「不動産査定アプリのおすすめは?」
不動産査定アプリをお探しですね。
確かに最近は不動産の査定にAIを使うなど、最新の技術がどんどん利用されています。
ただし不動産査定の分野では、まだアプリは発展途上で主流とはいえないのが現実。
現在、不動産査定アプリは5社からリリースされていますが、いずれにも共通する4つの注意点があります。
この記事では、最新の不動産査定アプリを紹介、3つのメリットと4つの注意点を分かりやすく解説しました。
判断を間違えないために、不動産の価格は正確に把握することが大切です。
あなたが正しい不動産価格を知り、最適な選択肢を選ぶために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
不動産査定アプリの主要5社
2023年現在、主な不動産査定アプリにはの次の5つがあります。

一括査定サイトと比べると、まだアプリは少ないんだね

そうだね。アプリはまだこれからという感じかな。
主要なアプリを、それぞれ簡単に説明するね。
アプリ1. 10秒でDo!
査定可能物件 | マンション・戸建て・土地 |
---|---|
査定可能エリア | 全国 |
匿名の利用 | 不可 |
運営会社 | 株式会社ハウスドゥ(東証PRM) |
特徴 |
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注意点 |
|
「10秒でDo!」はハウスドゥが提供している不動産査定アプリ。
不動産の住所や面積、築年数などの情報と個人情報を入力すると、AIが過去の事例を元に査定金額を算出してくれます。
結果を受取ったら、そこから更に詳しい査定申込みも可能です。
ハウスドゥは今勢いのある不動産フランチャイズ
ハウスドゥは東証PRM上場、フランチャイズ店舗数は全国に700店舗以上!
不動産の売却相談件数も5年で約2倍に増えているなど、今、最も勢いのある不動産フランチャイズ。
ハウス・リースバックでも1位の実績を誇ります。
ただし利用するには連絡先の入力が必須
ただし10秒でDo!を利用するためには、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなど全てを入力する必要があります。
また規約により、虚偽の情報を入力すると、訴訟費用などの賠償責任を負うので注意しましょう。
公式サイトはこちら
⇒10秒でDo!

なんだかAIも使ってるし、信頼できそうだね。

ハウスドゥは店舗数が急激に増えているし勢いはあるね。
でも匿名では利用できないよ。
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アプリ2. カウル
査定可能物件 | マンションのみ |
---|---|
査定可能エリア | 首都圏(一部エリアを除く) |
匿名の利用 | 可 |
運営会社 | 株式会社Housmart |
特徴 |
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注意点 |
|
不動産ベンチャーの運営
カウルは、不動産ベンチャーの株式会社Housmartが運営するサービスです。
まだ未上場のベンチャー企業ですが、プライバシーマークは取得済。
本社: 東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント1F
設立: 2014年10月
資本金: 1,191,438,484円(資本準備金含む)
2019年4月 プライバシーマーク取得
2016年1月 カウルの提供開始
カウルの運営は2016年1月からですが、アプリストアの評価も高く、会員は10万人を突破。
アプリではダントツの実績を誇ります。
利用エリアは限定的
ただしカウルの査定対象は、首都圏主要エリアのマンションに限られます。
- 東京都(23区・三鷹市・武蔵野市・西東京市・小金井市・調布市)
- 神奈川県(横浜市・川崎市)
- 千葉県(市川市、浦安市、船橋市、習志野市、千葉市 美浜区・花見川区・稲毛区)
- 埼玉県(さいたま市浦和区・桜区・南区・緑区・戸田市・蕨市・川口市 ※一部エリアを除く)
最大の売りは仲介手数料半額
カウルの最大の売りは、購入・売却のどちらも仲介手数料が半額なこと。
ただし最低手数料が60万円なので、
- 売買価格3,800万円以上で手数料半額
- 売買価格1800万〜3,800万円は手数料60万円に割引
- 売買価格1,800万円以下なら手数料は変わらず
になります。
また購入時は、見学が7部屋以上になると仲介手数料は割引されません。
不動産売買の仲介手数料の相場と値引きについて、必要な知識をまとめました。上手く値引きするコツと裏技も解説しています。
カウルの公式サイトはこちら
⇒カウル

