「セゾンのリースバックはどうなの?」
保険やセキュリティも充実しているし、セゾンは大手だから他のリースバックより安心感はあるけど、本当に良いの?
何か落とし穴がありそうで不安…。
そんなあなたのために、セゾンのリースバックについて、徹底分析しました。
この記事を読めば、次の3つが分かります。
- リースバックが、あなたに最適な方法か?
- そしてセゾンのリースバックが、あなたに最適な方法か?
- 後悔しないため、大切なこと
あなたに最適な方法で、あなたの悩みがスッキリ解決するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
セゾンのリースバックとは
セゾンのリースバックは、クレディセゾングループが運営するリースバックです。
リースバックとは
リースバックとは、家に住んだまま家を売却し売却代金を受け取る方法。
どうしても家を引っ越したくないけれど、お金が必要という難しい問題を解決する方法として、最近注目されています。
リースバックのイメージ
一般住居と事業用不動産の2種類
セゾンのリースバックでは、一般住居向けと事業用不動産向けの2種類のリースバックがあります。
一般住居向けのものは戸建ておよび区分所有マンションが対象。
法人および個人事業主が利用できる事業用不動産向けのものは、オフィスビルや事務所、店舗などの所有物件が対象です。
どちらの場合もセゾンファンデックスが物件を買い取った後、賃貸物件として住み続けたり利用し続けることができます。
全任協と提携
セゾンのリースバックは、全国住宅ローン救済・任意売却支援協会(全任協)と提携。
そのため、全任協でリースバックを申し込んでも、実質はセゾンのリースバックを紹介されます。
(全任協は、公的な組織と誤解しがちな名前ですが、あくまで民間の法人です。)
ちなみにセゾンのリースバックは、2016年5月にスタートした比較的新しいサービスで、リースバックの実績などは公表されていません。
リースバックのメリットと注意点
リースバックのメリットと注意点をまとめました。
リースバックの4つのメリット
リースバックのメリットはこちら。
- 住みながら家を売って売却代金が受け取れる
- 売却代金を自由に使える
- 年齢や年収の制限なし、保証人も不要
- 同居人の制約なし
リースバックは、住みながら家を売って、売却代金が受け取れるというのが最大のメリット。
またリースバックは、利用する人の制約(年収や年齢など)が少ないため、多くの人が利用できる方法です。
(※ただし、一部業者では、年齢に制限がある場合もあります。)

メリットは大きいね。
特に悪いことは無さそうだけど。

次に注意点を見てみよう。
リースバックの4つの注意点
リースバックの注意点はこちら。
- 定期借家なので更新できず追い出されるリスクがある
- 毎月の家賃が必要
- 家の所有権がなくなる
- 買取価格が安い←これが最大の注意点!
リースバックでは賃貸契約が定期借家契約なので、2年〜3年の契約期間で契約更新できない場合は引っ越すことになってしまいます。
売却時は住み続けられると言われても、新しい購入者の投資事情が変わったり、購入者が別の投資家へ転売すると、契約更新できない可能性もあります。
そして最大の注意点は、リースバックの売却価格は、普通に売却するより大幅に安くなること。

うーん、安くなるのは嫌だなー。
リースバックは、そんなに安くなるの?

家の条件によって違うから、普通に売った場合の価格と比較した方が良いね。
【後悔しないために!】普通に売却した価格と比較する
リースバックで後悔しないために大切なのは、リースバックを利用する前に、必ず普通に売却した価格と比較すること。
リースバックでは、普通に売った場合よりも価格が安くなります。
リースバックと普通の売却との価格差が、あなたが納得できるレベルなのかを、確認してから決断しましょう。

どうやって、普通に売却した価格を調べるの?

エリアで売買実績が豊富な不動産会社3〜6社に、無料査定を依頼するんだ。
普通に売却した価格を知るためには、次の手順が定番です。
- エリアで売買実績が豊富な不動産会社に絞る
- 上記の3〜6社に無料査定を依頼して、査定価格と話を聴き比べる
エリアで売買実績が豊富な不動産会社は、査定の精度が高くなります。
また今は都市部を中心に不動産価格が高騰しているため、不動産のプロでも査定が難しい状態。
不動産価格指数(全国)

「不動産価格指数」とは
不動産価格指数とは、純粋に不動産相場の価格変動を見ることができる指数。
国土交通省がヘドニック法という統計計算手法で、年間30万件の不動産売買成約価格から築年数や立地などの余計な要素を取り除き、純粋な価格変動をまとめたもの。
3ヶ月前の売買実績を毎月末に公表。
マンションは、約8年で52%も値上がりしています。
戸建ては上昇していないように見えますが、これは都心部の戸建てが上昇している分を、地方の戸建ての値下がりが打ち消しているため。
戸建ては立地によって、価格の2極化が進んでいます。
不動産会社によって査定価格に差が出るため、1社だけでなく最低3社以上に査定を依頼しましょう。
ただし数が多すぎると対応が大変なので、多くても6社程度が良いでしょう。

エリアで売買実績が豊富な不動産会社は、どうやって探すの?

