「マンションを売却したいけど、大変そうで気が重い…。」
マンション売却でお悩みですね。
確かに始めてのマンション売却だと、分からないことが多く考えるだけでも大変。
なんとか楽にマンションを売りたいですね。
しかしプロの力を利用すれば、初めての人でも簡単にマンションを売却できます。
わずか2つのポイントに集中すれば、他のほとんどは手を抜いてもOK。
この記事では、マンション売却を大変と思うあなたが、簡単にマンションを売却するために集中すべき2つのポイントについて解説します。
あなたのマンション売却に対する不安が無くなり、最小限の労力で売却に成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
マンション売却で大変なこと
当サイトにお問い合わせいただくマンション売却についての質問の中から、代表的なものをいくつか挙げてみましょう。
- そもそも何をすれば良いのか調べるのが大変
- 不動産会社を選ぶのが大変
- しつこい営業の相手が大変
- 書類の準備が大変
- 住み替え先探しが大変
- なかなか売れないで大変
- 相場より安く売ってしまい大損して大変
- 掃除や片づけなど内覧の対応が大変
- 不動産会社がミス連発、動きが悪くて大変
- 買主がクレーマーで売却後も大変
- 確定申告が大変
こんなに大変なことばかりだと、マンション売却なんてしたくないね・・・
違うんだ。
多くの人は、マンション売却で大切な2つのポイントを間違えて、その結果大変になってるんだ。
まるで穴だらけのバケツに、必死で水を貯めてるイメージだよ。
マンション売却が大変にならない2つのポイント
マンション売却が大変にならないためには、次の2つのポイントに集中しましょう。
- 優秀で信頼できる不動産会社を選ぶ
- 内覧の対応
それぞれ解説します。
ポイント1. 優秀で信頼できる不動産会社を選ぶ
優秀で信頼できる不動産会社を選べば、マンション売却の大変さの大部分が解決します。
なぜならマンションの売却活動は、広告から契約までほとんど全てを不動産会社にお任せするから。
マンションの売却が成功するかどうかは、不動産会社選びで8割が決まるといわれるよ。
売却活動はほとんど不動産会社が代行する
マンション売却で、不動産会社があなたに代わって行う売却活動は、次の様なものがあります。
不動産会社が代行する売却活動
- マンションの価格査定、競合調査
- 売却戦略の提案
- 宣伝・広告(マイソク作成、レインズ登録、自社サイト掲載、ポータルサイト掲載、チラシ作成、オープンハウス)
- 必要なリフォームやクリーニングの提案
- 反響のまとめ、競合チェックと売却価格調整の提案
- 問い合わせや購入希望者への対応
- 内覧の予定調整、同行、クロージング
- 価格調整などの交渉から条件同意まで
- 売買契約書・重要事項説明の作成
- 売買契約
- 精算・引き渡し
- 売却後の対応
売主がするのは、最終的な決断だけ
逆にあなたが自分でできることは少なく、せいぜい最終的に決断する程度。
例えば、この様な決断です。
- 売出し価格をいくらにするか
- 反響をみて価格を調整するときの値下げ幅をいくらにするか
- 購入希望者との価格交渉で、いくらなら売るか
しかし、これら最終的な決断すら、不動産会社のアドバイスを元に判断することになります。
この様に、あなたのマンション売却が成功するかどうかは不動産会社次第。
不動産会社選びに失敗すると、マンション売却が大変になってしまうのです。
大変なことも優秀な不動産会社なら解決する
マンション売却で大変なことの大部分は、優秀な不動産会社なら解決できます。
- そもそも何をすれば良いか調べるのが大変
→不動産会社が教えてくれる。優秀な不動産会社なら、手続きの流れから準備するものまで、分かりやすく丁寧に教えてもらえます。 - しつこい営業の相手が大変
→優秀な不動産会社に絞って接触すれば、しつこい営業はない。ただし不動産会社選びだけは時間と手間をかける。 - 書類の準備が大変
→不動産会社が教えてくれて、足りない書類は揃えてくれる
登記などの取得も不動産会社にお任せできます。 - 住み替え先探しが大変
→不動産会社にお任せ - なかなか売れないで大変
→優秀な不動産会社なら普通に売れる - 相場より安く売ってしまい大損して大変
→優秀な不動産会社なら相場通りに売れる - 不動産会社がミス連発、動きが悪くて大変
→優秀な不動産会社なら大丈夫 - 買主がクレーマーで売却後も大変
→優秀な不動産会社ならお任せで大丈夫 - 確定申告が大変
→優秀な不動産会社ならさらっと教えてくれる
ホントだ!
