「マンション相場が高騰しているけど、横浜・川崎はどうなの? この先どうなるの?」

コロナの影響もあり、東京の影響を受けやすい横浜・川崎エリアではマンション相場の動きが気になりますね。

家博士家博士

首都圏のマンション相場は高騰している。
コロナの影響も落ち着いて、競合も減ってるから売るには良いタイミングだね。


もしマンション相場が値崩れするなら、その前にあなたのマンションを高値で売り抜けたいもの。

手持ちのマンションを最大限に活かして資産を増やし、理想の住替えを実現しましょう。

この記事では、横浜・川崎など神奈川でマンションの売却を検討している方のために、今が売り時なのか、横浜・川崎の中古マンション売却相場を最新データから解説します。

また、よく間違えがちなマンション価格診断の落とし穴についても、合わせて解説しました。

あなたのマンション売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。

南関東(埼玉・東京・神奈川・千葉)のマンション価格推移

南関東の中古マンション価格は大きく上昇しています。

まず国土交通省が毎月発表している「不動産価格指数」から、南関東の売却相場を確認します。

約9年半で78%上昇

不動産価格指数(南関東)

不動産価格指数(南関東)2022年11月

「不動産価格指数」とは
不動産相場の価格変動が純粋に分かる指数。
国土交通省がアンケートで集めた年間30万件の成約価格を元に、ヘドニック法という統計計算でまとめたもの。
3ヶ月前までのデータが月末頃に公表される。

2022年11月30日に発表された不動産価格指数が最新データで、2022年8月までの売買実績。

2013年1月の金融緩和以降、マンションの不動産価格指数が+78%↑と大きく上昇しています。


ハウスハウス

マンションはスゴイ値上がりだね!
でも新型コロナウイルスの影響はどうなの?


家博士家博士

先月までのデータが分かるレインズの統計を見てみよう。
エリアも細かく分かれているよ

横浜・川崎のマンション価格推移

東日本レインズが発表している「月例マーケットウォッチ」で、横浜・川崎のマンション価格の推移を見てみましょう。

レインズの月例マーケットウォッチとは
レインズが毎月公表している不動産売買の統計データ。精度は不動産価格指数に劣るが、エリア分けが細かく、データ更新が翌月第2週と早い。
レインズ(REINS)は、国内唯一の不動産データベース。不動産会社しか利用できず、統計のみ公開されている。
【参考】レインズ・月例マーケットウォッチ

横浜市は今年9月高値更新、10月も安定

中古マンション売却相場(横浜市)

横浜の中古マンション相場2022年11月

マンション価格は、売買が成立した成約m2単価(グラフ赤線)で分かります。

横浜市の成約m2単価(赤線)は、

  • コロナの影響で2020年5月にやや下落した。
  • しかし翌月以降は回復し、再び値上り。
  • 2022年9月に高値更新し、10月も安定している。

長期的にみると、日銀の金融緩和発表(2013年1月)以降、約10年で47%値上がりしています。

2013年より前に購入したマンションなら、今売却すると十分な売却益が期待できるでしょう。

ハウスハウス

コロナで一時的に下がったけど、また値上がりしてるんだね。
でもコロナで売れにくくないの?


家博士家博士

買主も戻っているから、普通に売れるよ。

成約戸数も回復

成約戸数はコロナの影響で2020年4〜5月に急減しましたが、すぐに回復しました。

今はコロナ前と変わらないペースで売れています。

中古マンション成約戸数
(横浜市・前年同月比)

横浜の中古マンション成約戸数の推移2022年11月

コロナで購入を控えていた買主は戻っています。


ハウスハウス

買主も戻ってるんだね。


家博士家博士

さらにライバルが減っているから、売りやすくなっているよ

ライバルが減って売りやすい環境に

中古マンション売り出し戸数
(横浜市・レインズ在庫戸数)