不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。
一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。
この3社以外についてはこちらにまとめています。
すまいValue
- 査定実績:
- 40万件
- 不動産会社数:
- 大手6社・全国890店舗
- 運営会社:
- 大手6社共同運営
大手6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年に設立した一括査定サイト。
6社といっても全国890店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
2021年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトです。
簡易査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。管理人のコメント
地方では大手より地域密着の中小が強い場合もあるので、3位のHOME4Uも確認した方が良いでしょう。
しかし都市部では「すまいバリュー」が定番です。
特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。SRE不動産(旧ソニー不動産)
- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス株式会社
すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。管理人のコメント
大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼することがポイント。まずメールで概算価格を査定してくれます。
HOME4U
- 査定実績:
- 累計40万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 1,500社
- 運営会社:
- 株式会社NTTデータ・スマートソーシング
日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数40万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
不動産会社は大小バランスよく登録されているため全国どこでも幅広く依頼ができます。
机上査定を選ぶと、郵送やメールで査定可能。管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U

無料査定を依頼したら、次にセゾンのリースバックについて見ていこう
セゾンのリースバックの3つのメリット
セゾンのリースバックのメリットとして、次の3点があります。
それぞれ詳しく解説します。
メリット1. セゾングループの安心感
セゾンのリースバックを運営するセゾンファンデックスは、東証1部上場クレディセゾンのグループ会社。
クレディセゾンはクレジットカードのセゾンカードでおなじみの企業で、セゾンカードユーザーだという人もいるかもしれません。
セゾンカードの総会員数は2,600万人、ショッピング取扱高は4兆円以上と、非常に多く利用されているカードの一つです。
そんなセゾングループが運営しているセゾンのリースバックなので、安心感があります。
他のリースバックについては、こちらで詳しく解説しています。
メリット2. 全国対応・最短即日査定・契約最短2週間
セゾンのリースバックは全国対応。
問い合わせ後はまず、物件の簡単な査定(簡易査定)を行います。
簡易査定は即日実施で、買取額・家賃・初期費用の見積もりが可能。
その後面談や現地調査を経て、最短2週間で契約できます。
できるだけ早く手続きを進めたい場合にも便利です。
他のリースバックは『お急ぎなら相談可』と書いてある程度で、ここまで最短日時を売り出しているリースバックはありません。
メリット3. 家財保険と付加価値サービス付き
セゾンのリースバックは家財保険と付加価値サービス付き。
家財保険は火災や落雷、盗難、水漏れなどによって家財に生じた損害などを保証してくれるもので、利用者の費用負担はありません。
さらに付加価値サービスは、次の5つのサービスから選び、負担0円で利用できます。
セコムやALSOKは、本来、初期費用に加えて、毎月5,000円前後かかるサービス。
それが無料で利用できるのでお得なうえ、離れて暮らす家族にとっても安心です。
いまのところ、主要なリースバックで付加価値サービスが付いているのは、セゾンのリースバックだけです。
⇒
セゾンのリースバックの2つの注意点
一方でセゾンのリースバックには次のような注意点もあります。
注意点1. エリアや物件の扱いは問い合わせないと分からない
セゾンのリースバックは全国対応ですが、一部対応できない地域もあります。
また、物件によっては家財保険に加入できないことも。
具体的な条件が公表されていないため、実際に問い合わせなければ、セゾンのリースバックを利用できるか分かりません。
まずは電話による無料相談や24時間利用できるネット問い合わせなどを利用し、対応可能か確認しておきましょう。
注意点2. 査定価格は比較した方が良い
セゾンのリースバックに限りませんが、リースバックは売却価格が普通に売却するより安くなります。
必ず普通に売却したときの価格と比較して、価格差が納得できるレベルなのか確認しましょう。
リースバックの一括査定で比較
リースバックを利用すると決めている場合は、セゾン以外のリースバックと比較してみましょう。
他のリースバックと比較するなら、一括査定サイト『家まもルーノ』を使うと便利です。
全国100社以上のリースバック会社に、まとめて無料査定を依頼できます。
今のところ、リースバックの一括査定サイトは、家まもルーノしかありません。
まとめ
クレディセゾングループが運営するセゾンのリースバック。
主なメリットと注意点は次の通りです。
セゾンのリースバックの3つのメリット
セゾンのリースバックの2つの注意点
買取価格を比較するために、普通に売却した場合の価格、他社のリースバック価格と比較しましょう。
いずれも査定依頼は無料なので、まずは気軽に相談してみましょう。
あなたの家の問題が解決することを、心からお祈りしております!
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。
一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。
この3社以外についてはこちらにまとめています。
すまいValue
- 査定実績:
- 40万件
- 不動産会社数:
- 大手6社・全国890店舗
- 運営会社:
- 大手6社共同運営
大手6社(三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年に設立した一括査定サイト。
6社といっても全国890店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
2021年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトです。
簡易査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。管理人のコメント
地方では大手より地域密着の中小が強い場合もあるので、3位のHOME4Uも確認した方が良いでしょう。
しかし都市部では「すまいバリュー」が定番です。
特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。SRE不動産(旧ソニー不動産)
- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス株式会社
すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。利用できるエリアは首都圏と関西圏限定です。
あのソニーが始めた不動産会社で、売主だけを担当するエージェント制が特徴。無数にある他の不動産会社が買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。管理人のコメント
大手不動産会社でエージェント制はSRE不動産だけ。話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで査定を依頼することがポイント。まずメールで概算価格を査定してくれます。
HOME4U
- 査定実績:
- 累計40万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 1,500社
- 運営会社:
- 株式会社NTTデータ・スマートソーシング
日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数40万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
不動産会社は大小バランスよく登録されているため全国どこでも幅広く依頼ができます。
机上査定を選ぶと、郵送やメールで査定可能。管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
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