この体験談は、特殊なローン(ダブルローン)で新築一戸建てを先に購入して、金利だけを支払いながら6ヶ月かけて築浅マンションを売却したお話だよ。
(〜ここから体験談です〜)
私が利用した「ダブルローン」は、今の家が売れるまで金利の支払いだけで良いローンです。
私はこの住み替え用のダブルローンを利用して、マンションから一戸建てへ住み替え、当初の目的だった住宅ローンの負担軽減も実現しました。
先に新居を購入する「買い先行」でしたが、このローンのおかげでマンションを売り急ぐことなく、6ヶ月かけて相場通りの価格で無事に売却できたのです。
この記事のもくじ
買い替えの詳細
【理由】月々の返済を減らしたかったから
最初から買い替えを考えていたわけではなく、当初の目的は月々の返済額を減らすことでした。
妻は専業主婦、子供あり
住宅ローンの返済とマンションの管理費等で月13万円ほどあって支払いが少し厳しく、月10万円くらいに抑えたかったのです。
初めは住宅ローンの金利を下げてもらおうと思い、当時契約していたM銀行に金利下げを交渉しました。
下げられるとは言われたものの、下げ幅はほんの僅か。
借り換えも検討しましたが、たまたま不動産会社に相談したら「月10万円に抑える方法がある」と言われ、買い替えを検討することに。
そこから家を探し始めました。
マンションから一戸建てへの買い替えです。
【売却】新築で購入後8年居住のマンション
売却したマンションの詳細
2007年6月購入(新築3LDK、68m2、総戸数66戸)
購入価格:3,890万円
2015年11月売却(所有期間約8年)
売却価格:3,240万円(ローン残債3,062万円)
川崎市麻生区、駅徒歩3分
住宅ローン金利:1.475%(変動35年)
購入時から8年で650万円下がりましたが、賃貸住宅で家賃を払っていたよりは良かったかなと思っています。
【購入】新築建売の一戸建て
購入した一戸建て(新築建売)の詳細
2015年8月購入
購入価格:3,580万円(ローン3,580万円・頭金は諸費用200万円のみ)
3LDK+S、99m2
川崎市麻生区
住宅ローン金利:0.625%(変動35年)・東京都民銀行(現在のきらぼし銀行)
最初のきっかけが「月々の返済額を安くしよう」ということだったので、なるべく近い場所で探しました。
住宅ローンは購入金額の3,580万円をローンで組み、諸費用や手数料分の220万円を頭金として用意。
当初は頭金100万円程度と考えていましたが、諸費用などもローンに回すと金利に影響するそうで、頭金として220万円支払いました。
住宅ローンの金利が以前に比べてかなり下がっているね
日銀の金融緩和の影響だね。
金利が下がれば、借入額はほとんど同じでも返済額を抑えられるんだ
変動金利にしたのは、以前の借入時も8年間、金利が結局変わらなかったから。
固定にすると金利が上がってしまうので、変動にしました。
住宅ローンについて
不動産会社が紹介してくれた特殊なローン
使った住宅ローンは不動産会社が紹介してくれた、買い替え専用の特殊なローンです。
家が売れるまで元本猶予で金利分だけ支払う
このローンは、今の家が売れるまで元本分の返済を猶予してくれるので、利子分だけ返済すれば良いもの。
具体的に紹介されたのは東京都民銀行(現・きらぼし銀行)と静岡中央銀行。
不動産会社によると、このローンを取り扱っているのは(当時は)東京都民銀行と静岡中央銀行だけとのこと。
両方とも住宅ローンの審査を出して、どちらも審査はクリア。
条件もほとんど変わらなかったのですが、東京都民銀行の方が僅かに金利が安かったので、都民銀行を選びました。
元本分の返済を待ってもらえるから、3,000万円のローンを組んだ場合は新しい家のローン返済額が2万円程度に抑えられるんだ
金利分だけで良いなら、前の家がすぐに売れなくても助かるね
ただし1年以内に売らないとダブルローンになる
ただ金利分だけの返済でOKなのは1年間だけ。
それ以降は、前の家が売れなければ二重ローンになります。
不動産会社によると、最悪の場合は(相場の8割以下になりますが)業者買取もあるので、全く売れないことはないという話でした。
他の銀行にも同じようなローンはあるの?
