タワーマンションイメージ
「タワーマンションを売却するなら、そろそろ売り時だろうか?」

タワーマンションを売却するタイミングでお悩みでしょうか?

最近は景気の悪いニュースが多いし、東京オリンピックも終わってしまう。

武蔵小杉のタワマン停電でイメージも悪くなりそうだし、価格が下落する前に売り抜けたい。

もし売却に最適なタイミングが分かれば理想的ですね。

そんなあなたのために、タワーマンションの売り時について解説します。

タワーマンションの売却を考えているなら、絶対に知っておきたい判断基準と注意点についてまとめました。

あなたのタワーマンション売却が成功するために、この記事がお役に立てば幸いです。

タワーマンションの売り時は3つの判断基準で考える

1990年代後半から続々と増えているタワーマンションですが、売却する方も徐々に増えてきました。

「タワーマンション」という言葉ですが、実は明確な定義はありません。

一般的には、高さが60メートル以上で20階建て以上のマンションを「タワーマンション」と呼んでいます。

タワーマンションに該当するマンションは全国におよそ1400棟あり、38万戸が供給されています。

家博士家博士

タワーマンションの第1号は、東京港区に1971年に完成した『三田綱町パークマンション』とされているんだ。19階建てではあるけれど、高層マンションの先駆けともいえるマンションだよ

3つの判断基準とは

タワーマンションの売り時は、大きく分けて次の3つで判断できます。

  • マンション相場による売り時
  • 税金による売り時
  • マンションによる売り時

それぞれ解説します。

判断基準1. マンション相場による売り時

売り時の判断基準1つ目は、マンション相場による売りどき。

今は中古マンション相場が高騰しているため、相場から考えると売り時と言えます

高騰している中古マンション相場

不動産価格指数(全国)

不動産価格指数(全国)2019年10月

「不動産価格指数」とは

不動産価格指数とは、純粋に不動産相場の価格変動を見ることができる指数。

国土交通省がヘドニック法という統計計算手法で、年間30万件の不動産売買成約価格から築年数や立地などの余計な要素を取り除き、純粋な価格変動をまとめたもの。

マンションは、この6年半で45%も値上がりしています。


日銀の金融緩和が中古マンション価格を大きく引き上げていることが分かります。
ハウスくんハウスくん

中古マンションは人気なんだね!


家博士家博士

ところが中古マンションを買う人は増えていないんだ。
逆に売る人が増えて、売りにくくなっているんだよ。

中古マンション価格高騰の原因は、中古マンションを買う人が増えたからではない

中古マンション価格が上昇している理由は、中古マンションが人気で、購入する人が増えたからではありません。

東日本レインズのデータを見ると、首都圏の中古マンションについて、

  • 購入する人(成約件数)はほとんど増えていない(+2%)
  • 売り出す人(新規登録件数)は、大幅に増えている(+26%)

ということが分かります。

首都圏中古マンションの成約件数と新規登録件数

首都圏マンション成約と売出し

中古マンション価格は高騰していますが、売り出しても実際に売れるマンションは4戸に1戸程度。

タワーマンションを売るためには、マンション売却に強い不動産会社に依頼することが大切です。

中古マンション価格高騰の原因は、新築マンション価格高騰

中古マンション価格の高騰は、新築マンションの価格高騰が原因です。

東京23区の新築マンション価格は、この7年で49%以上も上昇しています。

東京23区の新築マンション価格

  • 2012年 平均80.1万円/m2
  • 2019年上期 平均119.6万円/m2(+49%UP!)

新築マンション価格が高騰している主な理由は、日銀の金融緩和の影響で住宅ローンが超低金利で借りやすいこと。

例) 35年ローンで月々の支払いが15万円の場合

  • 金利3.0%: 借り入れ総額 3,897万円 
  • 金利0.5%: 借り入れ総額 5,778万円(+48%UP!) 

低金利だと、月々の支払いが同額でも、より多くの金額を借りられるようになります。

多くの人が、高い価格でも新築マンションを購入することから、新築マンション価格の高騰が続いているのです。

ハウスくんハウスくん

しばらくは低金利が続きそうだから、マンション価格も高値が続くのかな?