カウルは匿名でも利用できるんだね。

エリアは限定だけど、ベンチャー企業らしくサービス向上に頑張ってるね。
ただ売却を依頼するなら、他の不動産会社とも比較した方が良いね。
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アプリ3. ふじたろう
査定可能物件 | マンションのみ |
---|---|
査定可能エリア | 全国 |
匿名の利用 | 可 |
運営会社 | プロパティエージェント株式会社(東証PRM) |
特徴 |
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注意点 |
|
「ふじたろう」は、マンションの相場情報が分かるアプリ。
AIを利用して、相場と取引量が地図上で分かります。
相場はマンションごとに過去6年間の価格推移や1年後の予想価格まで算出。
日本全国に対応しているので、都市部はもちろん地方でも利用できる点がメリットです。
連携終了でサービス停止?
ふじたろうは、おうちダイレクトと連携していましたが、2021年6月22日に連携を終了。
現在は新規受付を停止しているようです。
【参考】「ふじたろう」、「おうちダイレクト」の連携について
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アプリ4. Yahoo! 不動産
査定可能物件 | マンションのみ |
---|---|
査定可能エリア | 首都圏 |
匿名の利用 | 可 |
運営会社 | ヤフー株式会社(親会社が東証PRM) |
特徴 |
|
注意点 |
|
「Yahoo! 不動産」は、ヤフー株式会社が運営する不動産の物件検索アプリ。
主に購入者や賃貸住宅を探している人向けですが、売却を検討している人向けに不動産査定のメニューもあります。
公式サイトはこちら
⇒Yahoo! 不動産(iOS)

アプリのメニューのうち、『おうちダイレクト』からAI査定ができたんだけど、サービスは終了しているよ。
2022年6月30日にサービス終了
おうちダイレクトは、2022年6月30日にサービス終了しました。
【参考】「おうちダイレクト」サービス終了のお知らせ
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アプリ5. らくらく不動産査定(リビンマッチ)
査定可能物件 | マンション・戸建て・土地 |
---|---|
査定可能エリア | 全国 |
匿名の利用 | 査定は不可(周辺相場のみ可) |
運営会社 | リビン・テクノロジーズ株式会社(東証GRT) |
特徴 |
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注意点 |
|
らくらく査定は、不動産ベンチャーのリビン・テクノロジーズ株式会社が2019年3月にリリースしたアプリ。
リビン・テクノロジーズ株式会社は、不動産一括査定サイトのリビンマッチを運営しています。
本社: 東京都中央区日本橋堀留町1-8-12 さくら堀留ビル8階
設立: 2004年1月
上場市場: 東京証券取引所マザーズ市場
資本金: 193,829,346円(2021年6月末現在)
従業員数: 100名
らくらく査定はリビンマッチの一括査定とほぼ同じ
らくらく査定は、アプリといっても中身はリビンマッチの不動産一括査定とほぼ同じ。
アプリのメリットは、GPS情報を利用して住所入力を省略できる程度で、その後は最大6社へ無料査定を依頼する流れです。
どうせ不動産の一括査定サイトを使うなら、リビンマッチ以外のサイトもあわせて試した方が良いでしょう。

都市部では、大手トップ3社に査定を依頼できる「すまいValue」。
地方なら、NTTデータの「HOME4U」、リクルートの「SUUMO」、LIFULLの「HOME’S」なんかが定番だね。
主要な一括査定サイトは、こちらで紹介しています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
リビンマッチについては、こちらで詳しく解説しています。
リビンマッチの売却査定は、運営歴が15年を超える実績があり、17,00社以上が登録。年間440万人が利用するトップクラスの一括査定サイトです。利用する場合は、注意点を知ってから利用しましょう。
公式サイトはこちら。
⇒らくらく査定(リビンマッチ)

そうか。どうせ一括査定に申し込むなら、他にも選択肢はあるんだね。

そうだね。
次は不動産査定アプリ全体のメリットと注意点を解説しよう。
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不動産査定アプリの3つのメリット
それぞれ解説します。
メリット1. (AI査定なら)すぐに価格が分かる
不動産査定アプリでAI査定機能があるものは、すぐに価格が分かります。
AI査定機能があるアプリは次の2つ。
ただしAI査定には注意点もあるので、後で解説する注意点も知っておきましょう。
らくらく査定(リビンマッチ)は、AI査定でなく不動産会社にまとめて査定を依頼するため、時間がかかります。

匿名だと首都圏のマンションしか利用できないのか。

アプリだと選択肢が少ないんだよ。
メリット2. (匿名利用なら)営業される心配がない
匿名利用のアプリなら、不動産会社からの営業を受ける心配がありません。
匿名で利用できるアプリは、1つです。
- カウル: 首都圏主要エリアのマンション限定
ただし首都圏のマンション限定で、AI査定機能だけ匿名で利用できます。
メリット3. 無料で利用できる
不動産査定アプリは、いずれも無料で利用できます。
ただし売買を依頼すると、売買が成立した場合に不動産会社へ支払う仲介手数料がかかります。
仲介手数料は、目安として「売買価格×3%+6万円+消費税」。
売買では他に印紙代などの費用がかかり、仲介手数料を含んだ費用総額は
- 売却で売却価格の3.5%〜5%程度
- 購入で購入価格の3%〜10%程度
になります。
家を売るときの費用、税金を徹底解説しました! 知っておくとお得な裏技もあり。
家を買う時に必要な「費用」について詳しくまとめました。