他の銀行でもあるよ。
ただ銀行の公式サイトには出てない特殊なローンだから、不動産会社の紹介の方が探しやすいね。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを使うと簡単だよ。
主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
ローン審査の厳しさは同じ
特別なローンでしたが、ローン審査の厳しさは、普通のローンと変わりませんでした。
審査では、前の家の住宅ローンを完済した前提になっているようです。
なぜなら、このローンを紹介されたのは2社目の不動産会社で、すでに1社目で仮審査をクリアしていることを伝えると「仮審査に通っているなら大丈夫。このまま新しい家を選びましょう」という話だったから。
1社目で勧められたのは「業者買取+住み替えローン」
ちなみに1社目(最終的に利用しなかった不動産会社)で勧められたのは「業者買取+住み替えローン」。
業者買取は、好きなタイミングで安心して新しい家を選べますが、売却価格が相場の8割以下になってしまうため、住宅ローンが完済できません。
そのため、残債+新居の購入費用で新しい住宅ローンを組む、いわゆる「住み替えローン」でした。
この住み替えローンでは、ローン総額が新居の価格より数百万円ほど高くなりますが、その金額でも審査に通るならOKという感じです。
不動産の買取は最短1週間で売れますが価格は安くなりがち。しかし今なら高値で買取できるかもしれません。買取で高く売る4つのコツ、失敗しないための注意点を解説します。
住み替えローンは、オーバーローンの家を買い替えるときに便利な方法。ただし注意点もあります。注意点と対策、そして手順をまとめました。
マンション売却は不慣れな不動産会社で苦戦
購入する家の不動産会社へ売却を依頼
マンションの売却は、深く考えず購入する物件(一戸建て)を扱っている不動産会社に依頼してしまいました。
親の反対で1社目はキャンセル
まず気に入った物件を見つけて、その物件を扱っている中堅不動産会社A社と話を進めるつもりでした。
ところがこの1社目の物件を親に見せたところ、すごく反対されて。
日当たりが気に入らなかったようでした。
自分たちも何十件も見て選んで決めた物件だったし、色々回って最終的に決めた物件だからとA社の人も親を説得してくれましたが、それが逆に押し売りだと思われてしまい・・・。
それで「あの不動産屋は怪しいから、絶対そこでは買うな」と言われてしまいました。
地元密着型の小さな不動産会社で頼りない担当に
最終的に契約したのは、購入した一戸建てを売っていた地元1店舗だけの小さな不動産会社のB社。
B社の担当者は30代くらいで、ニコニコしているおじさんという印象。
ただ不動産についての知識は浅い感じで頼りなく、1社目の方が知識が深くたのもしい印象でした。
結果として売ってはくれましたが、「お世話になった」という感じではありません。
色々大変でしたが、結果的には元本猶予のダブルローンを知ることができたのは良かったと思っていますが。
査定は簡易査定で根拠は説明なし
1社目のA社は業者買取だったので、相場の8割以下になるとのことで、具体的な価格までは聞いていません。
2社目のB社は相場通りで、3,200万円という査定価格でした。
売却時の査定は、不動産会社の事務所へ行ったときに、口頭で相場を教えてもらっただけ。
マンションも見ずに机上で査定するだけで、査定根拠や近隣の取引事例についての説明などもありませんでした。
なんだか、手を抜かれているみたいだね
そうだね。
不動産会社にしたら、もう契約するつもりで査定を依頼するお客だから、あまり手間をかけずに済ませたかったんだろうね
媒介契約は専任媒介
不動産会社との媒介契約は、専任媒介契約にしました。
媒介契約の違いについては、3〜4行程度で書いてある表を読みながら話を聞いた感じです。
一般媒介は確かに違いがありそうでしたが、専任と専属専任はあまり変わらないなと感じました。
それで「専任で良いですか?」と聞かれ、良いですという感じでしたね。
家を売るときには、不動産会社と媒介契約を結びます。この時に、最低限知っておきたい媒介契約の種類と選び方、そして注意点についてまとめました。
レインズについては情報が載るという話は聞きましたが、自分でチェックはしていません。
レインズに登録したことを証明する書類は受け取りました。
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営するデータベース。
過去の取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
不動産会社しか利用できません。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと
売出し価格は査定価格に100万円上乗せし3,300万円
売出し価格は3,300万円にしました。
査定価格は3,200万円でしたが、不動産会社から「値引き交渉されるから、少し高く出しておいても良いのではないか」との話もあって。
マンションの中の造りも他より良いのではないかと思いつつ、それでも相場感が分からないので100万円上乗せした感じです。
最終的に3,240万円で売却できているから、売出し価格を3,300万円にしたのはちょうど良かったのかな?
