新生MyWAYは、現在受付を停止しています。
リースバックの利用を検討している場合は、下記の別記事を御覧ください。
住んだまま家を売るリースバック。ローン返済の解決策として増えていますが、利用には5つの注意点もあります。リースバックのメリット・注意点、そしてリースバック会社20社をまとめました。
「新生銀行のリースバック『新生MyWAY』はどうなの?」
銀行だから他のリースバックより安心感はあるけど、本当に良いの?
何か落とし穴がありそうで不安…。
そんなあなたのために、新生MyWAYについて、徹底分析しました。
この記事を読めば、次の3つが分かります。
- リースバックが、あなたに最適な方法か?
- そして新生MyWAYが、あなたに最適な方法か?
- 決断した後に後悔しないため、大切なこと
あなたに最適な方法で、あなたの悩みがスッキリ解決するために、この記事がお役に立てば幸いです。
この記事のもくじ
『新生MyWAY』は新生銀行のリースバック
『新生MyWAY』は、新生銀行グループが提供するリースバック。
リースバックとは、家に住んだまま家を売却し売却代金を受け取る方法。
どうしても家を引っ越したくないけれど、お金が必要という難しい問題を解決する方法として、最近注目されています。
リースバックのイメージ
新生MyWAYは、新生銀行とそのグループ会社の昭和リース、そして伊藤忠ハウジングの3社が協力して運営しています。
事業スタートは2017年9月と、リースバックでは後発のサービスです。
リースバックのメリットと注意点
リースバックのメリットと注意点をまとめました。
リースバックのメリット
リースバックのメリットはこちら。
- 住みながら家を売って売却代金が受け取れる
- 売却代金を自由に使える
- すぐに現金化できる
- 特約付きなら将来買い戻しできる
- 年齢や年収の制限なし、保証人も不要
- 同居人の制約なし
リースバックは、住みながら家を売って、売却代金が受け取れるというのが最大のメリット。
またリースバックは、利用する人の制約(年収や年齢など)が少ないため、多くの人が利用できる方法です。
(※ただし、一部業者では、年齢に制限がある場合もあります。)
メリットは大きいね。
特に悪いことは無さそうだけど。
次に注意点を見てみよう。
リースバックの注意点
リースバックの注意点はこちら。
- 定期借家だと更新できず追い出されるリスクがある
- 毎月家賃の支払いがある
- 家の所有権がなくなる
- 売却代金などで住宅ローンを完済できないと使えない
- 不動産の価値が低いと使えない恐れがある
- 買取価格が安い←これが最大の注意点!
リースバックでは定期借家契約が一般的なので、予め決めた契約期間(2〜3年)が終わると、契約を更新できず家を追い出されるリスクがあります。
ただし会社によって契約条件が違うので、契約書の内容をよく確認しておきましょう。
契約書に明記されていないと、購入者の事情が変わったり、別の投資家へ転売されると、契約更新できない恐れがあります。
そして最大の注意点は、リースバックの売却価格は、普通に売却するより大幅に安くなること。
うーん、安くなるのは嫌だなー。
リースバックは、そんなに安くなるの?
家の条件によって違うから、普通に売った場合の価格と比較した方が良いね。
【後悔しないために!】普通に売却した価格と比較する
リースバックで後悔しないためには、普通に売却する場合の価格を確認しましょう。
なぜならリースバックの評価額は、普通に売った場合の売却価格より安くなりがちだから。
リースバックと普通の売却との価格差が、あなたが納得できるレベルなのかを、確認してから決断しましょう。
どうやって、普通に売却した価格を調べるの?
エリアで売買実績が豊富な不動産会社3〜6社に、無料査定を依頼するんだ。
普通に売却した価格を知るためには、次の手順が定番です。
- エリアで売買実績が豊富な不動産会社に絞る
- 上記の3〜6社に無料査定を依頼して、査定価格と話を聴き比べる
エリアで売買実績が豊富な不動産会社は、査定の精度が高くなります。
また今は都市部を中心に不動産価格が高騰しているため、不動産のプロでも査定が難しい状態。
不動産会社によって査定価格に差が出るため、1社だけでなく最低3社以上に査定を依頼しましょう。
ただし数が多すぎると対応が大変なので、多くても6社程度が良いでしょう。
エリアで売買実績が豊富な不動産会社は、どうやって探すの?
