「マイスミEXの売却査定はどうなの?」
マイスミEXを使おうかお迷いですか?
マイスミEXは不動産の査定依頼ができる一括査定サイト。
ただしマイスミEXには2つの注意点があります。
今回はマイスミEXの4つのメリットと、利用する前に知っておきたい2つの注意点について解説。
この記事を読めば、マイスミEXを使うべきか、また他にどんな方法があるのかが分かります。
この記事のもくじ
マイスミEXの4つのメリット
まずはマイスミEXのメリットはこちら。
- プライバシーマーク取得で安心
- 土地活用や賃貸管理も査定可能
- 首都圏に強い
- 訪問査定と机上査定を選べる
それぞれ解説します。
メリット1. プライバシーマーク取得で安心
査定依頼の際には物件情報や連絡先などの個人情報を入力するため、情報管理がしっかりしていないと不安です。
マイスミEXはプライバシーマーク取得企業である「株式会社じげん」が運営。
そもそもプライバシーマークは、個人情報の取り扱いについて厳密な基準を満たしていなければ取得できません。
プライバシーマークを取得しているということは、情報の管理がしっかりしていることの証明でもあるのです。
売却査定で入力した情報は、依頼先の不動産会社以外に共有されることはないんだ
情報がきちんと管理されているから、安心して利用できるね
メリット2. 土地活用や賃貸管理も査定可能
マイスミEXは2015年12月にスタートしたサービス。
一括査定サイトとしては比較的新しいのですが、査定以外のサービスも提供しています。
「土地活用」は最適な活用プランが分かるサービス。
「賃貸管理」は最適な管理会社を探せるサービスです。
いずれのサービスも、必要事項を入力するだけで簡単に資料請求ができます。
メリット3. 首都圏に強い
マイコミEXでは登録会社のうち半数以上が東京にある不動産会社。
神奈川や埼玉の会社も含めると、8割以上が首都圏の会社です。
首都圏での売却査定に強い一括査定サイトと言えるでしょう。
メリット4. 訪問査定と机上査定を選べる
売却査定には「訪問査定」と「机上査定」の2種類があります。
訪問査定はその名の通り、実際に物件を見てもらって査定してもらう方法。
担当者の応対が必要ですが、精度の高い査定結果が出ます。
机上査定は所在地や間取り、築年数などの情報をもとに査定してもらう方法。
簡易的な査定なので精度は落ちますが、とりあえず価格を知りたい場合に良い方法です。
マイスミEXではどちらの方法で査定してもらうか、依頼時に選べます。
マイスミEXを利用している人の8割以上は「訪問査定」を選択しているそうだよ
正確な査定額を知りたい人が多いんだね
訪問査定と机上査定の違いと選び方、それぞれのメリット・デメリットについてまとめました。どちらを選ぶかは、売り方によって違います。
⇒マイスミEX
マイスミEXの2つの注意点
- 登録会社数が少ない
- 利用エリアが狭い
それぞれ解説します。
注意点1. 登録会社数が少ない
マイスミEXの注意点は、「登録会社数が少なすぎる」ということ。
そもそも一括査定サイトの良さとは、複数の不動産会社にまとめて査定依頼できるところ。
登録会社数が少ないと、サイトを使う意味があるのか疑問です。
マイスミEXの登録会社数はどれくらいなの?