家博士家博士

今の低金利は日銀の金融緩和によるものだけど、もう金融緩和も限界なんだ。


ここで注意したいのが、このまま高騰した状態が続くとは考えにくいこと。

マンション相場の高騰が終わる2つ理由

マンション相場の高騰が終わると予想されているのは、次の2つの理由から。

  1. 日銀の金融緩和の限界
  2. 世界的な経済危機と景気悪化

それぞれ解説します。

日銀の金融緩和が終わると、マンション価格が下落する

長らく続いている日銀の金融緩和ですが、そろそろ限界だと予想されています。

お金を印刷した量(中央銀行総資産)のGDP比

中央銀行が印刷したお金の量

出典:OECD Data

すでに日銀が金融緩和で印刷したお金の量は、GDP比でみると米国の5倍以上、EUの2.5倍以上と桁違いに。

日銀の金融緩和策も、さすがに限界を迎えています。

日銀が金融緩和の出口を迎えると、マンション価格は大きく下がり、2013年以前の水準に戻ると予想されています。

家博士家博士

日銀の金融緩和の行方を知りたいときは、日銀の発表と合わせて、新規発行される10年国債の利回りもチェックしておこう。

新規発行10年国債利回り

新規発行10年国債利回り

そもそも、住宅ローンの変動金利は短期プライムレートによって動くものですが、その多くは「5年固定」や「10年固定」。

この場合は10年国債の利回りである長期金利に連動するのです。

ただ2019年に入ってからは、国債利回りが下がっても住宅ローン金利が下がらなくなってきました。

金融緩和の効果が薄れていることが分かります。

景気の落ち込みでマンション価格下落の予想も

日銀が金融緩和を続けたとしても、景気が落ち込めばマンションを購入する人が減るため、マンション価格は下落します。

すでに世界景気は変調の兆しがありますが、2019年〜2020年中には世界経済に大きな経済危機があると予想する経済専門家は増えています。

事実、過去を振り返るとほぼ10年周期で経済危機がありました。

  • 1987年10月 ブラックマンデー(米株が1日で22.6%暴落)
  • 1998年10月 ロシアの債務不履行、LTCM(米ヘッジファンド)の破綻、日本でも日債銀など多くの金融機関が破綻
  • 2008年9月 リーマンショックで世界的な経済危機に
  • 2019年 ???

現在の景気動向といえば、暗い話題ばかり。

  • 米中貿易戦争による中国の景気減速
  • イギリスのEU離脱
  • 世界的な中央銀行緩和の行き過ぎによる不安定な金融市場
  • アメリカ・EUの景気減速

景気の動向は、マンションの売り時に大きく影響しますが、マンション相場への影響には数ヶ月遅れがあります。

景気を判断するには、まず初めに動く「日経平均株価」「米ダウ工業平均株価」に注目しておきましょう。

【参考】日本経済新聞・日経平均株価
【参考】ブルームバーグ・ダウ平均株価

特に日経平均株価は、マンション価格との相関性も高くなります。

不動産価格指数(東京・中古マンション)と日経平均株価

日経平均株価と東京の中古マンション価格

まずは今の価格を確認するなら

相場の動きをチェックすると同時に、あなたのタワーマンションが今ならいくらで売れるのか、価格を確認してみましょう。

今はマンションの値動きが激しいため、プロでも査定が難しい状況です。

あなたのマンションの正確な価格を知るためには、マンション売買実績が豊富な不動産会社3〜6社に無料査定を依頼しましょう。

不動産会社の心当たりが無ければ、一括査定サイトを使うと便利です。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいvalue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国870店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国870店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


首都圏・関西圏ならSRE不動産(旧ソニー不動産)も

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、関西圏(大阪・兵庫)の場合は、SRE不動産(旧ソニー不動産)もおすすめです。

HOMES

SRE不動産は、あのソニーが始めた不動産会社。

アメリカ式エージェント制度を取り入れ、完全に売り主の立場で家の売却をサポートしてくれます。

ソニー不動産について詳しくはこちら
SRE不動産(旧ソニー不動産)の評価・口コミ、利用するときの注意点とは

SRE不動産では、メールで査定結果を教えてくれるので、とりあえず査定価格の取り寄せだけでも試す価値はあります。

SRE不動産の無料査定依頼はこちら
SRE不動産

判断基準2. 税金による売り時

タワーマンション売り時の2つ目の判断基準は、税金による売りどき。

主に次のようなタイミングが「売り時」になります。

  1. ローン控除がなくなる『購入から10年超』
  2. 3,000万円の特例などが使えなくなる『住まなくなってから3年目の年末』
  3. 買い替えでは『税率が下がる5年超、10年超』