こうして見ると、自分ですることはほんの少しだけだね。
売却の大部分を不動産会社にお任せするからこそ、優秀で信頼できるところを選ぶことが大切なのです。
優秀で信頼できる不動産会社の選び方は、後で詳しく解説するよ
ポイント2. 内覧の対応
内覧の対応だけは売主が主役
(住みながら売る場合の)内覧対応だけは売主が主役。
売却活動はほとんど不動産会社が代行してくれますが、内覧は代行できません。
内覧は無理をしてでも、売主のあなたが頑張るポイントなのです。
内覧を楽にする5つの方法
内覧が大事とはいえ、少しでも楽にしたいもの。
内覧をなるべく楽にする方法は次の5つあります。
内覧を楽にする方法1. 少ない内覧で早く売る
売主が内覧で頑張れば、それだけ早く売れるので、内覧の回数が少なくて済みます。
内覧の出来次第で、あなたのマンションの売れやすさは大きく変わるもの。
不動産会社に注意点を聞いて、内覧に時間と労力をかけましょう。
例えば内覧可能日を制限してしまうと、せっかくあなたのマンションを検討している人も、他のマンションを先に内覧し購入してしまうかもしれません。
もし内覧後に断れても、不動産会社に買主の感想を聞いて、次回に向けて改善しましょう。
内覧を楽にする方法2. 先に引越して空き家で売る
空き家の状態であれば、あなた自身が内覧対応する必要はなくなります。
賃貸に引っ越すなら、先に引越すと良いでしょう。
買い替えでは先に家を購入することになりますが、この場合は売れ残りのリスクも考えて判断します。
家の買い替えで「仮住まいなし」で住み替える6つの方法、仮住まいするなら知っておきたい仮住まい4つのコツをまとめました。
内覧を楽にする方法3. 冷やかしの内覧を断ってもらう
マンションを買うつもりはないのに、ただ見に来ただけという冷やかしの内覧客は意外に多いもの。
不動産会社に依頼して、冷やかしの内覧客は断ってもらうと良いでしょう。
特に他の不動産会社が見つけた買主だと、自社物件の内覧前に比較対象で案内されるケースがあります。
内覧を楽にする方法4. ルームクリーニングを利用する
忙しくて掃除まで手が回らない場合は専門業者のルームクリーニングを利用しても良いでしょう。
費用はかかりますが、部屋の印象は断然良くなります。
不安であれば依頼する前に不動産会社に意見を聞くと良いでしょう。
内覧を楽にする方法5. ものを減らして掃除を楽にする
ものが多い部屋は雑多な印象を与えるもの。
不用品は処分しておくと、内覧前の掃除も楽になります。
捨てる以外に、部分的にトランクルームに預けてものを減らすという方法もあります。
内覧で成功するためのポイントはこちらで詳しく解説しています。
家の売却での内覧には15のポイントがあります。内覧で家を売るために、知っておきたい知識をまとめました。
内覧だけは自分で頑張るしかないね。
でも優秀で信頼できる不動産会社は、どうやって探すの?
実績豊富な不動産会社に絞って、話を聴き比べて信頼できそうなところを選ぶんだ
優秀で信頼できる不動産会社を選ぶ方法
優秀で信頼できる不動産会社を選ぶ方法は次の2つのステップです。
- 実績豊富な不動産会社3〜6社に無料査定を依頼する
- 話を聴き比べて、最も信頼できそうな不動産会社を選ぶ
それぞれ解説します。
1. 実績豊富な不動産会社3社〜6社に無料査定を依頼する
不動産会社は担当者の当たり外れもあるので、少なくとも3社以上に査定を依頼しましょう。
ただし話を聴き比べるためには多くても6社程度までに押さえた方が現実的。
3社〜6社程度に絞って無料査定を依頼するのが定番です。
不動産会社はどうやって選ぶの?