横浜の中古マンション在庫戸数の推移2022年11月

横浜市では、売り出している中古マンションの数(在庫戸数)が2020年1月から17ヶ月で1,883戸(31%)も減りました。

これは成約戸数で約4ヶ月分にも相当します。

直近は少し増えていますが、まだ少ない状況。

今はマンションを売り出している競合が減っているため、売るには良いタイミングです。

次は川崎市を見てみましょう。

川崎市は今年9月高値更新、10月も安定

中古マンション売却相場(川崎市)

川崎の中古マンション相場2022年11月

川崎市では、今回のコロナによるマンション価格への影響はほとんどありませんでした。

川崎市の成約m2単価(赤線)は、

  • コロナによる価格の下落はほぼ無し。
  • 2022年9月に高値更新し、10月も安定している。

長期的にみると、日銀の金融緩和発表(2013年1月)以降、約10年で63%値上がりしています。

2013年より前に購入したマンションなら、今売却すると十分な売却益が期待できるでしょう。

成約戸数も2020年7月以降は前年以上に回復

中古マンション成約戸数
(川崎市・前年同月比)

川崎の中古マンション成約戸数の推移2022年11月

実は川崎市では、2019年10月12日の武蔵小杉タワマン浸水事件で、コロナ前から成約戸数が減っていました。

さらにコロナで2020年4月は大幅に減少。

しかし2020年7月以降は回復しています。

浸水事件やコロナで購入を控えた買主は、すでに戻っています。

ライバルが減って売りやすい環境に

中古マンション売り出し戸数
(川崎市・レインズ在庫戸数)

川崎の中古マンション在庫戸数の推移2022年11月

川崎市でも、売り出しているマンションの数(在庫戸数)が2021年5月までの28ヶ月で980戸(40%)も減っています。

これは成約戸数で約5ヶ月分にも相当する量。
直近は少し増えていますが、まだ少ない状態です。

売り出している競合が減っている今は、マンションを売り出すチャンスといえるでしょう。

ハウスハウス

価格も値上がりしてるし、ライバルも減って売りやすいのか。
よし!相場は分かった!
でも自分のマンションはどうやって調べるの?


家博士家博士

定番は不動産会社の無料査定だね。

あなたのマンション価格を知る方法

定番は不動産会社の無料査定

あなたのマンション価格を正確に知るなら、不動産会社に無料査定を依頼するのが定番です。

不動産会社なら、レインズの成約価格を元に正確な査定ができるため。

ハウスハウス

でもまだ売却するか決めてないのに、査定を依頼して良いの?


家博士家博士

将来的に売却も考えているなら大丈夫だよ。
ただし不動産会社にも色々あるから、無料査定を依頼するコツを知っておこう。

不動産会社に無料査定を依頼するコツ

不動産会社に無料査定を依頼するコツ

  1. 地域で売却実績が豊富な不動産会社を選ぶ
  2. 複数(3〜6社程度)の不動産会社に依頼する

査定を依頼するなら、地域で売却実績が豊富な会社を選びましょう。

売却実績が豊富な方が、最新の相場に精通しており、査定精度が高くなります。

また担当者の当たり外れがあるので、複数(3〜6社程度)に査定を依頼する方が確実。

話を聴き比べることで、信頼できる不動産会社が分かります。

ハウスハウス

売却実績が豊富な不動産会社はどうやって探すの?


家博士家博士

不動産会社の心当たりが無ければ、一括査定サイトが簡単だよ。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。
一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue
    おすすめ1位.
    すまいValueバリュー
    査定実績:
    40万件(2016年開始)
    不動産会社数:
    大手6社(全国900店舗)
    運営会社:
    大手6社共同運営
    三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル野村の仲介+小田急不動産三菱地所ハウスネット
    実績 5.0
    不動産会社 4.5
    運営会社 5.0

    大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
    2022年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
    簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
    さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細

    管理人のコメント

    地方では大手より中小が強いエリアもあるため、HOME4USUUMOが良い場合もあるでしょう。
    しかし都市部では「すまいバリュー」が現状で最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。営業マンの質もワンランク上です。