それぞれ解説します。

ローン控除がなくなる『購入から10年超』

住宅ローン控除があるのは、購入から10年間。

控除期間が終わるタイミングも、タワーマンションの売り時のひとつです。

住宅ローン控除は、ローン残高の1%を所得税から控除できるお得な制度で、最大400万円もの節税効果があります。

マンション評論家の中には、10年毎に新築マンションを買い換える手法を推奨している人もいるくらいです。

【参考】国土交通省・住宅ローン減税制度の概要

特例が使えなくなる『住まなくなってから3年目の年末』

タワーマンションを売却して利益が出ると課税されますが、自宅の売却では、譲渡所得から3,000万円が控除される特例があります。

この特例があるおかげで、ほとんどの人はタワーマンションを売却しても税金は発生しません。

ただし、この特例が受けられるのは「転居してから3年後の12月31日までに譲渡した場合」

所有しているタワーマンションにあなたが住んでいない場合、この要件を満たさないと3,000万円の特別控除は受けられません。

また、家を買い換える場合は、新しい家の住宅ローン控除と合わせて利用できないので、注意が必要がです。

課税対象なら『税率が下がる5年超、10年超』

タワーマンションを売却して利益(譲渡所得)があり、所得税と住民税の課税対象になる場合は、『税率が下がる5年超、10年超』も売りどき。

特に、買い替えなどで3,000万円の特別控除が使えないケースでは課税対象になりがちです。

家博士家博士

税率が変わるタイミングは5年。
5年を超えて所有していれば『長期譲渡所得』となって、税率が約半分に下がるんだ

また、所有期間が10年を超えると「10年超所有軽減税率の特例」の対象にもなります。

この特例が適用されると、譲渡所得6,000万円以下の部分について、税率は14.21%まで軽減(所得税が10.21%、住民税が4%)。

譲渡所得6,000万円を超える部分については、20.315%です。

なお、この特例は「3,000万円の特別控除」と併用OKです。

【譲渡所得の税率】
所有期間短期譲渡所得
(1月1日で5年以下)
長期譲渡所得
(1月1日で5年超)
長期の軽減税率特例
(1月1日で10年超で特例を選択する場合)
税率
(所得税)
30.63%15.315%6千万円以下分:10.21%
6千万円超分:15.315%
税率
(住民税)
9.0%5.0%6千万円以下分:4.0%
6千万円超分:5.0%
税率
(合計)
39.63%20.315%6千万円以下分:14.21%
6千万円超分:20.315%

期間とは、売却した年の1月1日時点で、5年所有していたかどうか。

譲渡所得と納税について、さらに詳しくはこちらの記事をお読み下さい。

判断基準3. タワーマンションによる売り時

タワーマンション売り時として判断基準の3つ目は、タワーマンション自体による売りどき。

具体的にはこちらです。

  1. (賃貸中なら)空室になったタイミング
  2. (リフォームを迷っているなら)リフォームする前
  3. 大規模修繕で修繕積立金不足が問題になる前
  4. 管理組合の機能不全が表面化する前

それぞれ解説します。

(賃貸中なら)空室になったタイミング

もし所有しているタワーマンションを賃貸に出している場合は、入居者が退出して空室になったタイミングが売りどきです。

なぜなら貸している状態で売り出すと、投資用物件となり価格が安くなってしまうため。

空室なら、居住目的の一般消費者(エンドユーザー)が購入するため、相場通りの価格で売ることができます。

詳しくはこちらで解説しています。

(リフォームを考えているなら)リフォームする前

内装のリフォームを考えているなら、リフォームする前も売りどきです。

なぜなら、リフォーム費用を売却価格に上乗せすることが難しく、トータルでは損をするため。

国土交通省の調査でも、個人が売り主の場合は、リフォームせずに売ったほうが良いことが分かっています。


ハウスくんハウスくん

リフォームして新しくすれば売れそうな感じもするけれど、そういうわけではないんだ

家博士家博士

このままの状態では売れそうにない…と考えるなら、リフォームと売却保証をセットにする選択肢もあるよ

リフォーム+売却保証という新しい売り方

アクセル君
東急リバブルのアクティブ売却パッケージ「アクセル君」は、マンションをリフォームし、家具を使ってモデルルームのように演出。
さらに売却保証をつけて売り出します。

