「イエシル査定はどうなの? 評判は?」
マンションの売却でIESHIL(イエシル)を利用するかお悩みですね。
確かにイエシル査定は、首都圏でマンションを売却するなら便利なサービス。
ただし利用するなら知っておきたい5つの注意点もあります。
この記事では、イエシル査定のメリットと注意点、評判について分かりやすくまとめました。
あなたのマンション売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。
⇒【IESHIL(イエシル)】
この記事のもくじ
イエシル査定の3つのメリット
イエシル査定のメリットはこちら。
それぞれ解説します。
メリット1. 専属アドバイザーに相談できる
イエシル査定では、専属アドバイザーに相談できます。
中立な立場で経験豊富な専門家がアドバイス
専属アドバイザーは不動産会社側でなく、中立な立場からアドバイス。
専門的な知識が欠かせない不動産の売却では、アドバイザーの存在は心強いでしょう。
専属アドバイザーは元不動産営業マンで仲介経験10年以上、有資格者(宅建等)なので専門家として申し分ありません。
売却だけでなく購入も相談でき、利用者の満足度は97.1%と高い評価。
累計相談件数も5,400組以上(2022年12月集計)と増えています。
ちなみに専門家にアドバイスをもらう方法って、他にあるの?
無料と有料の方法があるね。
イエシル以外で専門家にアドバイスをもらう方法
無料ならネット掲示板
無料で専門家のアドバイスをもらうなら、お悩み相談サイトが良いでしょう。
定年後の元不動産営業マンなどが、意外と質の高い回答をしてくれます。
ただし質問では具体的な会社名など固有名詞は出せず、個人を特定されない内容に限られます
お悩み相談サイトとして代表的なものはこちら。
トラブルなら公的な相談サービスも
業者とのトラブルの相談なら消費者生活センターが窓口になります。
【参考】国民生活センター・全国の消費生活センター等
また不動産購入やリフォームなどのトラブルなら、公的な相談サービスもあります。
【参考】住宅リフォーム・紛争処理センター
完全に中立な専門家に相談するなら有料で
完全に中立な専門家へ相談するなら、有料で相談する方法がおすすめ。
費用はそれなりにかかりますが、個人情報など気にせずに、具体的な内容を現役の専門家に直接相談できます。
専門家へ有料で相談するなら、大手で登録者が多いビザスクが良いでしょう。
【参考】ビザスク
メリット2. 中立的な相場価格を査定できる
イエシル査定では、不動産会社と同時にイエシルのアドバイザーが中立的な立場で査定します。
中立的な査定価格を知っていれば、不動産会社の査定価格を見るときの参考になるでしょう。
そんなの最高値の査定価格で不動産会社を選べば良いんじゃないの?
買取だと最高値で良いけど、仲介だと分からないで迷うこともある。
買取と仲介では査定価格の価格も意味も違うからね。
買取と仲介で査定価格は違う
買取と仲介(普通の売買)のイメージはこちら。
仲介と買取のイメージ
仲介 (普通の売買) |
買取 | |
---|---|---|
買主 | 一般の人 | 不動産会社 (買取業者) |
売却期間 | 場合による (目安3〜6ヶ月程度) |
最短1週間 |
売却価格 | ほぼ相場通り | 相場より 2〜4割安い |
買取と仲介で査定価格は次のように違います。
- 仲介: 不動産会社が3ヶ月以内に売れると予想する価格、ほぼ相場価格。
- 買取: 不動産会社(又は提携業者)が買い取る価格、相場より2割以上安い。
買取ってそんなに安くなるの?