  2. 【公式サイト】すまいValue


  3. SRE不動産
    おすすめ2位.
    SRE不動産(旧ソニー不動産)
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス(東証PRM)
    実績 4.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 5.0

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
    あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAIの査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
    さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細

    管理人のコメント

    エージェント制の大手不動産会社は他に無いため、話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。

  4. 【公式サイト】SRE不動産


  5. HOME4Uイメージw330
    おすすめ3位.
    HOME4Uホームフォーユー
    査定実績:
    累計45万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,800社
    運営会社:
    NTTデータ・スマートソーシング
    実績 5.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 4.0

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績45万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
    不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
    さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
    ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
    あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


ハウスハウス

なんだか査定を依頼するのはメンドウかも。
ネットで気軽にマンション価格が分かる価格診断だとダメなの?


家博士家博士

ネットのマンション価格診断は精度が悪いから、参考程度に考えたほうが良いね。

マンション価格診断は誤差が大きく過信は危険

最近はネットで気軽にマンション価格が分かる価格診断サービスが増えていますが、誤差が大きいので注意しましょう。

匿名や簡単な会員登録でマンション価格が分かるメリットがありますが、査定の精度はそれなりです。

実際に試すと分かりますが、似たようなサービスでも価格が数百万円違うのはザラ。

売買など重大な決断は、価格診断サービスを元にしない方が良いでしょう。

ハウスハウス

なんでそんなに誤差が大きいの?


家博士家博士

価格診断はレインズを使えないからだよ。

マンション価格診断はレインズを使えない

マンション価格診断の誤差が大きい理由は、「レインズ」の成約情報を使えないため。

レインズとは
不動産売買の成約情報が記録された国内で唯一のデータベース
国土交通大臣指定の公益財団法人が運営する。
不動産会社しか利用できず、不動産会社が成約データを第3者に公開できるのは価格査定のみ。
成約データを元にサービスを提供することも禁じられています。

匿名や簡単な会員登録で利用できる価格診断は、レインズの規約違反になるため、レインズの成約情報を利用できません。

ハウスハウス

じゃあ価格診断は何のデータを使ってるの?


家博士家博士

仕方ないのでネット上の無料情報を使っているんだ。

仕方なくネットの無料情報を使うので誤差が大きい

ネット上のマンション価格診断サービスは、レインズの成約情報が使えないため、仕方なくネット上の無料情報を使っています。

ネットの無料情報はほとんどが売出し価格で、レインズの成約情報とは10%〜30%も誤差があるもの。

またネットには成約情報のデータも一部ありますが、個人情報保護のため詳細が隠されており、とても査定に使えるレベルではありません。


ハウスハウス

でもAI診断とかスゴイんじゃないの?


家博士家博士

AIは画期的だけど、元になるデータが違うとAIもダメなんだ。

AIも元データが違うと間違った結果に

残念ながら、マンションの成約情報(レインズ)を学習していないAIは、マンションの成約価格を正しく診断できません。

なぜなら、間違った元データを学習したAIは、価格診断でも間違った答えをするため。
間違ったデータを学習したAI

AIとは、ざっくり説明すると「大量のデータを学習して、そのデータから規則性を読み取り、答えを推測するシステム」。

赤ん坊が学習して言葉を喋るようになるのと同じ様に、AIも学習して初めて機能します。

そのため、「AIが正確か」は、学習に使うデータが正確かどうかが全てを左右することに。

例えば、日本語と英語を学習したAIは、日本語と英語は通訳できますが、中国語は全く翻訳できません。

つまりマンションの無料情報を学習したAIでは、レインズの成約情報とは違う査定結果しか出せないのです。


ハウスハウス

マンション価格診断は、レインズが使えないから誤差が大きいんだね。
やっぱり不動産会社に無料査定を依頼するしかないか。
でも今後さらに値上がりするなら、もうしばらく待ったほうが良いかな?