リフォーム(税抜400万円〜)と家具の演出(税抜30万円)は有料ですが、支払いは売却後なので初期投資は不要。

一定期間内に売れなかった場合は、「査定価格+リフォーム費用」の100%で買取ってもらえる売却保証なので、売れないリスクも回避できます。

例:査定価格3,000万円、リフォーム費用に450万円かかった場合
→売却保証額は3,450万円になる

ただし対象マンションには下記の制限があります。

アクセル君の対象不動産

  • サービス適用時に「空き家」の区分所有マンション
     (原則、残置物がないこと)
  • 最寄駅より徒歩10分以内
  • 昭和58年(1983年)1月以降の築年
  • 専有面積(壁芯)50㎡以上
  • 査定価格2,500万円以上6,000万円未満
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東急リバブルの売却査定

大規模修繕で修繕積立金不足が問題になる前

一部のタワーマンションでは修繕積立金が不足しており、大規模修繕のタイミングで問題になるケースがあります。

タワーマンションはその高さや豪華な共用設備があるゆえに、修繕費用は通常のマンションと比べても高額になります。

また、タワーマンションの建設ラッシュは1997年以降と比較的新しく、エレベーターといった機械設備や配管工事の経験が乏しいのも事実。

どれだけ費用がかかるのかといった事例が少ないこともあり、費用の見通しを立てるのが難しい現状があります。

だからこそ費用増を見据えた長期修繕計画の定期的な見直しが不可欠なのですが、多くのタワーマンションで長期修繕計画は購入当時から見直しがされていません。

築15年以降の大規模修繕で大きな差が出る可能性も

大規模修繕では築後12〜15年周期で実施されるものですが、重要なのは2回目以降の大規模修繕。

なぜなら、2回目以降の大規模修繕は1回目以上に工事費がかかるからです。

家博士家博士

1回目の大規模修繕は外壁塗装くらいで済むけれど、2回目になると設備の更新も必要になってくる。
だから、2回目以降の大規模修繕は費用がかかるんだ

しかし、多くのタワーマンションで修繕積立金が不足しているという試算も。

修繕積立金には国が必要額の目安を公表していますが、タワーマンションの8割弱は未達であるとも言われています。

階数、建築延床面積修繕積立金平均値
(1m2あたり月額)
15階未満、5,000m2未満218円/m2・月
15階未満、5,000〜10,000m2202円/m2・月
15階未満、10,000m2以上178円/m2・月
20階以上206円/m2・月

これとは別に機械式駐車場は、1台あたり月額7,085円〜14,165円が必要になります。

(例)エルザタワーの大規模修繕
埼玉県川口市のエルザタワー(1998年完成・55階建・高さ185m・650戸)は2015年〜2017年にかけて第1回目の大規模修繕工事を実施。
工事費は1戸あたり200万円(総額12億円)で一般のマンションの2倍。
7階までを足場、8階以上は特殊なゴンドラを使用。
近いうちに、給湯・暖冷房システムの改修で20億円がかかる予定という。