不動産会社の心当たりがなければ、一括査定サイトを利用すると便利だよ
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 87万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国841店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国841店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2024年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計55万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,300社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績55万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
- その他の都市(札幌・仙台・名古屋・福岡など)
- 地方(人口密度が少ない地域)
無料査定を依頼したら、次に新生MyWAYについて見ていこう
『新生MyWAY』の3つのメリット
『新生MyWAY』のメリットとして、次の3点があります。
それぞれ詳しく解説します。
メリット1. 新生銀行系列の安心感
リースバックを扱っている会社は、銀行系では今のところ新生銀行のみ。
やはり銀行だと、倒産のリスクも低く、常識外れの悪質なことはしないという『安心感』があります。
新生銀行は2000年に「日本長期信用銀行」から名前を変更して誕生した銀行。
当時はまだ珍しかったインターネットバンキングに本格参入し、ATM手数料や送金手数料の無料化、ATMの24時間365日稼動など、様々な「日本初」の取り組みを行ってきました。
2004年2月には東証PRMへ上場。
東証PRMに上場しているということは、社会的に信頼されていて一定以上の利益が出ているということの目安になります。
他のリースバックについては、こちらで詳しく解説しています。
住んだまま家を売るリースバック。ローン返済の解決策として増えていますが、利用には5つの注意点もあります。リースバックのメリット・注意点、そしてリースバック会社20社をまとめました。
銀行だから信頼感はあるよね
特に売却後の賃貸期間を長くしたい場合は、安定している会社の方が安心だね。
メリット2. 高く売れたら差額が還元
新生MyWAYでは、リースバックが終わり最終的に転売したときに高く売れたら、元の売却価格との差額が還元されます。
この元になる最初の売却価格は、不動産評価額の50%または70%のいずれかから選ぶことができます。
売却価格(受け取る額)は3,000万円になる
リースバックの賃貸期間が終了すると第三者へ家が売却されますが、この価格(転売価格)が当初の売却価格を上回った場合、利益分があなたに還元されます。
売却価格(3,000万円)との差額2,000万円が還元される
もし逆に転売価格が売却価格を下回った場合は、損失分を支払う必要はありません。
高く売れた場合だけ、差額が還元されるんだね。
他のリースバックにはない、大きなメリットだね
メリット3. 相続で有利
新生MyWAYは、リースバックに比べて、相続で資産が圧縮できるため有利です。
なぜなら新生MyWAYは、ファイナンスリース取引として相続時の評価が「不動産+借入金」になるため。
借入金はマイナス財産なので、相続財産から差し引けて、さらに宅地は80%減額評価できます。
【参考】国税庁・小規模宅地等の特例
新生MyWAYは、相続ではリバースモーゲージと同じ扱いになるのです。
リバースモーゲージについては、こちらで解説しています。
リバースモーゲージは、家を担保に老後の資金を得られる便利な制度。しかし問題点も多いので、利用は減少しています。リバースモーゲージを利用する前に知っておきたい注意点、メリット、代表的な金融機関などをまとめました。
普通のリースバックでは、100%が評価額になる
普通のリースバックは、相続税を計算するときに、不動産を売却したときと同じ扱いです。
そのため、売却代金を相続すると、お金として100%が相続税評価額になってしまいます。
相続税は基礎控除が大きいため、課税対象になる人は8%程度ですが、金額が大きいと要注意です。
相続税の対象になるかは、こちらの国税庁のサイトで確認できます。
【参考】国税庁・相続税申告要否の簡易判定シート
新生MyWAYの3つの注意点
一方で新生MyWAYには次のような注意点もあります。
それぞれ詳しく解説します。
注意点1. 対応エリアが限られる
新生MyWAYの取扱地域は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県のみ。
全国どこでも利用できるわけではありません。
他の主要なリースバックは、ほとんどが全国対応していますので、新生MyWAYの今後に期待したいところです。
注意点2. 利用条件が厳しい
新生MyWAYは、他のリースバックに比べて条件が厳しく、次の条件をすべて満たす必要があります。
新生MyWAYの利用条件