買取と仲介のメリット・デメリットを整理しよう。
買取は手間なく短期で売れるが相場より2割以上安い
買取とは、不動産会社が買取り、転売して利益を得るもの。
買取価格を知ることで、相場の底値が分かります。
- 最短1週間程度で売却できる
- 手間をかけずに売却できる
- 自社買取なら仲介手数料(売買価格×3%+6万円)が不要
- 価格が相場より2割以上安くなる
- 相見積もりをとらないと、さらに安くなる恐れがある
- 転売が難しい不人気物件は断られる
不動産会社は市場価格で転売して利益を得るため、相場より2割以上安くないと買い取りません。
買取で少しでも高く売るためには、なるべく多くの不動産会社、できれば10社以上に査定を依頼し、相場に近い価格で買取る会社を見つけます。
それでも安くなってしまうため、特に急ぐ事情がなければ、普通に仲介で売却するのが一般的です。
不動産の買取は最短1週間で売れますが価格は安くなりがち。しかし今なら高値で買取できるかもしれません。買取で高く売る4つのコツ、失敗しないための注意点を解説します。
仲介では時間・手間がかかるが相場通りに売れる
仲介(普通の売買)とは、不動産会社と媒介契約を結び、一般の買主を探してもらうもの。
仲介の査定価格は、3ヶ月以内に売れると予想される予想価格で、この価格で売れると不動産会社が保証するものではありません。
- 価格が相場±10%程度で売れる
- 相場より1割〜2割下げれば、短期間で売却できる
- 不人気物件でも、値下げして長期間売り出せば売れることが多い
- 売却に時間がかかり、高値を狙うと売れ残るリスクもある。
- 内覧対応など手間がかかる
- 仲介手数料(売買価格×3%+6万円)がかかる
仲介でも、不動産会社選びと売出し価格さえ間違えなければ、3ヶ月以内に売却は可能です。
家の売却を成功するためには、専門的な知識や豊富な経験そして強い気持ちが大切です。あなたをサポートしてくれる不動産会社を選ぶためには、どういった点に注意すればよいのでしょうか。
メリット3. 不動産会社と直接話さずに済む
イエシル査定では、専属アドバイザーが不動産会社の査定を取りまとめてくれます。
初回の査定は机上査定(簡易査定)なので、訪問は無し。
訪問査定をするときも、1社に絞れば1回だけで済みます。
対象がマンション限定なので、机上査定でもある程度の精度は期待できるでしょう。
専属アドバイザーの存在は大きいね。
無料で相談できるし、手間もかからないのか。
それがメリットでもあるし、場合によっては注意点でもあるね。
⇒【IESHIL(イエシル)】
以上、ここまでイエシル査定のメリットを見てきましたが、注意点もあります。
イエシル査定の5つの注意点
イエシル査定の注意点はこちら。
注意点1. エリアと物件が限られている
イエシル査定が利用できるのは、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンションのみ。
首都圏以外や、首都圏でも一戸建ては対象外です。
対象外であれば、一括査定サイトなどを利用するしかありません。
大手の運営する一括査定サイトとして主要なものは、
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
注意点2. アドバイザーの査定価格=相場価格とはいえない
イエシル査定は、優秀な専属アドバイザーが中立的な相場価格を査定しますが、さすがに完全に相場価格とは言い切れません。
理由として、今は都市部を中心に不動産価格が高騰し、さらにコロナの影響でプロでも査定が難しい環境だから。
不動産価格指数(全国)
不動産価格指数とは
不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。国土交通省がアンケートで集めた年間30万件の成約価格を元に、ヘドニック法という統計計算でまとめたもの。3ヶ月前までのデータが毎月末頃に公表される。2010年の平均を100として算出。
中古マンションは約11年で98%も値上がりしています。
じゃあ、相場価格はどうやって知るの?