駅徒歩3分と立地がいいから、ちょうど相場が上がっている時期だったから売れたんだと思うよ。
特に駅近物件は6ヶ月でも大きく上昇していたからね。
売出し価格の設定で不動産会社が教えてくれたことは、「値引き交渉がある」といった程度で、どうぞ好きに決めて下さいという具合。
もう少し詳しいアドバイスが欲しかったです。
売出し期間は約6ヶ月
マンションを売り出したのは2015年6月で、決まったのはその年の11月。
売却期間は6ヶ月でした。
売出し期間に関しても、不動産会社から当初の予定期間などの説明はありません。
どれぐらいで売れるだろうという話も一切ありませんでした。
売却期間は物件にもよるし、結局どれくらいかかるかは全然言えないという感じでしたね。
責任を負いたくないからかな、、ちょっと頼りないね。
普通は想定売却期間を3ヶ月として査定価格を算出するんだけどね。
不動産の売り出し価格の決め方、価格調整のタイミングなど、売却戦略の考え方について分かりやすく解説します。
途中の価格変更はせず、最後の値引き交渉だけ
価格変更したのは、最後の最後で値引き交渉があったので、その1度だけ。
段階的に値下げすることはしませんでした。
不動産会社によると、価格の変更はできるけれど、下げれば「売れていないのかな」と思われるし、上げると高くなるので、どちらにせよ印象は良くないと。
なので、最初に設定した3,300万円のままでいきました。
価格変更はしない方が良いの?
今回は、たまたま相場が急上昇して、売出し価格に追いついたから良かっただけだろうね。
本当は売却期間を決めて、反響を見ながら価格を下げていく方法が一般的だよ。
内覧は居住中に2件、引越し後4件
内覧はトータルで6件。
最初の1件だけ、居住中に内覧に来られた方がいて、いろいろ説明したり対応しました。
2件目以降は、不動産会社の担当者の方だけに対応してもらいました。
不動産会社に聞いたところ「内覧時にいなくても良い」と言われたので。
居住中(6月〜8月)に内覧に来られたのは2件だけ。
新居に移ったのが8月でしたが、自分たちが住んでいる間はこちらの都合で「土日だけにしてください」と注文をつけていたので、内覧も少なかったのかもしれません。
新居に引っ越した8月以降は内覧の件数もすこし増え4件に。
引っ越し後は鍵を不動産会社に預けてしまって、見せる前に一報くれれば自由に見せてもらってOKという流れに。
内覧希望者の都合だけで来られるので、空き家になってからの方が内覧に来やすかったようです。
売主の都合に合わせて内覧となると、件数も少なくなりがちなのかな
そうだね。
もし早く売りたいなら、できる限り希望者側の都合に合わせるのがおすすめだね。
立会については不動産会社と相談すると良いよ
内覧に来られた方のうち、B社で紹介されたのは6件中2件程度。
あとは他の不動産会社経由のお客さんでした。
家の売却での内覧には15のポイントがあります。内覧で家を売るために、知っておきたい知識をまとめました。
購入希望者との交渉は2回あった
値下げ交渉は全部で2回。
1回目は売り始めてすぐだったので、まだ値下げに応じなくても良いだろうと断りました。
2回目が実際の購入者で、この時は100万円下げられないかという話になりました。
不動産会社からは「応じるかどうかは自由」、「価格を完全に100万下げるかどうかの判断も任せる」と。
最終的には60万円下げて3,240万円としました。
査定価格通りとはいえ、100万円も引きたくないというところでその値段に。
不動産会社経由で交渉しましたが、相手はその価格でOKと即答でした。
価格以外の交渉は特にありませんでしたね。
価格交渉があったのは、内覧に来てから1週間後くらい。
見に来たのは1度だけでしたが、1週間ほど考えられていました。
買主と初めて会ったのは売買契約時でした。
結局は両手仲介だった
買主は依頼した不動産会社経由の方でした。
内覧に来た方のほとんどが他社経由でしたが、買主はたまたま同じ不動産会社経由。
もし内覧で、全て同じ不動産会社経由だったら怪しいと思いますが、ほとんど他社経由だったので、結果的に両手仲介になっただけだと思います。
売主が売却を依頼した不動産会社が、自社で買主も見つけて、一度の取引で仲介手数料を2倍稼ぐこと。
自然な両手仲介はよくあり、悪いことではありません。しかし両手仲介が目的の「囲い込み」(他社の見つけた買主を嘘の理由で断る行為)は売主への裏切り行為。囲い込みをされると、なかなか売れず、値下げに誘導される恐れがあります。
不動産会社が売主をだます4つの手口と、だまされずに不動産売却を売る3つの方法を解説します。
確かに、内覧が全て自社の顧客だけだと怪しい感じがするね
両手を狙って囲い込みをしている心配があるからね。
ただ元付け(売り主側不動産会社)以外の広告出稿を禁止していることが多いから、結果的に同じ不動産会社経由になることが多いけどね
ソニーグループのSRE不動産なら、大手で唯一のエージェント制で売主だけを担当。
両手仲介がないので、安心して売却を依頼できます。
ただし営業エリアは、首都圏と関西圏限定です。
⇒SRE不動産
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。
税金は住宅ローン控除だけ
売却に関しては、特に税金の特例は利用していません。
新しい家の住宅ローン減税だけ利用しました。
自分自身、税金に関しては特に知らなかったのですが、不動産会社からも特に何も言われていません。
買い替えの場合、税金に関する注意点ってどんなものがあるのかな?