家博士家博士

判断はあくまで自己責任だけど、これ以上の値上がりは厳しいかもね。
長期的には値下がりする要素が多いよ。

今後の横浜・川崎マンション価格の見通し

横浜・川崎の中古マンション相場は、ここまで上昇してきましたが、風向きは変わりつつあります。

コロナが収束後に、中古マンションが高騰し続けるとは考えにくいでしょう。

長期的には値下がり傾向

横浜・川崎の中古マンション価格は長期的に値下がり傾向と予想されます。

なぜならマンションを売り出す人が増える一方で、買う人は減り続けるため。

売出しが大幅増でも、成約は少ししか増えず

中古マンションの売出しと成約戸数の推移
(横浜・川崎)

中古マンション売出しと成約戸数の推移(横浜・川崎)

ハウスハウス

今はコロナで一時的に減っているけど、売出しは2倍以上に増えているのか!
なんでこんなに増えているの?


家博士家博士

古いマンションが増えて、売り出されるからだよ。

築40年超の売出し予備軍が27.2万戸

神奈川県では、2021年時点で築40年超のマンションが27.2万戸と過去最多を更新。

建築年別の分譲マンション戸数
(神奈川県)

建築年別の分譲マンション戸数(神奈川県)

マンションは築40年を超えてくると、所有者が施設に入ったり亡くなるなどして、多くが売りに出されます。

つまりこれら築40年超のマンションは『売出し予備軍』。

その数は、今売りに出されているマンション戸数の約20倍以上にもなり、今後はますます増え続けます。

ハウスハウス

でもマンションのリノベーションとか流行ってるし、中古マンションを買う人が増えたりしないの?


家博士家博士

それは厳しいね。
高齢化でマンションを買う世代は減って、売る世代が増えているんだ。

購入世代は減り、売却世代は増え続ける

神奈川県では高齢化が進み、マンションを購入する世代(30〜44才)は減り、マンションを売却する世代(65才以上)は増え続けています。

神奈川県の人口推移

神奈川県の人口推移

長期的には中古マンションを売る人が増え、買う人は減るため、中古マンション価格は下がると予想されます。

家博士家博士

日本は人口が減っているから、2040年には住宅価格は46%下落するという試算もあるんだ。
(※シンガポール国立大学不動産研究センターによる)


ハウスハウス

中古マンションが増えて、多くが売り出されるけど、購入する世代は減り続けているのか…。


家博士家博士

さらに問題なのは、横浜・川崎エリアでは中古マンションより新築住宅が圧倒的に人気なんだ

横浜・川崎エリアでは新築が人気

横浜・川崎エリアでは、中古マンションより新築分譲住宅(マンション・戸建)の方が人気です。

新築分譲住宅は中古マンション成約の2倍以上

2021年の中古マンション成約戸数と新築分譲住宅(着工)戸数は、それぞれ次になっています。

横浜市
中古マンション成約:4,857戸(1ヶ月あたり約405戸)
新築分譲住宅(着工):12,301戸(1ヶ月あたり約1,025戸)
売買された中古マンションの2.5倍の新築分譲住宅が建てられている
川崎市
中古マンション成約戸数:2,166戸(1ヶ月あたり約181戸)
新築分譲住宅(着工):4,402戸(1ヶ月あたり約367戸)
売買された中古マンションの約2倍の新築分譲住宅が建てられている

国土交通省住宅着工統計東日本レインズ成約戸数

新築が増えているエリア

ちなみに横浜・川崎の新築分譲マンション(2021年着工)の内訳はこちら。

横浜市・川崎市各区の新築分譲住宅
(2021年着工)

横浜市・川崎市各区の新築分譲住宅(2021年着工)
住みたい街として人気がある横浜・川崎では、他の地域に比べて中古マンションが比較的売れていますが、それ以上に多くの新築分譲住宅が建てられていることが分かります。

ハウスハウス

中古マンションを売り出す人は増える一方だけど、中古マンションより新築を買う人が多いのか…。
でもじゃあ、なんで中古マンションの価格が高騰してるの?