実は雨漏りリスクが高いタワーマンション

あまり知られていませんが、タワーマンションは外壁からの雨漏りリスクが高いと言われています。

タワーマンションの外壁は、軽量のコンクリートパネルを窓枠などと組み合わせることで作られていきます。

建材の間を埋めるのはコーキング剤ですが、コーキング剤は経年劣化が避けられません。

さらにタワーマンションでは風雨や日照の影響が大きく、コーキングの劣化が早く進みます。

コーキング剤が劣化するとそこから雨水が入り込みやすくなり、雨漏りの原因となるのです。

こうした雨漏りは、タワーマンションの高層階に多いとされています。

雨漏りが頻発すると、売却価格に影響する恐れもあります。

管理組合の機能不全が表面化する前

一部のタワーマンションでは、管理組合の機能不全が問題になり始めています。

多種多様な所有者がいるため管理組合の意見統一が難しい

投資家イメージ
マンションの大規模修繕や修繕積立金の修正など、重大な決定には、区分所有者の3/4以上の賛成が必要です。

しかしタワーマンションには、多種多様な所有者がるため、この賛成が難しいという問題があります。

必要な大規模修繕や、修繕積立金の増額などができないと、徐々にマンションの資産価値が下がっていきます。

主なタワーマンションの所有者

  • 居住用に購入する人
  • 相続税対策に購入する人
  • 投資用に購入する人
  • 海外に在住する人
  • 再開発前の地権者
ハウスくんハウスくん

タワーマンションの購入が、相続税対策になるの?

家博士家博士

タワーマンションの高層階は価格が高額だけど、相続税の評価額は低いんだ。
だから、高層階で高額な部屋ほど相続税対策の効果が高くなる。
これを狙って購入する人も多いんだよ

相続税対策について
この相続税対策が問題視され始めたことを受けて、2017年度には税制が改正されました。
しかし、内容をよく見てみると、改正されたのは相続税ではなく固定資産税。
相続税は実質的に「変化なし」で、効果がないのが現実です。
海外在住者について
特に中国人投資家が投資目的で購入するパターンが多くなっています。
1人で数戸所有する投資家も珍しくなく、中国人投資家への対応に苦慮する管理組合も多いのです。
投資用の購入者について
中国人投資家に限らず、日本人であっても投資の意識が高い人が多いのも事実。
この様な購入者が多いと、仮に値崩れやトラブルがあれば、一気に売りに出されるリスクもあります。
ハウスくんハウスくん

とにかく、いろいろな人がタワーマンションを購入しているってことなんだね

家博士家博士

そう。日本人だけでなく海外の投資家も購入していたりするから、修繕積立金の見直しや管理体制について、意見の一致が難しいのもリスクの一つなんだ。こうした部分は、所有者から一定の同意を得なければならないからね

管理の質で物件が2分化する予想もある

2分化するイメージ
多種多様な所有者がいるため、特に管理面についてはマンションによって大きく差が出ることも予想されます。

しかし一方で、一部のタワーマンションでは、積極的なリーダーが管理組合を上手に運営しているケースもあります。

今後は管理組合の質によって、タワーマンションの資産価値に大きな差がついていくと予想されています。

こうした現状は少しずつ明らかになってきており、今後はメディアなどで大きく取り上げられることも予想されます。

家博士家博士

マンションの立地や設備内容によって必要額は変わるから、修繕積立金が必要額に達していないからダメだというわけでもない。
ただ、こうした問題があることは覚えておこう

ハウスくんハウスくん

修繕費用が足りないとマンションの修繕がうまくいかないけれど、負担が増えるのを嫌がる人も多いから、難しいところだよね

家博士家博士

そうだね。どんなに設備や眺望が良いマンションでも、管理が行き届かなければ資産価値も下がってしまう。
マンションの資産価値は、管理組合のリーダーシップや運営次第によっても左右されると言えるね

長周期パルスをはじめとする未知の地震に対するリスク

地震イメージ
もう一つ知っておきたいリスクが地震です。

これまでは「地震に強い」とされてきたタワーマンション。

しかし、2016年4月の熊本地震で観測された「長周期パルス」と呼ばれる特殊な揺れは、タワーマンションのような超高層マンションを一撃で破壊する可能性があるとも言われています。

現在の免震技術では対策が難しいと言われている“未知の地震”に対するリスクも、タワーマンション特有のリスクです。

(参考)NHK・長周期パルス 超高層ビルを破壊する脅威の揺れとは?

まとめ

いかがでしょうか?