査定は無料だけど、売買には費用がかかるんだね。

そうだね。
次はアプリの注意点を解説しよう。
不動産査定アプリの4つの注意点
それぞれ解説します。
注意点1. AI査定の精度は参考レベル
不動産査定アプリはAI査定を利用していますが、AI査定の精度はあくまで参考レベル、売買を判断するには問題があります。
なぜならAI査定ではレインズの成約情報が使えないため。
AI査定にはレインズが使えない
AI査定ではレインズのデータを利用できません。
国内で唯一の不動産情報データベース。
過去の取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
運営は国土交通省の指定流通機関。不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと
レインズの規約により、AI査定ではレインズのデータを利用できません。
そのためAI査定は、ネット上の無料情報と運営会社の売買データだけを使っています。

レインズを使えないとダメなの?

AIには、大量の正確な学習データが必要なんだ。
学習データが少なかったり間違っていると、精度の低いAIになってしまうからね。
正確なAI査定には、大量の過去の成約データが必要
AIとは、分かりやすく例えると、赤ちゃんが言葉を学んで話せる様になるイメージ。
つまり大量の学習データから規則性を推定して、答えを推測する仕組みです。
だから学習が足りなかったり、間違った学習データを学んだAIは、正しい答えを出せません。

レインズが使えないなら、AI査定は何で学習してるの?

主に2つ、ネット上の無料情報と運営会社の売買情報だね。
それぞれ質と量に問題があるんだ。
ネットの無料情報は質に問題あり
ネット上の無料情報は数が豊富ですが、質に問題があり、AIの学習には向いていません。
ネットの売り出し価格は実際の売買価格と20%以上誤差がある
ネットの売り出し価格は、正確な学習データではありません。
なぜなら実際の売買価格と20%以上も誤差があるため。
あくまで売主の希望価格にすぎず、売り出した半分以上が売却をあきらめています。
売出し価格と成約価格の差
(首都圏マンション2022年)
売り出し価格と成約価格について、9割の人が知らない驚きの事実について解説します。

こんなに差があるんだ!

AIの学習には成約価格のデータが大量に必要なんだよ。
ネット上には成約情報が無料で公開されているけど、詳細が分からず情報不足だしね。
ネットの無料成約情報は、詳細が不明で情報不足
ネット上には成約情報が一部無料で公開されていますが、情報が不足しており、やはりAIの学習には不向きです。
具体的には、次のような情報が分かりません。
- リフォーム済なのか?
- マンションの何階か?
- 南向き? 北向き?
- 建物のグレードは?
- 戸建てや土地の接道は?
- 駐車場は?
ネット上の成約情報はこちらで公開されています。

なんで情報が不足しているの?

個人情報を保護するためだよ。
ちなみに米国ではMLSというシステムで全て公開されているけどね。
運営会社の売買情報は量に問題あり
運営元の売買データは、質は良いのですが数が少ないため、やはりAIの学習データには向いていません。
不動産会社の売買データは、大手でも年間4万件弱。
準大手クラスでは年間1千件未満です。
しかしAI査定の学習には、数十万〜数百万件のデータが必要でしょう。
例えばよくあるAIの画像認識には1千万件の学習データが必要です。
【参考】ビッグデータ×機械学習の展望
マンション価格のAI査定が急増しているので、主要なものをまとめました。ただしマンション価格のAI査定には重大な注意点があるので、合わせて解説しています。

AIもレインズが使えないと、ダメなんだね。

結局、アプリでAI査定しても、何かを判断するには物足りない。
最後は自社の査定に誘導されるんだ。
注意点2. 各社の査定に誘導される
不動産査定アプリは、いずれも最後は自社の査定サービスへ誘導することが目的になっています。
なぜならAI査定は精度が参考程度で、結局よく分からないため。
AI査定でザックリ価格が分かっても、正確な価格は分からないのです。
1社だけの査定は精度に不安
しかし不動産の査定は、1社だけだと査定の精度に不安が残ります。
なぜなら今は都市部を中心に不動産価格が高騰し、コロナの影響もあって不動産のプロでも査定が難しい相場だから。
不動産価格指数(全国)
不動産価格指数とは
不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。国土交通省がアンケートで集めた年間30万件の成約価格を元に、ヘドニック法という統計計算でまとめたもの。3ヶ月前までのデータが毎月末頃に公表される。2010年の平均を100として算出。
中古マンションは約10年で85%も値上がりしています。
戸建ては上昇していないように見えますが、これは都心部の上昇を、地方の値下がりが打ち消しているため。
戸建ては立地によって、価格の2極化が進んでいます。

マンションはスゴい値上がりだね!