例えば、売却による3,000万円の特例と新しい住宅ローン減税は併用できないという注意点がある。どちらを使うかは、しっかりした不動産会社なら教えてくれるよ
家の買換えで、住宅ローン控除(減税)は使えるのか? 最大400万円を損しないため、簡易判断チャートを元に税金対策について解説します。
マンション売却で感じたこと
売却の不動産会社はしっかり選んだ方が良い
結果として売れたので良かったですが、不動産会社はもっとしっかり選べば良かったです。
「こうすれば高く売れる」や「こうすれば良い」といった話をもっと聞きたかったのが正直なところです。
何を聞いても、売却期間の話と同じで「物件や人にもよるし一概に言えないから、好きにしてください」といった感じだったので。
それ以外のアドバイスとしては、やれる範囲で毎週掃除するようにとか、その程度。
サポートは良くなかったし、物件に関する知識もありませんでした。
手際もあまり良くなかった感じです。
例えば、提出物に関して、提出日の前日になって、家にどんなエアコンが付いているかなどの付帯設備表を書いてくれと頼まれたり。
住み替え後の鍵の受け渡しについても、当日の朝8時ごろに「鍵が欲しいけれど、今日、取りに行っても良いですか」と聞かれたり。
そんなのばかりでした。
良い不動産会社はどうやって探せばいいの?
まず売買実績が豊富な不動産会社を選ぶこと。
あと担当者の当たり外れもあるから、3〜6社に無料査定を依頼して、話を聴き比べると良いよ。
実績豊富な不動産会社はどこ?
都市部なら大手3社が強いね。
実績は大手3社が強い
売買仲介件数ランキング上位36社
(2024年3月)
不動産売却の実績は、大手3社に偏っています
三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブルの3社は、仲介件数が2万件を超えており、大手の中でも圧倒的。
都市部で査定を依頼するなら、これら大手3社を中心に考えると良いでしょう。
大手3社は別格だね。
3社もそれぞれ特徴があるから、解説しよう。
【大手1】三井のリハウス
38年連続で売買仲介件数1位
(首都圏174、関西圏45、中部圏25、札幌9、東北6、中国9、九州9)
三井のリハウスは、38年連続で売買仲介件数1位と業界を代表する不動産会社。
独自の査定システムは精度が高く、売主の約76%がほぼ提案価格(提案の95%以上)で成約しています。
多くの購入希望者を抱えるため早く売れることも強みで、売主の65%が2ヶ月以内に成約するほど。
また担当者のレベルが高いことにも定評があり、顧客満足度は96%と高評価です。
業界を代表する会社だから、初めての売却ならまず話を聞いてみると良いよ。
他と比較する基準にもなるからね。
⇒三井のリハウス
三井のリハウスは36年連続で不動産売買の仲介件数第1位の大手不動産会社。ただし注意点もあります。あなたが家の売却を任せて大丈夫か、注意点と評判を分かりやすく解説します。
【大手2】住友不動産販売
熱心な営業スタイルに定評
- 店舗数 203店舗
(首都圏114、関西圏55、中部東海10、北海道8、東北3、中国7、九州6)
住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)は、営業マンの熱心な営業スタイルに定評があります。
現在の購入希望者の登録数も公開しており、常に2万人を超える希望者が登録。
自社ホームページの月間来訪者数は300万件以上、登録物件数は2万8千件以上と十分なスケールメリットもあります。
スマートでクールな営業より人情深く熱心な営業が好みなら、他より出会える可能性が高いかも。
住友不動産販売「すみふの仲介 ステップ」は、売買仲介件数が業界2位の大手。家の売却ならぜひ候補に入れたい1社ですが、注意点もあります。住友不動産販売のメリットと注意点を分かりやすく解説、そして利用者の評判を紹介します。
【大手3】東急リバブル
東急沿線や大型案件に強み
- 店舗数 220店舗
(首都圏141、関西圏45、名古屋11、札幌10、仙台6、福岡7)
東急リバブルは東急電鉄系の不動産会社ですが、全国に店舗を持つのが特徴。
東急電鉄沿線はもちろん、法人営業や投資物件にも強みを持っています。
東急リバブルは不動産の売買実績でトップ3の1社。しかし注意点もあります。東急リバブルを利用する前に知るべき注意点・メリット、そして実際に利用した人の評判をまとめました。
大手にまとめて査定を依頼するなら「すまいValue」
大手3社にまとめて無料査定を依頼するなら、一括査定サイトの「すまいValue」が便利。
すまいValueは、大手上位6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・小田急不動産・三菱地所の住まいリレー)が共同運営する一括査定サイトです。
⇒すまいValue
とりあえず大手3社に査定を依頼すれば良いの?