ここまで『タワーマンションの売り時はいつ? 知っておきたい判断基準と注意点まとめ』として解説してきました。

タワーマンションの売りどきには、次の3つの判断基準があります。

●マンション相場
今はマンション相場が高騰しており、そろそろ風向きが変わると予想する専門家が多い状況。
●税金
ローン控除が無くなる『購入から10年』、税の特例が使えなくなる『住まなくなってから3年目の年末』、課税対象なら『税率が下がる5年と10年』。
●タワーマンション
賃貸に出しているなら空室になったタイミング、リフォームを考えているならリフォーム前、大規模修繕で修繕積立金不足が問題になる前、管理組合の機能不全が問題になる前。

今のマンション相場を考えると、多くのタワーマンションオーナーは売却すると利益があるはず。

まずは今の売却価格を確認してみてはいかがでしょうか。

あなたのタワーマンション売却が成功することを、心よりお祈りしております。

一括査定サイトの定番3社

一括査定サイトは主要なものだけでも10社以上ありますが、定番はほぼ決まっています。

一括査定サイトの定番となっている3社はこちら。

この3社以外についてはこちらにまとめています。

  1. すまいValue

    すまいvalue
    実績5.0
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    18万件(開始後2年合計)
    不動産会社数:
    大手6社・全国870店舗
    運営会社:
    大手6社共同運営

    大手6社(三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・野村不動産アーバンネット・三菱地所ハウスネット・小田急不動産)が共同で2016年10月に立ち上げた一括査定サイト。
    6社といっても全国870店舗あるため、ほぼ全ての地域をカバーしています。
    売却実績も豊富で、特に首都圏では家を売却した3人に2人がこの6社を利用しているほど。
    首都圏以外のほとんどの地方都市でも、三井・住友・東急の3社が売却実績のトップ3を独占しています。
    2019年現在、大手6社は他の一括査定サイトからほぼ撤退したため、これら大手に査定を依頼できる唯一の一括査定サイトとして、「すまいValue」が新定番となっています。

    管理人のコメント

    地方では大手より地域密着の中小不動産会社の方が強い場合もあるため、地方の郊外から外れたエリアではLIFULL HOME'S又はHOME4Uも確認してみたほうが良いでしょう。
    しかし都市部の方は「すまいバリュー」が現状では最強の一括査定サイトです。
    特に大手トップ3社(三井・住友・東急)の情報量、査定精度、販売力はやはり別格。優秀な営業マンも数多く抱えています。
    机上査定と訪問査定が選べる点もおすすめ。

  2. 【公式サイト】すまいValue

  3. LIFULL HOME'S

    LIFULL HOMESイメージ
    実績4.5
    不動産会社4.5
    運営会社5.0
    査定実績:
    非公開(サイト利用者476万人)
    不動産会社数:
    1,777社
    運営会社:
    株式会社LIFULL

    運営は、HOME'SのテレビCMでおなじみの東証1部上場 株式会社LIFULL。2008年にマンション専用でサービスを開始。2011年から戸建ても含めて売却査定ができる仕様に。参加会社数が多く、特に地元密着系の中小不動産会社が多数登録しています。

    管理人のコメント

    不動産会社を選ぶ際に、各社の特徴(買取保障、瑕疵保証制度あり、半数以上がベテランなど)がアイコンで表示されるので、選びやすいシステムです。
    訪問査定ではなく机上査定を希望する場合は、不動産会社へのメッセージ欄で伝えると良いでしょう。
    選ぶ会社の数は3社〜6社がオススメです。

  4. 【公式サイト】LIFULL HOME'S

  5. HOME4U

    HOME4Uイメージw330
    実績5.0
    不動産会社4.0
    運営会社5.0
    査定実績:
    累計35万件(2001年開始)
    不動産会社数:
    1,300社
    運営会社:
    株式会社NTTデータ・スマートソーシング

    日本初の不動産一括査定サイト。2001年のサービス開始依頼、査定累計数35万件と実績も豊富。運営は東証1部上場の株式会社NTTデータのグループ会社。
    不動産会社は大小バランスよく登録されているため幅広く依頼ができます。

    管理人のコメント

    HOME4Uでは査定依頼の記入欄が多いため、自然と査定精度が高くなる仕組みになっています。
    ちなみに記入した内容はまた不動産会社と話をするときに修正できます。
    あまり真剣に悩まず、とりあえず現時点の希望を書いておく程度で大丈夫。
    不動産会社はかなり絞られて紹介されるので、なるべく多くに査定を依頼すると良いでしょう。

  6. 【公式サイト】HOME4U


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首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、関西圏(大阪・兵庫)の場合は、SRE不動産(旧ソニー不動産)もおすすめです。

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SRE不動産(旧ソニー不動産)の評価・口コミ、利用するときの注意点とは

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