家博士家博士

新築マンションが高騰したからだよ

新築の値上がりが中古価格を引き上げた

中古マンション価格は新築マンション価格で決まる

今の神奈川の中古マンション相場が高騰している原因は、新築マンション価格の高騰です。

中古マンションの価格は、新築マンション価格をもとに決まります。

新築・中古マンションの価格の変化
(神奈川県・2012年→2021年)

新築・中古マンションの価格の変化(神奈川県・2012年→2021年)

神奈川の新築は9年で35%値上がり

神奈川県の新築マンション価格は、この9年で35%も上昇しています。

神奈川県の新築マンション価格

神奈川県の新築マンション価格推移

70m2のマンションであれば、

  • 2012年 4,032万円
  • 2021年 5,460万円(+1,428万円UP!)

ハウスハウス

スゴイ値上がりだね!
でもなんで新築マンションが高騰したの?


家博士家博士

日銀の金融緩和によって、住宅ローン金利が下がったことが原因だね。
高値でも売れるから、新築マンションも高額な価格設定になったんだ。

新築マンション高騰の原因は、金融緩和による低金利

新築マンション価格が高騰している主な理由は、日銀の金融緩和によって住宅ローンが超低金利で借りやすいこと。

低金利だと、月々の支払いが同額でも、より多くの金額を借りられます。

例) 35年ローンで月々の支払いが12万円の場合

  • 金利2.0%: 借り入れ総額 3,622万円 
  • 金利0.5%: 借り入れ総額 4,622円(+27%UP!) 

低金利によって、高値でも新築マンションを購入できるため、新築マンション価格が高騰したのです

ハウスハウス

じゃあ新築マンションがどんどん値上がりすれば、中古マンションも高く売れるんだね。


家博士家博士

ところが、最近は新築マンションの売れ行きに異変が現れているんだ。

新築分譲マンションが売れなくなってきた

中古マンション価格の牽引役だった新築分譲マンションも、さすがに高騰しすぎて売れなくなってきました。

新築マンションの売れ行きは、販売戸数と契約率で分かります。

新築マンション販売戸数と契約率(首都圏)

首都圏新築マンションの販売戸数と契約率

首都圏で発売された新築マンションは、2013年→2021年で発売戸数を4割減らしましたが、それでも売れ残りが増えています。

好不調の判断基準とされる初月契約率もなんとか70%を上回る程度。

新築分譲マンションの価格は高騰しすぎており、購入者が買えなくなっています。

ハウスハウス

新築マンションが売れずに価格が下がったら、中古マンションの価格も下がるんだね。


家博士家博士

きっかけとして心配なのが、日銀の金融緩和の限界なんだ

金融緩和の終焉が不動産価格の下落を引き起こす恐れ

日銀の金融緩和が限界の今、金融緩和の終焉により不動産価格が下落する恐れがあります。

不動産価格を高騰させた金融緩和が限界に

今の不動産価格高騰は、2013年1月に始まった日銀の異次元金融緩和が引き起こしたもの。
しかし日銀の金融緩和はすでに限界です。
日銀の印刷したお金の量を、GDP比で米国・欧州と比較すると、その厳しい現状は明らか。

中央銀行が印刷したお金の量(GDP比)

中央銀行総資産の比較(日米欧中)2021年10月

出典:OECD Data

すでに日銀が金融緩和で印刷したお金の量は、欧州の約2倍、米国・中国の約4倍と世界でも突出した存在に。
これ以上金融緩和を続けても、緩和効果より副作用が強くなるため、継続は難しいと見る専門家が増えています。

ハウスハウス

日本だけ、こんなにお金を印刷したんだ!