売却予定なら個人の相性もあるから、大手3社以外と比較した方が良い。
首都圏・関西圏ならエージェント制のSRE不動産(旧ソニー不動産)、それ以外なら地域で実績No.1の会社にも査定を依頼しよう。
SRE不動産(旧ソニー不動産)
売主だけを担当するエージェント制
大手と比較するならSRE不動産(旧ソニー不動産)が良いでしょう。
なぜならSRE不動産は、大手で問題になりがちな両手仲介が無いため。
(※両手仲介とは売主と買主を同じ不動産会社が担当すること。大手は顧客を多く抱えるため、自然と両手仲介が多くなる。)
SRE不動産は、業界初のエージェント制で売主だけを担当。
買主は無数にある他の不動産会社が積極的に探します。
結果として、大手にも劣らない販売力で、早く高く売れやすいことが最大のメリット。
ただし営業エリアは首都圏・関西圏限定です。
SRE不動産は業界でも両手仲介無しで知られているから、他社が競って営業してくれる。
大手と話を聴き比べて、自分に合ってる方を選ぶと良いよ。
⇒SRE不動産
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。
その他エリアは地域No.1を探す
大手やSRE不動産の営業エリア外なら、地域で実績No.1の不動産会社を中心に選びましょう。
実績No.1の不動産会社は、実績をアピールしているのですぐに分かります。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトをいくつか併用すると良いでしょう。
全国対応の主要な一括査定サイトとして次があります。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
もっと高くても売れたんじゃないかという後悔も
売却はあれで良かったのか、分からずに終わっている感じが・・・。
例えば、3,300万円と言う売出し価格の設定とか。
内装リフォームはしていませんが、元々の設備が他と比べてグレードが高いんです。
場所の割に眺望もすこし抜けているし。
でも不動産会社は簡易査定のみで、実際のマンションは見ていません。
簡易査定だけだと、内装や眺望は全く反映されないんだね
訪問査定ならもう少し査定も上乗せできたかも。
ただ1社しか査定してないと、後悔は残りがちだよ
不動産査定の匿名査定で主要なサービスをまとめました。ただし匿名査定には3つの注意点があるので知っておきましょう。
掃除はしっかり、残せるものは残した
売却で意識したのは、まずはできる範囲で掃除して、少しでも見た目を良くしようとした事。
蛇口などもメンテナンスして、業者が「メンテナンス済み」と言う証拠を残してくれるので、きちんとやっていますと言う感じで残すのも工夫した事の一つです。
あとはエアコンやカーテンを残しておきました。
この辺りは人それぞれかもしれませんが、売却したマンションは普通のところより窓が大きく、カーテンもオーダーでなければサイズがありませんでした。
なので、一応最初だけでもカーテンがあったほうが良いだろうと思い、残しておきますと話をしました。
家電やカーテンは残した方が良いの?
