売却実績を聞いてみるのがコツ。
実績が豊富な不動産会社は必ず回答してくれるので、不動産会社選びの判断材料にしましょう。
イエウール
+ HOME4U
+ HOMES
を利用すると安心。

都市部か地方か微妙な場所だったらどうするの?

まず都市としてすまいValueを試すと良いよ。
営業エリア外だと、ザックリ市区町村だけ入力すればすぐに分かるから
その他の一括査定サイトが気になる方は、こちらも合わせてお読み下さい。
イエウールの評判・口コミはあてにならない
実際にイエウールを利用するなら、やはり口コミが気になりますね。
しかし結論からいうと、イエウールの口コミは良くも悪くもあてにならないため、気にする必要ありません。

なんで口コミがあてならないの?

良い口コミも悪い口コミも、ほとんど全てが不動産会社の評判だからだよ
口コミのほとんどは不動産会社に対するもの
イエウールの口コミは良いものも悪いものも、イエウールに対してでなく、不動産会社に対するもの。
つまりイエウールの評判でなく、不動産会社の担当者がアタリかハズレかを評判にしているだけ。
そもそもイエウールを含めた主要な一括査定サイトに登録されている不動産会社は、一定レベルの基準をクリアしている会社です。
反社会的だったり極端に悪い悪徳不動産会社は登録されていません。
なぜならクレームの多い不動産会社は、運営会社が契約を解除するため。

じゃあ、良い評判だけしかないの?

そうでもないよ。
やっぱりどんなに優秀な会社でも、営業マンの中には相性が悪い人や、ちょっとハズレの人もいるからね
どんな不動産会社であっても、営業マンの優劣はあります。
会社全体として見れば実績が豊富な大手不動産会社でも、営業マン全員が100点満点とは限りません。
だからこそ、あなたを担当する営業マンは、あなたが話を聴き比べて、あなた自身で選ぶのが正解。

でも、営業マンの良し悪しなんか、話を聞いて分かるかな?

話を聴き比べると、意外と簡単に分かるもんだよ。
3〜6社の話を聴き比べると違いは簡単に分かります。
営業マンの能力は、不動産の知識はもちろん、コミュニケーション力も重要なので、じっくり話を聴いてみましょう。
また契約する不動産会社を選ぶのは、あわてず全員の話を聞いてからにしましょう。
一括査定サイトの違いは不動産会社の違いだけ
そもそも一括査定サイトは、あくまでも不動産会社へ情報を流すだけ。
結局のところ、一括査定サイトの違いとは、登録されている不動産会社の違いです。
都市部では登録されている不動産会社の違いはわずか
しかし都市部では、どの一括査定サイトの登録会社も似通った顔ぶれ。
都市部で登録会社が明らかに違う一括査定サイトは、すまいValueくらいです。
地方では違いがあるが、口コミが参考にならない
一方地方では、登録している不動産会社にバラつきがありますが、逆に地方の口コミは参考になりません。
例えば、北海道で「良い会社に出会えました!」という口コミがあっても、鹿児島ではその不動産会社は営業していないからです。
一部には特徴のある一括査定サイトも
一部には、用途を限定するなど、他とは違う特徴を持った一括査定サイトがあります。
具体的な例としては、次の3つ。
特徴のあるサイト1. 媒介契約までできるHowma(ハウマ)
Howmaは、一括査定だけでなく、そのままオンラインで媒介契約(一般媒介契約)まででき、複数の不動産会社で売り出せるシステムが特徴。
画期的なサービス内容ですが、残念ながら利用できるのは都内23区と横浜・川崎の一部のみ。
登録している不動産会社は10社で、大手トップ3社は含まれていません。
都心部の人気物件を所有しており、なるべく手間をかけずに売却したい人には、便利なサービスでしょう。
特徴のあるサイト2. 買取専門の『お困り不動産どうする?』
『お困り不動産どうする?』は、買取に限定して不動産会社を一括査定できるサイト。
自社買取だけで探せるので、仲介手数料が不要なことがメリット。
普通の一括査定サイトでは、買取で不動産会社を探すと、買取会社へ仲介するだけの会社も混在します。
買取会社へ仲介されると、仲介手数料(売買価格×3%+6万円+消費税)が余計にかかってしまうことに。
普通の仲介では売れにくい不動産や、安くなっても良いので手放したい不動産を、買取して欲しいときには便利です。
特徴のあるサイト3. 担当者で探せる『イイタンコンシェルジュ』
イイタンコンシェルジュは、不動産会社でなく担当者を選べるサイト。
担当者の経歴や得意分野を確認して、相談できるという特徴があります。
個人のフィーリングなどを大切にしたい人には良い選択肢でしょう。
まとめ:一括査定サイトはここで使い分ける
ここまでイエウールの特徴・メリットと注意点を解説してきました。
一括査定サイトは特徴を把握して使い分けましょう。
使い分けのポイントをまとめると、次になります。
都市部では、
地方では、
を合わせて試してみて下さい。
一括査定を併用することで、実績豊富な不動産会社の「取りこぼし」が防げます。
あなたの家の売却が成功することを、心よりお祈りしております!