売却実績が豊富な不動産会社3社〜6社に査定を依頼するのが定番かな。
次の注意点3で紹介する方法を使えば、相場が分かるよ。
注意点3. 他でも中立的な査定はできる
イエシル査定でなく他の一括査定サイトなどでも、中立的な査定はできます。
具体的には一括査定の申込み時に、買取と仲介の両方で査定を依頼する方法。
買取と仲介で査定すれば、相場が分かる
買取と仲介の両方で査定すれば、相場価格が分かります。
なぜなら悪質な不動産会社は、仲介の査定価格だけ高く、価格差が不自然に大きくなるため。
悪質な不動産会社の査定イメージ
買取と仲介の査定価格の差が、大きすぎると怪しいと考えよう。
なぜなら買取の査定価格は不動産会社の本音で、仲介の査定価格は建前だからね。
買取は不動産会社の本音で相場の8割が上限
買取では、査定価格がそのまま買取価格。
さらに不動産会社は、転売益を得るために、相場より2割以上安くなければ買取りません。
だから買取の査定価格は相場の8割が上限になります。
(詳しくは前述の「中立的な相場価格を査定できる」で解説)
買取は査定価格がそのまま買取価格なので、最高値の査定価格で不動産会社を選べば良いでしょう。
なるべく多く(10社以上)に査定を依頼して、少しでも相場に近い価格で買取る不動産会社を見つけます。
仲介の査定価格は予想価格に過ぎない
仲介の査定価格は、売れるであろう予想価格に過ぎず、査定価格で売れると不動産会社が保証するものではありません。
仲介では、どこの不動産会社も他社より目立つためにやや高めの査定価格を出しがち。
一部の悪質な不動産会社は、明らかに売れない高値で査定する場合もあります。
売れない高値で査定して、その後どうするの?
売り出しても売れず、数カ月後に値下げに誘導される。
結局時間のムダだし、もっと悪質な方法で相場以下に値下げさせられるかもしれない。
不動産会社が売主をだます4つの手口と、だまされずに不動産売却を売る3つの方法を解説します。
仲介では、査定価格だけで不動産会社を選ぶと、選択を間違える恐れがあります。
仲介では、高値の査定価格でなく、信頼できる動産会社を選びましょう。
不動産会社に買取と仲介の両方で査定してもらえば、相場も分かるし、信頼できる不動産会社も分かるんだね。
イエシルのアドバイザーは優秀だけど、アドバイザーの査定価格が相場価格とは保証できないからね。
注意点4. アドバイザーの選んだ会社しか紹介されない
イエシル査定では、アドバイザーの選んだ会社しか紹介されません。
場合によっては不動産会社が3社未満になる恐れもあります。
不動産会社なんてよく分からないから、選んでもらった方が楽じゃないの?
どこの不動産会社でも同じな気がするけど?
不動産の売却は、不動産会社選びで売値が数百万円以上も違う結果になりかねない。
不動産会社選びで売買の成否が8割決まるんだよ。
仲介では不動産会社選びで8割が決まる
仲介では不動産会社選びで、売買の成否の8割が決まるといわれます。
なぜなら不動産の売却活動は、ほぼ全て不動産会社にお任せで、売主ができることはほとんど無いため。
例えば、買主を探す広告、内覧の調整、価格交渉、売買契約書類の作成など、全て不動産会社の仕事。
売主は、信頼できる不動産会社を選んだ時点で、売却活動が8割終わっているのです。
最初は面倒ですが、信頼できる不動産会社さえ選んだら後はお任せできます。
不動産会社選びだけは、時間と手間をかけましょう。
でも話を聞いて、信頼できそうな会社か分かるかな?
話を聴き比べると、信頼できそうか自然と分かるものだよ。
3社以上の話を聴き比べると信頼できるか分かる
複数の不動産会社の話を聴き比べると、信頼できそうな不動産会社が自然と分かります。
なぜなら誠実な会社は自社に不利なことも隠さずに教えてくれる一方で、悪質な会社は隠したり嘘をつくため。
話を聴き比べると、悪質な会社は話のつじつまが合わず、強引に説得するので違いは明らかです。
「業界では常識」とか「普通はこうです」など、強引な説明は怪しいと考えましょう。
比較するためには3社以上は必要ですが、手間を考えると多くても6社程度が現実的です。
事前に複数から話を聞いておくと後で不安にならない
また事前に複数の不動産会社の話を聞いておけば、売却の途中で不安にならず、売却後も後悔せずに済みます。
理由として、様々な専門家の話を聞くことで、売主として必要なの知識が得られるため
具体的には、
- リフォームはどの程度すべきか
- どの様な売り方で売り出すか
- 想定する客層と広告戦略
- 高く売るための工夫
などなど。
仲介では不動産会社選びが大切だから、自分で話を聞き比べた方が良いんだね
もちろん専属アドバイザーは、中立に意見してくれる。
でもイエシルは不動産会社から紹介料をもらってるから、どうしても言いにくいことはあるよ。
注意点5. 大手3社が登録されていない
イエシル査定では、登録不動産会社の数や具体名は非公開。
もちろんマンション売却に強い不動産会社が多数登録されていますが、業界トップの大手3社は登録されていません。
もし大手に興味があれば、イエシル査定と合わせて、大手3社の一部にも査定を依頼すると良いでしょう。
大手3社ってどこ?