実績豊富な不動産会社を選ぶ方が良いね。
優秀な不動産会社はマンション売却実績が豊富
優秀な不動産会社とは、マンション売却実績が豊富な不動産会社。
あなたのエリアで、マンション売却実績が豊富な不動産会社を選びましょう。
売却実績が豊富な不動産会社はどこなの?
都市部は大手3社が強いね。
都市部は大手3社を中心に選ぶ
実績は大手3社が強い
売買仲介件数ランキング上位36社
(2024年3月)
不動産売却の実績は、大手3社に偏っています
三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブルの3社は、仲介件数が2万件を超えており、大手の中でも圧倒的。
都市部で査定を依頼するなら、これら大手3社を中心に考えると良いでしょう。
大手3社は別格だね。
3社もそれぞれ特徴があるから、解説しよう。
【大手1】三井のリハウス
38年連続で売買仲介件数1位
(首都圏174、関西圏45、中部圏25、札幌9、東北6、中国9、九州9)
三井のリハウスは、38年連続で売買仲介件数1位と業界を代表する不動産会社。
独自の査定システムは精度が高く、売主の約76%がほぼ提案価格(提案の95%以上)で成約しています。
多くの購入希望者を抱えるため早く売れることも強みで、売主の65%が2ヶ月以内に成約するほど。
また担当者のレベルが高いことにも定評があり、顧客満足度は96%と高評価です。
業界を代表する会社だから、初めての売却ならまず話を聞いてみると良いよ。
他と比較する基準にもなるからね。
⇒三井のリハウス
三井のリハウスは36年連続で不動産売買の仲介件数第1位の大手不動産会社。ただし注意点もあります。あなたが家の売却を任せて大丈夫か、注意点と評判を分かりやすく解説します。
【大手2】住友不動産販売
熱心な営業スタイルに定評
- 店舗数 203店舗
(首都圏114、関西圏55、中部東海10、北海道8、東北3、中国7、九州6)
住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)は、営業マンの熱心な営業スタイルに定評があります。
現在の購入希望者の登録数も公開しており、常に2万人を超える希望者が登録。
自社ホームページの月間来訪者数は300万件以上、登録物件数は2万8千件以上と十分なスケールメリットもあります。
スマートでクールな営業より人情深く熱心な営業が好みなら、他より出会える可能性が高いかも。
住友不動産販売「すみふの仲介 ステップ」は、売買仲介件数が業界2位の大手。家の売却ならぜひ候補に入れたい1社ですが、注意点もあります。住友不動産販売のメリットと注意点を分かりやすく解説、そして利用者の評判を紹介します。
【大手3】東急リバブル
東急沿線や大型案件に強み
- 店舗数 220店舗
(首都圏141、関西圏45、名古屋11、札幌10、仙台6、福岡7)
東急リバブルは東急電鉄系の不動産会社ですが、全国に店舗を持つのが特徴。
東急電鉄沿線はもちろん、法人営業や投資物件にも強みを持っています。
東急リバブルは不動産の売買実績でトップ3の1社。しかし注意点もあります。東急リバブルを利用する前に知るべき注意点・メリット、そして実際に利用した人の評判をまとめました。
大手にまとめて査定を依頼するなら「すまいValue」
大手3社にまとめて無料査定を依頼するなら、一括査定サイトの「すまいValue」が便利。
すまいValueは、大手上位6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・小田急不動産・三菱地所の住まいリレー)が共同運営する一括査定サイトです。
⇒すまいValue
とりあえず大手3社に査定を依頼すれば良いの?