2023年3月時点で17社だよ。他の一括査定サイトでは、1,000社以上が登録していたりするんだ。
そうしたサイトと比べると、かなり少ないね
売却査定では17社以下
ちなみに、この数は売却査定だけではなく、土地活用や賃貸管理も含めた登録会社数。
売却査定を依頼できる会社数は、さらに少なくなっています。
登録会社の中には大手不動産会社もありますが、査定依頼先としては出てきません。
東京都新宿区で検索しても、候補として表示されるのは3社だけ。
その他のエリアでは候補が1社だけということも多く、これでは使う意味がないといえます。
そもそも最大6社まで無料見積もりできるようですが、6社も表示されることがありません。
また、サイトには「知名度の高い大手不動産会社様から地域密着型で運営されている不動産会社様まで」と書かれているので、全国対応のように思えます。
しかし登録会社を見てみると、全国対応とは言い難いのが実情。
注意点2. 利用エリアが狭い
登録会社の所在地はほとんど東京
登録会社を所在地別に見てみると、かなり偏っていることがわかります。
- 東京都・・・11社
- 大阪府・・・3社
- 神奈川県・・・2社
- 岐阜県・・・1社
名古屋市のある愛知県をはじめ、多くの道府県で登録不動産会社はゼロ。
現時点では首都圏以外のエリアではマイスミEXではなく他の一括査定サイトを利用した方が良さそうです。
【結論】首都圏以外は他の一括査定サイトがおすすめ
都市部は大手3社を中心に選ぶ
都市部では、実績が豊富な大手3社(三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル)を中心に選ぶと良いでしょう。
実績は大手3社が強い
売買仲介件数ランキング上位36社
(2024年3月)
不動産売却の実績は、大手3社に偏っています
三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブルの3社は、仲介件数が2万件を超えており、大手の中でも圧倒的。
都市部で査定を依頼するなら、これら大手3社を中心に考えると良いでしょう。
大手3社は別格だね。
3社もそれぞれ特徴があるから、解説しよう。
【大手1】三井のリハウス
38年連続で売買仲介件数1位
(首都圏174、関西圏45、中部圏25、札幌9、東北6、中国9、九州9)
三井のリハウスは、38年連続で売買仲介件数1位と業界を代表する不動産会社。
独自の査定システムは精度が高く、売主の約76%がほぼ提案価格(提案の95%以上)で成約しています。
多くの購入希望者を抱えるため早く売れることも強みで、売主の65%が2ヶ月以内に成約するほど。
また担当者のレベルが高いことにも定評があり、顧客満足度は96%と高評価です。
業界を代表する会社だから、初めての売却ならまず話を聞いてみると良いよ。
他と比較する基準にもなるからね。
⇒三井のリハウス
三井のリハウスは36年連続で不動産売買の仲介件数第1位の大手不動産会社。ただし注意点もあります。あなたが家の売却を任せて大丈夫か、注意点と評判を分かりやすく解説します。
【大手2】住友不動産販売
熱心な営業スタイルに定評
- 店舗数 203店舗
(首都圏114、関西圏55、中部東海10、北海道8、東北3、中国7、九州6)
住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)は、営業マンの熱心な営業スタイルに定評があります。
現在の購入希望者の登録数も公開しており、常に2万人を超える希望者が登録。
自社ホームページの月間来訪者数は300万件以上、登録物件数は2万8千件以上と十分なスケールメリットもあります。
スマートでクールな営業より人情深く熱心な営業が好みなら、他より出会える可能性が高いかも。
住友不動産販売「すみふの仲介 ステップ」は、売買仲介件数が業界2位の大手。家の売却ならぜひ候補に入れたい1社ですが、注意点もあります。住友不動産販売のメリットと注意点を分かりやすく解説、そして利用者の評判を紹介します。
【大手3】東急リバブル
東急沿線や大型案件に強み
- 店舗数 220店舗
(首都圏141、関西圏45、名古屋11、札幌10、仙台6、福岡7)
東急リバブルは東急電鉄系の不動産会社ですが、全国に店舗を持つのが特徴。
東急電鉄沿線はもちろん、法人営業や投資物件にも強みを持っています。
東急リバブルは不動産の売買実績でトップ3の1社。しかし注意点もあります。東急リバブルを利用する前に知るべき注意点・メリット、そして実際に利用した人の評判をまとめました。
大手にまとめて査定を依頼するなら「すまいValue」
大手3社にまとめて無料査定を依頼するなら、一括査定サイトの「すまいValue」が便利。
すまいValueは、大手上位6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・小田急不動産・三菱地所の住まいリレー)が共同運営する一括査定サイトです。
⇒すまいValue
とりあえず大手3社に査定を依頼すれば良いの?