三井のリハウス、住友不動産、東急リバブルだよ
実績は大手3社が強い
売買仲介件数ランキング上位36社
(2024年3月)
不動産売却の実績は、大手3社に偏っています
三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブルの3社は、仲介件数が2万件を超えており、大手の中でも圧倒的。
都市部で査定を依頼するなら、これら大手3社を中心に考えると良いでしょう。
大手3社は別格だね。
3社もそれぞれ特徴があるから、解説しよう。
【大手1】三井のリハウス
38年連続で売買仲介件数1位
(首都圏174、関西圏45、中部圏25、札幌9、東北6、中国9、九州9)
三井のリハウスは、38年連続で売買仲介件数1位と業界を代表する不動産会社。
独自の査定システムは精度が高く、売主の約76%がほぼ提案価格(提案の95%以上)で成約しています。
多くの購入希望者を抱えるため早く売れることも強みで、売主の65%が2ヶ月以内に成約するほど。
また担当者のレベルが高いことにも定評があり、顧客満足度は96%と高評価です。
業界を代表する会社だから、初めての売却ならまず話を聞いてみると良いよ。
他と比較する基準にもなるからね。
⇒三井のリハウス
三井のリハウスは36年連続で不動産売買の仲介件数第1位の大手不動産会社。ただし注意点もあります。あなたが家の売却を任せて大丈夫か、注意点と評判を分かりやすく解説します。
【大手2】住友不動産販売
熱心な営業スタイルに定評
- 店舗数 203店舗
(首都圏114、関西圏55、中部東海10、北海道8、東北3、中国7、九州6)
住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)は、営業マンの熱心な営業スタイルに定評があります。
現在の購入希望者の登録数も公開しており、常に2万人を超える希望者が登録。
自社ホームページの月間来訪者数は300万件以上、登録物件数は2万8千件以上と十分なスケールメリットもあります。
スマートでクールな営業より人情深く熱心な営業が好みなら、他より出会える可能性が高いかも。
住友不動産販売「すみふの仲介 ステップ」は、売買仲介件数が業界2位の大手。家の売却ならぜひ候補に入れたい1社ですが、注意点もあります。住友不動産販売のメリットと注意点を分かりやすく解説、そして利用者の評判を紹介します。
【大手3】東急リバブル
東急沿線や大型案件に強み
- 店舗数 220店舗
(首都圏141、関西圏45、名古屋11、札幌10、仙台6、福岡7)
東急リバブルは東急電鉄系の不動産会社ですが、全国に店舗を持つのが特徴。
東急電鉄沿線はもちろん、法人営業や投資物件にも強みを持っています。
東急リバブルは不動産の売買実績でトップ3の1社。しかし注意点もあります。東急リバブルを利用する前に知るべき注意点・メリット、そして実際に利用した人の評判をまとめました。
大手にまとめて査定を依頼するなら「すまいValue」
大手3社にまとめて無料査定を依頼するなら、一括査定サイトの「すまいValue」が便利。
すまいValueは、大手上位6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・小田急不動産・三菱地所の住まいリレー)が共同運営する一括査定サイトです。
⇒すまいValue
とりあえず大手3社に査定を依頼すれば良いの?