ケースによるね。
例えばカーテンは内装の日焼け防止にもなるし、劣化を防ぐために有効。
エアコンは、購入者の希望を聞いたほうがいいね。
不動産会社と相談しながら決めると良いよ
一戸建ては立地と価格で選んだ
探すときにこだわった点は、とにかく単純に近場でほぼローン支払い額が安くなること。
部屋が3LDKクラスになって一戸建てになり、部屋も若干増えているので、結果的に喜んでいます。
住宅性能評価なども色々付いています。
耐震性能も良いようで、火災保険などを申し込んだときにそれなりに値引きが効いたので、グレードは高かったと思います。
建売で大手メーカーなので色々付いていて、保証も10年保証が付いています。
ただ、探しているときはこの辺りはあまり気にしていませんでした。
やはり一戸建てなので、先に場所を決めると選択肢が少なかったからです。
物件の重要事項説明は購入契約当日に。
新築だったこともあって、事前に送付などはありませんでした。
エネファームは後から知りました
購入で後悔している事は特になく、気に入ったところが多いです。
ただ、エネファームが付いている物件で、エネファームについて良く知らないまま購入してしまった事は後悔しています。
購入してから調べると、エネファームは10年の間に2回メンテナンスが必要とのこと。
メンテナンスに合格したら引き続き使えるそうですが、20年経つともう使えないので交換しないといけないらしくて厄介そうだなと・・・。
また、エネファームは低周波音が気になる人もいるそうで、それも後から知りました。
うちは大丈夫かなと心配でしたが、大丈夫でした。
幸い、エネファーム付きを売りにして一斉に建売していたので、ご近所トラブルもありません。
ただやはり、ちゃんと調べないと危ないなと思いました。
とにかく大量に見てまわった
4ヶ月ほどの間に物件を30〜40件ほど見ました。
色々見終わってから最終的に気に入った物件を3〜4件に絞って、改めて見比べることにしたんです。
最後に見比べるときは少し日を置いてから見に行きました。
それで決めたというのが工夫したところです。
もちろん、日を置いたので先に売れてしまった物件もあったりして、一長一短だとは思います。
でも比較したことで迷いがなくなり、納得して家を購入できました。
物件選びの主導権は妻
物件選びは妻が良いと言った所を見に行きました。
結局、妻の方がずっと家にいるので、妻が気に入った家にすれば良いのではないかと。
実は住宅ローンの負担を減らすために住み替えるという発想が自分にはなくて、これも元は妻の発想でした。
初めは住宅の価格を下げれば単純に住宅ローン返済による負担は軽くなるだろうと。
ただ最終的には家の値段はほぼ同じでも、住宅ローンの金利によって返済額も少なくなっています
マンションで年々高くなる修繕積立金
一戸建てに住み替えたのは、妻がマンションではなく一戸建てが良いと言ったからです。
これから子供も大きくなるから家は広い方が良いし、それなら一戸建てが良いだろうと。
もう一つは管理費や年々高くなる修繕積立金のこともありました。
皆が満足するメンテナンスはいらないから、一戸建てで必要な所だけメンテナンスした方が安いだろうなと。
マンションを所有していたのは8年間ですが、その間にも若干、管理費や修繕積立金の値上がりがありました。
もともと、年々上がっていく決まりになっていたんです。
1回目の大規模修繕は10年目に。
それが終わったらまた修繕積立してくことになるし、老朽化も進むので大きく上がるだろうという感じでした。
修繕積立金などは、年々値上げしていく所もあるんだね
新築マンションでは値上げが前提で当初の額を低くしている所もあるんだ。
修繕積立金の不足は問題となることもあるし、大規模修繕前に買い替えたのは良いタイミングだったかもしれないね
マンション売却のタイミングで注意すべきは「大規模修繕」。大規模修繕とマンション売却の関係が5分で分かります。
マンションの寿命は個々で違い、寿命が尽きても建替えできるのはごく一部です。あなたのマンションの寿命と建替えの可能性をチェックリストで調べてみましょう。
まず家の価格を確認してみては
これから家の売却を考えているなら、今の家の価格を確認してみてはいかがでしょうか。
今は都市部を中心に、不動産価格が高騰しています。
不動産価格指数(全国)
不動産価格指数とは
不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。国土交通省がアンケートで集めた年間30万件の成約価格を元に、ヘドニック法という統計計算でまとめたもの。3ヶ月前までのデータが毎月末頃に公表される。2010年の平均を100として算出。
中古マンションは約11年で98%も値上がりしています。
一戸建ても、平均では値上がりしていないように見えますが、都市近郊は値上がりしています。
エリアによっては1年で数百万円も価格が上がっている可能性も。
家の価格を正確に知るためには、不動産会社に無料査定を依頼するのが一般的です。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利です。
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
-
おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 87万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国841店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国841店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2024年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
-
おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計55万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,300社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績55万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。