アプリ経由で査定を依頼するなら、複数の不動産会社に査定を依頼した方が良いよ。
不動産会社に無料査定を依頼するときの2つのポイント
不動産会社に無料査定を依頼するときのポイントは次の2つ。
- エリアで売買実績が豊富な不動産会社に絞る
- 上記の3〜6社に無料査定を依頼して、査定価格と話を聴き比べる
エリアで売買実績が豊富な不動産会社は、査定の精度が高くなります。
また不動産会社、そして担当者によって当たり外れもあり、査定価格に差が出るため、1社だけでなく最低3社以上に査定を依頼したいところ。
ただし数が多すぎると対応が大変なので、多くても6社程度が良いでしょう。

エリアで売買実績が豊富な不動産会社は、どうやって探すの?

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
-
おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
-
おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
- その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)
- 地方(人口密度が少ない地域)
注意点3. エリア限定・マンション限定のものが多い
匿名で利用できる不動産査定アプリは、首都圏エリアのマンション限定です。
- カウル: 首都圏主要エリアのマンション限定
匿名でなく個人情報を入力すれば、10秒でDo!だと全国のマンション・戸建て・土地でAI査定が利用できます。
らくらく査定は、全国のマンション・戸建て・土地に利用できますが、リビンマッチの一括査定と同じで最大6社に査定を依頼するため、すぐに価格は分かりません。
注意点4. まだ選択肢が少ない
ここまで見てきたように、不動産査定アプリはまだ選択肢が少なく、まだまだこれからといった段階。
今の時点では、不動産を査定するならアプリでなく、不動産会社に無料査定を依頼する方が現実的です。
不動産会社はレインズの成約情報で無料査定できる
不動産会社は、レインズの成約情報を元に無料査定できます。
なぜならレインズの規約により、不動産会社が特定の顧客に対して査定をする場合のみ、レインズの成約情報を利用できるため。
ただし査定の技術は、不動産会社や担当者で当たり外れがあるので、依頼する不動産会社は慎重に選びましょう。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用しても良いでしょう。

一括査定サイトで無料査定を依頼すると、絶対売却しないといけないの?

そんなことないよ。
「将来的に売却も検討している」という程度で大丈夫。
さすがに「絶対に売却しない!」というのはマズイいけどね。
主要な一括査定サイトをみるならこちらを参考に。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。

アプリ以外で、匿名で気軽に査定する方法はないの?

査定の精度は落ちるけど、マンションなら匿名でAI査定ができるよ。
アプリ以外の匿名査定もある
アプリを使わなくても、マンションなら匿名でAI査定ができます。
代表的は匿名査定サイトは、次の2つ。
HowMa
AIを利用して査定する匿名査定サイト。
住所から物件の周辺情報や相場変動を考慮した時点修正までも反映して査定額を出すため、比較的正確性の高い査定結果が得られます。
ただしレインズの情報は利用していないので、あくまで参考程度にしておいたほうが良いでしょう。
公式サイトはこちら
⇒HowMa
HOME’Sプライスマップ
地図上でマンションの参考価格が分かるサイト。
対応エリアは全国に対応。
会員登録なども不要で、48万棟・470万戸ものマンション参考価格がチェックできるようになっています。
公式サイトはこちら
⇒HOME’Sプライスマップ
不動産査定方法について詳しくはこちらで解説しています。
不動産査定には無料査定と有料査定があり、売却を検討しているなら無料査定が一般的です。ただし無料査定には5つの注意点があるので要注意。無料で正確に査定する方法を解説します。

マンションなら匿名で良いんだ!

まぁ使ってみれば分かるけど、推定価格帯の幅が広いし、レインズを使ってないから、あくまで参考程度だけどね。
本当に価格を査定するなら、不動産会社に無料査定を依頼するしかないよ。
まとめ
不動産査定アプリは主要なもので5つありますが、まだ選択肢が少なく、これからといった段階です。
不動産の価格を査定するなら、不動産会社に無料査定を依頼するのが定番でしょう。
不動産会社に査定を依頼するなら、次の2つのポイントが大切。
- エリアで売買実績が豊富な不動産会社に絞る
- 上記の3〜6社に無料査定を依頼して、査定価格と話を聴き比べる
不動産会社の心当たりが無ければ、一括査定サイトを利用すると良いでしょう。
あなたの不動産査定が成功することを、心よりお祈りしております!
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
-
おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 40万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国900店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2023年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計50万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,100社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績50万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。