売却予定なら個人の相性もあるから、大手3社以外と比較した方が良い。
首都圏・関西圏ならエージェント制のSRE不動産(旧ソニー不動産)、それ以外なら地域で実績No.1の会社にも査定を依頼しよう。
SRE不動産(旧ソニー不動産)
売主だけを担当するエージェント制
大手と比較するならSRE不動産(旧ソニー不動産)が良いでしょう。
なぜならSRE不動産は、大手で問題になりがちな両手仲介が無いため。
(※両手仲介とは売主と買主を同じ不動産会社が担当すること。大手は顧客を多く抱えるため、自然と両手仲介が多くなる。)
SRE不動産は、業界初のエージェント制で売主だけを担当。
買主は無数にある他の不動産会社が積極的に探します。
結果として、大手にも劣らない販売力で、早く高く売れやすいことが最大のメリット。
ただし営業エリアは首都圏・関西圏限定です。
SRE不動産は業界でも両手仲介無しで知られているから、他社が競って営業してくれる。
大手と話を聴き比べて、自分に合ってる方を選ぶと良いよ。
⇒SRE不動産
SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミや評判、裏事情などから、あなたがソニー不動産を利用すべきなのか徹底評価しました。
その他エリアは地域No.1を探す
大手やSRE不動産の営業エリア外なら、地域で実績No.1の不動産会社を中心に選びましょう。
実績No.1の不動産会社は、実績をアピールしているのですぐに分かります。
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトをいくつか併用すると良いでしょう。
全国対応の主要な一括査定サイトとして次があります。
その他、主要な一括査定サイトはこちらでまとめています。
不動産一括査定サイト、主要16社を徹底比較し、ランキングでまとめました。
⇒【IESHIL(イエシル)】
IESHIL(イエシル)とは
IT大手のリブセンスが運営
イエシルを運営するのは東証PRM上場のIT大手、株式会社リブセンス。
2012年東京証券取引所1部上場(現東証プライムへ移行)
本社: 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10階
設立: 2006年2月8日
資本金: 237百万円 (2023年6月現在)
従業員: 正社員 214名 臨時従業員 39名 (2023年6月現在)
リブセンスは「転職会議」や「マッハバイト」、「転職DRAFT」など転職サービスで有名な会社です。
不動産業界へ新たに参入した会社なので、古い業界の慣習に縛られず中立・公平なサービスを提供できるのが強み。
また、転職サービスで培ってきたインターネットの開発ノウハウも十分です。
現在ではイエシルだけでなく、不動産業者向けサービスの「イエシルコネクト」なども運営しています。
AI査定が特に人気
主なサービスは4つ
イエシルの主なサービスは以下の通り。
- 首都圏のマンション価格が分かるリアルタイム査定(AI査定・特許出願)
- イエシル査定(売買仲介サービス)
- 不動産アドバイザーサービス
- 物件に関する利便性・治安・地盤などの住環境レイティング機能(特許出願中)
なお、住環境レイティング機能とは立地による災害データと築年数・構造など建物固有のデータをかけあわせ、その物件に住む際の安全性を中立的に定量化する機能のこと。
この機能によって、地震や水害など災害による暮らしや資産価値への影響を、より多角的に加味した情報提供が可能になります。
AI査定はレインズが使えず精度が問題
イエシルは2015年8月のサービス開始から、「AIでマンション価格が分かるサービス」として話題に。
現在では利用者数が100万人を突破するサービスとなっています。
ただしAIで価格が分かるとはいえ、レインズのデータが使えないという欠点は残ったまま。
国内唯一の不動産情報データベースで、不動産会社しか利用できません。
国土交通省の指定流通機関である、不動産流通機構が運営。
過去の不動産取引事例、現在の売り出し物件情報が登録されています。
(参考)家を売るときに知っておきたい「レインズ」のこと
この欠点はイエシルに限らず、他のAIを使ったマンション価格査定に共通した欠点でもあります。
マンション価格のAI査定が急増しているので、主要なものをまとめました。ただしマンション価格のAI査定には重大な注意点があるので、合わせて解説しています。
イエシルの評判
価格査定の評判が多い
イエシルの評判ですが、価格診断に関する評判が多く、不動産関連企業に勤めている人や不動産投資家など、プロも利用しています。
マンション価格の自動査定サイト、集客のために高めに出るから怖いよね。イエシルは割とマシ。
— Takeshi Shinoda (@takeshinoda) June 27, 2021
ご存知のようにス○ガ問題以降、非専業大家に対し銀行が融資してくれない。そのため手頃な中古区分マンションも調査。メルマガで来る売り物件情報を、イエシルやSUUMOで十分調査・検証できる。利回り5%程度のミドルリターンで良しとすれば、結構いけるかもしれない、と思う今日このごろ。
— ロマンティック@ジェントルマン💎 (@RomanticGents) March 30, 2021
イエシルの価格診断は、相場より安いのでは?という口コミも多いです。
イエシルさんの参考価格相場と今の売出事例の値段が2000万円くらいは離れていた。なにを参考にしているだろう?