- 物件評価額が4,000万円以上2億円未満(昭和リース所定の方法による)
- 区分所有(マンション)のみ。戸建てや土地は不可
- 所有権が契約者単独。共有名義は不可
- 敷地権が所有権。借地は不可
- 新耐震基準物件(交付日が「昭和56年(1981年)6月1日」以降)。旧耐震は不可
- 申込時に満50歳以上。
- 売却後の金融資産2,000万円以上
他のリースバックでは年齢制限や金融資産の制限がないため、新生MyWAYは利用できる人が限定されるリースバックです。
注意点3. 受け取れるのは査定価格の50%または70%
『新生 My WAY』で売却時に受け取れる金額は、査定価格の50%または70%のいずれかになります。
最終的な転売価格との差額は戻ってきますが、はじめに受け取れる価格はかなり少なくなります。
さらに元になる査定価格も、厳しめの評価で安くなりがち。
必ず普通に売却したときの価格と比較して、価格差が納得できるレベルなのか確認しましょう。
やっぱり普通に売却した価格を知っておかないと、判断できないね。
新生MyWAYは転売した利益が戻るから、ある程度は安心だけどね。
他のリースバックとも比較した方が良いね。
リースバックの一括査定で比較
リースバックを利用すると決めている場合は、新生MyWAYと他のリースバックを比較してみましょう。
他のリースバックと比較するなら、一括査定サイト『家まもルーノ』を使うと便利です。
全国100社以上のリースバック会社に、まとめて無料査定を依頼できます。
今のところ、リースバックの一括査定サイトは、家まもルーノしかありません。
⇒家まもルーノ
まとめ
2017年から新生銀行・昭和リース・伊藤忠ハウジングの3社が協力してスタートした新生MyWAY。
メリットと注意点は次の通りです。
新生MyWAYの3つのメリット
新生MyWAYの3つの注意点
新生MyWAYは査定価格4,000万円以上のマンションで利用できますが、受け取れるのは査定価格の50%または70%。
査定結果が高くても、満額受け取れるわけではありません。
後悔しないために、普通に売却した価格、他社のリースバック価格と比較してみましょう。
いずれも査定依頼は無料なので、まずは気軽に相談してみましょう。
あなたの家の問題が解決することを、心からお祈りしております!
新生MyWAYの詳細はこちら
⇒新生MyWAYの詳細カタログ
一括査定サイトの定番3社
一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。 一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。 この3社以外についてはこちらにまとめています。
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おすすめ1位
すまいValue - 査定実績:
- 87万件(2016年開始)
- 不動産会社数:
- 大手6社(全国841店舗)
実績 5.0 不動産会社 4.5 運営会社 5.0 大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国841店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
2024年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細 -
おすすめ2位
SRE不動産(旧ソニー不動産)- 査定実績:
- (2014年開始)
- 不動産会社数:
- 売主側1社(買主側多数)
- 運営会社:
- SREホールディングス(東証PRM)
実績 4.0 不動産会社 4.0 運営会社 5.0 すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAI査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細管理人のコメント
エージェント制は売主だけ担当し、買主は他の不動産会社が探すため、複数に売却を依頼するのに近い効果が期待できます。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。
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おすすめ3位
HOME4U - 査定実績:
- 累計55万件(2001年開始)
- 不動産会社数:
- 2,300社
- 運営会社:
- NTTデータ・スマートソーシング
実績 5.0 不動産会社 4.0 運営会社 4.0 日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績55万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細管理人のコメント
HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。
【公式サイト】すまいValue
【公式サイト】SRE不動産
【公式サイト】HOME4U
各エリアで最適な組み合わせ
あなたのエリアで最適な一括査定サイトの組み合わせはこちら。