家博士家博士

世界初の実験だったけど、残念ながら不動産や株だけ値上りして、目標の賃金や物価は上がらなかった。
今は世界的なインフレで世界が金利を上げ始めたから、日本だけ金融緩和を続けるのが難しい状況なんだ。

世界が金利を上げ始めた

世界の中央銀行は、世界的な物価高騰(インフレ)が問題になっているため、金利を引き上げつつあります。

ウクライナ危機でインフレが加速しているため、利上げの流れは変わりそうにありません。

世界の中央銀行の動向
米国(FRB)←世界経済に最も影響が大きい

  • 2022年3月 2年ぶりにゼロ金利を解除、0.25%利上げ
  • 2022年5月 22年ぶりに0.5%利上げ、6月に量的引き締め開始
  • 2022年6月 27年ぶりに0.75%利上げ
  • 2022年7月、9月、11月 4回連続0.75%利上げで金利3.75〜4.00%に

【参考】FRB、0.75%利上げ 減速示唆も到達水準は「より高く」
欧州(ECB)

  • 2022年7月 11年ぶりの利上げ、上げ幅0.5%は22年ぶり
  • 2022年9月 史上初の0.75%利上げ
  • 2022年10月 0.75%利上げで金利2.00%に

【参考】ECB、0.75%利上げ決定 物価高騰の抑制へ2会合連続
英国(BOE)

  • 2021年12月 利上げ開始
  • 2022年8月 6回目利上げで金利1.75%に、上げ幅0.5%は27年ぶり

【参考】英中銀0.5%利上げ、国債売却9月にも開始 引き締め加速

ハウスハウス

でもなんで日本だけ金融緩和を続けられないの?


家博士家博士

悪い円安が起きるんだ。

円安によって金融緩和の継続は難しい

世界の中央銀行が金融緩和を終える中で、日銀だけ金融緩和を続けることは困難です。

なぜなら日銀だけ金融緩和を続けると、悪い円安を引き起こしてしまうため。

主要国と日本の実効為替レート比較
(2021年1月1日を100)

実効為替レートの比較20221207

悪い円安とは
円安によってガソリンなど輸入品が値上がりし、景気が悪くなること。
主要国で日本だけ低金利のお金を大量に印刷する(金融緩和する)ことで、日本円の価値が下がるために起きる。
かつて円安は日本の製造業輸出に有利で『良い円安』といわれたが、今は生産拠点が海外に移り円安のメリットは減っている。

このままでは日本円が下落し続けて、不景気と物価上昇が同時に起きるスタグフレーションに陥り、1970年代のオイルショック後の日本に逆戻りする懸念もあります。

日銀も金融緩和を終える流れに

世界の流れに逆らえず、日銀もいずれ金融緩和を終えると予想されます。

時期として有力なのは、2023年4月の黒田日銀総裁の任期満了。

すでに岸田政権は金融緩和の終了に向けて動き始めました。

2022年7月には、日銀総裁後任の試金石となる審議委員人事で、今までのリフレ派(緩和推進派)に代えてリフレ慎重派を選出。

次の日銀総裁がリフレ慎重派に決まれば、市場は大きく動く恐れがあります。
【参考】日本経済新聞・日銀審議委員、リフレ慎重派に交代 政策への影響注目

ハウスハウス

金融緩和が終わると、不動産はどうなるの?


家博士家博士

金利が上昇して、不動産価格は下落する恐れがある。


日銀の金融緩和が限界の今、いずれ金融緩和の終焉があり、不動産価格は下落する恐れがあります。
もし不動産を売却する予定なら、準備しておいたほうが良いでしょう。

大きな経済の変化は約10年周期で起きている

過去を振り返るとほぼ10年周期で大きな経済の転換期がありました。

  • 1987年10月 ブラックマンデー(米株が1日で22.6%暴落)
  • 1998年10月 ロシアの債務不履行、日債銀など多くの金融機関が破綻
  • 2008年9月 リーマンショック
  • 2023年 アフターコロナショック? ウクライナ危機?