— ㈱ロータス不動産 代表 春日 秀典 (@hidek70) April 14, 2022
イエシルは安すぎ。
同じマンションでイエシルで8千万円で出た物件が1.2億円でスーモに掲載されていた。
即売却されてた。— タロイモ (@karacoin03) May 22, 2022
ダイレクトが高いけど
マジか?みたいな印象野村は周辺の事例からつけてる印象
イエシル オメーだけはダメだ
それはないだろうと— りゅんぽん WRX STI Spec-C (@RYUNPON00) May 22, 2022
イエシルはエリア問わず低すぎ。
Howmaは湾岸低すぎ。
おうちダイレクトは高杉。
結局、大手デベ系の査定値の下限が妥当値っぽいっすね。— あいけるばーがー (@eichel_) October 16, 2021
イエシルは基本安めで相場外してるので、冷静に考え直す安定剤としては機能してます😇笑
— 城南丸 (@toshin_maru) April 2, 2021
イエシルでは新築時の売り出し価格も分かるので、中古価格との比較にも利用されています。
ただ、イエシルの金額って1期の金額だと思うので、どんどん値上げしていく昨今の新築分譲だと、値上げ後に買った売主は1期価格を参考にされると少しかわいそうなところもありますね… https://t.co/k2R0P8I4Xf
— ドラッカー葉山@米国グロース株投資&都心マンション好き (@robert_hayama) October 2, 2021
キャンセル部屋を値上げのケースだけじゃなく、一度売りに出した金額をさらに上げてるケースも最近ではかなりあります。(値上げで有名な某デベ)
さらに最近は値上げ販売がトレンドになってきているので、新築で買ったとしてもイエシルの分譲時価格と乖離するケースは多くなるように感じます。
— ドラッカー葉山@米国グロース株投資&都心マンション好き (@robert_hayama) October 2, 2021
「現在の販売価格や近隣事例として使うのに最適」といった評判も見られました。
イエシルは現在の販売価格や近隣事例で使う時に便利でした。https://t.co/6X3CtfAh2q
— あくのふどうさん (@yellowsheep) 2015年12月14日
業界関係者は不動産テックとして期待
さらに、不動産テックとして業界では期待の声も。
IESHIL(イエシル)のような中古不動産流通市場の可視化・活性化のリアルタイム査定や物件に関する利便性・治安・地盤情報など8項目のレイティングデータ公開、中古不動産物件の売買仲介サービスが定着すると新築する意味も長期的な視点で考えられそうですね。日本版appraiser?
— FMA (@fmaarch) 2016年2月18日
不動産とは無縁だった「異業種からの参入」という点も評価されるポイントのようでした。
リブセンスが不動産売買市場に参入。異業種からの参入大歓迎です。かき回してください。 ⇒中古マンションの購入・売却ならIESHIL(イエシル) https://t.co/jDQMorTvIN @ieshilさんから
— 長嶋 修 不動産コンサルタント さくら事務所会長 (@nagashimaosamu) 2015年8月28日
一方でイエシル査定についての口コミは少なく、この点に関しては今後に期待したいところです。
まとめ
ここまでイエシル査定について解説してきました。
イエシル売却査定の3つのメリット
イエシル査定の5つの注意点
評判にもあったように、異業種からの参入というのはとても評価できるポイント。
イエシル査定は、古い体質の不動産業界に新しい風を吹き込むためにも、ぜひ頑張って欲しいサービスです。
⇒【IESHIL(イエシル)】
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 87万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国841店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国841店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2024年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計55万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,300社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績55万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
- その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)
- 地方(人口密度が少ない地域)
あなたの不動産売却が成功することを、心よりお祈りしております!