売却予定なら個人の相性もあるから、大手3社以外と比較した方が良い。
首都圏・関西圏ならエージェント制のSRE不動産(旧ソニー不動産)、それ以外なら地域で実績No.1の会社にも査定を依頼しよう。
SRE不動産(旧ソニー不動産)
売主だけを担当するエージェント制
大手と比較するならSRE不動産(旧ソニー不動産)が良いでしょう。
なぜならSRE不動産は、大手で問題になりがちな両手仲介が無いため。
(※両手仲介とは売主と買主を同じ不動産会社が担当すること。大手は顧客を多く抱えるため、自然と両手仲介が多くなる。)
SRE不動産は、業界初のエージェント制で売主だけを担当。
買主は無数にある他の不動産会社が積極的に探します。
結果として、大手にも劣らない販売力で、早く高く売れやすいことが最大のメリット。
ただし営業エリアは首都圏・関西圏限定です。
SRE不動産は業界でも両手仲介無しで知られているから、他社が競って営業してくれる。
大手と話を聴き比べて、自分に合ってる方を選ぶと良いよ。
⇒SRE不動産
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。
その他エリアは地域No.1を探す
大手やSRE不動産の営業エリア外なら、地域で実績No.1の不動産会社を中心に選びましょう。
実績No.1の不動産会社は、実績をアピールしているのですぐに分かります。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトをいくつか併用すると良いでしょう。
全国対応の主要な一括査定サイトとして次があります。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
マイスミEXの入力項目
マイスミEXの売却査定のトップページでは「都道府県」「市区町村」「物件種別」を選択します。
選択肢としては全国に対応していますが、エリアによっては物件種別が選択できないことも。
選択できない場合は、利用対象外のエリアであることを意味します。
物件種別まで選択後「今すぐ査定する(無料)」ボタンを押すと、詳細情報の入力画面に進みます。
- 所在地(町名・丁目・番地)
- 建物名と部屋番号(マンションの場合)
- 面積
- マンションの場合・・・専有面積(おおよそでOK)
一戸建ての場合・・・建物面積、土地面積(いずれも、おおよそでOK) - 間取り
- 建築年
- 物件の現況
- 以下のうち該当するものを選びます。
居住中/空き/賃貸中/更地(土地のみ)/古屋付き(土地のみ)/未完成/わからない/その他 - 査定物件との関係
- 以下のうち該当するものを選びます。
名義人/名義人の家族・親族/売却権限を持つ代理人/土地だけの名義人/建物だけの名義人/会社の名義/共有名義/物件の購入検討者/物件の近所の住人/不動産会社/弁護士・司法書士・銀行員 - 名前
- メールアドレス(任意)
- 電話番号
- ご連絡先住所
- 売却目的
- 売却するため/価格次第で売却を検討したいため/他社で売れないため/住み替えのため/相続のため/転勤のため/離婚のため/住宅ローンの返済が厳しいため/所有者が高齢のため/資産整理のため/その他
- 売却傾向
- できるだけ高く売却したい/できるだけ早く売却したい/価格を知ったうえで検討したい/現在契約中の会社と比較したい
- 希望の査定方法
- 訪問査定/机上査定
- コメント
- 連絡希望時間帯などがあれば、コメント欄に記載しておくと良いでしょう。
まとめ
マイスミEXは一括査定サイトですが、登録会社数が非常に少なく、依頼できる不動産会社が1社だけということも多いサイトです。
1社しか依頼できないのであれば、そもそも一括査定サイトを使う意味がありません。
その点では、マイスミEXはまだまだこれから・・・といったところでしょう。
⇒マイスミEX
家を高く売るには、実績豊富な不動産会社3社〜6社の話を聴き比べるのがコツ。
売却成功のためには、登録されている不動産会社数が多く、実績までわかるようなサイトを使うのが大切です。
都市部なら大手3社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル)が実績豊富。
とりあえず1社だけ査定を依頼するなら、38年連続で実績1位の三井のリハウスが良いでしょう。
⇒三井のリハウス
大手にまとめて査定を依頼するなら、大手6社が共同運営するすまいValueが便利です。
⇒すまいValue
大手と比較するなら、首都圏・関西圏は両手仲介のないSRE不動産(旧ソニー不動産)
⇒SRE不動産
首都圏・関西圏以外の都市部で大手と比較する場合や、大手の営業エリア外の地方では、一括査定サイトを利用すると良いでしょう。
全国対応の一括査定サイトとして定番はこちら。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
あなたの不動産売却が成功することを、心よりお祈りしております!