将来はどうなるか、誰にも分かりません。
しかし永遠に今の低金利が続くとは考えにくいでしょう。

家博士家博士

分かっているのは、まだ今はマンション相場が大きく値崩れしていないことだけだよ。

まとめ

ここまで横浜・川崎の中古マンション相場について解説してきました。

横浜・川崎のマンション価格は、2013年の日銀金融緩和から大きく値上がりしています。

さらにコロナで売り出す競合が減っており、今は売りやすいタイミングだといえるでしょう。

長期的には、横浜・川崎エリアでもマンションを売り出す人が増え買う人は減るため、値下がりが予想されます。

また日銀の金融緩和が限界の今、緩和の終焉が不動産価格の値下がりを引き起こす恐れもあるでしょう。

今後の判断はあくまで自己責任ですが、今の中古マンション価格が高騰していることは間違いありません。

まずあなたのマンションがいくらで売れるのか、無料査定で確認してはいかがでしょうか。

売却はまだでも、とりあえず不動産会社に窓口を持っておけば、今後の値動きや相場が相談できます。

あなたのマンション売却が成功することを、心よりお祈りしております!

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。
一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue
    おすすめ1位.
    すまいValueバリュー
    査定実績:
    40万件(2016年開始)
    不動産会社数:
    大手6社(全国900店舗)
    運営会社:
    大手6社共同運営
    三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル野村の仲介+小田急不動産三菱地所ハウスネット
    実績 5.0
    不動産会社 4.5
    運営会社 5.0

    大手6社が共同で運営する一括査定サイト。6社といっても全国900店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。首都圏以外でもほとんどの都市で、三井・住友・東急の3社が実績トップを独占しています。
    2022年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして定番になっています。
    簡易査定を選べば郵送やメールで概算価格の査定が可能。
    さらに詳しくはこちら⇒すまいValueの詳細

    管理人のコメント

    地方では大手より中小が強いエリアもあるため、HOME4USUUMOが良い場合もあるでしょう。
    しかし都市部では「すまいバリュー」が現状で最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。営業マンの質もワンランク上です。

  2. 【公式サイト】すまいValue


  3. SRE不動産
    おすすめ2位.
    SRE不動産(旧ソニー不動産)
    査定実績:
    (2014年開始)
    不動産会社数:
    売主側1社(買主側多数)
    運営会社:
    SREホールディングス(東証PRM)
    実績 4.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 5.0

    すまいValueと合わせて利用したいのが、SRE不動産(旧ソニー不動産)。ただし利用できるエリアは首都圏と関西圏のみ。
    あのソニーが始めた不動産会社で、大手で唯一のエージェント制を採用。他の不動産会社が積極的に買主を探してくれるため、高値でスムーズに売れやすいメリットがあります。またAIの査定に定評があり、千社以上に技術を提供するほど。まずメールで概算価格だけ査定できます。
    さらに詳しくはこちら⇒SRE不動産の詳細

    管理人のコメント

    エージェント制の大手不動産会社は他に無いため、話を聞くと売却活動に役立つでしょう。ただし一括査定でなく1社だけの査定なので、すまいValueとセットで利用がオススメ。

  4. 【公式サイト】SRE不動産


  5. HOME4Uイメージw330
    おすすめ3位.
    HOME4Uホームフォーユー
    査定実績:
    累計45万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,800社
    運営会社:
    NTTデータ・スマートソーシング
    実績 5.0
    不動産会社 4.0
    運営会社 4.0

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始から累計で査定実績45万件と実績は十分です。運営はNTTデータ(東証プライム上場)のグループ会社なので安心。
    不動産会社は大小バランスよく登録されており、幅広く査定を依頼できます。机上査定を選ぶと郵送やメールで査定可能。
    さらに詳しくはこちら⇒HOME4Uの詳細

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多く、自然と査定精度が高くなる仕組み。
    ちなみに記入した内容は、後で不動産会社と話すときに修正できます。
    あまり悩まずとりあえず現時点の希望を書いておけば問題ありません。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U