売却予定なら個人の相性もあるから、大手3社以外と比較した方が良い。
首都圏・関西圏ならエージェント制のSRE不動産(旧ソニー不動産)、それ以外なら地域で実績No.1の会社にも査定を依頼しよう。
SRE不動産(旧ソニー不動産)
売主だけを担当するエージェント制
大手と比較するならSRE不動産(旧ソニー不動産)が良いでしょう。
なぜならSRE不動産は、大手で問題になりがちな両手仲介が無いため。
(※両手仲介とは売主と買主を同じ不動産会社が担当すること。大手は顧客を多く抱えるため、自然と両手仲介が多くなる。)
SRE不動産は、業界初のエージェント制で売主だけを担当。
買主は無数にある他の不動産会社が積極的に探します。
結果として、大手にも劣らない販売力で、早く高く売れやすいことが最大のメリット。
ただし営業エリアは首都圏・関西圏限定です。
SRE不動産は業界でも両手仲介無しで知られているから、他社が競って営業してくれる。
大手と話を聴き比べて、自分に合ってる方を選ぶと良いよ。
⇒SRE不動産
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。
その他エリアは地域No.1を探す
大手やSRE不動産の営業エリア外なら、地域で実績No.1の不動産会社を中心に選びましょう。
実績No.1の不動産会社は、実績をアピールしているのですぐに分かります。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトをいくつか併用すると良いでしょう。
全国対応の主要な一括査定サイトとして次があります。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
2. 話を聴き比べて信頼できそうな不動産会社を選ぶ
査定を依頼する不動産会社を決めたら、話を聴き比べて依頼先を決めます。
このとき、査定価格だけで判断するのはNG。
信頼できる不動産会社を探す3つのコツを解説します。
- コツ1. 買取と仲介の2種類の査定を依頼する
- コツ2. こちらからの情報を統一する
- コツ3. 担当者への質問を考えておく
それぞれ解説します。
コツ1. 買取と仲介の2種類の査定を依頼する
買取と仲介の2種類で査定を依頼すると、信頼できる不動産会社が分かります。
悪質な不動産会社の査定例
悪質な不動産会社は、買取と仲介の査定価格の差が大きくなりがち。
なぜなら、「買取」は自社で購入し転売して利益を得る「本音の価格」になるため。
一方で「仲介」の査定価格は、売れるであろう予想価格にすぎません。
ごく一部ですが、悪質な不動産会社は媒介契約(ばいかいけいやく:仲介する契約)をとるために、高すぎて売れない査定価格を提示することがあります。
不動産会社が売主をだます4つの手口と、だまされずに不動産売却を売る3つの方法を解説します。
コツ2. こちらからの情報を統一する
情報を統一するのは、査定の条件を同じにして比較しやすくするため。
また不動産会社の話を聴き比べるときに、違いが分かりやすくなるためです。
コツ3. 担当者への質問を考えておく
売却活動が始まれば担当者とのやりとりも多くなります。
こちらの質問にきちんと答えてくれるかどうか(契約ばかりを進めないか)、面倒そうにしていないかなど、コミュニケーションを通じて判断しましょう。
具体的な質問項目としては、次のようなものが良いでしょう。
不動産会社へ質問する内容
- 査定根拠(取引事例法で査定していれば、根拠となる事例があるはずです)
- 売却にかかる予想期間と売り出し価格などの売却戦略
- 主な購入客層と広告方法
- 最近の周辺の相場
- あなたの家の欠点
- リフォームが必要か?
- クリーニングなどが必要か?
リフォームやクリーニングは、かけた費用分を売却価格に上乗せできないケースがほとんど。
まず不動産会社の意見を聞くのが確実です。
複数の不動産会社に査定を依頼するコツは、こちらで詳しく解説しています。
不動産の売却では、相見積もりは売却成功を左右する大切な作業。しかし多くの人が相見積もりを失敗しています。ここでは不動産売却で間違えやすい「買取」と「仲介」の相見積もりの違いから、相見積もりのコツを分かりやすく解説します。
まとめ
何かと大変な印象のマンション売却ですが、たった2つのポイントに集中すれば、あとは手を抜けます。
- 優秀で信頼できる不動産会社を探す
- 内覧の対応
優秀で信頼できる不動産会社が見つかれば、その他の作業は不動産会社に安心して任せられます。
まず売買実績が豊富な不動産会社3社〜6社に無料査定を依頼して、話を聴き比べましょう。
都市部なら大手3社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル)が実績豊富。
とりあえず1社だけ査定を依頼するなら、38年連続で実績1位の三井のリハウスが良いでしょう。
⇒三井のリハウス
大手にまとめて査定を依頼するなら、大手6社が共同運営するすまいValueが便利です。
⇒すまいValue
大手と比較するなら、首都圏・関西圏は両手仲介のないSRE不動産(旧ソニー不動産)
⇒SRE不動産
首都圏・関西圏以外の都市部で大手と比較する場合や、大手の営業エリア外の地方では、一括査定サイトを利用すると良いでしょう。
全国対応の一括査定サイトとして定番はこちら。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
あなたの不動産売却が成功することを、心よりお祈りしております!